FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『アナと雪の女王2D吹替』をトーホーシネマズ府中2で観て歌と映画の争いふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★歌にやられる】
  
物語的にはアラもあると思うのだが、それは歌の素晴らしさに塗りつぶされる。

アナがやたらめったら可愛い。
多彩な表情。それと肌感が今までのどんなアニメよりも進歩してる。
なんてスベスベ。アナ10人くらい並べて、その肌でベットを作りたい。
市井に住まう一介の変態として、アナの脚が見えるシーンにはちょっとドキドキした。
身体の割合とか、実際の人間と変わらんから、興奮できるかどうかは自覚次第だ。
戴冠式の日、このアナの歌う希望の歌とエルサの歌う絶望の歌が重なり合う。
やはり、物語以上に歌に魅了され、歌に打ちのめされる。

この後、エルサは町を追われ(というより被害妄想から町を出て)、
そこで予告編でフィーチャーされていた「ありのままに」を歌うのだが、
ここで、いきなり歌い出すところが、物語において違和感を覚えた。
歌の内容は「ここで一人で生きていく」という力強い物で、いきなりポジティブだ。
間にもう一曲は入らないだろうが、エルサの心情を考えると、歌に入る前に、
ついに自分の正体が知れ、町も飛び出してしまった、
その事に対する戸惑いや逡巡がしっかり描かれてから、
それを打ち消す「ありのままに」に行くのが正しいと思うのだ。

もう一点、ラストでは雪が溶け、元の世界が戻って来るが、その理由が理想的でしかないのは物語の上で弱いところだと思う。


キャラ的には魔法で作られた雪だるまオラフの評価が高く、
ピエール瀧の宛て声も適確なのだが、
柳沢慎吾に顔が似てるという一点だけで何となく好きになれない。


さて、ちょっと物語遊びをします(物語に沿いながら嘘を付きます)。

力を制御できないエルサは、ファンタジーの世界では「魔法」を使うと位置付けられる。SFだったら「能力者」だろう。SFがTVや映画などのメディアに深く浸透しすぎてしまっているので、この能力は「そういう事もあるんだな」くらいで、半ば当たり前のように扱われている。
だけど、この能力は「魔女」が扱う種類のもので、童話においては自然に持っている類いのものではない。では、あれは何だと深読みするなら、冷気その物がエルサの対人関係拒否を表わしているというのが妥当な見方だろう。その対人関係の拒否は親から躾けられている。通常、親が子供に誰とも会わないようにしなさいなどと躾けはしない。ここで特殊なケースを出して当てはめてみよう。エルサは初期「らい病」患者なのだ。「らい病」は伝染性疾患で他者にうつる。完治した後も外観を醜く変えてしまう。その為に差別を受ける。伝染を恐れた両親はエルサを隔離して治療した。その甲斐あって完治したが、両手の先にただれが残ってしまった。彼女の指先から出る冷気は他者に対する遮断であると同時に、彼女自身の目に見えてしまう「彼女自身が恐怖その物であるというビジョン」なのだ。
幼い時分、エルサと遊んだアナはその記憶を封印され、
エルサは恐怖におびえながらずっと部屋にこもる。完治はしているのだが、彼女が恐れて人を近づけないので、本当に完治している事を彼女自身も信じる事が出来なくなっている。目の前にある両手には病気の後のただれが残って彼女が病気であった現実を付きつける。戴冠式の日、エルサはただれた両手を隠すファンデーションと手袋を持ってばれない事を祈り、臨む。手袋を外しても遠目からだったら分からない筈だ。
だが、アナかエルサの手袋を手に取った時、高ぶっていた彼女の神経はついに耐えきれなくなり、悲鳴をあげながらエルサは村を飛び出した。
吹き荒れる豪雪は彼女の心の遮断を表わす。
そして、村でも「狂ってしまった女王」について、暗雲が垂れ込める。
村の経済は貿易で潤っている。統治者が狂奔して逃走してしまった。醜聞は貿易に影響を与えるだろう。
アナはエルサを迎えに一人になった彼女の元に出向く。
拒絶、アナはエルサのことが誰よりも分かっていない。
村ではアナを殺した、狂ったエルサが化け物と一緒に村を攻めこむとの噂が立つ。
山狩りで捕まえられるエルサ。
エルサとアナが再び、出会う。
エルサはアナの前に両手を投げ出し、全てを語る。
エルサの腕に接吻するアナ。
エルサは自分の腕を許し、心も落ち着き、村に春が来る。

というのがリアル解釈(っぽい)アナとエルサ。これはこれで泣ける。

アナはサトエリに似てる。



【銭】
トーホーシネマの会員サービスデーで1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
アナと雪の女王@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
アナと雪の女王@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
アナと雪の女王@或る日の出来事
アナと雪の女王@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
アナと雪の女王@徒然なるままに
アナと雪の女王@ペパーミントの魔術師
▼関連記事。
・アナと雪の女王(2D吹替)@死屍累々映画日記・第二章
アナと雪の女王(2D字幕)@死屍累々映画日記・第二章
アナと雪の女王2@死屍累々映画日記・第二章

PS トーキー万歳
PS2 俺は俺の好きな女の子がハナクソを食べる子だったら大丈夫だろうか?
 いや、そういうプレイだったら。
PS3 雪山を真っ二つに割って、
 エルサの耳に「しゅらら」という音が聞こえる展開はよ!
スポンサーサイト



『リターン・トゥ・ベース』『ダンシング・クィーン』をキネカ大森3で観て、中々とグッふじき★★★,★★★★

◆『リターン・トゥ・ベース』

五つ星評価で【★★★軽い】

韓国版『トップ・ガン』恋と戦争付き。

主役のチョン・ジフンは玉袋筋太郎とサバンナ高橋を足して2で割ったような顔で、
成長ストーリーが入ってるのでラスト近くまでけっこう我儘キャラ。
サバンナ高橋系統の顔で我儘だと、駄々を捏ねてるようにしか見えなくてマジいやだ。

北朝鮮で革命が起きて核ミサイル発射秒読みかもという設定で
北朝鮮までF15飛ばして核ミサイル破壊に行って、ついでに人命救助もする、
合間に恋も挟むという盛り沢山すぎる荒い脚本だけど、ギャグではない。

主人公と恋仲になる凄腕女整備士のキャラが一応ツンデレになるのだろうが、
このキャラがもう恋愛パートをこなす為だけに作られたみたいなキャラで
役者さんは可愛かったけど、お前そんなんで主人公好きになるなら
オレオレ詐欺とか簡単に引っかかるだろって、ちょっとイライラした
(主人公に恋愛が都合よすぎる)。



◆『ダンシング・クィーン』

五つ星評価で【★★★★大騒ぎコメディーでゲラゲラ】

学生時代ダンス・クィーンだった主婦がセクシー歌手としてデビューを目指す。
一方、人権派貧乏弁護士の夫はマスコミによって人気者になりソウル市長選挙に。
日本だったら都知事選にあたる感じですかね。
選挙当日、妻=セクシー歌手がリークされて「妻も管理できない人間が!」
と追い込まれる。そこで試される夫婦の愛、みたいな展開。もち、ハッピーエンド。

これがベタベタの三流ドラマなんだけど、魂がこもった三流ドラマで実に面白かった。

妻オム・ジョンファが大学生時代から現在の妻まで演じているが
(流石に小学生時代は別人)、化粧が濃くって学生ありえない感が強い。
日本だったら観月ありさが厚化粧しながらセーラー服着てるみたいな感じですかね。
どこの国でも、おばちゃんのメンタリティーって基本、変わらない。

夫が『新しき世界』で株をあげたファン・ジョンミン。
あー、この人、全く演技、何も変わらない人なのね。
明るくライトな(唸り声あげない系の)中村獅童みたい。
まあ、いい感じの兄ちゃんです
(この人は常に酒場にいて、マッコリ飲んで楽しい酒やってそう)。

一つだけ難を言えば、ハッピーエンド確定後がちょっと長い。
スパっと切った方が後味よくなるからそこだけ残念だ。



【銭】
キネカ大森3回使える名画座専用回数券を使って1000円で鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
リターン・トゥ・ベース@ぴあ映画生活
ダンシング・クイーン@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
リターン・トゥ・ベース@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
リターン・トゥ・ベース@銀幕大帝
リターン・トゥ・ベース@いやいやえん