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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『BELLRING少女ハートの6次元ギャラクシー』をバウスシアター3で観て、楽しい罰ゲームくささふじき★★★

五つ星評価で【★★★ある意味、アナ雪の向こうを張る映画】  
ベルハー(主演アイドル)という存在は名前だけで、
実際の姿を見たのは今回が初めてだ。
アナ雪の向こうを張る映画である。
というのは、「歌」を売りにして、まんまと大儲けしたアナ雪と比べて、
驚くべき歌唱力の低さ。えっ、これでプロなの。機材さえ与えれば、
カラオケのJKの方がもっと上手さを感じさせるかもしれない。
ともかく誰の唄も「声の伸び」を感じさせない。
「玉石混交」と言うほど「玉」を感じない。みんな「石」っぽい。
均等にそこそこ魅力がない。

「異色」というか「異物感」だけで勝負してる。
そしてまあ、それはそんなにイヤな感じがしないのだ。
お遊戯女子に、それを愛でるオタクども。
お遊戯女子はミニを穿いて足とか見えるけど、
その足がセクシーじゃなくって、悪い意味で、幼い。
園児っほいっちゅうか、それで感じたら鬼畜……みたいな。

「ゆるめるモ!」「黒崎れおん」「細身のシャイボーイ」と三つのユニットが
映画内で歌を披露しているが、どこもベルハーよりは、
ちゃんと歌になっている。
そして、どっちかと言えば、ちゃんとしている事が彼等のデメリットなのだ。
立派とか人並みとかメリットとして語れない世の中なのだ。

6人の中では銃を撃って落ち込んでラップを歌う女の子に、
強い「地味女の子」オーラを感じてしまって気になった。
しかし、女の子にメリハリ付けない演出も雑だな。
知ってる人だけを対象に絞った潔い覚悟なのかもしれないが。
まあ、確かに、このチラシ見て、非関係者が見に来ることは少ないわな。

怪獣のデザインは優れているけど、
21世紀にもなって、糸で引っ張って動かして、
なおかつ、その糸が画面に見えてるって、そんなんに出会うとは思わんかった。

宇宙人のデザインはリアリティーある異人感が素晴らしい。
特筆すべきなのは亜紗美の声の素晴らしさだ。
上手いし、綺麗だし、女優やのう、姐さん。

お話は適当だけど、
そういうのがどうのこうのって映画じゃないからいいと思う。


【銭】
月曜に見に行ったのでバウス、メンズ割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
BELLRING少女ハートの6次元ギャラクシー@ぴあ映画生活

マンガ『僕と日本が震えた日』鈴木みそ、リュウコミックスを読書する男ふじき

東日本大震災のルポマンガだが、
被災地中心ではなく、
都内、出版、経済みたいな
作者から見た身近な対象に対して
自分の体験談、インタビュー、人に聞いた話を中心にまとめたルポまんが。
こういうのも大事である。
いろんな情報があり、それを後から検索できるようにならなければいけない。

都市被災、書籍流通、日本経済なんかがマンガとして面白く、
先端科学、食品汚染、東北取材なんかがマンガとして今一精彩を欠く。

震災情報として何が大事かはさておいて、
マンガとして面白いのは情報の密度が高く、
その情報が一方向性でないもの(いろんな向きがある物)。
まあ、面白いのは大事だよ。
情報だけただ出すだけならマンガじゃなくて、データでいいんだから。

マンガ『会いにいくよ』森川ジョージ、原作 のぶみ、少年マガジンコミックスを読書する男ふじき

絵本作家の主人公が東日本大震災の被災地に
ボランティアに行った際の見聞録をコミカライズ。

マンガで大衆メディアとして触れやすくなるのはとてもいい事だ。

被災地の光景に関しては、文章やマンガなどより、
TVで流される写真や映像の方がインパクトが強いが、
ボランティアに行った人々に向けられる
おそらくボランティアに行ってない人々が発する
「死ね」という発言の連呼がリアルでキツイ。
あるなあ、こういう風潮。
善意の筈なのに牙を剥き出しにして誰かを血祭りにあげようという構図。
一番響いたのがそこというのは、私が安全地帯にいるからかもしれないけど。

『ルパン三世カリオストロの城』をトーホーシネマズ日本橋4で観て、映画はいいけど、興行のやり方がよくないよふじき★★★★★

五つ星評価で【★★★★★これはアニメ演出におけるお手本だよなあ】  
劇場で4回か5回、見てると思う。
ファーストランも見てるし、
自慢できる事は「『ルパン三世カリオストロの城』上映してください」という
リクエストをお気に入りの二番館に出して、上映が決まった事がある。
上映すれば、そこそこ稼ぐ映画であるのだが、
物凄くタイミングの悪い事に直前に他館で作品がかかってしまい、
私のリクエストがきっかけの上映は興行的には芳しくない結果に終わった(筈だ)。
うおーん、あの当時はすいませんでした。

みたいな思い入れがあるんだけど、
今回のデジタル・リマスター版上映に関しては
素材がリマスタリングされて、物凄く良くなったかどうかはよく分からない。
俺、そういう精緻なマニアじゃないのだ。
勿論、悪くはなってない筈だけど、もちっと細い線ってイメージはあった。
これは多分、今時仕様のそこそこでかいスクリーンに掛けた故の弊害かもしれない。
同じような事を『美女と野獣IMAX』の時にも感じたから。
凄く荒い事を言っちゃうと、アニメに関しては、
ある大きさ以上の画面で上映する事は悪い効果を引き起こす事もありそうだ。
でもまあ、話が面白ければ、そういうのは見ているうちに
何も気にならなくなるけどね。

それにしても凄いアニメだ。
画面構成や作画の正しさ、気が利いている事、の見本市みたいな映画だ。
後、声優の声がみんな張りがあっていいなあ。
次元の小林清志は残念な事に今、張りがないから哀しい。
あの銭形の「どうしよう」も笑える笑える、
その前後の哀愁のシーンがあるからこそ、あそこが気持ちよくてよくて。
クラリスも一つ一つの演技がムチャクチャ可愛い。
あれを可愛くないという奴がいたら、そいつは死んでいい。

映画としては前述したように、もう完璧に出来上がってて
これをどうのこうのって今更ケチを付ける所もないのだけど、
毎年TV放映してるし、初見のお客なんて1人もいなそうだからか、
おでも含めて、みんな笑い声を上げないんだよね。
無言で観てる。
「うわぁ~団体さんのお着きだあ」シーン
そういう意味では、ファーストランが一番幸せな興行だっただろう。

勿体ないな。
今まで1回も観た事がない子供を対象にした上映会とかできんだろうか。
絶対、受けるし、そういう映画館での楽しみを体験させる事が大事だよ。
映画館から客が逃げられなくする為にはね。

後、トーホーシネマズに馬鹿と言いたいのは、この時間帯どうなのよ。
当初、特別上映の枠という事で、限定1週間上映とポスターに貼ってあった。
ああ、見れないよ。宣伝も大きくやらず、いきなり始めやがって。
と、思ってたら、何の断りも誤りでしたの告知もなく、二週目以上もやりよる。
そういうんを詐欺ゆうんや。
一週目に映画館まで行って満席だった俺のしょんぼり心をどうしてくれる。
そもそも、都内上映館そのものが少なくて、
やってる劇場が17:00と22:00って、見れんわ。
平日の17:00回は仕事中だし、22:00回家には帰れん。
土日の17:00回に集中する事は分かってたけど、
17:00回の3時間くらい前に来たら余裕で満席だったわ。

どうにかしてくれ。
入るコンテンツで儲けないのは、
飢餓感をあおろうとかクズみたいな考えを持ってるんじゃない限り、
「無能」と言われてもしょうがないよ。
稼ごうよ。
稼いで、映画館で観る映画の面白さを未見の人とかに味あわせようよ。
そういう売り方ができるいいチャンスなのに。

平日は夜19:00回、土日は2、3回回せばいいじゃん。
こういう戦略を立てるのが番組表を作るという事で、
パターンニング機械の言いなりで上映劇場や回数を決めてるのだとしたら
あんたら、みんな無能者だよ。機械がやってる事を制御してこその人間だよ。

だって、二週目になって17:00の回、未だに満席なんだもの。
おかしいと思わないのかな。
確かに満席で興行するのは一つの劇場だけ観ると一番、効率がいいけれど、
見れなかったプラスαの恨みとか想定しないの?
一週目の日曜17:00回なんて、朝一で残席2だもの。
席が足りてる筈がない。


【銭】
特別料金1000円だけど、会員割引で800円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ルパン三世 カリオストロの城 デジタルリマスター版@ぴあ映画生活

新橋ロマンで『美女濡れ酒場』再見ほか2本 20140516-20140522

新橋ロマン、今週もいい映画だけど、
蟹江敬三は出てないから、レディースシートがなくなってるぜい。

◆『美女濡れ酒場』
五つ星評価で【★★★★★タナトス溢れる傑作】

竹本泰志 山咲小春主演、若宮弥咲 大出勉出演
樫原辰郎監督、2002年ピンク大賞第1位。

再見。前に見たのは銀座シネパトスだった。
竹本泰志が拾われる雇われバーテンダー。
山咲小春がふらっとバーに現われた無銭飲食の歌姫。
若宮弥咲、大出勉がそのバーに通う常連夫婦。

竹本泰志は小栗旬っぽいけど、
もうちょっと年を取ってるから小栗旬と大出俊を足して2で割ったと思えばOK。
それってなかなかかっこいいじゃん(かっこいいのである)。
山咲小春は原千晶っぽいな。原千晶の胸やボディーもあんな感じな気がする。
若宮弥咲のブーたれ顔にも惹かれる。
ちゃんと撮ってあげてるから惹かれる顔に映るのだと思う。

映画の間間も幸せなのだけど、
やはり寂寥感溢れるのにハッピーエンドという頭が混乱するラストがいい。

まあ、見てよ、本当。損はさせんよ。


◆『熱々お姉さん 極太こねまわす』
旧題『悩殺若女将 色っぽい腰つき』
五つ星評価で【★★疲労に負けた】

吉沢明歩主演、なかみつせいじ出演 
竹洞哲也監督、2006年ピンク大賞第1位。

見覚えがあったので、多分2回目。
吉沢明歩のうどん屋修行。
吉沢明歩文句なしに可愛い。変な演技なんだけど、逆にそこに愛嬌がある。
なかみつせいじがいい感じでオヤジになってきてる。
この人、若い時よりオヤジとか老人の今の方が全然いい。
竹洞哲也は非常にちゃんと撮ってると思うのだが、
見る自分のコンディションが最悪で、竹洞哲也の映画を観る状態ではなかった。
どっちかというと、竹洞監督とは相性が悪い。
ごめんごめんごめん。普通の人は普通に褒めると思うよ。


◆『早熟な制服 肉体の報酬』
旧題『不純な制服 悶えた太もも』
五つ星評価で【★★こっちも疲労に負けた!】

Aya主演、青山えりな、田中繭子(佐々木麻由子)出演 
竹洞哲也監督、2008年ピンク大賞第3位。

ハードボイルド。
制服の上にパーティーマスクを付けて卒業式の日に強盗に行くなんていう
奇想の映像化が素晴らしい。ヤクザ近辺に介在する「生け捕り屋」とか、
しっかりしたアイデアで、ちゃんとした映画として出来上がってる筈だが、
それでも舟を漕ぐ自分。
多分、竹洞監督とペースが合わないのだと思う。
ごめんごめんごめん。普通の人はこれも普通に褒めると思うよ。


【銭】
新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
美女濡れ酒場@ぴあ映画生活
美女濡れ酒場@PG
悩殺若女将 色っぽい腰つき@ぴあ映画生活
悩殺若女将 色っぽい腰つき@PG
不純な制服 悶えた太もも@ぴあ映画生活
不純な制服 悶えた太もも@PG
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美女濡れ酒場1回目@死屍累々映画日記

マンガ『エクゾスカル零 第六巻』山口貴由、チャンピオンREDコミックスを読書する男ふじき

このマンガの場合は殴りあってると話が進まない。
だから、今回はかなり停滞してる感じだ。

マンガ『つるつるとザラザラの間 第二巻』月子、アフタヌーンKCを読書する男ふじき

一巻同様、可愛らしさが持続してる。
キャラを増やすなど無駄に間口を広げない事は好感が持てる。
女の子の父ちゃんの秘密がなかなか。

『そらのおとしものFinal』を角川シネマ新宿1で観て、記号論の集大成でも人は泣けるという不思議そして皆見ればいいのにふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★いや、面白いよ】  
原作マンガもアニメシリーズも未読、未鑑賞。
アニメシリーズを再構成した前回の劇場版のみ鑑賞履歴あり。

という事で、とても不義理な状態での視聴なんですが、
それでも「ドン」と豪速球を投げこんてくる。
スタッフの腕がいいのだろう。

登場人物は割と多めだが、主人公とその彼女的存在イカルスを
にぎわかす記号キャラなので、
あまり一人一人がどうとか細かい事が分からなくても困りはしない。

それにしても、映画の初っ端からクライマックス全開で始まる
思い切りの良さには正直、驚くと同時に引き込まれた。
そして、冒頭10分も行かないのに明かされる泣き展開。

うんうんうんうん、面白れぇじゃん。

おらあ、かなりの一見さんレベルだけど、
これは絵がベタな萌えキャラなので、
「萌え素養」がないとキツク見えるのだけど、
そんな事は全然なかった。
話が実に自分好みだった。

基本、今回も前回の劇場版同様、シリーズのアナザーサイドを
描いているという作りらしいのだが、
これは一見さんも、親しんできたものも取り込みやすいクレバーな作り方だ。

イカルスが日常生活の最後の幸せな中で「暴発」をさせられてしまうのも
何かええわあ。「暴発」も可愛いし、
その最適手を詰将棋のように構築してやる仲間の思いとかにもグッとくる。

適度な短さも好印象だ。
短いから1200円、前売券1100円と安めなのね。
もう一回見たい気もする(短いし)。

みんな、見てみるといいよ。
つまんなくてもお金は返さないけど、苦情は聞くから。


【銭】
前売券を350円引きの750円でチケット屋で購入。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠@ぴあ映画生活
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前作@死屍累々映画日記

『ファースト・グライド』をシネマート新宿2で観て、通販番組っぽいぞふじき★★

五つ星評価で【★★製作者の熱意が伝わらない】
新サーフィン「スタンド・アップ・パドル」の魅力を伝えるドキュメンタリー。

映画によると
・新スポーツ「スタンド・アップ・パドル」は簡単に言うと杖付きサーフィン。
・ともかく気持ちがいい。早くやればよかった。
・初心者が始めやすい。
・ダイエツト効果がある。

などいいことづくめが、全てインタビューで語られる。
最終的に、この新スポーツが魅力のある物なのかどうかは
他の何物にも耐えがたい爽快感があるかどうかだが、
プレイしてる姿から、その爽快感が伝わってこない。
ただ「やってる」としか見えない。

波に乗る姿をオシャレサウンド付けて流してるので、
それなりにかっこいいのだが、「ひゃっほー感」が伝わってこない。
監督の演出が定点観測的と言うか、ぐっと踏み込んでないのだ。

結果、いい所は全て言葉で語られるので、
何だかどこか通販番組みたいな映画になった。
何ら反対意見もなく、みんなで褒め続けるのもちょっと気持ち悪い。


【銭】
新聞屋系の招待券を貰った。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ファースト・グライド@ぴあ映画生活

マンガ『君に届け 第二十一巻』椎名軽穂、マーガレットコミックスを読書する男ふじき

驚くような展開がなく、
物語的には前巻がそのまま伸び伸びになっちゃってるみたいな感じ。
何となく、作画が乱れて貞子の絵とか
妙にシンプルになってる気がするんだけど、私の気のせいだろうか。
そう言えば柱エッセイもないし、出産・育児が忙しいのかなあ?
私が雑誌読者じゃないからだけど、ちょっと時間が空いても
ゆっくりじっくり作ってもらう方がいいんだけどな。
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