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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『009 RE:CYBORG』を新宿バルト9シアター6で観て、そんなにみんな神々との戦いが好きなのかふじき★★

五つ星評価で【★★理屈は分かった。しかしAの理屈を成立させる為にBの理屈が破綻してはいないか】
  
導入部で終わってしまったマンガ「天使篇」については別にどうとも思っていない。特に好きも嫌いもなく、評価が高いも低いもなく、単にエピソードの一つとしか捕えていない。始まらなかったのはつまらんなあ、という感じ。だって「天使篇」冒頭部発表後も石森章太郎は新作009を発表してるし、発表された新作はそこそこの品質を保持していたから。「天使篇」がある為に新作アニメが作りづらいとする説は「考えすぎでね?」と思ってしまう。

私の好きな009は、少年マンガらしい活劇だった頃のだ。
BGから逃げ出して、敵の00サイボーグが追っ手に現れるエピソードや、将棋のようにプレイヤーの個性が強いギリシャ神話編なんかが好きだ。

という視点から見ると、今回は「理屈は分かった。だが、理屈を成立させる為に009らしい少年マンガ活劇な部分を随分、捨ててしまったなあ」かな。

もともと009は一つの集団が危機を回避するために、野球チームのように機能するヒーローマンガであって、そのため、集団はいつも一か所に集まっていた。敵BGが壊滅してしまった為、一人一人が個々の生活を送り、その中からキャラクターをチョイスしてエピソードが作られる中盤以降のマンガは、成立するが、それはキャラが濃いことと、BG篇でこれでもかと共同体の危機を描いてきたから延長上として成立するのだ。

さて、今回チームは一か所にいない。
バラバラである。
その為、チームを守る為という目的は達成しづらい。
だから、戦う目的は「世界平和の為に」になっている。うん、なんかむず痒い。気恥ずかしい。だが、まあ、しょうがない。他に見つからなかったのだろうし、そう、決めちゃったんだから。

という訳で、敵対する世界全体から味方を守る為ではなく、世界平和を実現する為に、004,005,006とかが戦闘を行う。皮肉な事に、これはBGが操っていた「戦争を持続する為の戦闘」とあまり変わらない。「国VS国」が「世界VSギルモア財団」という構図に変わったが、これはどう見ても戦争であって、「ギルモア財団=00ナンバーサイボーグだから、身を守る為の戦いだよ」とは言い辛いのだ。無関係な死者もいっぱい出てるだろうし。だから本当はこれが戦争ではなくなるように「世界VS00ナンバーサイボーグ」という構図を取るような物語にすべきだったと思う。本気でそれをやるなら『うしおととら』のように、00ナンバーサイボーグを一度世界の敵に仕立てるようなギミックが必要だ。難しいし大変だが、それを怠ると、そもそも00ナンバーサイボーグが存在を許される事自体が絵空事になってしまう。

まあ、難しいご時世に難しい題材をリアルに描こうとする姿勢で作ったから無理が生じたんだな。可哀想に。

一人一人のキャラや能力、個性はいいが、活躍の場はおかしい。
どんなに力があっても、火を吹けても、建物全体にミサイルを撃たれれば終わりだろう。そうしない理由が希薄だ。耳目を集めるから? このスパイアイが発達して衛星から白兵戦をモニタリングできる時代に。用兵を派遣した時点で一緒だ。

ええと、つまり、何だ。

003のエロい黒ブラ黒パンと

エマニエルみたいな拘束椅子は

よかったと思うよ。



そういや、ジョーの加速装置も見せ場としては間違ってない?

いやまあ、唯一能力の見せ場を見せる事がなかった原作同様、
影の薄いピュンマの事を考えたら、そんなクレームは贅沢ですね。



【銭】
前売券を50円値引きの1250円でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
009 RE:CYBORG@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
009 RE:CYBORG@映画のブログ
009 RE:CYBORG@或る日の出来事
▼関連記事。
サイボーグ009対デビルマン@死屍累々映画日記

PS 最終的に、だから、つまんなかった、ではないです。
 違和感はあったけど、よく出来てると思います。
PS2 濡れ場をもちっと長くやって
 丹下段平氏に登場願って
 「立て、立つんだ、じょおおおおおおおおおおおおぅ」と叫んで欲しかった
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新橋ロマンで池島・荒木でロマンチック体験ふじき

ちなみに番組タイトルは「OP映画理由なき快感週間」です。


◆『人妻を濡らす蛇 SM至極編』

五つ星評価で【★★あんれえ、うーん】

池島ゆたか監督、山口真理主演作品。
封印していたSMに溺れる若妻。
という一行以上の何物でもないシンプルなドラマ。
SMは「つらい撮影に耐えてよく頑張りました」
という意味で拍手を送りたいが、好みの女優じゃなかったので乗り損なった。
撮影やアングルは手慣れたもの。




◆『悶々不倫 教え子は四十路妻』

五つ星評価で【★★★ドラマはよくても濡れないなあ】

荒木太郎監督、佐々木麻由子主演作品。

荒木太郎は相変わらずちゃんと仕事してる。
ただ、脚本の吉行由美子が女性だからか、
主役の女性の不幸がリアルで、佐々木麻由子の真面目な顔立ちもあってか、
落ちていく佐々木麻由子を無造作に楽しめない。
デリケートだな、俺。
ノイローゼ気味になった佐々木麻由子が妄想する
夫と浮気相手の自分を笑いながらの濡れ場がかなりいっちゃってる。
こんな笑いながらのセックス、他で見た事がないからして、何かとても不気味である。

主人公は定年退職した教師で、教え子との関係に悶々悩むのは、
ある意味『鈴木先生』なんだな。




◆『理由あり未亡人 喪服で誘う』
旧題『変態未亡人 喪服で乱して』

五つ星評価で【★★★いい加減】

山粼邦紀監督、川瀬有希子主演作品。

とっても適当。それが功を奏して気楽に見れた。
主役の川瀬有希子はアヒル唇でちょっと加護ちゃんに似てる。
加護ちゃんも早く脱いじゃえばいいのに。
そのニア加護ちゃんと致すのが自分をポストと信じるなかみつせいじ。
なかみつせいじ丸顔で髭面、実は山田孝之に似てるんじゃないか。
勿論、なかみつせいじの方がヨボヨボだけど。

喪服の方が持てるから一周忌すぎても喪服を脱がない主人公、
自分をポストと信じる男、
取り立て屋とカフカを愛読するカウンセラー、
女性器に超能力を持つ巫女。

うん、どうでもいい感じ。



【銭】
新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。