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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『モンスター・ユニバーシティ』をトーホーシネマズ六本木5で観て、正しいが正しいかどうかだけで終わるのもどうなのかふじき★★★

五つ星評価で【★★★『アニマルハウス』モンスター版】

アメリカ映画で出てくる大学の描写で
多分、日本人が面食らうのはプロムナイトと学生クラブだろう。
プロムナイトはダンス・パーティー、ダンパだな。
『キャリー』とか見てるとキング、クィーンを選んだりするらしい。
よう分からんが「盆踊り町コン」を学内でやってるようなもんだろう。

学生クラブは、単に先輩後輩のいる学生サークルと思っていいんじゃないだろうか。
ちょっと違うのは寮付きで、入会の為の審査とかがあるらしい。
勝ち組基準で作られたいけすかねえ組織だ。
エリートになればなるほど、いけすかねえ度は上がって、
それを打ち砕かんとする下司な学生クラブの活躍を描いたのが『アニマルハウス』

基本骨格はこれだと思う。
人間は学歴や成績だけで全て推し量れるものでなく、
一人一人の個性が大事なのだ、と。
君が勉強に不得手であっても大丈夫。夢に至る道のりは一本だけではないのだ。

泣ける。
特にマイクが「全く怖くない」と学長に宣告されるシーンは身につまされる。
それはいつ自分が喰らってもおかしくない事態だからだ。
いや、毎日、喰らいまくってるかもしれない。
努力だけで、どうにもできない壁もあるのだ。
多分、こんな残酷な事を語ったファミリーアニメは今までなかっただろう。
これは殊更に現実的に残酷な映画であったりするのだ。
だが、当初と違う形ではあっても幸せになる道は開ける。
凄い話作りだ。よく、こんな話を作った。

この話の展開が物凄く誠実で正しくて現実的でフェアな事は認めよう。
にもかかわらず疑問に思う点がない訳ではない。

「映画は嘘だ」
だから変幻自在に嘘をついてもいい。
なら、努力の末、マイクが「全く怖くない→怖い」に至るという嘘だってありだろう。
いや、分かる。
それをやったら、只の「ど根性物語」になってしまい、ベタにかっこよくない。
ただ、そういう頭の悪い話の作りの方が、クライマックスが半端なく盛り上がる筈だ。
大リーグボール3号を投げる星飛雄馬のような鬼気迫るマイク。
それを秘かに望む自分がいる。
ただ、そんなところに踏み込まなかったから、
とっても上質な娯楽に仕上がって、上質に娯楽に仕上がったからこそ、
そんな下品な連想にうつつを抜かせてる自分がいる。

最低な学生クラブの仲間のダメっぷりもキュートだが、
学長の冷静でダイナミックで、それでいて生理的嫌悪感を合わせ持つ複雑なキャラクターがステキ(結婚相手には選ばないけど・・・と言いながらちょっとエマ・トンプソンっぽくもあるな)。



【銭】
トーホーシネマズデーで1000円均一料金

▼作品詳細などはこちらでいいかな
モンスターズ・ユニバーシティ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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PS 次回作は『モンスターズ・ハイスクール』だ!
PS2 併映は「青い化け傘」。
PS3 併映は「青ざめたアンブレラ社」。
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