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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『あさひなぐ 第八巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

すごくサクサク読めて面白い。

鍛錬詰む系のマンガは、
大会よりも練習風景とかの方が面白いのかもしれない。

ラスト近くのページの
「ホッとしていたんだ」に激しく胸を刺される。
皆が同じ境遇ではないし、状況もマチマチだけど、
何かを諦める時の気持ちが
こんなにピッタリの言葉で書かれてる事にハッとした。
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『AURA 魔竜院光牙最後の闘い』をシネ・リーブル池袋1で観て映画っぽくない感想を書いたりもするよふじき★★★

五つ星評価で【★★★戦う者はその戦いがブザマであろうとも一様に美しい】


原作のライトノベル、それを元にしたマンガともに未読。
まあ、ポスターデザインだけで入った様なもんだ。
だけど、面白かった。

イジメや制裁が今ほど露骨に大きく幅を効かしている時代はないと思う。
そんな中、標的にならないようにする為に似た仲間を見つけ、
群れを成し、それぞれの集団で愛想笑いをしながら、横並びにゴールを目指すのだ。
プラスにもマイナスにも抜きんでない事。
そういう処世術が幅を効かしている。
今が一番、この暴力の波が大きいのかもしれないが、昔からこういうことはあった。
理不尽な暴力衝動の矛先が個人や一部集団に向く事は突然始まった訳ではない。
違うのはベクトルを作る集団が、体育会系、不良系など
身体が大きい者が主体だった事くらいだ。
こんな条件は打ち返しようがないから自分は凹んだ。

ただ、私の頃は大らかな時代だったので、
なんとなく威力圧力は感じながらも、直接的なイジメ体験はほぼない。
せいぜい取り囲まれて羽交い絞めにあってグリグリされたくらいだ。
サンドバックみたいな悲惨な目には会ってない。
多分、TVにイジメがなかったから、みんなやり方を知らなかったのだと思う。

そして、今。
どうやれば「イジメ」で勝ち抜けるのかをネットでみんな知っている。

勝ち抜けるものは幸いだが、勝ち抜けないものは身の置き所がない。

だから、彼らは積極的に狂ってしまう事にした。
狂ってしまう事で日常を全否定する。
価値のない自分の価値を新たな基準で再構築する。

そんな物語だ。

主人公は中学時代、狂ってた過去があるが、
どんなに狂ってもイジメその物がなくならない事を体験的に知っている。
高校デビューをはたした彼の周りに展開される
未だに狂ってる者についても彼は冷静だ。
近づかない。そこは危険なのだ。

だが、ある日、彼の前に現れるのは狂い抜いた存在。
彼女は彼を恐怖に落としながらも魅了する。
彼女の狂いの中の真実に動揺する主人公、
そうしているうちに暴力の矛先は二人に向いていく。

彼は果たして狂い抜いた方が幸せなのか。
時にイケニエを差し出しながら現実を逃げ切った方が幸せなのか。

物語は体裁のいい形を取って終了する。
(但し、その体裁の良さの中にいくつもの緊急避難所が用意されている)

だが、逆の選択肢もあったのではないか、と思わなくもない。
そのリミッターが外れて荒れ狂った状態こそ、
昔、まだマンガが純粋な「悪場所」として位置付いてた頃の
低俗だけど、何物にも代えがたい魅力を持つ
ルサンチマン漫画でよく見た風景だったのではないだろうか。

そんな事を鑑賞後に思った。

でもね、ぬかるみの中でもがき苦しみながら、
前に進もうとする彼ら、彼女らの勇姿はベクトルがどっちに向いているのであれ、
涙を搾り取られてやまなかったよ。

みんながんばれ。



【銭】
チケット屋で1500円の前売券を1000円で売ってたからGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~@カノンな日々

PS あれ、「AURA」って何だ?