◆『シンドバッド7回目の航海』
五つ星評価で【★★★話は適当だけどダイナメーションがホノボノ】
『シンドバッド黄金の後悔』『シンドバッド虎の目大冒険』『アルゴ探検隊の冒険』『タイタンの戦い』なんかは観てたけど、これは初見だった。
話は適当。
ダイナメーションを繋ぐために話がある。
シンドバッド役者は大味、王女役は何かロリ風味に癖があって売れなそうな感じ。
悪役のおっちゃんがとぼけた感じで、ちょっとジーン・ハックマンっぽくてヨロシイ。悪巧みをする割には頭が悪いんだよなあ。
とは言え、その辺はやっぱりどうでもいい。
一つ目巨人に骸骨剣士に火を噴く恐竜に双頭のロック鳥、小人の姫様に蛇女。
楽しい。楽しい。
作り物のシリアスなリアル感で言ったら実は古い『アルゴ探検隊の冒険』
の方がよく出来てると思う。アングルやカット割りなんかもあるので、
一概に優劣を付けるのは間違えてるかもしれないが、骸骨戦士の鄙びた骸骨っぽさは
『アルゴ』の方がよりよく出てる。『シン七』は骸骨が陽光の下、ちょっとラテンっぽい。
んな感じで歩くだけで嬉しい一つ目巨人や恐竜、蛇女も
わざとかもしれないけど、ちょっと人形くささが残ってる。
まあ、それはそれでアラビアンナイトのナイトメア感が漂ってきていいかもしれない。
ハリー・ハウゼンのキャラでは1にシヴァ神、2にアルゴの骸骨、
3にこの一つ目巨人かな。
◆『地球へ2千万マイル』
五つ星評価で【★★★こっちも話は適当だけどダイナメーションがホノボノ】
金星竜イーマが大活躍。
なんかこれも話は適当。
ローマの子供が「テキサスってアメリカの近くの国だよ」とか言ってるのが
納得できるいいセリフだ。
イーマのリアルな造形が素晴らしい。
止まった時のフォルムが美しいんだよね。
本当に隙がないフォルム。
そのイーマと戦う象も何気にダイナメーション象になると
動きが神がかってしまうのがちょっとオモロイ。
で、実は金星からのロケットが海に刺さって、
自乗で沈んでいくシーンとかが大きさが出ててよく出来てる。
単に人形を動かすだけじゃないハリーハウゼンの技巧をちょっと垣間見せた。やるう。
ローマのコロッセウムが出てくるので、ブルース・リーとチャック・ノリスを
イーマ竜と戦わせたくてしょうがなくなる。
【銭】
キネカ大森3回使える名画座専用3000円の回数券のスタンプ五つで無料入場
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・シンドバッド7回目の冒険@ぴあ映画生活
・地球へ2千万マイル@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・地球へ2千万マイル@或る日の出来事
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