思ったよりコメディー寄りではない。でも、楽しい。
様々な登場人物がただいるだけでアンサンブルになる、
これは極めてホームドラマ的な時代劇だ。
佐々木蔵之介の気取らないお殿様がいいのである。
深キョンのべらんめえな飯盛り女郎のそれでいてピュアなところが効くんである。
西村雅彦のいいように難題押し付けられるのがおかしいんである。
旅に出る寺脇康文、上地雄輔、知念侑季、柄本時生、六角精児の
輪郭が見事に皆バラバラで混同しようがないのである。
又、最初の参勤交代帰りに「帰ったら何やる」とか、
道場でそれぞれの剣技を見せてたりとか、
何気にキャラ立てを大変うまくやってる地道な努力が偉い。
色々な難題をミッションとして片づける面白さはあるが、
決してハラハラドキドキはしない。でも居心地がいい。
絵とか、とてもテレビ的でのぺっとしてて映画的じゃない。でも居心地がいい。
もっといろいろ作りようもあったと思うし、垢抜けてもいないとも思うのだけど、
映画劇中に出てきた「大根の漬物」のように、きっとこれはこれでいいのだろう。
どうしても憎めない一本。いや、そもそも憎む必要がないのだけど。
【銭】
20日は松竹映画館のファン・サービスデーらしく1100円。
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PS 『超姑息!参勤交代』ってのも面白いかもしれん。
PS2 ネタ
「明日までに参勤交代するよう申し付ける」
「明日まで!」
「助けてドラえもん!」
PS3 佐々木蔵之介が死ぬとループします。
PS4 ネタ
「これは慌て者の金」
「遠方だからして、まさに遠山の金さんよのう」
「うまいよっ、大将!」
PS5 寺脇康文と六角精児が出てるのだから、
知恵者にはあの……相棒が紅茶を飲みながら……走ってくれそうに
……ふんどしになってくれそうにないな。
PS6 深キョンのふんどし希望。
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