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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ある過去の行方』『とらわれて夏』をギンレイホールで観て、へーうん、ふじき★★★.★★★

◆『ある過去の行方』
五つ星評価で【★★★監督で客を呼べるのは偉い】

男が妻と離婚するために帰郷すると、妻の家庭は混乱した状態にあり、
男が妻の家庭の不和を整理していくうちにいくつもの謎が解き明かされていく。

『別離』のアスガー・ファルハディ監督の脚本作りは今回も用意周到。
いくつもの人間関係の起伏を越えて解き明かされる物語は実に魅力的なのだが、
何だか喧々諤々してるうちに着地点を失って何となく終わってしまう感じ。
そう言えば、『別離』もラストは冷静すぎて感情が乗らない感じだった。
そういう持ち味なのかもしれないけど、娯楽映画としては観客にストンと納得させる終わらせ方をしてくれる方がより職人的でかっけーと思う。


◆『とらわれて夏』
五つ星評価で【★★★遅すぎた運命の出会いに涙じんわり】

脱獄犯に囚われて共同生活をするが、彼はいい奴だった。

脱獄犯:ジョシュ・ブローリン
母  :ケイト・ウィンスレット
少年 :ガドリン・グリフィス

これは三人のキャラクター付けをどう設定するかによって、
ハート・ウォーミングにもできれば、ホラーにもできる素材。

●ジョシュ・ブローリン(脱獄犯)が万能すぎるのはおかしいけど、いたしかたないだろう。
●ガドリン・グリフィス(少年)はオードリー若林とオドオドしているフルポン村上を合わせて一人にしたみたいな外観だが、なかなか好演していたと思う。
●そしてケイト・ウィンスレット(母)。相変わらずコースギリギリ低めに投げ込んでくる。泣かせよるなあ。ケイト・ウィンスレットって、見るたびにいつもゴツゴツして手入れの悪そうな身体だよなあと思う。でも、そのゴツゴツで手入れの悪そうな身体がリアルでキュートで素晴らしい。

少年の実父を母からの避難場所だけの存在にさせない、
シナリオワークにも拍手を送りたい。

あ、あと。脱獄犯が最初に家に付いた時、あばら家のような家の外観と、意外としっかりしてる家の内装をしっかり見せたりしてるのも上手い。あれで、人付き合いに興味はないけれど、しっかりした人間である事が分かる。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。会員証を更新。10800円なり。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ある過去の行方@ぴあ映画生活
とらわれて夏@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ある過去の行方@映画的・絵画的・音楽的
とらわれて夏@ここなつ映画レビュー
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