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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『サイド・エフェクト』『ランナウェイ 逃亡者』をギンレイホールで観て、こえーガーガーふじき★★★★,★★

『サイド・エフェクト』

五つ星評価で【★★★★怖くてたまらない】

多くは語らない。ネタバレるから。
スティーヴン・ソダーバーグとは相性が悪い方なんだけど、これはよかった。

ジュード・ロウ:ラスト近くのヤバさまでよく演じたなあ。
ルーニー・マーラー:すげえ可愛い。凄いなあ。
キャサリン・ゼダ=ジョーンズ:ほどほどのイケテない感を出すのが上手いんだなあ。
チャニング・テイタム:身体が筋肉なのに天使っぽい役。
 顔だけ映ってるチラシを見てて分かった。
 筋肉野郎だけど顔はトム・ハンクスに似てる。

怖い。上手い。
ジュード・ロウは『コンテイジョン』の演技のオツリで、追い込まれた時、
観客の信頼を裏切りそうな悪いイメージがある。それがいい方に作用している。

コメントを付けてくださる方がもしいるようなら、
この作品については話の筋や、人物相関などを語るとネタバレてしまうので、
極力、ネタバレしない記述の配慮をお願いします。




◆『ランナウェイ 逃亡者』

五つ星評価で【★★確かにレッドフォードの映画】

よさげな話なのに何でつまんなかったんだろう。
シャイア・ラブーフの顔がニタニタ顔で甘すぎる。あまり知恵者に見えない。
ロバート・レッドフォードが年相応に爺さんすぎる。
そして、そのレッドフォードのファッションが若者すぎる。
流石に彼ほどの爺さんになるとTシャツは似合わない、本人がどう思っていても。
どうも、この辺のチグハグさと、ゆっくりテンポがあかんかったようだ。

目がランランとしてるスーザン・サランドンはよかった。
地味スーツの公務員が似合うアナ・ケンドリックもよかった。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
サイド・エフェクト@ぴあ映画生活
ランナウェイ/逃亡者@ぴあ映画生活
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ランナウェイ/逃亡者@映画的・絵画的・音楽的
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『最後のマイ・ウェイ』『スカイラブ』をギンレイホールで観て、観たなあ感爆発とオイオイふじき★★★,★★

『最後のマイ・ウェイ』

五つ星評価で【★★★人間一人分の歴史を観たなあという満足感】

知らん。知らん。クロード・フランソワなんて知らん。
フランスのアイドル歌手(♂)の一代記。
見てみると映画は滅法面白い。

人から愛される素質がある。
独占欲と支配欲が強くて、人を愛すると相手をボロボロにしてしまう。
才能にあふれ、マルチに活躍の場を広げ、戦い続ける。

見ていて、しょーもない奴と思わせながら、そのしょーもなさも合わせて、どうにか安定して落ち着く場所を与えてやりたいと観客に思わせる手腕が素晴らしい。主人公に欠陥はあるが、その欠陥を埋める後悔や才能を小出しに出して、観客を納得させる。そら、同調するよ。映画を観てて、基本、主人公を嫌いになるのはつらいもの。

という訳で日本だったら、
西條秀樹で最後に美波春夫が『YMCA音頭(※)』を歌う事で涙を流すみたいかな、と思って見ていた。下記TBのトラネコさんは俊ちゃんだそうです、成程ね。

PS 最初の恋人がゴーちゃんにちょっと似てる。
PS2 フランス・ギャル役の女の子がなかなか可愛いのう。
PS3 『マイ・ウェイ』があの英詩がオリジナルじゃないというのは知らなかった。
 でも、元の仏詩が女々しさの極致みたいな曲だから、
 シナトラはそれとは別の英詩でうたって大正解だったと思う。

※ YMCA音頭は多分、実在しません



◆『スカイラブ』

五つ星評価で【★★いけすかない主人公】

ジュリー・デルピーの監督作。
舞台は過去。冒頭と巻末に現代部分がちょっと付く。
その現代部分で主人公の「いけすかない部分」が明確に描かれる。
ああ、いやだいやだ。めんどくさい。関わりあいたくない。
そして回想から過去に入って主人公が少女になって5分とかからないうちに、やはりこの少女とその少女を取り巻く家族が実に「いけすかない」事が分かるのである。
そんな主人公たちの「いけすかなさ」と格闘する113分。

親戚一同が集まって、婆ちゃんの誕生日を祝う。
ジュリー・デルピーの子供に向けるカメラが優しい。
そこはいいと思う。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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最後のマイ・ウェイ@レザボアCATs

『愛さえあれば』『ローマでアモーレ』を観て春じゃないのに春眠暁を覚えずふじき★★★,★★

『愛さえあれば』

五つ星評価で【★★★歌わないマンマ・ミーアみたいな(あ、マンマ・ミーアをもう覚えてないや)】

結婚式を中心に親同士が恋仲っぽくなったり、
結婚をあげる当人同士の障害が持ち上がったり、
ライトコメディーという程じゃないけど、
適度にやかましく適度に切ない。
いわゆる中途半端って奴じゃないか。

シリアスに寝首をかかれそうになる『マンマ・ミーア』みたいな
(でも、マンマ・ミーアもう覚えてないからなあ)。

新婦の母親と新郎の父親の年をとってからのロマンスが本題で、
性格よさげなおばちゃんと胸毛モジャのピアース・ブロスナンにはあまり興味ない。
興味もたないとダメ?
興味持たなくても楽しませてくれるくらい適度に面白いから問題ないんだけど。

新婦の女優さんが誰だか知らないけど、見とれるくらい綺麗。



◆『ローマでアモーレ』

五つ星評価で【★★アレンぽいけどね】

ローマの恋のアラカルト・ムービー。いつものアレンの。
相変わらずアレンは呼吸するように自然に映画を撮っている。
その呼吸に観客の息が合うとか合わないとかにはアレンはもう興味がないのだ。
この映画を観て宣伝担当者は、この映画なら『ローマでアモーレ』で充分だろ。
そう思ったに違いない。実に適正なタイトルだと思う。

四つの話が決して組み合わさる事なくダラダラ語られる。
そう、ローマってきっとダラダラな町なんだろう。

・ウッディ・アレン演じる男が娘の結婚式にローマにやってきて、
 風呂場だと凄い美声のオペラ歌手(新婦の父)を見つける話。
・若い建築家が未来の自分と語らいながら、すんでのところで
 性悪女(エレン・ペイジ)と爛れた関係にならずにすむ話。
・ロベルト・ベニーニが有名になったり無名になったりする話。
・田舎のカップルが都会に出てきて、どっちも思いもよらない
 恋のアバンチュールをしちゃう話。

どれもまあ、適当な白昼夢で、男は姿形は違ったり違わなくても全部アレンの分身で、女はそんなアレンが相手したいと思ってるあらゆるタイプの聖女だったり、ビッチだったり、なんである。うん、アレンだ、いつもの。
まあ、ええでねえの。目くじら立てなくても。


『映画的・絵画的・音楽的』さんのとこに付けたコメントが一番、
この映画に対する全ての人々の感情を言い表わしてると思う(下のリンク先から飛んで確認してみてください)。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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ローマでアモーレ@ぴあ映画生活
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『イノセント・ガーデン』をギンレイホールで観て、この後が面白そうだふじき★★★

五つ星評価で【★★★これはこれでいいけど、この後の方が面白そう】

『オールド・ボーイ』のパク・チャヌクのハリウッド、デビュー映画になるのかな。なかなか堂々、立派な出来ってか変な出来。これだけ好き勝手に作れているなら心配することも全然なさそうだ。

画面作りの美学が大層凝ってて面白い。特にあの蜘蛛が……
その美学な画面同様、捻じれている事に対する否定から解放された主人公が足を踏み出すその先の道程の方が面白そうだ。

【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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イノセント・ガーデン@ぴあ映画生活