ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

新橋ロマンで『夢犯』他2本20140425-20140501

◆『夢犯』
五つ星評価で【★★★赤坂麗が綺麗だけど感情移入が難しい】

赤坂 麗主演、志水季里子 内藤剛志出演。
黒沢直輔監督、1985年のロマンポルノ。
公開時に見ているが、その時はお姉ちゃん綺麗だな程度の
感想しか持たなかった。

石井隆、原作・脚本。
女殺し屋と標的の関係が『黒の天使vol.2』あたりとダブる。
隅から隅まで石井隆な脚本で、
絵作りがとても映画的な黒沢直輔なので、
テンポの悪さを我慢して見ると、実に石井隆だなあと納得する。
テンポの悪さに我慢できないとグーグーガーガー行ってしまう。
って事で1本目にグーグーガーガー行って、一回りしてもう一回見た。

新宿小田急ハルク、カリヨン橋の仕掛け時計が背景に映る。
石井隆と動物キャラの相性はとてもチグハグ。
「ファミリー」って言葉がもっとも縁遠い脚本家だよなあ。

内藤剛志(標的)が若い。松崎しげる張りに黒くて、髪が短髪じゃない。
短髪じゃない内藤剛志って初めて見た。
そんなヤング剛志のお尻がバッチリ見れます。
いや、別に、剛志のお尻はどうでもいいんだが。



◆『生録 盗聴ビデオ』
五つ星評価で【★★貪欲な女の性が口開く】

風間舞子主演、江崎和代 織田倭歌出演。
菅野 隆監督、1982年のロマンポルノ。

ラブホの浮気現場ビデオを売買された銀行員の妻が自ら快楽に溺れていく。
浮気は妻の親友スナックのママが計画したものであり、ママと夫は出来ている。

奥さんのビジュアルがどうもリアルすぎてきつい。
ビデオ鑑賞乱交集団みたいなのが出てきて、そこで主人公の妻の
水先案内人みたいになる不良娘の織田倭歌がパステルな軽さでいい。
時代的にAV女優じゃないと思うけど、そんな感じに見える軽さ。
それとどう見ても未成年にしか見えない。

これも舞台は新宿で、チラっとスタジオALTAのアルタビジョンが映る。
「勇者」「真田広之」って見えたから1981年の『燃える勇者』だろう。



◆『ゴールドフィンガー もう一度奥まで』
五つ星評価で【★★たららんたららん的軽コメディー】

朝比奈順子主演、小泉ゆか 小川亜佐美出演。
小原宏裕監督、1983年のロマンポルノ。

力は強いが、男に弱い女探偵事件簿。
行方不明の女房探しの容疑者は別の女性もソープで働かせて貢がせていた。
容疑者から女二人がお金ひったくって逃げると、
男は女探偵の元に調査依頼に来て、
「先に逝かせた方が勝ち」勝負で女探偵に勝って、
無料で調査依頼を請け負わせる。
最終的に、詐欺師男は警察に捕まりーの、
それ以外の問題があった三組のカップルは大団欒で
一度に仲直りSEXやりーの、で終了。

ゆるーい感じ。
熱すぎず醒めすぎずの微妙な温度感に、
ちょっとドラマの方の『探偵物語』っぽい空気を感じたりもするけど、
きっと比較するだけで既に褒めすぎなんだと思う。



【銭】
スタンプサービス5回連続入場を達成したので今回は0円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
夢犯@ぴあ映画生活
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『大人ドロップ』をHTC渋谷3で観て、堂々とした空回りちゃうんけふじき★★

五つ星評価で【★★モヤモヤしたままモヤモヤが晴れない感じ】  
何か観終わっても「はあ、そうですか」みたいに雑然としてる。

女の子じゃないから女の子の事は分からんが、
池松壮亮と前野朋哉の掛け合いの自然さと意味のなさは
とても中学生・高校生チックだ。あんな感じで何の実もないのがリアル。
そのリアルがどこかに繋がらず、効果として役立ってないのが痛い。

前野朋哉の扱いが随分だなあ。

橋本愛がそんなによく見えないなあ。
眼鏡だったり、じゃなかったり、髪型コロコロ変えたり、
名前の呼び方を統一させなかったり、
キャラクターを分かりやすく定着させようとしてなくないか?
彼女の見せ場が、いつもより地に足が付いた感じで普通だったのも
ブレーキをかけたように見えてしまったのかもしれない。

もう一人の女の子、小林涼子がとても可愛いく、
「大人」というキーワードに必須な存在なのに
(彼女だけ体験済のように描かれてる)
話の主軸に食い込んでこない。
というか、橋本愛と全く断線しちゃうのが不思議な感じ。

主役の四人が寄り添うようでいて、寄り添わない
ぶつかり方が、個別にチョコチョコぶつかるみたいな、
リアルかもしれないけど、そこをリアルにすると
映画としての価値をどこに置くのかがよく分からなくはならないのか?
いや、群像劇と思って見たのが間違いなのか。
徹頭徹尾、池松壮亮が中心で、
三人はその周りに近づいてくる存在でしかないのか?
じゃあ、四人が一緒にいるポスターのビジュアルは違う。
後から作られた池松壮亮と橋本愛の未来版のポスターも違うと思うけど。

お百姓さんの美波と、橋本愛の継母役、香椎由宇は
中心の四人がぼーっとした芝居をしてるので
期せずして引き立ってしまった感じ。

この池松壮亮君が『愛の渦』ではあんな事をねえ。
公開時期が一緒はしんどいな。顔は一緒だからやっぱ思い出すもの。

という事で、私は何かモヤモヤしたまんま、終わってしまいました。
どうも散文的というか、断片的にすぎる気がしてならない。


【銭】
前売券を600円引きの900円でチケット屋で購入(底値で650円ってのを後から見かけた)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
大人ドロップ@ぴあ映画生活
▼初期TBとコメントはみんな褒めてる記事に申し訳ないから今回はいいや

『パンドラの約束』をシネマライズ渋谷で観て、我田引水だとは思うけど良作ふじき★★★

五つ星評価で【★★★説得力】  
はっきり言ってしまうと、私は実に洗脳されやすい人間だ。
こんなん見せられると洗脳されちゃってたまらない。
これはこれで、実に説得力のある話なのだ。
だから、この話に乗ってもいいと思うような気がしてきた。


【乗ってみたい部分】

要旨を単純化すると、
次のどちらかを二者択一する必要があるという事だ。
・原発災害のリスクを取る
・原発を選ばない事による環境破壊(CO2排出による温暖化)リスクを取る

原発を選ばない選択肢には
自然を利用した太陽光発電、風力発電、や、従来からの燃料燃焼系発電がある。
太陽光発電、風力発電には次の落とし穴がある(映画では①だけ)。
①安定供給が出来ず、発電不可時には安定した他のサポート電力を必要とする。
②現在の電力を代替するほどの規模になると、インフラ整備されないと使えないが、そのインフラ整備に莫大な金額がかかり、単純に現在のシステムと置き換えることが難しい(莫大な初期費用が掛かり安価な電力神話は実現しない)。
③ソーラーシステム等を在野で広く浅く方式の場合、各戸単位の費用に二百年持ちますみたいな重装備システムが付くとは考えづらく、家庭の電球のようにどこかでスペア部品と交換するような設計になるのではないだろうか(この辺は思い過ごしかもしれない)。スペア部品に限らず、個別家庭の新築・リフォーム時な作り替えられる軽装備システムであるなら、そのお手軽さに比例し、その軽装備システムを作るための工場が必要になる。その工場では多くの石油燃料や電力を使用するのだ。

要は、今の時点での自然を利用した発電システムだけでは、
既存同様の安くて温暖化が進まない発電は不可能らしい。
勿論、従来の石炭、石油、天然ガス、みたいな燃焼燃料中心でも、
環境破壊(CO2排出による温暖化)は進むばかりだ。
そして、この燃焼系燃料が安価であるため、貧困国が
発展する際のエネルギーとして使用されるのを妨げられない。

原発はほぼ唯一、CO2排出しないエネルギー資源らしい。
だから、原発事故のリスクはあるが、こちらを取ってはどうか?
という問いかけ。

原発事故リスクに関しては、
チェルノブイリはチェルノブイリが独自の設計であった為、
最悪の事故になったが、あの形式の原発は欧米にはない。

福島の事故は、最新の技術を使用していたら制御可能だった。

又、放射線は自然からも放出されており、
人が住めないほど高い数値は被災地に出ていないのだという
(この辺は数値で目まぐるしく表示されたからよう判然としなかった)。

核廃棄物に関しても、
核廃棄物を燃料として再使用する技術の開発が進んでいる。

うおおおおおおお、科学の世界は日進月歩だなあ。

なんて、悪魔の囁きを耳元で喋るのである。



【躊躇する部分】

温暖化による具体的な害悪が映画内であまり描かれていないため、
原発災害リスクと天秤にかけるのはどうなの?と疑問に思ってしまう。

チェルノブイリ、福島の健康被害に対する認識が表面的すぎないか?
確か、チェルノブイリ被害での健康疾患者に関する映画はあった筈だし、
今、住んでいるからと言って、それが安全である保証にはならない。
そこに住む人間は住みたいがゆえに「安全だ」と言い張るだろうし、
きちんとした統計が取られている訳でもない。

国やWHOなどの機関が行った調査も
そのまま結果だけを信用していいのか?
何らかの圧力により、事件を早期に解決したい場合、
これらの数字が正確でなくなる話は今までに後を絶たない。
意固地な活動家が無根拠に罵声を浴びせていることを
映像として映しているが、あの活動家に根拠は見つけられなくても、
本当に調査すれば根拠があるかもしれない。

原発災害反対家の出番はデモ行動みたいな場面のみ。
理屈としての対話は撮られないらしい。
勿論、この映画が環境破壊リスクを問題とする人たち
から見た起論にすぎないのなら、ここに全てが載っている必要はない。



【・・・】

ただ、原発はイメージが怖いから、無条件に反対しやすい。
宗教めいた活動家に対しては「反捕鯨のあの人」たちみたいにイラっとした。
思考の元ではなく、原始的に恐怖で反対しているような輩はKKK同様である。
(KKKが怒るか?)

現時点では、私は原発推進派寄りだ。

あと、けっこういいドキュメンタリーで話題性もあると思うのに
東京単館で二週間しか公開しないのね。
昔は単館公開だったら四週間は公開したのに
(いや、現に日曜でもそんなお客はいなかったけど)
やっぱり、日本での映画公開本数が多すぎるのだなあ。
いっぱいかかれば分散されて目につきづらくなるし、宣伝費用も減るし、
埋もれるよなあ。公開期間だって興行力の弱いドキュメンタリーなんかには
過酷な状態の枠しか提供されなさそうだものなあ。


この映画が大した期間、公開できない
映画興行システムがやっぱヤバイと思うよ。



【銭】
前売券を0円引きの1300円でチケット屋で購入。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
パンドラの約束@ぴあ映画生活

PS 日本の繁華街ネオンのシーンは節電しないアイコンとして使用されている。
 まあ、その通りだ。基本、雰囲気の為の明りなのだから。

『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』もういっちょ

最初の記事を飛ばして書いてたら、だらっとした部分が抜けちゃったから
もういっちょ書くぜ。
わざわざ書かなくてもいいような事をもういっちょ書くんだぜ。
馬鹿だなあ、ふじきさん。

ブラック・ウィドーのケツ、かっけー。

・ブラック・ウィドーの乳首が黒くても許すな
 (ピンクじゃない気がする)。
・ブラック・ウィドー(というよりヨハスカ)の声のかすれてるとこが
 内田有紀っぽくって好き。

・キャップのオドオド童貞チックなとこも可愛いけど、
 これはホモとして萌えてる訳ではなく、何となく、ブラック・ウィドーに
 ディルドー付けて突きまくらせたいみたいな、変態としての資質が
 俺にそれを言わせるのだ、って言わなくていいよ、そんなん、俺。

・キャップの恋人は楯。
・楯にルンバのAIを組み込んだらキャップとアチチになるかもしれない。
・あの楯とソーのトンカチでホコタテやったらどっちが勝つの?

・ニック・フューリーの恋人は車。
・あの車に『クリスティーン』くらいの根性があれば!
・実は2行前「コック・フューリー」と打ち間違えた。
・何かいいな、コック・フューリー。『沈黙の戦艦』もどきだけど。
 ニグロの肌に白い割烹着は似合うって(え?)、それで万能細胞作って
 左目から何か出す。出した物をすかさず料理して、
 トニー・スタークと一緒に「料理のアイアン・マン」だ!
・結局、あの左目のトリックはよう分からんかった。
・眼帯を止めて、サングラスにしたと言うことは
 タモリが深夜番組から『笑っていいとも』に出ようとした、
 そんな心境という事だな!
 (自分でも何書いてるかよう分からんが、そういう事かもしれん)

・キャップが部屋に帰ったらニックがベッドに寝てて、
 「せ、セクハラ?」とか思わないのは
 キャップが健全な時代の人間だからだ(それはよし)。
・ちょっとワイルド星人っぽいニックと助けに来る立場っぽいナース。

・ナースはこれから活躍するのかなあ。
 少なくとも次はナース・ルックで、できればミニスカのナース・ルックで。

・ファルコンって「翼を与えよ」ってレッド・ブルみたいなキャラだ。
 みんながガボガボ、レッド・ブルを飲んだら、出番いらなかったんじゃ……

「左とん平だから失礼」なんて言ったら失礼だろ!

・ウィンター・ソルジャーの左手はホイルになってて、
 剥くとウィンナーって本当?(小学生かよ、俺?)
・ウィンター・ソルジャーが日本人だったら名前は「ウィン太」だ。
・左手の色はウィンダムと同じ色。
・口が出てて手が強いのってライダーマンっぽい。

・日本の漫画だったら、キャップとファルコンとウィンター・ソルジャーが
 次の映画で友情パワーで合体して最強超人になる筈だ。

・ロバート・レッドフォードはメカ・ロバートレッドフォードに………は
 ならないだろうなあ。

・「ねえ、パパぁ、キャプテン・アメリカって薄いのお?」
 「最後に『ん』が付かないから薄くないんだよ」
 「じゃあ、ファルコンは薄いんだ」
 「ぎゃふん」

・ノラネコさんの「ノラネコの呑んで観るシネマ」のコメントに「童貞」
 という単語で弾かれたのも今となってはいい思い出です。

・こんなとこかな。

よし、トラックバック付けて悪名を高めに行くか。
待っていやがれ。

▼関連記事
キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー@死屍累々映画日記

『テルマエ・ロマエⅡ』をトーホーシネマズ日劇2で観て、そこそこ思った通りだけどそれでよしふじき★★★

五つ星評価で【★★★見事に予告通り】  
予告編にもう何点か見せ場を追加して薄めて作った映画。
であるが、そんなに悪い気はしない。
別に物凄い物が見れる筈だと身構えて足を運んだ訳ではない。
そういった意味で「風呂」というコンセプトは実にいい。
「ちょっと面白かったけど、それ以上にゆったりできた感じ」
みたいな気分を味わえる。

大体、主たるお話は前作で通してやってしまったので、
今回はアチコチつぎはぎだらけで、最後ムリムリ力技で
まとめちゃったような適当なストーリーなのだ。

でも、あはははは、と笑って見れるのは、
前回同様の阿部寛のデフォルメしたマジ演技、
上戸彩の気さくな感じ、竹内力の無駄な凄み、
全部合わせて、とっても適当だけど
「まあそこはみんな大人なんだから許してくださいよ」的約束力。
まあ、お茶の間なんだなあ。実にぬるくてとっても居心地がいい。

なので、これはこれで全然かまわない。
風呂とトイレだけはどんな国にも日本負けんぞというプライドも
くすぐってくれるし。

そういえば、上戸彩は前作同様、まんま上戸彩だった。
登場シーンからチャカチャカした感じだったので、
また「ど下手」とか言われちゃうんだろうなあ。
でも、表面的な演技力より、ラスト混浴で、ゆるーく、デレっとしてる
表情の素晴らしさなんかを見て、そこを評価してあげたい。
ただ、浴槽から全裸立ち上がりシーンは、別に乳を見せろとは言わんが、
全裸背中カットくらい見せてもいいだろ(肌色水着で構わん)。
そういう点で守りに入っちゃいかん(もう人妻のくせに)。

阿部寛はその点、いつも通りだった。
よく考えたら『トリック』の上田だから、「巨根」の一つも
思い出してもよさそうなもんなんだが、その辺、一切連想しなかった。
それだけ、連想を切り離せる演技をしているという事だろう。

上戸彩の父ちゃん役が笹野高史、母ちゃんがキムラ緑子!
『ごちそうさん』のイケズな姉ちゃんじゃん。
ムチャクチャ概念的な平和・戦争論を戦わせてる古代ローマに、
あのイケズ姉ちゃん一人が乗り込んでいくだけで、
最終的に無血で全て上手い事、解決するんじゃないだろうか。


【銭】
前売券を50円引きの1350円でチケット屋で購入。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
テルマエ・ロマエII@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
テルマエ・ロマエII@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
テルマエ・ロマエII@Akira'S VOICE
テルマエ・ロマエII@オールマイティーにコメンテート
テルマエ・ロマエII@シネマ親父の日々是妄言
▼関連記事
テルマエ・ロマエ@死屍累々映画日記

PS もう一作くらい作れそうな気がする
 (もう、原作もしゃぶりつくしたから次は何やってもOK)。
PS2 原作者のヤマザキマリ先生のアイデアありきの作品だから、
 すんげえ大儲けしてるどこかの誰かの私腹を肥やすだけでなく、
 正しく貰う価値のある人にお金が行き届くようにしてほしい。
 前作取っ払いで100万円しか貰わなかった先生が、
 今回はいくらか正当な額を貰えるのだろうか。
PS3 「着衣時間が全編中たった18分半」というのが『愛の渦』
 宣伝コピーだけど、ルシウスなんてずっと半裸みたいなもんだから
 案外、これも負けちゃいないのだと思う。

『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』をトーホーシネマズ日本橋9で観て、この映画に萌える理由ふじき★★★★(ネタバレ)

五つ星評価で【★★★★ベースは番長マンガだと思う】  
キャプテン・アメリカは前作、今作とも『アベンジャーズ』と比べると、普通の人々の物語である。アイアンマンは億万長者の道楽の行き着く果てだし、ソーなんて神様だし、ハルクなんて存在その物が規格外だ。それに比べると「ウィンター・ソルジャー」の登場人物の何と地味で現実世界と地続きであること。キャップは基本ボカスカ殴るだけのキャラだし、ブラック・ウィドーは運動性能はいい物の基本、普通の人間だ。ニック・フューリーなんて何か特殊な技能を持ってるかどうかすらわからない。今回登場したファルコンも機械の力で能力を発揮する常人である。敵のウィンター・ソルジャーにしても、キャップとタメを張る運動性能を与えられているが、これも化け物じみた特殊能力ではない。
そんなちょっと強い人たちが戦いに戦いまくる。
燃える。
というのは、アイアンマンやハルクやソーの強さは強すぎて、大きなホラ話としか思えない局面を持っているからだ。『ドラゴンボール』の孫悟空同様、強さのケタがあまりに違いすぎると真面目に見ててもしょうがない状態に陥ってしまう。

で、そういう凄く強すぎる人たちを一旦排除した今回の物語は徹頭徹尾アクションがリアルで実に面白い。アクションにおけるパワーバランスが実に均等なのだ。そのアクションをバカスカ入れる中に入るキャラの個性がまたたまらん。キャップの大真面目なところ。大真面目で、正義思考で、童貞で、王子様だよ。何か力が強いから祭り上げられた「生徒会長番長」みたいだ。そして世慣れたお姉ちゃんブラック・ウィドー、こういう不良の姉御が番長マンガにいたよなあ。ベランメエで持ち崩してるけど世の中の向こうを張って正しい事をするキャラ。ニック・フューリーは総番。ロバート・レッドフォードはスーツ着てるからヤクザ系だ。ファルコンは隣町の仲良し番長で、ウィンター・ソルジャーは過去の誤解によって主人公を恨み続けるキャラ。
この勢力構造が番長っぽいぞ。
キャップが学ラン着たら似合うと思うぞ。

ああ、俺もキャップになって、ブラック・ウィドーにキスを奪われたい。

基本、ポリティカル・アクション(政治劇)として機能してたかどうかはラストの悪巧みがオオゴトすぎてリアルさを欠くのが微妙なとこだが、ロバート・レッドフォードの起用と、彼にTシャツやジーンズを着せなかった当たり前の配慮は良かった。もう、私服着なくていいんすよ、レッドフォードさんは。後、ポリスメンやギャングなどの普通に見える暗殺者の頑張りにも拍手を贈りたい。情け容赦なく、銃撃ちまくる悪い奴が実にかっこいいのである。

で、あの個人攻撃を衛星規模でやるって話はどこかで聞いたような気がするなあと思ったら、松岡圭祐の『千里眼の死角』で似たアイデアを使っていた。こっちは、暴力衝動を起こすだけで衛星兵器で瞬時に殺されてしまうという、そんなんじゃ人類生き残れんよなあ、みたいな極端な設定だったけど。


【銭】
前売券を30円引きの1270円でチケット屋で購入。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー@映画のブログ
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー@或る日の出来事
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー@徒然なるままに
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PS あと、ナースが好きだけど白衣がなかったのが減点1。
PS2 エンドロール後のオマケ映像、予告編みたいな位置づけならいらんと思う。
 なくても成り立つし、あれ見て、どーとも思わん。
PS3 今回、博物館員の「俺、クビだよお」に被さるようなラストが
 くると思ってたけど当てが外れた。

マンガ『大砲とスタンプ 第一巻』速水螺旋人、モーニングKCを読書する男ふじき

第二次大戦、日本が負けたのは兵站が弱かったからと思っている。

さて、兵站部隊を書くマンガであるが、予想と違ってつまらなかった。
欠点は、仮想国仮想軍隊を舞台にしているので、甚だリアルに欠けるのが一点。
兵站部隊を舞台にしながら「兵站」その物が主役になってないのが一点。

大雑把に言うなら兵站で「輸送される物」は割と何でも構わず、その輸送にかかわる隊員のドタバタぶりが描かれているのだが、本来は、何を輸送したか、輸送によって戦争の局面がどう変わったかが、兵站の醍醐味だと思うのだが、その辺は一切ない。頭の仕事ではなく、手足の仕事が描かれている。手足が忠実に動くことによって頭の考えが分かるならそれでもいいが、どうも手足もバタバタ動いて頭も酔っぱらってるみたいに、その考えの深慮ぶり、もしくは浅薄ぶりは少なくとも1巻では全く伺えない。

他の人はともかく、私がこのマンガに期待した物が違ったんでしょうな。

『恋愛の技術』をシネマート六本木2(B1大)で観て、超ゆるゆるふじき★

五つ星評価で【★イメージビデオみたい】

「映画だ!」と言い切っちゃえば、映画になっちゃうようなんだけど、
なんか二人の姉ちゃんがフィリピン、セブ島の青空の下、
水着ではしゃぐイメージ・ビデオみたいな作品だった。

純情バカ娘と計算に高い肉弾派の親友二人が
一人の男を取り合う三角関係の話だけど、
踏み込みが浅く、三人ともどうでもいい奴らなのでドキドキしない。
タイトルにある「恋愛の技術」って特別、映画の中で何もないよなあ。

ソ・ジソクは宣材より、ぶっきらぼうな感じで男受けするよう映像に定着。
ホン・スアとハン・スアのどっちがどっちだか今でも分からんのだけど、
この二人は宣材の静止写真の方が綺麗に見える(悪いけど大したタマじゃない)。

【銭】
新聞屋系の平日招待券貰った。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
恋愛の技術@ぴあ映画生活

PS 最近、秀作の多い韓国映画の中に
おいて、圧倒的にどうでもいい一本。
 「韓国映画だって全てが秀作じゃないんだ」
 って安心したい人にオススメします。

『第七鉱区』をキネカ大森3で観て、何でか飽きるふじき★★

五つ星評価で【★★ねーちゃんと怪獣】
アン・ソンギが出てるのか。フットワーク軽いな。

石油採掘基地に怪獣が出て、な映画。
そう言えば『海猿』でもこんな採掘基地を舞台に使ってたな。
怪獣が出て、伊藤英明のお尻の出ない『海猿』か。
いや、そうでもないか。

威勢のいいねーちゃんも、女医さんも、びゅんびゅん怪物も、
好きな要素は色々あるのに後半、実に退屈してウトウトしてしまった。
一人ずつ片づけられていくけど、あまり工夫がなくて、
流れ作業で順番に殺されていくだけだからかな。後、伏線とかかなり適当。
タンクトップねーちゃんのハ・ジウォンはめっけもん感高い。
モンスターはグエムルまがい。かっこよくて強いけどそれだけだ。


【銭】
特別料金1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
第7鉱区@ぴあ映画生活

マクドナルド「チキンクリスプアラビアータ」

マクドナルド頭おかしい。

マクドナルドの特売商品「チキンクリスプ」の系列商品として、
アラビアータ味が発売になったが、
チキンクリスプが100円であるのに対して、
アラビアータは195円なのだ。
差額95円分の違いは辛味を刺激するアラビアータソースだけ。

単純に言うと一杯300円の牛丼に
辛味ペーストをプラスした辛牛丼作って
価格を600円で販売するようなもの。

頭おかしいだろ。
もしくは立ち食い蕎麦屋で七味一振り100円取るとかかもしれない。

この手の味覚プラス商品は今までもあって、
大体30円くらいオリジナルにプラスした価格設定だった。
多分、「チキンクリスプ」を低廉価格にしたので、
30円プラスするだけでは元が取れないのかもしれない。
それでも振り幅から言ったら50円くらいまでだろうし、
そうじゃないなら企業の信頼を下げないために
販売を止めるという選択肢だってあったと思う。

今週辺りから期間限定商品が変わったが、
その前の「てりたまバーガー」はいつもと同じ安定した味で
おいしかっただけに残念だ。
何で、あれを「てりやき月見バーガー」と呼ばないのかは
謎なんであるが。
月見バーガーも、てりたまバーガーも商品としては
いい完成度にあると思う。レギュラー商品でもおかしくない。

逆にここの所の期間限定商品がどれも味が似たり寄ったりで
個性がなかったというだけの事かもしれないが。
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