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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『藁の楯』を109シネマズ木場7で観て、久々に心地よい疲労ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★よう出来とるのお】


上から目線で偉そうに言うなら「三池も上手くなったもんだ」

そこそこの長尺ながら最後まで目を離せないし面白い。

役者がみんな気持ちいい。
役者がみんな、その人が演じそうな役を演じてるっぽい。

大沢たかお 正しいです
松嶋奈々子 やり手です
岸谷五郎  サラリーマン的に悶々してます
伊武雅刀  田舎から出てきたいいオッチャンです
永山絢斗  若くて熱い男です
余貴美子  味噌汁作りそうです
藤原竜也  クズ度の高さが凄いです
山崎努   うわ爺さんだなあ
本田博太郎 得体のしれないいい人

この中で主役の大沢たかおの融通が利かない感じと
藤原竜也の欲望に融通が利きすぎる感じが、やっぱいいなあ。
彼等は両極端で、藤原は人が分かりあえるなんて幻想を打ち砕く。
大沢は、人が分かりあえるという幻想の最後の希望だが、
それでも藤原と分かりあえる存在にはなれないだろう。
ラスト大沢に手を差し出そうとする人間は同じ手を決して藤原には差し出さないに違いない。そこがとても皮肉だ。ユートピアは神が堕落した人間を追い出した後に出来上がる。最終的にユートピアに居住を許されるのは大沢だけかもしれない。その時、それでもそこをユートピアと呼ぶのか。松嶋の息子が未成年なのに藤原みたいになっちゃってアラブの大富豪の愛娘を殺害するってプロットがパート2かな。その時、大沢が法律を守る方に立つか攻める方に立つかは難しい選択だ。

ヘリ輸送ってのはダメだったの?
給油の問題だけ解消できれば、信用が置ける少人数で移送可能だと思うのだけど。


【銭】
109シネマズのポイント6回分と引き換えに無料入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
藁の楯 わらのたて@ぴあ映画生活
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PS スピンオフ
 大沢「しまった、藁の楯が!」
 松嶋「お前が泉に落としたのは、この藁の楯か?木の楯か?煉瓦の楯か?」
 藤原「何だよ金の楯とかじゃねーのかよ」
 松嶋「藁の楯も没収」
 藤原「待ってよ、あんた娘さんとかいない?」

PS2 松嶋奈々子の息子役がなかなか松嶋っぽい顔立ちだったのが、
 ちょっと感心した。
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『人生の特等席』『最終目的地』をギンレイホールで観て、イーストウッドももう本当に爺さんなんだなふじき★★★,★★

『人生の特等席』

五つ星評価で【★★★イーストウッドがどうしようもなく爺なのがいいんだか悪いんだか】

イーストウッドがこんな爺さんの役をやるようになったのだなあ。
それを認めたいような、そうでもないような。

人生の先輩の意見はちゃんと傾聴するもんだぜいって映画だけど、
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」って美学だってあるだろうに。
イーストウッドぐらいの人物だったら傾聴するに値するのがアリアリなのだが、
残念ながら世の中そうでない輩も多いに違いない。
だから、これを一般論の映画と考えてはいけない。
技術のあるスカウトがたまたまいいパターンの時、
自分の人生に逆転ホームランを打てたという美談であって、
「だから『マネーゲーム』が間違っている」にはならない。
相反はあっても排他ではない。

『マペッツ』でかなり崩れかかっていたエイミー・アダムスが
「まだまだアダムス・ファミリーとは呼ばせない」とばかりにギリギリに
可愛い感じなので、ほっとした。



◆『最終目的地』

五つ星評価で【★★真田くんとシャルロット・ゲーンズブールが同じスクリーンの上で息をしている不思議】

なんとなく退屈だった。
ただ、昔から特撮とかアクションとか、割と下に見られる映画時代が長かった真田くんが、ちっちゃい時から「おふらんす」のオシャレ映画に自然に居座るシャルロット・ゲーンズブールと同じ画面に収まってるのは何だか不思議な感触だった。近所の駄菓子屋のおばさんをヨーロッパ映画で見かけたような感じ。

なんとなく響かなかったなあ。
アンソニー・ホプキンスが真田広之の脳髄を美味しそうにスプーンで掬うシーンとかあったら、好きになれたかもしれない。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
人生の特等席@ぴあ映画生活
最終目的地@ぴあ映画生活
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