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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』を109シネマズ木場6で観て、ふふふ、ふじき★★★

五つ星評価で【★★★いつも通り面白いです】

うん、今年も大人一人での鑑賞は場内で俺一人だ。
あの子供に見える奴らが実は五十代とかじゃない限り。
そんな状態なんだけど、幼児を値踏みする性犯罪者じゃないから。
そこんとこ間違えて逮捕とかするなよな、ヨロシクう。

併映『アンパンマンといたずらオバケ』は、
オバケに触られたアンパンマン・ワールドの住人がどんどんオバケになってしまう。
オバケになったことで、何か問題があるのかは一切分からない。
みんな「あわわわわわわわ」と慌ててるばかりなのである。
違う属性への爆発的な変更と、そこに生じる社会不安、社会摩擦。
ゾンビ映画とちゃうか、これ?
わはははは。そんな事ないない。
事態の収集は「リズムでお友達になる事」だ。
事態の収集に「音」や「音波」が関与してるのは
『悪魔の墓場』へのオマージュじゃないのか、これ?
わはははは。そんな事ないない。
みたいに妄想を巡らせて見るのが大人の見方だ。

『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』は、
『モンタスー・ユニバーシティ』を思わせる能力と適性の話だった。
空を綺麗にできるハンカチを鼻から出せるザジズゼゾウと一緒に暮らす小象のパオは
どう頑張ってもザジズゼゾウのように大きなハンカチを出す事が出来ない。
家出して、新しい仕事を探すパオ。
そんなパオは努力がイヤで、どの仕事も長続きしない。
温かく見守るアンパンマンワールドの住人達。
そんな時、バイキンマンが作ったメカ・スゴイゾウが暴走、世界を汚しまくる。
パオは初めて全力でハンカチを作る。

やなせたかし先生はとっても分かりやすく、
震災後の世界とアンパンマンワールドを地続きにする。
みんなで力を合わせて汚れた大地を綺麗にせなあかんよ。
最後の最後で、頑張ったおかげでパオはハンカチを出す事が出来る。

『モンタスー・ユニバーシティ』みたいにダメ宣言は出さない。
でも、逆にパオが全力で出した力でさえオールマイティーではない。
ザジズゼゾウが出すハンカチより明らかに非力だ。
それでも、それは否定されない。
つまり、『モンタスー・ユニバーシティ』のようにナンバーワンになることに
重きを置いてはいないのだ。

「あなたが頑張りさえすれば、世界はあなたにあなたの場所を用意してくれる」
優しくて、現実感のある考え方だと思う。

パオを演じるのは本仮屋ユイカちゃん。
んー、素人だけど苦しゅうない。
周りがベテランだらけすぎるので、素人っぽい声は逆に映える。

大人(特に困った大人)はパオが小象の姿かたちをしてる事から、
本仮屋ユイカちゃんが突然ふたなり(象さん持ち)になって、
初めての精通がまだなんだと悩む話に置き換えて考えたりもする。
きゃーっ、俺、馬鹿すぎてステキ。

そのBL相手(もとい)師匠筋に当たるザジズゼゾウはサンドウィッチマン富沢。
これもいい感じで棒読みっぽい。
棒読みから父ちゃんっぽい優しさが滲んだりする。なかなかいい配役だ。
暴走するメカ、スゴイゾウにサンドウィッチマン伊達。
これ、セリフが「スゴぉイぞーーーーー」しかないので、
素人にもってこいの役。

なかなかプロデュースがしっかりしておる。

あと今作もオーケストレーションとかが適確で
BGMがアンパンマンなのに、
かなり荘厳な部分もあったりして実にいい仕事をしている。
音楽のいずみたく偉い、と私だけでも誉めておこう。



【銭】
109シネマ会員サービスのポイントを使って鑑賞(なんでロハだ)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ@ぴあ映画生活
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