こっちに適性があるとまでは言わないけど、
ちゃんと面白い物に仕上げてくるのは観察眼以上に
ギャグマンガ家として色々な展開を考える修練が
そのまま役に立っているのだろう。
このルポマンガに出てくるキャラの90パーセントまでが白目黒目がない。
主人公の自分はメガネだし(目の表情皆無)、
姉は太目のまつ毛だけ。嫁は黒ベタ目。
脇役キャラで、メガネくん的な感情が分かりづらいキャラを登場させることはよくあるが、これだけ普通のクリクリ目玉を持つキャラがいないマンガってのも珍しい。だが、実は全然違和感がない。これは日常生活では、そこにいる人の存在感は組み取っても、常に人の表情をバリバリ読み取って生活したりはしないという事じゃないだろうか。多分、この書き方の方がリアルなのだ。そんな事を考えて描いてはいないと思うが。
マンガの中でのカーストの一番低い所に作者自身がいるが、
同列にいるようでいて、決して頭が上がらない感じに描かれてる嫁さんがいいなあ。
今後どこかで一回出落ちギャグ的に「いなりずし」が出てくると思う。
本屋で『となりの関くん』の横に平積みしておけば確実に売れるだろうに
そんな事をやってるお店は少ない。お前ら分かってないよ。
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