FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『ジョジョリオン 第五巻』荒木飛呂彦、ジャンプコミックスを読書する男ふじき

JOJOになれなかった男、常秀の何から何までのダメっぷりが好きだ。
力を持っても決して主人公のためには使いそうにない設定がスリリングだ。

カツアゲロードの爺さんとチンピラ3人の顔の作りが一緒。
何となくオオサンショウウオを思わせる。
「オオサンショウウオ」は「ハンザキ」とも言われている。
「ハンザ(ワナオ)キ」を省略したのか。
なるほど10倍返しだな(単なる偶然だなって、それ以外ありえない)。

しかし、JOJOという作品は女子キャラが出てくるとあまり面白くない気がする。
やはり、外見は女子で乳も尻もあるけど、彼女らの内面が男子だから不協和音を出してしまうのだろう。男のキャラに女の外見を与えて、たまに「愛して」と機械的に喋らせてるようである。何で、こんなに「女」を感じないのかは………分からないが、と書こうとした途端に閃いたけど、彼女たちは「女の子同士」「ママさん同士」集団行動を自然に取るという属性が全く感じられない。群れの中での家族属性が一切ない。温かそうじゃないのだ。

JOJO世界で女子が集まっている時は、自然に集まっているという事はなく、何がしかの利害関係があって集まっている。油断ならない。何か峰不二子でさえ、もうちょっとゆるい、ぼーっと感がある気がする。
峰不二子は「誘われて何となく合コンに来ちゃいましたあ」と言いそうだけど、JOJOの女子キャラは「合コンに行けば戦略的にスタンドで優位に立てる」みたいな理由がないと来てくれそうにない。げげっ。

第八部「ジョジョリオン」は作者が女子の方が便利だったり、女子の方が花があったりってことだけで、女子キャラを多用してる気がするけど、こんなギスギスした女子ばかりなら、基本、JOJO世界に女子はいらんかもしれん。唯一、第三部のウータンに覗かれるロリータ女子くらいが普通に単なる「女」かもしれん。すぐ退場しちゃって伏線もないけど。というか、あれは「女」じゃなく「子供」だったのかもしれないけど。

どうですかねえ。思いつきだけで語っちゃって、マンガ見直してないから裏付けとかもないんだけど。
スポンサーサイト



『しわ』『パリ猫ディノの夜』を早稲田松竹で観て、見事な二本立てに絶賛を惜しまないぞふじき★★★★,★★★

ありがとう早稲田松竹。
という感じでかなり満席に近い状態の興行。
平日だってのに。

しかし、これは観終わった後の満足度もさることながら、一般上映がどこでやったか知らんうちに終わっちゃったんだけど(※)、評判もいいし、ちょっと足を運んで観たくなるよなあ、という絶妙のくすぐりを持つ二本立てだ。そんな二本立てにちゃんとお客が山のように来ているのは嬉しい。

頑張れ名画座。頑張れ早稲田松竹。

※ 上映館は『しわ』が新宿バルト9、『ディノ』が新宿ピカデリー。


◆『しわ』
五つ星評価で【★★★★星五つにしないのはあまりに怖いから】

まるで『カッコーの巣の上で』のようだ。
だが、ジャック・ニコルソンが刃を交えた体制とは違い、
敵は「老い」。自然のシステムその物という巨大すぎる体制が相手だ。
これに立ち向かうのは正に「蟷螂の斧」。
よくて現状維持、勝ち続けたとしても限度はあるし、
最後に負かされてしまう事は分かっている。
早稲田松竹を占める大半の学生にはまだまだ先の話だろうが、
老いを体感し始めている自分にはたいそう怖い映画だった。

それなのに、どんな苦境に立たされようとも
(それが人が人でなくなる極限の状況であっても)、
人らしく生きようとする人の姿勢に胸を撃たれるのである。

常日頃、同じ演技をさせるなら、
アニメより人間の方が良い演技ができると主張している私だが、これは例外。
この内容では良い演技が出来れば出来るほど目を背けたくなってしまう。
このアニメの絵は淡々としてて、大根役者かもしれない。
でも、それでいい。
アニメにしたことでフラットになって、冷静に見ていられる。

こんな戦い方を描くという事も出来るんだなあ。

PS 個人的にジブリがやる事はけっこう何でも嫌いと言うへそ曲がりなのだけど、
 この映画に光を当てるのには恰好な集団であると思います。
 あんまり言いたくないけど、あんたらにもありがとう。



『パリ猫ディノの夜』
五つ星評価で【★★★オシャレで楽しい】

猫のディノ自身はどうでもいい。
ただ、ゾエ(女の子)の、
腕の中に「くるん」と入り込んでく猫感のアニメートは
猫をよく観察してるなと思った。
怪盗ニコの軽やかな歩きとかアニメートが絶妙に上手い。

基本、話の核を追っかけだけで構成してるのが凄い。
ヒーローは美男ではなく、
ヒロインも美女ではない。
それが映画を構成するのに必ずしも必要な要素ではなかったって発見。
アニメートが面白さと、悪役のエグサが突出してて良い。

物語において、否定されるべき人格は
「何人も人を殺している」「卑怯」などあるが、
割と誰をしても「こいつは屑」と意見が一致するのは「子供に手をあげる」だろう。
ユーモラスな部分を持ちつつ、バリバリやな奴である。

こいつに捕まったらおしまいという奴が追ってきて、それから逃げる。
チャップリンでも、キートンでも、このプロットは変わらない。
新しげに見えながら、映画の持つ一番古くからある面白さを抱えてるのがこの映画の強みなのかもしれない。



【銭】
通常料金1300円で鑑賞。こんな二本立てだったら惜しくないよ。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
しわ@ぴあ映画生活
パリ猫ディノの夜@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
しわ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評