五つ星評価で【ガーガー寝たから評価不能】
いやあ、雪、降ったじゃないですか。
そんで、その日はちょうど豊洲で面接で、
面接前に観ようと思ったら(それもどうなんだ)、
雪の交通遅延で見れなくなって、
神経使ってドップリ疲れた面接後に、突撃したら
案の定寝てしまいました。
ライアンは「エージェント=現場のスパイ」じゃないってのが頭にあるから
何となく観る前から嫌で、それで油断したってのはあるな。
それは「マイティ・ソー」がハンマーを使わずにショットガン使うみたいな物で、変えちゃいけない改変場所だと思う(分析屋だけど、やむを得ず現場にというのは可)。
でも、クリス・パインはライアンじゃないよ(ハリソンも線が違うけど)。
知的に見えないし、若僧すぎる(若いのは今回がビギニングだからだけど、そもそもそこから原作と噛み合わないからなあ)。
宣材のチラシ観てて、気づいたんだけど
クリス・パインは小島よしおに似てる。
えーと、ダメダメだな。
【銭】
ユナイテッドシネマの金曜メンバー割引で1000円。
▼作品詳細などは今回省略。こんなの秘密の記事だ。TBは返信のみ。
五つ星評価で【★★★★GOODナタリ】
ああ、面白かった。
最初、時間もの・記憶ものかと思ったら、そんな風に話を転がすのか、とワクワク。
話を転がす転機が映画自体短いのに実に多いのに感心。
主演のアビゲイル・ブレスリンの緊張感を維持し続ける演技もとても良かった。
あと、父ちゃんと母ちゃんと弟に味があって実にいい。
これぐらいだな。
中身にギッシリ「ネタバレ」を詰め込んだ大きく膨らんだ風船みたいな映画なので、
このくらいまでしか書かない。これは何も知らん方が面白い映画だよ。
観る機会少なそうだけど、観てみてください。うんうん。
【銭】未体験ゾーンの映画たちリピーター割引で1000円なんだけど、
その前に水曜割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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ハウンター@ぴあ映画生活PS 「ハウンター」っていったい何やねん。
PS2 好み的にはオリヴィアだ。
五つ星評価で【★短いのに超だれ】
長い映画は体力的にしんどいので、短い映画が好きなんだけど、
こういう短くてもダレちゃうのに当たるんで困ってしまう、ってダレすぎやん。
それにしても
『データ・シティ』だと思い込んでて、
ポスター図案から
『トロン』みたいな映画だろうと踏んでたら、
『テーター・シティ』だった。「テ」に濁点ないのね。
「テーター」って何やねん、と思ったら町の名前なんである。
だから、これは日本だったら
『爆殺都市・名古屋市』みたいな題名。
ジャンルはゴア・スプラッタで、
どっちが善とも悪ともつかない二つの勢力が
どっちがどっちだか、あまり見分けも付かない状態で、
ひたすら血を流しながら殺し合う。
飽きる。
どんな凄いスプラッタでも、やってる事は延々同じだとどうにも飽きてたまらない。
90分、バナナの皮に滑って転ぶだけの映画があったら飽きるだろ。
そんな感じ。
キャッチコピーは「この都市は異常だ!!」なんだけど、
異常なのは映画ですね、よくない意味で。
【銭】未体験ゾーンの映画たちリピーター割引で1000円なんだけど、
その前に水曜割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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テーター・シティ~爆・殺・都・市~@ぴあ映画生活▼関連記事
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アダム・チャップリン@死屍累々映画日誌PS 次に企画してほしいのは
『フィンランド式残酷テーター・シティー』。
いや、それはちゃうやろ。
五つ星評価で【★★短いのにだれる】
長い映画は体力的にしんどいので、短い映画が好きなんだけど、
こういう短くてもダレちゃうのに当たるんで困ってしまう。
これは基本、ワンアイデアの映画で、ワンアイデアを出すまでが長い。
また、ビデオ自撮りスタイル(POV)で揺れるのも疲れを増幅させる。
この手の自撮りスタイルで「母と息子」というキャラ組み合わせは珍しい。
珍しいけど、この組み合わせはヒエラルキー(階級)の向きが基本一方向だから、
見ていて、撮影側(話し掛け側)に感情移入すると、ずっと凹みっぱなしになる。
何かちょっとずつ、ちょっとずつ、着実にダメを蓄積してるのだなあ。
フィンランドねえ。
サウナとムーミンくらいしか思い浮かばないんだけど、ロシアと仲が悪いのか。
ショッピングしてる最中にサウナの打たせ木みたいので攻撃してきたら残酷か?
ショッピングしてる最中にムーミンが団体で襲ってきたら残酷か?
※※※※※このあとネタバレ※※※※※
次の設定が全てです。
・フィンランドでは何かの祝日(忘れた)に外国人を喰わないといけない。
回避する手段は次のどちらか。
日没まで逃げ切る事。
フィンランド人を逆に喰う事。
わははははは。
このアイデア、これだけは面白い。映画はダメだけど。
これ見て、宇宙大作戦のエピソードを思い出した(モノは見てない)。
スポックの母星バルカンは皆、論理を重んじるお国柄(お星柄か)、
ただ、いつもいつも論理論理とやっていると、子孫も残せず、星も滅んでしまうので、
1年に1回だけ感情を爆発させる日を作って、そこでSEXする。
実際に見てないから「ほ、ほんとかよ」と思うんだけど、作りはこれに似てる。
カーク船長が何かの都合でその祝日にバスツアーでバルカンを訪れると、
バルカン美女に揉みくちゃにされて、やられ捲り、みたいな。
うん、何だか普段、生徒会長みたいなタイプがおかしくなるのはゾクゾクするな。
さて、この
『フィンランド式~』、フィンランドとロシアの合作映画。
これが最高にいかす。映画はそんなに面白くないけど、この部分だけメタでいかす。
これ、同パターンを日韓合作で作ったらどうなるかと言うと、
韓国人が日本に格安ツアーでやって来た。
その日は日本の建国記念日で、日本では国をあげて秘密にしているが、
建国記念日には一人一殺尊王攘夷で、外国人を必ず殺さなければいけないのだ。
刀、ジュードー、ニンジュツで襲ってくる日本人にテコンドーで立ち向かう韓国人。
ラストはキム・ヨナが日没(西方、奇しくも韓国を意味する)まで、
ずっとスピンを繰り返し、近寄る日本人をスケート靴の塵にする。
おお、面白そうじゃん。
だから、メイン・アイデアはとてもいいのだ。
自撮りを止めてもっと大袈裟な話にしたら面白かっただろうになあ。
ラストの気怠さはそれなりに高く評価する。
【銭】未体験ゾーンの映画たちリピーター割引で1000円なんだけど、
その前に水曜割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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フィンランド式残酷ショッピング・ツアー@ぴあ映画生活PS 次に企画してほしいのは
『オギノ式残酷ショッピング・ツアー』と
『ねじ式残酷ショッピング・ツアー』。
五つ星評価で【★★★★ネタバレのアレについては全面的に秘密にします。うんでも、アレはやはり人間存在を賭けるものの一つだから、やはり面白い。秘密だからアレが何かは書かんけど】
バイクや車でレースをしながら、ナンパして嵌めて、1位を決める。
AVを劇場版に編集して公開。
これが無茶苦茶アウトローで素敵だ。
トムちんの
『アウトロー』なんて目じゃない。
というのは、これ、多分、これその物が犯罪記録だ。
車やバイクは命を落としかねない危険走行だし、
ナンパして嵌めては自由恋愛としても、
取材扱いでお金払ってるのは売春にグレーだ。
でも、それがヒリヒリする。
本家本元の
『キャノンボール』(観てない)も法律違反を推して行われるので、同じベクトルで実に正しい。ただ、本家はフィクションだが、今作はドキュメンタリーなのだ。わははははは。だから、逆におもろい。
RUNステージとSEXステージがあって、
RUNステージは目的地に早く着いた者、
SEXステージは目的(SEX)に早く到達できた者が高得点をGETできる。
とっても簡単に処理されるRUNステージ(AVだから)の車の飛ばしっぷりは本家の
『キャノンボール』よりヒリヒリしてると思う(観てないけど)。
そして、SEXステージ。
人間っていろいろだなあ。
いや、どんな人間でもSEXするんだなあ。
目ざわりのいい物から目ざわりの悪い物まで(罰ゲームかよ)、
開けっぴろげな男の猥談みたいで、無性に面白い。
成功した時より、失敗した時の方が、
もの凄い角度でせりあがってくる「あるある感」が面白い。
基本、女の子がいい場合でも、凄まじい場合でも、実用には向かない。
(劇場で抜かないから構わないけど)
でも、「ああああああ、あんな悪条件で」・・・アスリートを見る気分。
村の寄り合いで、夜這い自慢ってか、
夜這いしたら「金さん銀さんだったよ(大笑)」みたいな話が映像付きで延々と続く。
そりゃあ抜けないよ(笑)。
逆に甲斐甲斐しいAV監督の発奮をホモが見たら、それなりに萌えるかもしれない。
そんな中、オマケ程度に出てくる賞品の女優、神谷まゆちゃん、可愛らしいなあ。
こういうの観てると真面目に「人って面白いなあ」と思う。
混じりたいとは思わんけど。
【銭】当日券1700円で鑑賞(1300円の前売券はあったけど期間が短かく無駄にする可能性もあったので、あえて当日券で鑑賞)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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劇場版 テレクラキャノンボール2013@ぴあ映画生活▼関連記事。
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Bisキャノンボール 2014@死屍累々映画日記PS 劇場、満席でした。
五つ星評価で【★★★★好きとは言いかねるが圧倒される】
あの国辱映画
『だいじょうぶマイフレンド』に懲りて、
村上龍監督作品はその一作品で打ち止めにしていたのだが、
リバイバル公開のポスターワークがとっても素晴らしかったので、
ダメ元で観に行ってみた。
好き嫌いで言うと「微妙」だが、まあ、何にせよ圧倒されて帰ってきた。
こんな変な映画、みんな、観といた方がいいよ。「35ミリニュープリント版」をうたい文句にニュープリントのフィルムを1本焼いて、それを持ちまわしてあちこちの映画館で掛けるようである。このギトギトした色調の映画が35ミリとしてふさわしい選択だったかどうかは疑問が残るが、せっかくだから35ミリで観て「デジタルと違いの分からなかった俺はなんてダメ人間」と泣くのもいいんではないか。
すんげ大雑把にいうと、アルバイト感覚のSM譲アイが様様な人と出会う中で過去と決別し、等身大の未来を手に入れる。そんな映画。え、そんな映画だっけ。
主演は二階堂ミホ。
ハル・ハートリー夫人だそうである。
そう言えば、K’sの昼番組はハル・ハートリー特集か。
凝った事やるなあ。嫌がらせちゃうか。
この二階堂ふみ、もとい、二階堂ミホの顔立ちが
「あああああ、許してください。私が悪いんですう」みたいな、
常にためらってるみたいな顔で、見ていて疲れる。
松金よね子顔なんである。
ラストちょっとサバサバして脱皮するまで、それは続くんである。
辛い。拷問かよ。そうか、そういう映画だったのか。
人生を知り尽くしている加納典明の主人、
死にかける下品なうるさい主人、
ナルシストの固まり三上寛を経て、
アイは本物の女王サキ(天野小夜子)に出会う。
このSMシーンの魅せる事。
そのサキのアドバイスにより、アイは過去の清算に出かける。
そこから先の地獄めぐりの気持ち悪さ。
何か尻尾まで詰まった餡子入りの鯛焼きみたいに
「変」が詰まっていた。
オマケ
草間弥生が占い師の役で出てる。今同様にすんげえいかがわしい。
音楽は世界の坂本。微妙に気持ち良くない。
けど、気持ち良くない感が絶妙に合ってるようでもあり。
仕上(編集みたいなもんか?)に井口奈巳(
『ニシノユキヒコの恋と冒険』監督)
録音助手に田中要次(
『HERO』の「あるよ」の人)の名前発見。
【銭】額面金額1000円の前売券を20円安い980円でチケット屋でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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トパーズ〈1992年〉@ぴあ映画生活PS もう一回観るかと言われたら、5年くらい待ってくれ、と言いたい。
◆『あの頃、君を追いかけた』五つ星評価で【★★★★ミシェル・チェン可愛い】
こんなんだよ。
こんな青春映画が観たかったんだよ。
玉木宏みたいなクー・チェンドンはバカ。
家でいつも全裸って設定が似合いすぎててたまらん。
バカはバカでも皆に好かれるバカで、野郎の観客はみんな一体化する。
そして、他の女の子よりちょっとだけ可愛いと映画内で言われる
優等生ミシェル・チェンが
他の女の子よりちょっとだけ可愛いだけなのに可愛すぎてたまらない。
野郎の観客はみんなこの娘を大好きになる(ならん訳ないだろ)。
もう、このキャスティングでこの映画の勝利は決まった。
うおおおおおおおおお。
金で買えるならこんな青春が買いたかったね
(って言ってる時点でダメだ)。
もう、
見ろとしか言えない。
語れば語るだけ映画の本質から外れてしまい、無駄な気がする。
PS 飯島愛にも乾杯。
◆『ウォーム・ボディーズ』五つ星評価で【★★★ライトなゾンビ・ラブコメ】
ゾンビくんが少女に恋する。
深く考えなければ、いんでね、これはこれで。
『ジャックと天空の巨人』では百姓役が冴えなかったニコラス・ホルトが、
このゾンビ役は一世一代の当たり役と言わんばかりにゾンビ美少年ぶりを発揮。
対する女の子、テリーサ・パーマーも、
生きてる女の子(ボインボイン、きゅっきゅっ)っぽくて、ナイスバランス。
女の子の女友達がアナリー・ティプトン。
『ラブ・アゲイン』の家庭教師の女の子。
特に何をするって役じゃなかったけど、
あの派手派手な顔を久しぶりに見れただけで嬉しかった。
設定的にはゾンビとガイコツの設定をもっとしっかり語った方がよかった。
・人間(非感染者)
・ゾンビ(感染者)
・ガイコツ(感染後死者)
なのだろうが、ゾンビとガイコツの境界が曖昧だし、ガイコツはもう完全に本能的な行動だけで動作してるように見せてくれる方がよかった(「追い出された」みたいにガイコツに物を考えているように思わせる演出があったが、あれはいらない)。
ゾンビに血が流れていないとするこの映画独自の設定もいきなりな感じだった。アレクサンダー大王かよ(アレクサンダー大王は血の代わりに血管を炎が流れてるって説があった筈)。
感染者が治癒する映画が自分の知る限りではもう一作ある。
韓国のオムニバス・ゾンビ映画
『隣のゾンビ』。
ここでは治療後、ゾンビは差別を受ける。
知り合いを食べてしまった仇として襲われたりする。
世界観的にはそっちの方が全然、正しい。
全体コメディー風味だから
『ウォーム・ボディーズ』はこれでいいのだろう。
でも、明確な理由が分からずに治った者は、
明確な理由なしに再発症するかもしれない。
俺がマルコビッチだったら、ガイコツを撲滅した後に、ゾンビも全て撲滅する。
(実際、愛がなくなったらゾンビに戻るかもしれないよなあ)
PS ニコラス・ホルトじゃなくって、ダニー・トレホだったら
この話は成立しないんだろうなあ。ふんふん、ちぇっちぇっ。
【銭】キネカ大森3回使える名画座専用3000円の回数券のポイントで今回はロハ
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
あの頃、君を追いかけた@ぴあ映画生活・
ウォーム・ボディーズ@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・
あの頃、君を追いかけた@とりあえず、コメントです・
あの頃、君を追いかけた@ラムの大通り・
あの頃、君を追いかけた@こねたみっくす・
ウォーム・ボディーズ@ノラネコの呑んで観るシネマ・
ウォーム・ボディーズ@ノルウェー暮らし・イン・原宿・
ウォーム・ボディーズ@ペパーミントの魔術師・
ウォーム・ボディーズ@迷宮映画館▼関連記事
・
隣のゾンビ@死屍累々映画日記
五つ星評価で【★★★評価が割れてるけど、一見さんに近いとOKっぽい】
前回の劇場版『ビギニング』のみ鑑賞。
普通に面白い。けど、TV版観てた人には不評らしい。
TV版と顔が違うと言われても、一見さんダッシュな自分はあまりピンと来ない。
さて、冒頭5分くらいTV版の内容解説が入る。
えっ、『ビギニング』でTV版全ての内容網羅してたんとちゃうんか。
そんな中途半端なら、いらんやろ『ビギニング』。
ただ、5分解説が物凄いスピードと圧縮度で解説進めていくのに
付いていけるのは『ビギニング』観てたからかもしれん。
そうかあ、予告見て新キャラかと思ってたルナティックって、
『ビギニング』以降のTV版に出てたキャラなのね。
新キャラ、ゴールデン・ライアンは見せ場もあって、中々よい。
本来なら「役立たずになる」部分もしっかり描くべきだと思うけど。
敵の3人はあまり綺麗にキャラが立っていないのでつまらない。
爺さんとマスクと女。どの能力も伝説に合致するように取って付けた感じ。
そんなナイスな偶然はないだろ、普通。
彼等とラスボスが持ってた機械が何をする機械かが分からなかった。
ラスボスは想定の範囲内ってか、この手の犯人もパターン化してる感じ。
それぞれ既存のヒーローはいい色が出てた。
虎徹の出番が遅い。
そして、割といいシーンがないまま、バニーに追いつかれたりする。
斉藤さんがちゃんと小声だったのが一番の壺。
【銭】新宿ピカデリー、ラスト8ポイントでポイント鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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劇場版 TIGER&BUNNY -The Rising-@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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劇場版 TIGER&BUNNY -The Rising-@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
五つ星評価で【★低次元バラエティ】
GENERATIONSの白濱亜嵐というエグザイルの眷属らしい人が主役の「近未来青春ラブストーリー」だそうである。
鼻くそほじって5分で作ったような物語は破綻だらけ。
単に男性アイドルをパンツ一丁にして、女の子のファンにキャーと言わせればミッション完了なのだろう。そら志が低すぎるだろ。
破綻をあげてもキリがないのでここではあげない。
白濱亜嵐は一人二役をメリハリ付けて演じているが、ラストでちょっと匙加減が狂った。あそこまでオリジナル側の演技をコピー側に近づけてしまうと、判別が付きづらいし、物語のリアル感を一気に失ってしまう(形式的に物語にリアル感はある物とする)。ちゃんと一人二役を演じ分けてるけど、演技力がどうって話じゃないから、これは彼にとって「ブリーフ一丁になった役」って黒歴史にしかならんと思う。
山下リオちゃんが出てて、観た理由はそれだけなのだが、彼女も二役を演じている。彼女の役は全く同じキャラで髪型だけ変えて演じている状態(そもそもクローンだから、主役の特異な彼を除いては同質の筈なのだ・・・不良役が同質じゃなかったのは破綻の一つ)。山下リオちゃんにショートカットが似合わない事が分かった。相変わらず脚ほそ!
板尾さんは白衣が似合う。まあ、それだけ。
【銭】新聞屋系の只券もらった。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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セブンデイズ リポート@ぴあ映画生活
五つ星評価で【★★★ちょっと雑然としてる】
盲目のピアニスト、彼には幼少時に負ったトラウマがある。
生活に披露するダンサーの卵、彼女は乱雑な環境により未来が見えない。
この二人の出会いが化学反応のようにそれぞれの人生を変えていく。
色々、盛り込み過ぎてちょっと雑然としている感じ。
そして、ちょっとウトウトしてもうた。春眠よのう。
音楽やダンスのシーンはとてもよい。
いや、音楽やダンスが良くなかったら、映画として成立しない類いだな、これは。
話が色々な方向に手を伸ばしているのに、綺麗に収まってない気がする。
そんなのは、全部綺麗に収めなくてもいいのよって言っちゃえばそれまでだが。
ウトウトしてる間にフォローする展開があったらごめんなさいなんだけど、
以下の部分が気になった。
・ユィシアンとクラスメートの関係が雑然と細いまま。
・ユィシアンの普段の生活が割と謎。
・ダンサーの母親が脈絡なくいい人化。
・ダンサーの元友達が後半、顔見世くらいしか出て来ず、バランス悪い。
・バンドがいきなりいいバンドに出来上がってて、バンド自身の物語がない。
・ユィシアンがトラウマを克服するために自分から運命を選択しない。
・ユィシアンが演奏以外で接しているのは、家族とダンサーとバンドだけである。
なんかいい話が並んでいるが、各楽器がそれぞれのメロディーを奏でながら、シンフォニーとして最後に一つに上手く絡んで出来上がらなかったみたいな感じ。
多分、一番問題なのが「あいつ障害者だから一番になれたんだぜ」というユィシアンのトラウマ自身を映画自身がなぞってる事じゃないだろうか。
「これ、障害者の映画だからいい映画なんだぜ」みたいに見えなくもないのだ。多分、それを脱する為には「障害者であろうがなかろうがいい人であるユィシアン」の良さをハナからいい人であるダンサーやバンド以外が認めるカットが必要なのだと思う。
ダンサー姉ちゃんの踊りはとても綺麗だし目を引くが、
指導する先生のダンスの美しさには敵わない。
ユィシアンのピアノの演奏もすばらしいが、
実はカードを使った余技の演奏の方が好きだ。
【銭】新聞屋系の只券もらった。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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光にふれる@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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光にふれる@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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