ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

新橋ロマンで『狂った果実』他2本ふじき20140523-20140529

あっ、蟹江の時は三列12席だったレディースシートが
大蔵配給でなくなった後、又、ロマンポルノ上映で二列8席で復活してる。
前回の使用者はいるけど、ポッカリ空席そこだけみたいな状態に比べると、
適切な人数が座っててリサーチがちゃんとされた結果を見れた感じでした。


◆『狂った果実』
五つ星評価で【★★★★★何回見てもええわあ】

本間優二、蜷川有紀主演、益富信孝、永島暎子、岡田英次出演。
根岸吉太郎監督、1981年のロマンポルノ。

5、6回見てるが、いつ見ても刺さる。
本間優二凄いわあ。
あの惨劇のシーンでの身体の動かし方がいつ見ても唸る。
蜷川有紀は役柄もあって、微妙に好きになれないが、そんなとこも含めて好演。
益富信孝のクチャクチャな顔なんて、
この映画を観てなかったら知らなかった筈だ。
いいなあ。いい意味であの貧乏でロクデナシな顔。
永島暎子がこんなにかーいーと言うのは自分が年を取った証拠だろう。
岡田英次を大根と思うのは間違えてる?
北見敏行がセーガク側の一人で出てた。

本間優二が勤める暴力ピンサロは歌舞伎町にあり、
学生がアジトにするバーは原宿にあり、
岡田英次が情事に使う別荘は全くの別荘地にある。
そもそも皆、別の場所に生息して、出会わない種族なのだ。


◆『おんなの細道 濡れた海峡』
五つ星評価で【★★★こないだ見たばっかなのにすんごく覚えてない】

三上 寛主演、山口美也子 小川 恵出演。
武田一成監督、1980年のロマンポルノ。

三上寛のダメ男放浪記。
あっちこっち行ってSEX。
何かちーとも細かい部分を思い出せん。


◆『不良少女 野良猫の性春』
五つ星評価で【★★★昔の新宿の街並みがおもろいなあ】

片桐夕子主演。
曽根中生監督、1973年のロマンポルノ。

「性春」って、凄い造語だなあ。
田舎娘の片桐夕子が都会に出て、垢抜けるでもなく、
万全と出たとこ勝負でソープ嬢になったり、売られたり。
片桐夕子が野沢直子っぽいから、あまり可愛いとは思えん。
ラストそれかよ感が強い。
 

【銭】
新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
狂った果実〈1981年〉@ぴあ映画生活
おんなの細道 濡れた海峡@ぴあ映画生活
不良少女 野良猫の性春@ぴあ映画生活
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マンガ『スケーターズ 第一巻』トジツキハジメ、ビッグコミックスを読書する男ふじき

スケボーマンガ。
とりあえず細かいテクニックを周到に理解させるのは捨て、空気間を伝えようとしてる。が、その空気間が細かいテクニックの積み重ねで出来ているので、分からんと得心がいかないというジレンマを味わされる。
しかし、こういうマンガに出てくるデブは知識オタクみたいなポジションに据えられてイヤだな。そら、現実から言ったらそうなんだろうけど。『さすがの猿飛』って偉大だったな。

『MUD』をギンレイホールで観て、ああそんな映画なのかふじき★★

五つ星評価で【★★恋愛のウェイトがこんなに重いとは思わんかった】
マシュー・マコノヒーが謎の男を演じて少年と交流する話だけど、
映画のモチーフはいろんなコイバナを散りばめたいわ、オホホみたいだったので
朴念仁の自分はあまり乗れず。

マコノヒーは精一杯謎の男でなかなかいい。
そのマコノヒーのミューズかつ、
向き合わない恋愛関係でありながら腐れ縁という難役を演じたのが
リース・ウィザースプーン。一見してパっとしない感じのいい味を出してる。
主役の少年のタイ・シェリダンは上手く見えるけど、特別感はない。
居心地悪そうに演技すれば自然にああなるくらいにしか見えない。

アクション映画かと思ったら、
『ごきげんよう』の恋バナみたいな話だったので、
どうにも乗り気にならなかった。

追い求めるものが違って見たので、ラストの銃撃戦は好き。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
MUD -マッド-@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
MUD -マッド-@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
MUD -マッド-@ここなつ映画レビュー

PS あの蛇はチンチンの象徴?

『LIFE!』をHTC渋谷1で観て、何でこれに惹かれないんだろうふじき★★

五つ星評価で【★★幻想と現実の隙間が少ない事を評価する人もいるが、私はそうは思わない】
毎日毎日同じ仕事をしているウォルター、ある日、仕事をやり遂げるために思いもかけない冒険の旅に。
日常と妄想と冒険の間が希薄なので、後半の冒険部分を妄想ととらえる人もいると聞く。私は、冒険は普通に冒険として解釈した。何の予備知識もなしに見た時、その方が自然だからだ。わざと不自然な解釈をする事で、作品内容を浮かび上がらせるような遊びもチョコチョコするが、それは理由があって後付けで行う操作であって、作為なしで映画を観れるなら、それはそれで何の問題もない。

この映画の中の冒険は行き当たりばったりだ。
さしたる努力や大きな工夫もなく、持ち合わせている運の強さで、
ウォルターの冒険は成功してしまう。
それは冒険の軽視ではないか?
理由もなしに、物事がうまく進むのは、
それを専門の生業としている人がいるのだから、失礼な気がしてしまう。

だとすると、後半の冒険は彼特有の妄想なのか。それはそれで、ちょっとイヤだ。
妄想ばかりのリストラ男の未来を信じる事は難しい。

何はともあれ、ウォルターの冒険は成功するが、
それで得たものは、今までにやってきたウォルターの仕事の肯定だった。
え、本当? 
今までの仕事で解決できなかったから冒険せざるをえなかったのに。
色々な仕事をする人がいる。
その全ての人がそれぞれの仕事において神様だって結論だと
『食神』みたいだけど、リストラする人たちに容赦ない事からも、
全ての仕事に対して、そうだという訳でもないらしい。
リストラ屋さんたちの仕事に対する姿勢がチャランポランに見えるから、
肯定されないという面もあるかもしれないが、
全身リストラに全力を傾けてる奴が出てきたら、それはそれで抵抗あるしなあ。


【銭】
テアトル系会員更新時の1000円で映画観れる券使用。1000円

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マンガ『怪獣のテイル 第一巻』F4U、ヤングジャンプコミックス・ウルトラを読書する男ふじき

テイルの子供としての可愛さがチグハグな気がする。

体型的には小学生中学年程度だが、言動は幼児。
言動は幼児だが、体型が小学生中学年程度なので、
幼児のあどけないイノセントさが出づらい。
演技っぽい。

描いてる作者が女性らしいので、
女性の裸体とかがリアルなのも、ちょっと気持ち悪い。
・テイルがマジ-ロリ体型
・風呂に入る女子かなめが普通に胸も尻もでかくない女体。

対人的なセリフの回し方とかは上手いと思う。
通して読むと面白いかもしれないが、
一巻だけ読んでだと、まだそんなでもないなあ。

『偽りなき者』をギンレイホールで観て、見る前の方が怖かったふじき★★★

五つ星評価で【★★★リアル】
マッツ・ミケルセンが追い込まれる状況が突飛すぎない。
誰もが落とし穴に落ちてしまいそうなリアルな恐怖感がある。
日本の痴漢冤罪くらいリアルだけど、
面と向かって石とか投げる分、肉食人種特有の力強い怖さを感じる。

だから、鑑賞には二の足を踏んでいた。
やっぱり、映画を観に行って、疲れて帰ってくるのは、
年も年だし、つらいんである。

ただ、予告に感じたほどのストレスを感じなかったのは、
加害者側、被害者側とも実に丁寧に状況を描いているからだろう。

迫害が似合うマッツ・ミケルセン。
全世界から迫害される役があったら、彼の独断場に違いない。
ヒゲの友達とマッツの息子は対照的だけど、いい演技だった。
息子が「父ちゃん、そんな事せんけん」みたいに、大人に立ち向かっていく時、
でかい大人が生死に影響が出るくらい、何発も何発も拳を返す。
一度、共同体の外に出た自分達より劣る異物が、歯向かうのは我慢できん、
みたいな、あそこも怖かったなあ。

なんか「マッツ」って言うと
「ミッツマン・グローブ」と「マツコDX」が混ざってるみたいで、
ちょっとなあ(自分で「マッツ」って書いてて何だけど。

スキャンダルの対象になる少女がそんなに可愛くないのが腹が立つ。
「お前のせいで犬が!」と言ってやればいいのに!
言わないところが映画として筋を通していて優しいけど歯痒い。

映画としては、ここから主人公が全ての者に牙を剥いていくみたいな
B級な展開になる方が、自分好みで幸せなのに、
そうならないのが歯痒くてたまらない。

最終的に主人公が、どうやって社会復帰をしていくのかが
明確に示されていないのが、恐怖映画以上にヘビー。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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PS チンチンをチラチラ見せそうな展開はルシウスに任せろ。
PS2 日本だったら、ヒロシがネネちゃんに見せつけて、
 園長の知り合いと春日部をあげて糾弾。やべ、それなりにリアルだ。
 ………クレヨンしんちゃんが恐怖に彩られる。

『ヘンゼル&グレーテル』をシネマカリテ1で観て、娯楽はこうじゃないとふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★娯楽とはいかにバカスカ気持ちよく虐殺するかである】
おとぎ話でエンエン泣きながら、
どうにか生命を繋いだヘンゼル&グレーテルの姿は
この映画では気持ちよく四散して、
ヘンゼルとグレーテルは名うての魔女ハンターになって、
バリバリ魔女の狩り出しに精を出しているって設定に大笑い。

つええ。つええ。つええって事は大変、気持ちがいい事なのである。

そして、魔女が理由もなく悪い。
これはけっこう大事。
普遍的に悪い奴に対しては、
善い者はどんなひどい事をしても構わないのである。
かくして、チャンバラで武芸者がバッタバッタ人を斬るかのごとき
野蛮なガン・アクションが超楽しい。

ちなみに、終盤、魔女がウヨウヨ終結する様は、
『キューティー・ハニー』のパンサー・クローのアジトのようであった。


【銭】
カリコレ旧作当日特別料金500円

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ヘンゼル&グレーテル@ぴあ映画生活

『銀河鉄道の夜』をシネマカリテ1で観て、再び負ける男ふじき★★

五つ星評価で【★★起きていられない】
ファーストランの時にも見ているが、起きてはいられなかった。
気持ちいいんだよ、細野晴臣の音楽が。
話が頭に入らないんだよ。概念論すぎて、ピョコピョコ飛んで。
絵も綺麗だし、キャラも人型より気が利いている。
でも、最終的に物語に寄与してない。
「物語」というより、スケッチみたいだった。

前回、かなりあやふやだからもう一回見たいと思っていた。
しっかり、返り討ちにあった。

ばかばかばかばかーっ(俺の)。


【銭】
カリコレ旧作当日料金1000円

▼作品詳細などはこちらでいいかな
銀河鉄道の夜〈1985年〉@ぴあ映画生活

『シンプル・シモン』をユーロスペース2で観て、可愛い事作りやがるなふじき★★★

五つ星評価で【★★★寓話だと思う】
一見リアルでにありそうに見える話なのだが、
主人公のアスペルガー症候群持ちのシモンが
ちょっとほっとけない系のイケメン分類という所が寓話だと思う。

リアルにアステカイザーもとい、アスペルガー症候群の人間と
付き合った事もなければ、目にした事も、触れた事も、食べた事もないので、
どんな外見とか、どんな印象とかってのは想像の範疇でしかない。

彼らを特徴づけるのは、優れた特性は持つが、コミュニケーション障害があり、
ある決まったルールへの執着が顕著で、それらの変更を嫌がる。
つまり、病気で治し難いので、同居者のライフスタイルを
彼ら向けに合わせる必要が出てくる「究極の自己中」と思えばよいだろう。

この同居者が彼らに合わせなくてはならない辛さは
映画内でも描かれていたか、実際はもっと厳しいものだろう。
映画内の兄弟はまだコミュニケーションが取れているからだ。

いいよな。
ああいう風に自分を世界の中心に据えて、
全く変わらない暮らしをしてみたいよな。
私なんかはそう思う性質である。
なかなかそうは出来ないのは、相手の事も考えてしまうし、
軋轢を起こすのがしんどいからだ。

だから、シモンが周りから何一つスポイルされず、
好かれたり、みんなか手を貸したりしてくれるのは
ちょっと夢見がちに見えてしまう。

例えば、シモンが金子信夫だったらイヤだろう。
要はそういう問題だと思う。いや、バリ外見の話ではなく、
暮らしているうちにイケメンではなく、
悪魔のように見えてしまうのではないか、と言っているのだ。
だって、彼らは自分の生活に関するルールを定めるのに、
彼ら自身は他のルールに従ってくれないのだから。
そんなんイライラするに決まってる。
イライラするのに口答えも成立しないのだ。

そんな悪魔にも思える自己中シモンに対峙して
コミニュケーションを図ろうとするイェニファーがステキすぎる。
あんなステキな彼女がそんなにいいタイミングで
たまたまフリーになるなんて、いいなあ、絵空事は。
絵空事に蹂躙されたいよなあ、俺も。
イェニファーいいなあ。外見も好みだけど、内面が素晴らしい。

にしても、こんなに口当たりがいいなんてたまらんなあ。
あまりに口当たりが良かったので躊躇して浸れなかったよ。
こんな気持ちいいのに身を任せちゃダメだってシグナルが点灯した。
だから星三つまでで四つはあげなかった。

普通の劇映画としての終り方とオオトリの落とし方も
なかなか気が利いててようございました。


【銭】
ユーロスペース会員制度の前年の有料入場9回分のポイントを使った。もうこれでユーロで使える分は打ち止めか?

▼作品詳細などはこちらでいいかな
シンプル・シモン@ぴあ映画生活

マンガ『アパートメント・オブ・ガンダム 第一巻』春風邪三太、少年サンデーコミックススペシャルを読書する男ふじき

ガンダム・ファーストの
ホワイトベース搭乗員(の目ぼしい人材)が、
アパートで日常生活を送っていたら、
という「もしも」マンガ。

なんつーか、マンガの裾野は無駄に広いな。

暇つぶしにいいぐらいな感じで面白い。
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