ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ウェイバック 脱出6500km』『マシンガン・プリーチャー』を新橋文化で観て、歩き続ける男たちだなふじき★★★,★★★

◆『ウェイバック 脱出6500km』

五つ星評価で【★★★エンディングにとなりのととろの「 ♪ あるこ、あるこ 」がかかったら感動するかも】


むさいおっさんと、ヨーグルトのCMに出そうな爽やか美少女がともかく歩く話。

エド・ハリスもむさいけど、コリン・ファレルも相変わらず眉毛ボーンだ。

シアーシャ・ローナン(女の子)の色がない感じがいいな。

それにしても本当に歩くだけの映画。
これでみんなオシだったら凄い忍耐映画だ。

雪山の白、砂漠の黄色、湿った湖畔の濃い茶色などアースカラーだらけの映画なので、
最後インドに到達した時の濃い人の色味で流石ラジニカーントの国はゴチャゴチャだなと思った。あれで踊り出したら壮観だ。
シベリアの強制収容所も人がいっぱいいたけど・・・
ラジニカーント主演映画ならあそこでも盛り上がって踊るな
(判断基準が変やろ、俺)。



◆『マシンガン・プリーチャー』

五つ星評価で【★★★人を殺さなければ人を救えない環境で何をする事が正義か】

うーんと、『マシンガンぷりんちゃん』って題名ほど可愛くなかった。



【銭】
前売券700円で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ウェイバック -脱出6500km-@ぴあ映画生活
マシンガン・プリーチャー@ぴあ映画生活
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『アルマジロ』を銀座シネパトス3で観て、野生の証明なのかしらふじき★★

五つ星評価で【★★カンカンカンカンの銃声】
  
「アルマジロ」で思い出すのはアルマジロング(仮面ライダー)と
モモイロアルマジロ(キカイダー)。全く関係ない。
確かに、あの、薄ピンクのでっかい金玉袋みたいなモモイロアルマジロが
この映画に出てきたら「どんな映画だよ!」って突っ込まれるだろうなあ。

戦争に行く若者のヘルメットにカメラを装着したドキュメンタリー。
「アルマジロ」とは駐軍基地の名前。

凄く淡々としている。

淡淡
淡淡
淡淡

戦場で生活するというのは普段の生活とさして変わらない。
ただ、本当に撃ちあいになったりした時にだけ、きっと気分が上がるのだ。

人がもちっと動物寄りだった時、
群れとして生活する為に男は狩りに出向いたり、他部族と争ったりした。
そういう場面で攻撃性を高揚させる事はきっと理に適っている。
だから、男が戦争に赴くのは男の存在意義(レーゾンデートル)として、
間違っていない。そこでの成功や賞賛は猿社会でのランク向上のようなものだ。
動物として正しい行為なら、はまれば気持ちいいに違いない。
そして、そのはまる瞬間以外は淡々ダラダラ。
何か部活っぽいノリだな、こりゃあ楽ちんな生活かもしれん。


取材対象はみな男だったが、基地には女性兵士の姿も散見された。
この辺の感覚に男と女で違いがあるのかどうかが気になる。
本当はそこをちょっとだけ掘り下げてほしかった。

映画(フィクション)の銃声は見てて気持ち良くさせる為に低音で響くが、
実際は「カンカンカンカン」と甲高く耳障りに響くのが確認できる。



【銭】
3回前売券使用1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
アルマジロ@ぴあ映画生活

『黒の天使Vol.2』『鉄と鉛』をシネマヴェーラ渋谷で観て、傑作やねえふじき★★★★,★★★★

特集上映「ヴァイオレンス暴力の90年代」から1プログラム。


◆『黒の天使Vol.2』

五つ星評価で【★★★★片岡礼子と寺島進がよすぎる】


確か、ファーストラン時に1回見てる。

主演は天海祐希だが、これが努力の甲斐もなくよくない。
ブラもパンツも見せながら美しくないし、可愛くない。
でかくて角棒のように振り回される四肢は機能的だが、要はそそらない。
それでも石井隆は絶望もせずによく撮っていると思う。
にも関わらず、天海祐希の良さはフィルムに定着しない。
相性の問題だろう。
天海祐希から唯一、感じる事が出来ないのがセックスの匂いなのだから。

その逆説、セックスの匂いをぷんぷんさせる役が片岡礼子と寺島進。

うわあああああ。
寺島進、若いよ。
若いのにもんもん背負って褌一丁で女犯すって後のイメージと基本ぶれてないよ。
その寺島進にヤクを撃たれながら犯される未亡人・片岡礼子がお得な役すぎる。

映画の主人公(ヒーロー)は天海祐希だが、ヒロインは片岡礼子だ。
スクリーンを凝視するボンクラどもは片岡礼子を好きにならずにはいられない。
だって可愛いんだもん。
そのうえ可哀想なんだもん。

主人公の相棒を運命づけられた大和武士と天海祐希に守られながら、
彼女は最後まで一番の被害者を貫き通す。
天海祐希と大和武士が運命に裏切られた被害者である事も知らずに。


この時いくつであったか知らないが(20代前半と推測)、
天海祐希の怯える女子高生姿はかなり無理がある。
やはりVol.2も葉月里緒奈で撮ってほしかったなあ。



◆『鉄と鉛』

五つ星評価で【★★★★男の映画】

初見。

やっと観れた。
濃密に男な映画。
渋く刻まれる男の皺を叩きつけるようにアップで撮り、
夜の闇の中にうごめく獣をネオンの極彩色で浮かび上がらせる。

かっけー。

そして小学生高学年か中1くらいの
まだバリバリ処女の(じゃなかったら困る)

酒井彩名のかーいーのなんのって。

主役は渡瀬恒彦。
どうどう主役と張り合うのが名前も知らない役者、成瀬正孝。この人もえーわ。



【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
黒の天使 Vol.2@ぴあ映画生活
鉄と鉛@ぴあ映画生活

『渾身』を新宿ピカデリー10で観て、役者力を楽しむ男ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★なんかいいんである】
  
親子の断絶と邂逅の話が隠岐の古典相撲を背景に描かれる。

ストーリーはどうでもいいような話なのだが、
役者の演技に舌鼓を打ち、神社での古典相撲の勇壮さに時を忘れる。

相撲を取る方もよくも取ったり。
応援する方もよくも応援したり。
失礼ながらあまり大した話ではないのだけど後味がとてもよい。スッキリするのう。



役者さんについて書くだ。

伊藤歩って美人な筈なんだけど、カワイコちゃんじゃないので損な顔立ち。
真面目すぎる顔なのか、、、、、、分かった。戦前顔なんだ。
薄幸っぽい。時間が止まった様な島の話だから合ってるけど。
そんなに高そうでない服を、丁寧に可愛らしく温かく着こなしてる。


伊藤歩の夫になるのが青柳翔。全く知らないが好演してた。
右目横の二つのホクロが男ながらにセクシーよのうとか思ってたら、
エグザイル関係者らしい(劇団EXILE)。
ケッ
だが、そんなに忙しくなさげな人が、この役をやったんでリアルになったと思う。
畜生、残念だけどよかったよ、てめえ。


その青柳翔の前妻が中村麻美。手堅い。


その中村麻美の子供(連れ子)で、伊藤歩と絡む子役が井上華月。
ビックリするくらい「役者」してる。
ロボ子役かと思うくらい完璧な仕上がりだ。
演出の豪腕が彼女を光らせてるのかもしれないが、
この映画のキーポイントはこの女の子で、
この女の子が大根だったら、きっと凡作まで落ちてしまうのだ。
乗り切りよったねえ。


ここからどんどこバリバリ脇。
脇がそれぞれ楽しい。

一番楽しいのが笹野高史。いつも通りだけど、田舎者の爺ちゃんらしく
いつもより3割増しでボリュームとボルテージが高くなってて気持ち良かった。


甲本雅裕のバリバリ屁たれっぷりでいながら、いい兄貴分であり、
ダメ人間であり、それでもちゃんと生きていくだろう感も良かった。


中村嘉葎雄、土俵際で塩よけにジャミラみたいな恰好してたんが良かった。


出番が最後の取組前後と凄く少ないんだけど、
隆大介の顔が、顔が、顔だけで人生語ってるみたいだ。
こん人の哀しさや、やるせなさや、息子にかける思いやら何やら。
偉そうだし、金持ちそうだし、とてもしっかりしてそうなんが又、とてもよい。
軸にはしっかりしておいてもらわんといかんのだ。


役者さん分からんが、隆大介の息子として、
最後に青柳翔と戦う力士の顔立ちもよかった。
ある意味、異相。
「筋肉質ななまっちろい佐野史郎」みたいな生理的に嫌な顔。
取組したくないよ、そんな奴と、みたいな。
当然強いし、女2、3人泣かしてそうだし。
だが、神前相撲の前ではこの男が青柳翔と同時に合わせて、神になる資格を有する。
うん、憎まれ役、ようやった。




【銭】
1000円の前売券をチケット屋で500円で購入。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
渾身 KON-SHIN@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
渾身 KON-SHIN@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 花婿のドタキャン理由くらい語られてもよかろうに。
 あと、家族の再興を全て同日に持ってくるのは無理がある。
PS2 土俵上に舞う2トンもの清めの塩。
 主人公がナメクジじゃなくって本当に良かった。

『THE GREY 凍える太陽』『コロンビアーナ』を新橋文化で観て、超速忘却ふじき★★★,★★★

◆『THE GREY 凍える太陽』

五つ星評価で【★★★女っ気ねー】

アラスカで墜落した飛行機の生き残り数人、
リーアム・ニーソンが「寒い寒いどんとぽっちい」状況の中、
食べられないように狼とガチバトルする。
すんごいスピードで忘れている。
生きていく上で、この映画の知識は必要ないものなあ。
アラスカ暮らしじゃないから。

ラストシーンの後、狼かリーアム・ニーソンのどっちかが
「ぶしゅゅゅうううぅぅぅううううん」と音を立てて、
物体Xに話がつながってもそんなに驚かないね。

あ、リドリーが製作でトニーが製作総指揮で、監督はどっちもやってないのね。

「兄貴、監督やれよお」
「やだよお、お前がやれよお」
「じゃあ、通りすがりのお前やれ」

みたいなもんか?



◆『コロンビアーナ』

五つ星評価で【★★★きれいな姉ちゃんのパンツ姿が見れるからまあいいか】

リュック・ベンソンが鼻くそほじりながら5分で作ったプロットを
知り合いが映画化しました的な一本。まあ、これはこれで。
これ以上に何かを期待した訳でもないし。

好みの問題だけれど、チラシの写真をじっと見てると、
ゾーイ・サルダナ米倉涼子似だから今一ダメなのかもしれない。

大して時間経ってないのにこれもビックリするくらい忘れてる。

姉ちゃんがパンツ見えてもエロくないんがいけないんかな?



【銭】
前売券700円で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
THE GREY 凍える太陽@ぴあ映画生活
コロンビアーナ@ぴあ映画生活

松屋「牛すき焼き御膳」

  

「すき焼き」はまだ許すとして「御膳」ではないと思うな、確実に。

『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』を新橋文化で観て、公衆BL猥褻はもう沢山だけど、まあいいやふじき★★★

五つ星評価で【★★★もうホモ話題に関してはどうでもいい。全体的には評価する、とりあえず前半寝たけど、それはそれで折り込み済だ】


ああ、最初の2行で言い切った。

ガイ・リッチーはいつの間にか眠い監督になってしまった。
昔はそんな事なかったのに。緩急のタイミングが合わんのかな?

という事で、カンフー・ホームズ2作目。

うんまあ、いんでね。

これくらいの映画と期待してたくらい。

宿敵のライバルと高所で渡り合うホームズ。
イメクラ・トレーニングで妄想だ。
あっ、相手もイメクラ・トレーニングを使うとは!
とりあえずキスとかしちゃえば流れが変わったんじゃなかろうか?


ラストがコントみたいな仮装と言う落とし方も凄い。



【銭】
前売券700円で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム@銀幕大帝
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム@いやいやえん
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム@紅茶屋ロンド

ホームズ次回作構想を無駄に練ってみる。
案1 次は影のモリアーティが出て来る
 (ニグロで麻薬扱ったりしたら単なる『死ぬのは奴ら』だなあ)。
案2 次はモリアーティが5人組で出てきて、モリアーティ5として立ちふさがる。
 ホームズとワトソンも兄弟拳ホモクロッサーとして合体。
 そういうファンは大喜びする。
案3 次はホームズが赤と金のスーツを着る。
案4 次はミュージカル
案5 次はワトソンが「俺は人間を捨てるぞ」と叫んで
 ホームズが切り裂きジャックとバンパイアと戦う。

パステル爪切り

百円ショップで「爪切り」を買った。

その注意書き。
この製品は、手や足の爪を切ったり、
 といだりするための道具です。
 これ以外の目的では使用しないでください。

  
  爪切りを爪切り以外の目的で使用するのって
  案外、思い付かない、難しい。

  手裏剣代わりにちょっといいかもしれん。
  鋭くはなくても当たったら重くて痛そうだ。

でも、何となくかさばりそうで実戦に向かなそうだ。
やはり、爪切りは爪を切るのに使うのが一番いいと思う。

『トールマン』をシアターN渋谷1で観て、最後のシアターNなのに寝ちゃうなんて極秘裏に処理ふじき★★★

五つ星評価で【★★寝ちゃった。てへぺろ】

ジェシカ・ビールとビールが飲みたい。
いや嘘。

寝てはいても話の枠組みは分かった。
ラストのどんでん返しはジャンル変換。

チラシに「この結末は映画の歴史を変える」と書いてあったけど、
ジャンル変換でラストを乗り切った映画は他にも観た事がある気がする。

何だったかなあ。『親指探し』だったかな。
誰か『親指和菓子』って作らない。作らないよな。



【銭】
映画ファン感謝デーで1000円。

『やなせたかしシアター ハルのふえ』をHTC有楽町2で観て、寝ちゃった映画は極秘裏に処理ふじき★★

五つ星評価で【★★寝ちゃった。てへぺろ】

『アンパンマンが生まれた日』『ハルのふえ』『ロボくんとことり』の短編3本。

中心になる『ハルのふえ』の真ん中から後半をガッツリ寝た。

『アンパンマンが生まれた日』はアンパンマンがいないといても立ってもいられないマニア向け。アンパンマン・ワールドが肥大化するだけ肥大化した今、こういう単に解説するだけの話があってもいいんじゃないだろうか。
『ハルのふえ』は寝た。お金をもってツンケンいやな親子という登場人物が出て来るが、やなせたかしは基本アンパンマンしか見てないから、そういう世俗なキャラは珍しいなと思った。
『ロボくんとことり』は労働に関する寓話。子供に対して真摯に労働の意味を語ったりするところが「やなせたかし」のいいところ。


【銭】
テアトル、メンバーズデー火曜に観て1000円。
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