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新橋ロマンで友松3回目ふじき

せっかく再見したのに船漕いじゃったのが悔しくて
バカは間髪入れずに3回目に挑戦。
仕事帰りは時間的にちょっときついな。
新橋駅前ビルの「ベジタリアン」で玉子サンドと玉ねぎジュースだけ
夕食代わりに突っ込んで10分遅れで入場。


◆『囚われの淫獣』

うんうん面白い。

観念的なセリフが多いのを感覚的に受け取って自分のレビューに書くから
けっこうベクトルは正しくても、かなりセリフが違ってたりもする。
まあ、ちゃんと自分で観て、再確認してくださいという事だな
(じゃあ、俺の記事いらないじゃん)。

配給的な意味でのこの映画の大きなタブーは二か所
①「ピンク映画館に来るやつはもてない」との観客批判。
②「ピンク映画がフィルムで撮られている事の時代遅れ」批判。

①は普通にまずい。けど、そんなに真剣に映画見てない奴も多いから案外、困らないのかもしれない。これ見てプンプン怒ってピンク映画見に来なくなるほどアグレッシブな奴ははなからピンク映画を見に来ない気がする。
②はスクリーンで言ってる自虐的なダメ押し(設備投資不可なのでフィルムを使用)が正論だけど、偽装問題と同じく、下げなくて済む頭なら下げずに済ませたいところだろう。みんな自分たちがやってきた事に自信を持ちたいし、胸を張りたいのだ。

劇場的な意味でのタブーは極端なのが一つ。
「ピンク映画を見に来る女はレイプされて文句言う資格なんかねえ」
わははははははは。こんなこと言っちゃいかんだろ。
みんなちょっとだけそうかもそうかもやりてえなあ、って思っちゃうよ。



◆『わいせつ性楽園 おじさまと私』

主演の水無月レイナってちょっとバランスの悪い容姿をしてる。
全盛期の加藤あいをプレス機で引き伸ばしたみたいだ。

ってのは初見時にブログ記事に書いたんだけど、
この娘は顔は中央寄りだけど整ってる。
でも、エラが張ってて、そのエラがでっかい。
その代わりダイナマイト・ボデイー。
胸とか脚より尻でかいなあ。
お相手の野上正義が年とって縮まった分、対比で凄くでかく見える。
でっかい外人女と捕まった宇宙人みたいな組み合わせ。

で、もの凄い棒読みだけど、
その棒読みが映画の中の女の子っぽくていい。
けっこう悲惨な人生の筈なのに、
ノホホンと生きてる感が極端に感情が表に出ない棒読みと相性がいい。
この娘の最初の相手(義理の父親)は友松監督自身だよなあ。
いつも見かける傭兵チックなスタイル。

こっちの映画でも
「(おじさまって)あれ、宮崎監督が若いアニメーターに言わせてんよね、キモイ」
なんてヤバ目のセリフがある。

あとは野上正義演じるおじさまの人間力だ。
決して大きな事を成し遂げた訳でもないだろうけど、
ちゃんと生きてきた人間の、生活で身に着いた哲学がそこにある。

かっけーな。
正しい映画だな。
正しければいい訳でもないけど、正しい事は案外に気持ちがいい物なのだ。


【銭】
新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。

▼関連ブログ記事
囚われの淫獣1回目@死屍累々
囚われの淫獣2回目@死屍累々
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fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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