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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『デスフォレスト 恐怖の森』をユーロスペース2で観て、超チンケだけど嫌いになれないふじき★★★

五つ星評価で【★★★観て笑え】
  
凄い低予算のホラーで、
プロットも恐怖の森へ迷い込んだ若者が怪物に襲われるってバリ単純。
基本、被害者一行として5人の男女が出てくるのだが、
容赦ない脚本の下、誰一人として魅力ある人物に描かれていない。
何だ、修行か何かか。嫌な奴と付きあって我慢するって言う。
『青鬼』同様、フリーゲームの映画化らしい。
うん、何かそんな安い匂いがぷんぷん漂ってくる。なかなかお里は隠せない。

唾吐かれるような映画だけど、そんな中にも好きな点が二点。
まあまあまあまあ探してみるもんだ。

①.定食屋のおばちゃんが凄みのあるいいオーラを出してる。
②.二種類いるクリーチャーが安普請ながら、
 ちょっといいデザインと汚しをやって、見れる物に仕上がっている。
 山海塾っぽい方は『ディセント』のクリーチャーのパクリなんだろうけど、
 アレンジが巧みなので、自分はギリギリ許せる範囲。
 どこか、バイきんぐの小峠と、笹野高史に似てる。
 うん、全裸白塗りの小峠と笹野高史が近づいて来たら怖いものなあ。
 チラシにアップで載ってるクリーチャーの顔を見たら
 本当に笹野高史に似てる。どうしよう本人だったら(どうでもええわい)。
 ただ、アクション的には見た目怖いだけで、強烈な残虐描写はなし。
 もしかしたら、付きあったら優しくていい奴かもしれない(殺されるけど)。


【銭】
ユーロスペースの会員割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
DEATH FOREST 恐怖の森@ぴあ映画生活
▼関連記事。
デスフォレスト 恐怖の森2@死屍累々映画日記
デスフォレスト 恐怖の森4@死屍累々映画日記
デスフォレスト 恐怖の森5@死屍累々映画日記

PS 謎の場所なのに近くを車がビュンビュン通りすぎ。
 ああいうのは後からでもマスクして隠せよと思う。
 余計な出費かもしれないけど、ちゃんとやるのが礼儀だろう。
PS2 バイカーが携帯かけてたから、車載の4人の携帯も繋がる筈。
 なんかことごとく適当だなあ。
PS3 一週間限定モーニングショーという事で
 7回しか上映されないんだけど、ドンピシャで映写トラブルに遭遇。
 引きが強いな、俺。
 音声は出るものの映像が出ない状態で、
 5分くらい技師さんが手直しして復旧。
 ただ、場内告知が少し遅かったことと、
 直してる最中の場内明度をもう少し明るくしなかった事は減点。
 フィルムよりデジタルのトラブルの方が性質が悪いとは思うけど、
 観客にとってはどっちも変わらんので、キッチリ対処してほしい。
 頼むで、ほんま。

『超能力研究部の3人』をシネマート新宿2で観て、こら上手い事詐欺してる映画だわふじき★★★

五つ星評価で【★★★映画通じゃない人は普通にアイドル映画として、映画通の人はモキュメンタリー構造を逆手に取ったメタ映画として、いい具合に(あくまで言い具合にであって、それ以上ではない)楽しめるんじゃないだろうか?】

話の内容が、超能力研究部の3人に触れながら、
話の主題が、超能力研究部の3人にない、この構造、
なんか覚えがある。『Wの悲劇』だ。
  
乃木坂の皆さんの顔と名前は一致しない。唯一、顔の見分けが付くのは今回の映画に出ていない「生駒ちゃん」というショートカットの子だけだ。
出てくるのは3人。

・秋元真夏=緩いアイドルの立ち位置。だから、演技しごきのシーンにリアリティーがあるのだが、OKテイクがあまり上手くなったように感じないのはおでの心が汚れているからだろうか?

・生田絵梨花=努力して芝居とか一生懸命、ピアノとかも弾ける出来る系アイドル。緩い秋元真夏に慰められて、逆切れする構造は実に自然。頭で考えて、微妙に強弱を付けたような演技は「上手い」のかもしれないが、他の乃木坂二人がナチュラルな素人演技なので、バランスが悪い。周りを見ずに一人でひた走る様は醜悪な感じさえうかがわせてしまう。それもコミで演技してるのなら、この映画の中で一番損な役割を受け持ってる事になる。そして、その損な役割は本来のキャラとおそらく一致しているのだ。メタ構造やねえ。

・橋本奈々未=自然にそこにいる三人目。この人の凄くハッキリした顔立ちは好み。傍にいると気持ちいい感じがするのははっきりしてて男っぽくサバサバして見えるからだろう。

三人一緒にいると、秋元と生田が「小さめの女の子で眼鏡」というビジュアル被りがあって、分かりづらい。オカッパ、おさげと髪型を分けてはいるものの、あまり大きな差異には見えず。

キスのパートは全部あからさまにフェイクでなんだけど、楽しくてしかたない。

女の子三人割とミニ制服なのに可愛い感じがしないなあ。どっちかっていうと足の太さが目立つって言うか、制服で可愛らしさが引き立ってない。


【銭】
新聞屋系の招待券を貰う。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
超能力研究部の3人@ぴあ映画生活

『さよなら東京』をポレポレ東中野で観て、特に感慨もなしふじき★★

五つ星評価で【★★スタイリッシュ】
  
2003年のクリスマスから新年までをAV監督が記録する作品集「UNDERCOVER JAPAN」の一篇。他の二本は平野勝之と真喜屋力によるもの(上映作品はカンパニー松尾の物のみ)。

なんつーか、普通にカンパニー松尾のAV(と言いながら氏のAVを見た事がない)。抜ける所もあれば、抜けない所もある。ただ語り口が超スタイリッシュなので、「この監督はAVを撮る前に、フランスに行って修行してきた過去がある」とかいうデマを広めたら簡単に広まってしまいそう。

ガンダム夫と没交渉の若妻が好み。
他は、仕事の大変さを噛み締めるような事案が多くって
「御苦労様でした」と大声で言ってあげたい。


【銭】
ポレポレ東中野の十回券を使って1000円相当。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
さよなら東京@ぴあ映画生活

『フタバから遠く離れて第二部』をポレポレ東中野で観て、継続の強さだふじき★★★

五つ星評価で【★★★継続は力なり】
  
前作『第一部』は未鑑賞。

前作は原発災害により故郷双葉町を避難しなくてはならなくなった避難民と町役場の避難生活1年間を描いたもの(らしい)。今回はその後の3年間、元の双葉町ではないが、福島に戻るまでの話。誰もがこうなりえるという設計図のような映画である。日本は天災でも人災でも災害に会った者に対する補償は少ないし、世間の目も優しくない。皆が今の自分の生活に満足してない中、他人の生活にまで優しさを回すゆとりがないのだろう。

4年経った今でも、故郷には帰れず(故郷は汚染されたまま)、
その故郷は除染ゴミの廃棄所に指定されようとしている。
憤りが届けられる先に、事件を起こした東電はいない。

町は直接的な衝撃でも破壊されるし、
そこにいる人同士を分断しても破壊が進む。
うやむやに付け込んで更なる破壊を推し進めようとさえしている者もいる。
山ほどある正しくない事を蓄積させて作られた映画がこれである。

避難民の中心は老人と中年、たまに子供はいるが、青年は全く見かけない。
野郎はともかく、美人やカワイコちゃんがいないとどうも画面に華がなくてなあ。


【銭】
ポレポレ東中野の十回券を使って1000円相当。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
フタバから遠く離れて 第二部@ぴあ映画生活

『ふたつの祖国、ひとつの愛』をポレポレ東中野で観て、ピンと来ないふじき★

五つ星評価で【★愛の深さとは】
  
大変、申し訳ない話だが、
若くして亡くなった韓国の国民画家と、
その彼を今でも慕う日本の未亡人の強い愛情物語は
私の頭の中を素通りしてしまった。

何故だろう。
「そういう人がいました」という話だな、としか思えなかった。
韓国伝統の泣き女(商売で号泣する人)を用意しろみたいな
ただ殴りあうためだけの意見を主張したりはしないけど、
人対人のコミュニケーションでは、人柄が黙ってでも伝わるかもしれないが、
その人を映像を通して別の人に伝わらせる為には、
殴りつけでもするかのように強調すべきところは強調すべきだと思うのだ。

そうしないと伝わらないからこそ、
政治などは「プロパガンダ」技法を使って
観衆を追い詰めるように人柄を誇示している。
その正否を問うのは別にして、
正論であっても慎ましやかに小声で話すより、
拡声機を使って耳も破れんばかりにがなってほしい(比喩だよ)。

ドキュメンタリー全般に思う事であるけど。


【銭】
ポレポレ東中野の十回券を使って1000円相当。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ふたつの祖国、ひとつの愛 ~イ・ジュンソプの妻~@ぴあ映画生活

PS 頼むよ。おでみたいな程度の低い観客の為にさ。

『谷川さん、詩をひとつ作ってください。』をユーロスペース2で観て、響いたり響かなかったりふじき★★

五つ星評価で【★★82分と長くはないのだが、谷川俊太郎出演シーンは短い】
  
谷川俊太郎の詩を映像として定着させるために
映画製作者は様々な人を被写体としてインタビューし、
この人々の心に届く詩を作ってください、と谷川俊太郎に依頼した。
映画を成立させる方法としては大変クレバーである。
成立の可否は各自が観て答を出してほしい。
以下は私の回答。

試みとしては大変面白いし、最後に紡がれる谷川の詩は納得できるものなのだが(と言いつつ、詩の後半はいらない)、やはり、その被写体をカメラが追っている時間は「谷川の詩」とは切り離された時間であり、その被写体の体験などは貴重かもしれないが、必ずしも映画としての必要条件ではない。だから、彼等に強く興味を持てない観客の自分は退屈してしまった。これは「魅力的な人間だから撮影さえすればそれが観客に届く」と信じるスタッフの驕り高ぶりではないだろうか。いや、届かんよ。「魅力的な人間」というデータは届く、でも、その魅力で興味関心を維持できるほど、観客は他人に対して興味を持っていない。被写体がマック赤坂みたいな化け物であれば話は又、別だが。


【銭】
ユーロスペースの会員割引で1000円。会員の会費更新料として1400円出費。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
谷川さん、詩をひとつ作ってください。@ぴあ映画生活

マンガ『つるつるとザラザラの間 第三巻』月子、アフタヌーンKCを読書する男ふじき

さやちゃんの感情表現が理想的な素直さで、
こんな娘がいたらやられちゃうけど、
これはどう考えても仮想世界の住人だな。

さや姉の葵も感情表現バシバシ出すけど、
これはネガテイブ方向に伸びてくからそんなにいい感じがしない。

中島貞夫三本を新文芸坐で観てふむふむふじき

中島貞夫特集「遊撃の美学」から2番組。

◆『くノ一忍法』
五つ星評価で【★★★絢爛豪華に下ネタ忍法】
二回目。昔、新文芸坐で観てる。

『必殺仕置人』で素行の悪いスリをやってた野川由美子がお姫様役。
役者だなあ。ちゃんと芯の強いお姫様になるものなあ。
くノ一と争う男忍者の大木実の行動は何回見ても行き当たりばったりだと思う。


◆『くノ一化粧』
五つ星評価で【★★★露口茂の役が不憫】
初見。芦谷雁之助が女装能力で絶世の美女になれるって悪夢な設定が光るっつか濁るっつか。眼力が必殺技なのに目を潰されて、女郎のヒモに落ちぶれるエース忍者の露木茂が不憫でたまらない。


◆『セックス・ドキュメント エロスの女王』
五つ星評価で【★★エロスで興奮できない】
エロスより田中角栄とか浅間山荘とか札幌オリンピックとかの映像に目が行ってしまう。エロスの為に汗を流して頑張る姿を映されても、それが観客のエロスに繋がる訳ではない。エロスは好みが出てこないとどうもなあ。基本、みんな昭和の母ちゃん体型だから好みのタイプを見つけるまで至らないのだ。この映画の端々に現われるヌードと今の日本人の少女のヌードを見比べると、まあ、日本の女の子って可愛くなったもんだと思う。


【銭】
くノ一は二本で1300円、エロ女王は夜間割引で850円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
くノ一忍法@ぴあ映画生活
くノ一化粧@ぴあ映画生活
セックスドキュメント エロスの女王@ぴあ映画生活

『パトレイバー THE NEXT GENERATION第六章』をUCT19で観て、これは初めて人に褒められる商品ふじき★★★★

五つ星評価で【★五つ星評価で★★★★レイバー戦に興奮、プラス1は真野ちゃんのアイドル映画テイスト】  
エピソード10とエピソード11からなる。
エピソード10は対軍用レイバー戦。
エピソード11はバカンスに出た体の真野恵里菜が輝くアイドル映画。

対軍用レイバー戦は熱い。
今回のこれが絶対とは言わんのだけど、このテイストが見たかったのだ。
実際の戦闘に入る前の謀略戦、情報戦も面白い。
高島礼子って実に「ズケズケした」いい顔してると思う。
きっとマンガだったら、謀略の為のベットシーンくらいある役だ。

ソ連のレイバーかっこいいけど、あれ、別にレイバー機能を持つ戦車であって、レイバーではないだろ。まあ、敵としてはいい。大変良い。でも、軍用と警察用を対決させるのに、あの戦い方一つだけでは説得力がない。武装した軍人に警官が一発の銃で本当に制圧できるのかという説得力をどこかで説明しなければいけない。展開のサプライズも含めて。それは何がしかのラッキーとかでもいいので。
この世界のパトレイバーは移動銃座の役割しか果たしていないなあ。レイバーって決してそういう物ではなかったと思う。

それにしてもレイバーにすっぽり収まった真野ちゃんは可愛い。
サービスカットの入浴シーンより可愛いのはどうなのか、とも思うのだが、
レイバーに収まるために生まれてきたみたいな女の子だ。
何か真野ちゃんを殺して死体をレイバーに詰め込みそうでキモいな、俺。
一晩のお泊りのドキドキ展開も今時こんなラブコメかよ感があって割といいと思う。


エピソード11は全くパトレイバーではないのだけど、
真野恵里菜と言うカワイコちゃんを使って、
こういうエピソードが一個くらいなければダメでしょう。
これはパトレイバーしてなくても許す。
後、ちっちゃい女の子とバスケットボールが異常に相性がいいのが新発見。


【銭】
特別料金1500円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章@カノンな日々
THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章@だらだら無気力ブログ
THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章@西京極紫の館
THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章@はらやんの映画徒然草

『欲動』をシネマート六本木4(3F)で観て、私的にはダメふじき★★

五つ星評価で【★★ふじきの一方的な負け戦です】
  
とても静かな映画で、観客は話を読み解きながら、
登場人物たちへの感情移入のほころび口を見つけて考えて没入、
もしくは感覚的に没入するのだろう。

どちらにも失敗してしまったので、
ガムラン流れるインドネシアの環境映画に
大事な要素としてポコっと絡みがプラスされる、
そんな体の映画にしか見えなかった。

斉藤工くん、三津谷葉子ちゃんの絡みが見たい人はいけばいいと思う。


【銭】
新聞屋系の招待券を貰った。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
欲動@ぴあ映画生活
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