五つ星評価で【★★★これがリアルだというんならアメリカはこわかとこばい】
ストリートギャング出身の3人の警察官が知る極悪な警察の現状。
悪い警察官を描く映画は今までにもいろいろあったと思うが、本作で感じるのは
「もう、悪い方こそが正で、当たり前になってしまったのだなあ」ということ。
警察官が悪い事をやるのを誰も不思議に思わない。だって警察官だもん、て。
横領だってするし、麻薬があったら闇で捌くよ。だって警察官じゃん、て。
主役が率先して悪い事やるのは凄いなあ。
よかったなあ、日本に生まれて。
その悪い事を躾ける先輩がデ・ニーロとウィテカー。
刑事機構にこの二人がセットでいたら悪そうだ(一人ずつならまだギリ大丈夫)。
デ・ニーロについてチラシに「泣く子も黙る名優ロバート・デ・ニーロ」と書いてあるのが何か微笑みを誘う。「本当かよ、本当に泣く子も黙るのかよ」みたいな。
で、主役がカーティス・50セント・ジャクソン。
前にも主役張ってるのを観た事があるけど、全く無名だね。
「50セント」ってミドルネームが日本人に受け入れられるのを
本気で拒否ってるみたいに聞こえてしまう。
顔も「悪い顔」で、NYの路傍で泡吹いて死んでそうな顔だし。
勧善懲悪な映画ではないのでスカっとはしないが、見応えはあった。
そして、カーティス・50セント・ジャクソンはバカボンのパパに似てる。
デコ皺っぽいし、目ちっちゃいし、鼻が横広で口がデカい。
(流石に鼻毛はあんな極太ワサワサで生えてないが)
捩り鉢巻きを巻いて「これでいいのだ」と言ってほしい。
あと、主人公も入り浸るドラッグ娼館のビッチ姉さまたちが最高にセクシー。
日本に生まれてきて良かったけど、あそこだけ日本に持ってきてほしいとも切に思う。
◆『強奪のトライアングル』
五つ星評価で【★★★なんか変なの】
ツイ・ハークとリンゴ・ラムとジョニー・トーのリレー・ムービー。
なんか変なの。
みんな一生懸命正しい演技をしているのに、
ラム・シューのデタラメな演技の前に
それらの演技が霞んでしまうのが可笑しい。
【銭】
前売券使用で700円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・フリーランサー NY捜査線@ぴあ映画生活
・強奪のトライアングル@ぴあ映画生活
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