五つ星評価で【★★黒川芽衣スッとしたな】
子役出身の黒川芽衣も結婚適齢期の役をやるようになったのだなぁ(感慨)。
顔立ち変わったなあ。もさっとした感じからシャープに。
化粧が上手くなったのかもしれん。
大東俊介の前に出すぎない演技が好感触。
この若い二人が対峙する大東の実家が変な家族。
父がいて、母は死んでいて、長男が大東。
内縁の妻が三人いて、その妻それぞれに同じ年の子供がいる。男1人に女2人。
きっと後20年くらいしたら、スケキヨ、スケタケ、スケトモみたいに
遺産問題が勃発して逆立ち死体とか登場するかもしれないが、
どうせなら女の子に逆立ちしてもらいたい。
若夫婦2人に家族7人ってあまりそれぞれキャラ立ってないのに多い。
変わった形の家族のいい点や悪い点を観察しながら「家族」を考える話だけど、
みんなネコみたいに個人主義なので、なかなか「家族」のドラマにならない。
結婚する二人にとって、帰属する家族は大事は大事だろうが、
そんなに無理してべったり仲よし家族にならんでもいいんじゃない、
とか疑問を呈すると話が終わってしまう。
だからどうも話に必然性があるのかないのかがよく分からなかった。
って言訳で、中盤に集中力が途切れて寝た(あかんやん)。
【銭】シネマート新宿月曜メンズデー1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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ねこにみかん@ぴあ映画生活
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◆『実録不良少女 姦』五つ星評価で【★★主役の女の子の顔が嫌だ】
日夏たより主演、小川 恵 内田裕也出演。
藤田敏八監督、1977年のロマンポルノ。
15で初体験16で出産したツッパリ不良少女のたくましい生き様。
内田裕也は16の不良少女にたかる生活力のないヒモ。なんてピッタリなんだ。
オープニングに「コミック雑誌なんかいらない」がかかって気持いい。
主役の女の子の顔が・・・麗子像と言うか、
雨上がり決死隊の蛍ちゃんの目をクリっとさせたみたいと言うか。
だからエロ方面では興奮しない。
岸部一徳も出てる。まだ長髪でヤングだ(中学教師役)。
ラストシーンで延々と聞かされるマジ赤ん坊の泣き声が超うるさい。
そんなもん聞きに映画館に来たんやないで。きしょー。
◆『嗚呼!おんなたち 猥歌』五つ星評価で【★★★★内田裕也のロクデナシっぷりが最高】
内田裕也主演、角 ゆり子 中村れい子出演。
神代辰巳監督、1980年のロマンポルノ。
売れないロック歌手の内田裕也がSEXしまくる。その辛さ、哀しさ。
これが、実は初めて見た。
染みる染みる。男にはこんな具合にロクデナシになりたい願望があるものだ。
善悪抜きにして、ともかくどんな女ともコマせりゃ幸せだろう、とか思わなくもない。
ただ、実践すると、この映画みたいに辛く切ない事になるだろう。
男って所詮、女に生かしてもらってる虫みたいなもんなんだと思う。
全編しょっぱい内田裕也は小泉純一郎のようであり、坂本竜馬のようであり、
それでいて、全然、内田裕也だ。
安岡力也が薔薇の刺青背負って出てくる。
ホモではないが内田裕也に「兄貴、兄貴」と言ってニヤニヤしてる。
怒ると服破って諸肌出すのはもしかしたらTVドラマ
『超人ハルク』の真似なのか?
◆『少女娼婦 けものみち』五つ星評価で【★★★主役の子が好きなタイプ】
吉村彩子主演、水島美奈子 内田裕也出演。
神代辰巳監督、1980年のロマンポルノ。
サキはちょっぴりオマセな女子高生。砂浜で彼とやっちゃったのも束の間、今度はトラック運転手ともやっちゃう。ともかく強く生きるびょん、みたいな話。
内田裕也はトラック運転手。あー、何だか、貧乏そうなの似合う。
真っ黒な服とタイツを穿いて赤いヘアバンドのサキを見て
『魔女の宅急便』のキキのコスプレみたいだと思う。
そう考えるとすんげーやらしい。
【銭】新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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実録不良少女 姦@ぴあ映画生活・
嗚呼!おんなたち猥歌〈わいか〉@ぴあ映画生活・
少女娼婦 けものみち@ぴあ映画生活
五つ星評価で【★★★★夏帆ちゃんが、夏帆ちゃんがあああああああああ】
見直した。
もう、最初から最後まで夏帆ちゃんの全てのカットがいい。
カウントダウンがなされ、カウントゼロの時、何が起こるかについては前回鑑賞時さほど気にしてなかった。今回は意図的に「ゼロ」の時とは、どんな時なのか確認しようと思って見てみた。
44日(中村の墜落)、
24日(教師堕胎、理事長誘拐)、
22日(コーラ)、
12日(自転車パズルの実行と処刑)、
05日(中村退院)、
16:00(自転車ベルパズルの実行)、
01:15(自転車ベルパズル処刑時の肉塊投下)、
00:01(中村参戦)だったと思う。
配列に数学的な根拠はないと思う。
あくまでゼロを基準に考えた時、ゼロとの相対時間を表わしているに過ぎなそうだ。
44日の墜落を引き起こす元になった事件の加害者、準加害者5人の処刑、処罰に関しては01:15までで終わっている(理事長に関しては正確な時間不明)。なので、復讐の成就がゼロではない。00:01は中村の復讐を代行した湯浅の危機に中村が踏み切る場面、ここでの中村の行動は復讐とは異なる。一歩踏み出して「中村+湯浅:全世界」という関係になった瞬間だが、それもゼロではない。そんなハートフルな事が大事とされるような映画ではないらしい。湯浅が死んだかどうかは分からないし、語られないが、この湯浅の最後の生存瞬間が映像に残っていた時間もゼロではない。では、ゼロはいつなのか。中村が湯浅の敵に対し、ナイフを振りかざし、返り血を浴びた瞬間である。この瞬間、敵は大量の血液を噴出させるが、その時点で脅威がなくなった訳ではない。だから、「中村+湯浅:全世界」が勝利した時間と言う訳でもない。結果として、単に返り血を浴びた瞬間だ。
では、何でその瞬間なのか。この瞬間の中村の顔が美しいからだ。
44日前に墜落した時、中村の唇に付いた血痕が成長したかのようだ。
この顔を見て、おそらく湯浅は満足を覚えた。そこがゼロだったのだ。
という事にした。
さて、八木さおりが狂ったお母さんを演じるんだけど、
そのお母さんの武器は包丁もあるけど、フライパンも使います。
リアル・ラプンツェルである。ゲラゲラああ、それにしてもラストのダンスが素晴らしすぎるぅうううう。【銭】テアトルの会員割引で1300円。
▼関連記事
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パズル第一回鑑賞@死屍累々映画日記PS カウントゼロになった瞬間、中島美嘉が出てきて
「え、何も起こらない」と言ってもらいたいようでもある。
作るのに手間が余計にかかるのに、
その負荷はバイトが苦労すればできる事だろ、
と経営陣が増えた仕事負荷を現作業員に丸投げして、
「やってらんねーぜ」って全国のバイトがボロボロ結託して止める
という騒動を引き起こしてる話題の定食。
これが、独自のアイデアだったら、まだかっこいいが
アイデアはどこからどう見ても吉野家のパクリだ。
バイトくんの激務に応える為にも味は吉野家以上と言ってやりたいところだが、
残念ながら味は吉野家に劣る。
単純に、急場拵えで真似をしたため、味の追求が今一という事もあるだろうが、
実は味以前にサービスの悪さなのかもしれない。
吉野家の「鍋」は豆腐、白菜、うどん、ネギ、肉の大まかな配置が決まっている。
すき家の「鍋」に豆腐がないのはメニュー上の展開として、他の物はかなりゴッチャ。
うどんが一番上にベタンと掛けられてるのは食しづらい(鍋でうどんを最初に食べるイメージはない)。つまり提供した物がどう食べられるかがイメージされてないのだ。順番も考えずに食うのは闇鍋くらいじゃないか。
肉も野菜も端切れだらけ。余った食材が鍋に回されてるとしか思えない。
別に商売だから、利にかなうならそれで全然かまわないのだが、細かくなる事によって
食感を落とし、味を悪くしている。又、明らかに「整理している」と客に気づかせてしまうのは得策ではないだろう。客は牛丼屋に入って「贅沢したい」とは思ってないにせよ、「邪険にされたい」と思っていくわけでもない。行かないだろ。Mじゃないんだから。Sのコスチュームした店員さんがいたら行くかもしれないが、それは又、別の話だ。端切れの牛肉、野菜に何か繋ぎを入れて別の一品に仕上げるとかの手立てをしたり、商品として仕上げる最後の仕上げが抜けている。どうも「すき家」の商品全般はこの最後の仕上げがいつも足りない。商品以前を出してしまう感じが強い(パックの鰹節を客に掛けさせたり)。
「安いんだから許せ」という甘えが見える気がする。
安かろー悪かろーで客はなびかない。
最低でも、なびくのは競合他社がいない時である。
五つ星評価で【★★★話は好きじゃないがアクションは燃える。映画としてのバランスは残念ながら悪い】
いろいろ思うところはあるが、アクションシーンの真剣さと
そこに映える女性の身体の美しさが、ちゃんと絵になってるのが凄く良い。
残念なのは、女ののど自慢みたいに、過去引きずり系の不幸女が集中していること。
不幸のつるべ打ちが集中して溜まって仲良くやっているのは、物語濃度をあげんとする意図があるように見えて、リアルから遠ざかって見える。
AVのリアル・インタビューとか読んでると誰も彼もが不幸だから、こういう地下格闘技にそういう不幸な女性が集まらないとも限らないが、それならそれで、そういう構図を嘘でも絵解きしておかないとリアルには見えない。
このガールファイトクラブをチラシでは「非合法の格闘技」と表現してるが、正確には「不認可の格闘技」を見せる飲食業態・興行形態に過ぎない。興行にはヤクザも関与してないし、ドラッグや博打も蔓延してそうに見えないので、かなり健全。秋葉原の地下アイドルのショー業態を派手にした物と言えばいいだろう。こう書くと、その興行はかっこ悪い。かっこ悪い事自体は全然問題ではなく、そのかっこ悪い三下の興行組織が、メインロードの外道を叩き伏せるのが物語上「あがる」部分なのだ。だから、この辺をいきがって変に格があるみたいな描き方をしてはいけない。その辺の組織のレベル感を明確に出さなかった所が映画としては中途半端だった。
殺人の一つ二つあってもおかしくないような地下組織が空手の有段者に勝つより、
メイドや地下アイドルが自分を乗り越えて空手の有段者に勝つ。
その方がカタルシス高いだろ。映画はそこを曖昧にしてしまった。
あと本当に残念なのは格闘している身体が凄く綺麗なのに、
セクシーシーンはエロくない。
ちゃんと撮ろうよ。これが彼女たちの名刺代わりになるんだから。
芳賀優里亜は脱衣してる濡れ場より、着衣した状態の自慰シーンの方がエロい。
それってどうよ。
芳賀優里亜 中身が男前な頑張り屋さん。
女ののど自慢的な背景がこのキャラは功を奏し、
後半のアクションは本当に引きつけられる。
水崎綾女 SM女王様。
そうは見えないのに一番他人の事を考えてる、という美味しい役。
小池里奈 フリフリ。
多分、このキャラクターの話が重いのにリアルじゃなかったり、
さして強いと思えないのに、ラストファイトに出たりとか、
話を誤った展開に迷わせてる元凶。小池里奈自身は可愛いけど。
多田あさみ 中国女。
最初から得体が知れないので、そんなに好きになれない。
位置がヒールだから、それが正解なんだろうけど。
ああ、それにしてもアクションよかったなあ。
【銭】角川シネマで水曜1000円均一。
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赤×ピンク@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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赤×ピンク@徒然なるままにPS 品川祐が単に顔がゴツイから呼びましたみたいなキャスティングされてて、
それはよかった。
五つ星評価で【★★全体ゆる~いの】
公開前、ジェット・リーの映画の副題に「微笑捜査線」はないだろ、
と軽い怒りを覚えていたのに、見たら見事にそんな感じの映画でした
(予告だけマジ燃え路線が色濃いから混乱する)。
全体、ゆるいんだけど、
ジェット・リーの非常階段を使ったアクションは凄い。
でも、ジェット・リーの出番自体はそんなに多くない(主役じゃないです)。
主役を立てるため後ろの位置に下がって、いい味なのに適当系の演技をしてる。
意図的にそうメイクしてるのだろうけど、老けてるなあ。
主役のウェン・ジャンがそんなにアクション出来ない人っぽいんで
SFXで効果付けて誤魔化してるシーンが山盛り。
あまりカンフー要員じゃない人にカンフーやらすのは酷だな。
ダメ警察三人トリオの一角、ミシェル・チェン(
『あの頃、君を追いかけた』)は
相変わらずかーいー。ほっとけない感が半端なく強い。
ぷんぷん怒ってるところが可愛いというのは、
マンガ的なキャラとして確立されてるってことだろう。
【銭】シネマート新宿月曜メンズデー1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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ドラゴン・コップス-微笑捜査線-@ぴあ映画生活
五つ星評価で【★★ゆるゆるだけど北村一輝の独白が好き】
元はTVドラマらしいが、そっちは未鑑賞。
「こんなのは映画ではない」と許せない人も多そうだが、
まあ、固い事言わないでもいいじゃん。
映画であっても、映画じゃなくても、それで誰が困るとかないよ。
ツボなのは北村一輝の独白が、強面なのにちょこちょこ乙女っぽい所。
匙加減具合がどうにもこうにも絶妙。
という事で、それはそれとして、話は全く大した話ではない。まあ、それはいいだろ。
北村一輝の人を斬れない描写は、もちっと大きな規模で公開された
『ICHI』の大沢たかおの同じ描写より説得力があった。どうも
『ICHI』のそれは全て脳内で考えた結果の披露みたいで、
『猫侍』のそれは、理屈はともかくとしてそういう事ってありそうだよね、ってアバウトな書き方。アバウトと時代劇には親和性があるのだろう。
ガリガリの蓮佛美沙子が「売られてきた子」ってのは説得力がある。
私自身は猫はどうでもいいのだけど、
鑑賞当日レディース・デーでレディーが鈴なりだったので、
猫に威力はあるのだろう(何となく北村一輝よりは猫目当てだと思う)。
【銭】レディース・デーだったけど、レディーじゃないので、シネマート会員の入場ポイント10回分を使って無料入場した。
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猫侍@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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猫侍@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評・
猫侍@とりあえず、コメントです▼関連記事。
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猫侍 南の島へ行く@死屍累々映画日記PS 猫の代わりにカンニング竹山を抱いて殺陣をする
「猫タクシー侍」だったら、お客は激怒したに違いない。
「東京に本格的な国際アニメーション映画祭が誕生!(チラシ)」
との事で、グランドオープンしたTOHOシネマズ日本橋の見学も兼ねて
1プログラムだけ行ってきました。
目の前にチラシがあるのだけど、これは特報レベルの物で
この期間にここでやりますとだけ書いてあって、番組も料金も一切触れていない。
多分、六本木のトーホーシネマズで入手したが、
別に気にしてなかったから忘れてて、後から探したら見つかった。
そう言えば、府中のトーホーシネマズで予告を見た気もする。
予告はね、見ると忘れるんですよ。
特に、トーホーシネマズは電気消す前の5分と合わせて20分くらい予告やってるから。
そんなの「やるよ」ってだけの予告から映画祭タイトルとか覚えていられる訳がない。
忘れないようにタイム・テーブルが載ってるチラシでもあればと思えば用意してないし。
せめて上映館で事前に配っていれば
・・・うーん、新館だからそういうのやらなかったろうなあ。
置いてあったとしても、映画館出来る前に映画館に立ち寄ったりはしないしね。
勿論、上映当日も置いてなかった。
けっこう変則的なスケジュールなので、
事前に見ておかないと予定立てられないようなもんなんだけど、そこに配慮はなし。
トーホーシネマズのHPに行けば券は券を買えるけど、番組の詳細情報は全て空。
公式HPへのLINKでも張っておけばいいのに。
って事で、当日、番組だけ決めて、料金は発券機で確認。
えっ、1500円するの。500円と勘違いしてた。
実質45分(マイル上は60分)で1500円は高いなあ。
1000円くらいにならんかなあ。
機械相手に値切れん(シャイやから人相手でも値切れん)。
内容よう分からん「卒業制作プログラム」は止めて、これ1プログラムに搾る。
私はツイッターで呟いてる人がいたから気が付いたけど、
みんな、どんなツテで来てるんだか?
場内満員とは程遠いけど1~2割くらいか?
ちゃんとやろうよ。ちゃんと人呼べるようにして呼ぼうよ。
見られてナンボでしょ。
勝ち抜いた映画だけあって、作品は全部、何かしら得る物があったけど。
短編部門グランプリ
◆『妻への手紙』BJっぽい主題かもしれん。
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妻への手紙@フェスティバル公式短編部門優秀賞
◆『エアリー・ミー』化け物に宿る少女マンガの瞳がクール・ジャパンの暗部をそっと照らし出してるようだ。こういう気持ち悪い部分が案外、クール・ジャパンの核かもしれん。
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エアリー・ミー@フェスティバル公式◆『ベティーズ・ブルース』アメリカの黒人奴隷哀歌。こういうのもあり。
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ベティーズ・ブルース@フェスティバル公式HERO’S賞(フィールズ株式会社)
◆『キツネと小鳥』イソップ童話の人形アニメ。ベーシックだ。
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キツネと小鳥@フェスティバル公式KLab賞
◆『Anomalies』アート・アニメ。病んでるな、日本。テイストをわざとアジアっぽくしてあるようにも見える。
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Anomalies@フェスティバル公式DLE賞
◆『チーム・スピリット』実写をアニメ素材にしたとぼけたゴースト・バスターズもの。
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チーム・スピリット@フェスティバル公式【銭】当日券泣く泣く1500円。
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フェスティバル公式PS HERO’S賞、KLab賞、DLE賞ってなんやねん。
こういうの一見さんにも分かるように進行すすめんとあかんやろ。
◆『喪服妻と老人 昇天奥義』五つ星評価で【★堂々たる普通の凡作】
友田真希主演、佐々木基子 日高ゆりあ出演
神野 太監督、2008年のピンク映画。
ふっと気が付いたら速攻で寝てた。疲れてんのやな、俺。
◆『新人女子社員 淫乱㊙検診』旧題
『新人OL 婦人科検診』五つ星評価で【★★バブル時代の軽コメディー】
川原みずき主演、杉原みさお 井上あんり出演
池島ゆたか監督、1993年のピンク映画。
新人OLの河原みずきは性具メーカーに勤めたばかりに商品テストの毎日。
その甲斐あって平賀勘一のエロ医者がスプレータイプの避妊具を発明。
産業スパイが暗躍しながらあっちこっちでハメハメ。
ミスターピンク池島ゆたかとその妻かつ脚本家五大暁子もまだ模索状態。
平賀勘一のクドイ芝居がうるさい。
なかみつせいじは改名前の杉本まことだ。若い筈なのにフレッシュぽくない。
「ブスの方」と呼ばれる同僚の新人OL杉本みさおはアニメ声。顔が出川に似てる。
物語より、映画の中の風俗や風景が面白い。
女産業スパイが潜り込み先の企業で携帯電話で話しながら情報をリークするのだが、
携帯電話が鈍器に使用できるくらい重くてゴツイ。
スタジオALTA前、MYCITY並びに映画看板がまだある。
歌舞伎町グルっと映すとミラノはもとよりJPもオデオンなんかもまだある。
ミラノの看板は多分
『ボディーガード』と
『美女と野獣』だ。
主人公がブス友に勧める缶飲料がJAVAティーとJIVE。
JIVE好きだったんだけどなー。
◆『豊丸の変態クリニック』(10分だけ)
五つ星評価で【-なしなし】
豊丸主演、愛沢良子 栗原早紀出演
浜野佐知監督、1988年のピンク映画。
以前、新橋ロマンで観てる。
時間がなかったので、今回はスルー。
しかし豊丸姐さんのよがり声は凄い。
ピンク映画は基本、音はアフレコ(後からスタジオで当て声)だから、
豊丸姐さんはシラフでマイクに向かって、あの声を出している事になる。
すんげ、役者やのう、素敵や豊丸姐さん
ちなみに、映画内で歌ってる歌は下手
(マドンナ文庫カセット版から抜いてるみたいだけど)。
【銭】新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。
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喪服妻と老人 昇天奥義@PG・
新人女子社員 淫乱㊙検診@PG・
豊丸の変態クリニック@ぴあ映画生活・
豊丸の変態クリニック@PG▼過去記事
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豊丸の変態クリニック@死屍累々映画日記
五つ星評価で【★★★★★相変わらず泣く泣く】
名画座の枠が凄く少なくなってきてるので、この二本立てをかける劇場が他にどこも現れないというのが何だか信じられないような状況であるなあ。
という事で、ちょっと前になるけど観直してきました。泣いてきました。
ううん、こういうの掛けてくれるからキネカさんは堪らない。
やっぱり後編のほむほむの人知れず強くなってくシーンに泣けるなあ。
あの授かった能力の華々しくない、他の武器を使ったりする卑怯な部分も泣ける。
誰だって、あんな卑怯な勝ち方で勝ちたいなんて思わないよなあ。
でも、地を這ってでも愛する人を助ける、
にも関わらずその行為が愛する人の首を絞めるというパラドックス。
凄いもん作りよるよ、日本のアニメ界は。
前編物語が終わった直後のエンドロールがえんらく気持ち悪いのもお気に入り。
【銭】キネカ大森3回使える名画座専用回数券を使って1000円で鑑賞。
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