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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『AKIRA』を目黒シネマで観て、おおフィルム上映やんけふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★名作】  
もう何回目になるか分からない。最低でも5、6回は見てると思う。
なので話の上での驚きや発見はない。
異様に細かい書き込みを解析したりすれば新たな驚きとか出てきそうだけど、
そういう驚き方はやりたい人がやればいいのであって、別に必要とはしない。

しかしまあ、面白いのだよなあ。
芸能山城組の音楽が気持ちよくて。

ブツブツボツボツがあるフィルム上映だったのもおかしな話だが嬉しかった。
こいつはどっちだとか目くじら立てて迫られると判断に迷う程度の鑑識眼しか持ち合わせていないのだが、現時点のフイルムとデジタルの上映だったら、適切な映写技師がいてという条件付きで、フィルムの方が質が高い上映ができると信じている。それはフィルムの方がいい意味でボケてて画像が自然に映るからだ。EDロールで特に目立つデジタルちらつきがないのも嬉しい。もちろん映写の省力化や簡便さ、安定性などでフィルム上映が大変だと言うのは聞いてはいるが、それは舞台裏の話であり、客からしてみれば関係がない。
和菓子屋の餅を作るのに機械でこねても、手でこねても関係ないのだけど、味を左右するなら、よりよい手段を取った方がいいだろう。と言いつつ、フィルム上映可能館は都内で両手どころか片手の指で数えられるくらいになっちゃってるみたいだけど。
はなはだ残念。

ああ、そして目黒シネマはいい劇場だな。
褒めるだけ褒めといて滅多に来ないけど(連絡が悪かったり番組が被るんだもん)。
平日金曜日の最終回、企画の良さで満席(臨時の補助席も多分埋まってた)での上映もとても嬉しい。いい企画は報われるべきである。
いい企画を出し続けていたにも関わらず報われなかった郊外館の冥福を祈りつつ。


【銭】
目黒シネマ最終回一本割引900円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
AKIRA@ぴあ映画生活

PS 半券見たら、夜間割引用半券ではなく、「小人900円」となっている。
 ま、まさか「小人物900円」ってディスられているのだろうか?
PS2 そうそう、物語の舞台は2019年ネオ東京。あと5年後です。
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『しもつかれガール』を新宿シネマート2で観て、何がいけないかふじき★★

五つ星評価で【★★そこに行きたくなる理由がない】  
「栃木市に行きたくなるショートムービー」という副題が付いている。
谷村美月も徳永えりも大変力のある役者だ。
でも、彼女らが栃木を礼賛する理由は伝わってこない。
それはおそらく理由がはなはだ曖昧な
「だって栃木が好きだから」になってるからではないだろうか。
そこに住んでいる人は住みやすければ、殊更、理由がなくても
「いい所だよ」と言うかもしれない。
だが、その曖昧さに頼っていては、土地の魅力は伝わってこない。
明確にこれこれこういう理由だから栃木に行きたくなるでしょ
と訴えないといけない。

観終わって、長所はどこかを搾り出すと、
・人情味のある床屋
・昔からある味噌蔵。
・オシャレな土産物屋。
・オシャレなカフェ。

いや、すまん。これでは好きにはなれん。
知らん人をいきなり宿泊させる谷村美月や、
強引に寝癖を直してしまう床屋は、お人好しの反面、わずらわしさも感じるし、
個人に準拠した性質なので、栃木がどうとは思いづらい。
土地土地の名所も、「栃木ならでは」に欠けている。

題名の「しもつかれ」も吐瀉物に似た外観がいじられるだけで、
真剣に「~のような物だ」など味の説明を加えようという気が一切ない。
それじゃいかんだろ。


【銭】
短編価格。700円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
しもつかれガール@ぴあ映画生活