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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

新橋ロマンで『夢犯』他2本20140425-20140501

◆『夢犯』
五つ星評価で【★★★赤坂麗が綺麗だけど感情移入が難しい】

赤坂 麗主演、志水季里子 内藤剛志出演。
黒沢直輔監督、1985年のロマンポルノ。
公開時に見ているが、その時はお姉ちゃん綺麗だな程度の
感想しか持たなかった。

石井隆、原作・脚本。
女殺し屋と標的の関係が『黒の天使vol.2』あたりとダブる。
隅から隅まで石井隆な脚本で、
絵作りがとても映画的な黒沢直輔なので、
テンポの悪さを我慢して見ると、実に石井隆だなあと納得する。
テンポの悪さに我慢できないとグーグーガーガー行ってしまう。
って事で1本目にグーグーガーガー行って、一回りしてもう一回見た。

新宿小田急ハルク、カリヨン橋の仕掛け時計が背景に映る。
石井隆と動物キャラの相性はとてもチグハグ。
「ファミリー」って言葉がもっとも縁遠い脚本家だよなあ。

内藤剛志(標的)が若い。松崎しげる張りに黒くて、髪が短髪じゃない。
短髪じゃない内藤剛志って初めて見た。
そんなヤング剛志のお尻がバッチリ見れます。
いや、別に、剛志のお尻はどうでもいいんだが。



◆『生録 盗聴ビデオ』
五つ星評価で【★★貪欲な女の性が口開く】

風間舞子主演、江崎和代 織田倭歌出演。
菅野 隆監督、1982年のロマンポルノ。

ラブホの浮気現場ビデオを売買された銀行員の妻が自ら快楽に溺れていく。
浮気は妻の親友スナックのママが計画したものであり、ママと夫は出来ている。

奥さんのビジュアルがどうもリアルすぎてきつい。
ビデオ鑑賞乱交集団みたいなのが出てきて、そこで主人公の妻の
水先案内人みたいになる不良娘の織田倭歌がパステルな軽さでいい。
時代的にAV女優じゃないと思うけど、そんな感じに見える軽さ。
それとどう見ても未成年にしか見えない。

これも舞台は新宿で、チラっとスタジオALTAのアルタビジョンが映る。
「勇者」「真田広之」って見えたから1981年の『燃える勇者』だろう。



◆『ゴールドフィンガー もう一度奥まで』
五つ星評価で【★★たららんたららん的軽コメディー】

朝比奈順子主演、小泉ゆか 小川亜佐美出演。
小原宏裕監督、1983年のロマンポルノ。

力は強いが、男に弱い女探偵事件簿。
行方不明の女房探しの容疑者は別の女性もソープで働かせて貢がせていた。
容疑者から女二人がお金ひったくって逃げると、
男は女探偵の元に調査依頼に来て、
「先に逝かせた方が勝ち」勝負で女探偵に勝って、
無料で調査依頼を請け負わせる。
最終的に、詐欺師男は警察に捕まりーの、
それ以外の問題があった三組のカップルは大団欒で
一度に仲直りSEXやりーの、で終了。

ゆるーい感じ。
熱すぎず醒めすぎずの微妙な温度感に、
ちょっとドラマの方の『探偵物語』っぽい空気を感じたりもするけど、
きっと比較するだけで既に褒めすぎなんだと思う。



【銭】
スタンプサービス5回連続入場を達成したので今回は0円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
夢犯@ぴあ映画生活
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『大人ドロップ』をHTC渋谷3で観て、堂々とした空回りちゃうんけふじき★★

五つ星評価で【★★モヤモヤしたままモヤモヤが晴れない感じ】  
何か観終わっても「はあ、そうですか」みたいに雑然としてる。

女の子じゃないから女の子の事は分からんが、
池松壮亮と前野朋哉の掛け合いの自然さと意味のなさは
とても中学生・高校生チックだ。あんな感じで何の実もないのがリアル。
そのリアルがどこかに繋がらず、効果として役立ってないのが痛い。

前野朋哉の扱いが随分だなあ。

橋本愛がそんなによく見えないなあ。
眼鏡だったり、じゃなかったり、髪型コロコロ変えたり、
名前の呼び方を統一させなかったり、
キャラクターを分かりやすく定着させようとしてなくないか?
彼女の見せ場が、いつもより地に足が付いた感じで普通だったのも
ブレーキをかけたように見えてしまったのかもしれない。

もう一人の女の子、小林涼子がとても可愛いく、
「大人」というキーワードに必須な存在なのに
(彼女だけ体験済のように描かれてる)
話の主軸に食い込んでこない。
というか、橋本愛と全く断線しちゃうのが不思議な感じ。

主役の四人が寄り添うようでいて、寄り添わない
ぶつかり方が、個別にチョコチョコぶつかるみたいな、
リアルかもしれないけど、そこをリアルにすると
映画としての価値をどこに置くのかがよく分からなくはならないのか?
いや、群像劇と思って見たのが間違いなのか。
徹頭徹尾、池松壮亮が中心で、
三人はその周りに近づいてくる存在でしかないのか?
じゃあ、四人が一緒にいるポスターのビジュアルは違う。
後から作られた池松壮亮と橋本愛の未来版のポスターも違うと思うけど。

お百姓さんの美波と、橋本愛の継母役、香椎由宇は
中心の四人がぼーっとした芝居をしてるので
期せずして引き立ってしまった感じ。

この池松壮亮君が『愛の渦』ではあんな事をねえ。
公開時期が一緒はしんどいな。顔は一緒だからやっぱ思い出すもの。

という事で、私は何かモヤモヤしたまんま、終わってしまいました。
どうも散文的というか、断片的にすぎる気がしてならない。


【銭】
前売券を600円引きの900円でチケット屋で購入(底値で650円ってのを後から見かけた)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
大人ドロップ@ぴあ映画生活
▼初期TBとコメントはみんな褒めてる記事に申し訳ないから今回はいいや