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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『別離』『桃さんの幸せ』をギンレイホールで観て、どっぷり感みちみちふじき★★★★,★★★

◆『別離』

五つ星評価で【★★★★物語の快楽】

小さな嘘の集積が事件全体を翻弄していくイラン映画。
物語る内容が面白ければ、それ以外は何もいらない事を証明した1本。
それ以外が充実する事によって物語を補完する場合もあるだろうけど、
「物語」だけが突出して全てを壊す奔流のように暴れ回ってる様は壮観である。
その奔流が辿り着いた先が事件その物を決着させる事ではなく、
事件の前提である家族をどうするかについての問いかけであるのは意外だったが、理屈としてはそういう決着の付け方もありだろう。

二番館的な速度で言うと、1年半くらい余計に寝かせた上での上映であり、
興行としては得策ではないのだが
(普通、公開時の話題が消えないうちにパッと上映してしまった方が客入りがいい)、
併映作品が地味であるにもかかわらず、GWに大量のお客を獲得したようだ。
会員が主体であるというギンレイホールの特性もあるが、こういう良作が時間に抗っていい集客をしているのは非常に喜ばしい。



◆『桃さんの幸せ』

五つ星評価で【★★★アンディ・ラウだもん】

アンディ・ラウが中年に差し掛かった名家のお坊ちゃん役で、
そこの60年勤め上げた家政婦が主役の桃さん。
人生の冬の話なので、見ていて愉快な事ばかりではない。
にもかかわらず、安心して見ていられるのはアンディ・ラウが出ているからだ。
アンディ・ラウはホームラン製造機でこそないが、凄い安打製造機である。
出ている映画は全て面白く、どこかしら見る価値のあるものに仕上げてくる。

映画が好きなんだろうなあ。
映画内でアンディ・ラウは映画のプロデューサー役を演じる。
本人ぽいなあ。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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