是枝監督とはそんなに相性が良くないが、これはまずまず大丈夫な部類。
福山雅治が夫婦二組の中でバリバリ一人勝ちでイヤな奴なのだ。
よう、オファー受けたなあ。
リリー・フランキーには温かさがあり、
真木よう子には厳しさの裏にちゃんと優しさがあり、
尾野真千子には親として子供に向き合おうとする強い姿勢が見えた。
福山はただ一人、父の居場所に胡坐をかいて、
子供に深く向き合ってるように見えない役だ。
これは主人公であろうと、観客に嫌われるだろう。
ちゃんと役を演じた結果、嫌われたのだから本望なんだろうけど、
主人公が愛おしくなるような一面をどこかに忍ばせるのが
役者としての底力ではないだろうか?
例えば、これがギバちゃんだったら、冷徹なエリートを演じながら、一点、
彼を許したくてたまらなくなるようなチャーム・ホイントを作るんじゃなかろうか。
役者じゃない人だから、強くそういうのを求めるのは違うかもしれないけど。
しまった。リリー・フランキーも役者じゃないじゃん。
【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
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