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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『トパーズ』を新宿K’s cinemaで観てカルト濃度にゲラゲラ大笑いふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★好きとは言いかねるが圧倒される】
  
あの国辱映画『だいじょうぶマイフレンド』に懲りて、
村上龍監督作品はその一作品で打ち止めにしていたのだが、
リバイバル公開のポスターワークがとっても素晴らしかったので、
ダメ元で観に行ってみた。
好き嫌いで言うと「微妙」だが、まあ、何にせよ圧倒されて帰ってきた。

こんな変な映画、みんな、観といた方がいいよ。

「35ミリニュープリント版」をうたい文句にニュープリントのフィルムを1本焼いて、それを持ちまわしてあちこちの映画館で掛けるようである。このギトギトした色調の映画が35ミリとしてふさわしい選択だったかどうかは疑問が残るが、せっかくだから35ミリで観て「デジタルと違いの分からなかった俺はなんてダメ人間」と泣くのもいいんではないか。

すんげ大雑把にいうと、アルバイト感覚のSM譲アイが様様な人と出会う中で過去と決別し、等身大の未来を手に入れる。そんな映画。え、そんな映画だっけ。

主演は二階堂ミホ。
ハル・ハートリー夫人だそうである。
そう言えば、K’sの昼番組はハル・ハートリー特集か。
凝った事やるなあ。嫌がらせちゃうか。
この二階堂ふみ、もとい、二階堂ミホの顔立ちが
「あああああ、許してください。私が悪いんですう」みたいな、
常にためらってるみたいな顔で、見ていて疲れる。
松金よね子顔なんである。
ラストちょっとサバサバして脱皮するまで、それは続くんである。
辛い。拷問かよ。そうか、そういう映画だったのか。

人生を知り尽くしている加納典明の主人、
死にかける下品なうるさい主人、
ナルシストの固まり三上寛を経て、
アイは本物の女王サキ(天野小夜子)に出会う。
このSMシーンの魅せる事。
そのサキのアドバイスにより、アイは過去の清算に出かける。
そこから先の地獄めぐりの気持ち悪さ。
何か尻尾まで詰まった餡子入りの鯛焼きみたいに
「変」が詰まっていた。

オマケ
草間弥生が占い師の役で出てる。今同様にすんげえいかがわしい。
音楽は世界の坂本。微妙に気持ち良くない。
けど、気持ち良くない感が絶妙に合ってるようでもあり。
仕上(編集みたいなもんか?)に井口奈巳(『ニシノユキヒコの恋と冒険』監督)
録音助手に田中要次(『HERO』の「あるよ」の人)の名前発見。


【銭】
額面金額1000円の前売券を20円安い980円でチケット屋でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
トパーズ〈1992年〉@ぴあ映画生活

PS もう一回観るかと言われたら、5年くらい待ってくれ、と言いたい。
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