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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『赤×ピンク』を角川シネマ新宿2で観て、バランスの悪さが残念ふじき★★★

五つ星評価で【★★★話は好きじゃないがアクションは燃える。映画としてのバランスは残念ながら悪い】
  
いろいろ思うところはあるが、アクションシーンの真剣さと
そこに映える女性の身体の美しさが、ちゃんと絵になってるのが凄く良い。


残念なのは、女ののど自慢みたいに、過去引きずり系の不幸女が集中していること。
不幸のつるべ打ちが集中して溜まって仲良くやっているのは、物語濃度をあげんとする意図があるように見えて、リアルから遠ざかって見える。
AVのリアル・インタビューとか読んでると誰も彼もが不幸だから、こういう地下格闘技にそういう不幸な女性が集まらないとも限らないが、それならそれで、そういう構図を嘘でも絵解きしておかないとリアルには見えない。

このガールファイトクラブをチラシでは「非合法の格闘技」と表現してるが、正確には「不認可の格闘技」を見せる飲食業態・興行形態に過ぎない。興行にはヤクザも関与してないし、ドラッグや博打も蔓延してそうに見えないので、かなり健全。秋葉原の地下アイドルのショー業態を派手にした物と言えばいいだろう。こう書くと、その興行はかっこ悪い。かっこ悪い事自体は全然問題ではなく、そのかっこ悪い三下の興行組織が、メインロードの外道を叩き伏せるのが物語上「あがる」部分なのだ。だから、この辺をいきがって変に格があるみたいな描き方をしてはいけない。その辺の組織のレベル感を明確に出さなかった所が映画としては中途半端だった。

殺人の一つ二つあってもおかしくないような地下組織が空手の有段者に勝つより、
メイドや地下アイドルが自分を乗り越えて空手の有段者に勝つ。
その方がカタルシス高いだろ。映画はそこを曖昧にしてしまった。


あと本当に残念なのは格闘している身体が凄く綺麗なのに、
セクシーシーンはエロくない。
ちゃんと撮ろうよ。これが彼女たちの名刺代わりになるんだから。
芳賀優里亜は脱衣してる濡れ場より、着衣した状態の自慰シーンの方がエロい。
それってどうよ。


芳賀優里亜 中身が男前な頑張り屋さん。
 女ののど自慢的な背景がこのキャラは功を奏し、
 後半のアクションは本当に引きつけられる。
水崎綾女 SM女王様。
 そうは見えないのに一番他人の事を考えてる、という美味しい役。
小池里奈 フリフリ。
 多分、このキャラクターの話が重いのにリアルじゃなかったり、
 さして強いと思えないのに、ラストファイトに出たりとか、
 話を誤った展開に迷わせてる元凶。小池里奈自身は可愛いけど。
多田あさみ 中国女。
 最初から得体が知れないので、そんなに好きになれない。
 位置がヒールだから、それが正解なんだろうけど。

ああ、それにしてもアクションよかったなあ。



【銭】
角川シネマで水曜1000円均一。


▼作品詳細などはこちらでいいかな
赤×ピンク@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
赤×ピンク@徒然なるままに

PS 品川祐が単に顔がゴツイから呼びましたみたいなキャスティングされてて、
 それはよかった。
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『ドラゴン・コップス微笑捜査線』をシネマート新宿1で観てゆる~いハラホロヒレハレふじき★★

五つ星評価で【★★全体ゆる~いの】
  
公開前、ジェット・リーの映画の副題に「微笑捜査線」はないだろ、
と軽い怒りを覚えていたのに、見たら見事にそんな感じの映画でした
(予告だけマジ燃え路線が色濃いから混乱する)。

全体、ゆるいんだけど、
ジェット・リーの非常階段を使ったアクションは凄い。
でも、ジェット・リーの出番自体はそんなに多くない(主役じゃないです)。
主役を立てるため後ろの位置に下がって、いい味なのに適当系の演技をしてる。
意図的にそうメイクしてるのだろうけど、老けてるなあ。
主役のウェン・ジャンがそんなにアクション出来ない人っぽいんで
SFXで効果付けて誤魔化してるシーンが山盛り。
あまりカンフー要員じゃない人にカンフーやらすのは酷だな。
ダメ警察三人トリオの一角、ミシェル・チェン(『あの頃、君を追いかけた』)は
相変わらずかーいー。ほっとけない感が半端なく強い。
ぷんぷん怒ってるところが可愛いというのは、
マンガ的なキャラとして確立されてるってことだろう。


【銭】
シネマート新宿月曜メンズデー1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ドラゴン・コップス-微笑捜査線-@ぴあ映画生活

『猫侍』をシネマート新宿1で観て、ギリギリ嫌いではないけどうーん、ふじき★★

五つ星評価で【★★ゆるゆるだけど北村一輝の独白が好き】
  
元はTVドラマらしいが、そっちは未鑑賞。

「こんなのは映画ではない」と許せない人も多そうだが、
まあ、固い事言わないでもいいじゃん。
映画であっても、映画じゃなくても、それで誰が困るとかないよ。

ツボなのは北村一輝の独白が、強面なのにちょこちょこ乙女っぽい所。
匙加減具合がどうにもこうにも絶妙。
という事で、それはそれとして、話は全く大した話ではない。まあ、それはいいだろ。

北村一輝の人を斬れない描写は、もちっと大きな規模で公開された『ICHI』の大沢たかおの同じ描写より説得力があった。どうも『ICHI』のそれは全て脳内で考えた結果の披露みたいで、『猫侍』のそれは、理屈はともかくとしてそういう事ってありそうだよね、ってアバウトな書き方。アバウトと時代劇には親和性があるのだろう。

ガリガリの蓮佛美沙子が「売られてきた子」ってのは説得力がある。

私自身は猫はどうでもいいのだけど、
鑑賞当日レディース・デーでレディーが鈴なりだったので、
猫に威力はあるのだろう(何となく北村一輝よりは猫目当てだと思う)。



【銭】
レディース・デーだったけど、レディーじゃないので、シネマート会員の入場ポイント10回分を使って無料入場した。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
猫侍@ぴあ映画生活
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猫侍@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
猫侍@とりあえず、コメントです
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PS 猫の代わりにカンニング竹山を抱いて殺陣をする
 「猫タクシー侍」だったら、お客は激怒したに違いない。