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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ふたつの祖国、ひとつの愛』をポレポレ東中野で観て、ピンと来ないふじき★

五つ星評価で【★愛の深さとは】
  
大変、申し訳ない話だが、
若くして亡くなった韓国の国民画家と、
その彼を今でも慕う日本の未亡人の強い愛情物語は
私の頭の中を素通りしてしまった。

何故だろう。
「そういう人がいました」という話だな、としか思えなかった。
韓国伝統の泣き女(商売で号泣する人)を用意しろみたいな
ただ殴りあうためだけの意見を主張したりはしないけど、
人対人のコミュニケーションでは、人柄が黙ってでも伝わるかもしれないが、
その人を映像を通して別の人に伝わらせる為には、
殴りつけでもするかのように強調すべきところは強調すべきだと思うのだ。

そうしないと伝わらないからこそ、
政治などは「プロパガンダ」技法を使って
観衆を追い詰めるように人柄を誇示している。
その正否を問うのは別にして、
正論であっても慎ましやかに小声で話すより、
拡声機を使って耳も破れんばかりにがなってほしい(比喩だよ)。

ドキュメンタリー全般に思う事であるけど。


【銭】
ポレポレ東中野の十回券を使って1000円相当。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ふたつの祖国、ひとつの愛 ~イ・ジュンソプの妻~@ぴあ映画生活

PS 頼むよ。おでみたいな程度の低い観客の為にさ。
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『谷川さん、詩をひとつ作ってください。』をユーロスペース2で観て、響いたり響かなかったりふじき★★

五つ星評価で【★★82分と長くはないのだが、谷川俊太郎出演シーンは短い】
  
谷川俊太郎の詩を映像として定着させるために
映画製作者は様々な人を被写体としてインタビューし、
この人々の心に届く詩を作ってください、と谷川俊太郎に依頼した。
映画を成立させる方法としては大変クレバーである。
成立の可否は各自が観て答を出してほしい。
以下は私の回答。

試みとしては大変面白いし、最後に紡がれる谷川の詩は納得できるものなのだが(と言いつつ、詩の後半はいらない)、やはり、その被写体をカメラが追っている時間は「谷川の詩」とは切り離された時間であり、その被写体の体験などは貴重かもしれないが、必ずしも映画としての必要条件ではない。だから、彼等に強く興味を持てない観客の自分は退屈してしまった。これは「魅力的な人間だから撮影さえすればそれが観客に届く」と信じるスタッフの驕り高ぶりではないだろうか。いや、届かんよ。「魅力的な人間」というデータは届く、でも、その魅力で興味関心を維持できるほど、観客は他人に対して興味を持っていない。被写体がマック赤坂みたいな化け物であれば話は又、別だが。


【銭】
ユーロスペースの会員割引で1000円。会員の会費更新料として1400円出費。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
谷川さん、詩をひとつ作ってください。@ぴあ映画生活