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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をトーホーシネマズ渋谷5で観て、すまんがそこそこふじき★★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★★決してつまらなくはないのだけど】  

イカガワシイ奴らが集まって、そいつらが世界を救うってコンセプトには凄く惹かれるのだけど、ツイッターの評判が良すぎて、実際に見たら、評判ほどに思えなかった映画。最近、この手のパターンはたまにある。マーヴェル系でこういう事故がよくあるのは、マーヴェルの熱烈なファンと私自身の実績と視点が違うからだろう。

インチキだけど、割と小回りの利く主人公は良い。
宇宙一マッチョな破壊王もまあ良い。
宇宙一ヘンな歩く植物もまあ良い。
宇宙一セクシーな暗殺者も分かりづらい面があるがまあよい。
宇宙一凶暴なアライグマも設定がハッキリしないがまあよい。
初見の5人組主人公なのに、みなキャラが立ってるのは大変よいのだが、
ロケット(アライグマ)の設定がよく分からないとか、
ドラックス(破壊王)の復讐が表面的であまり伝わってこないとか、
グルート(木)の能力が何でもありになりがちとか、
よくない意味で、微妙に一長一短がある。
それぞれにバラバラな境遇の5人が
最後に一つにまとまるのもお約束のご都合主義っぽい。

ラストで敵に打ち勝っちゃうところは、
番長マンガでもキン肉マンでもないんだから、
気合いや友情パワーだけで勝っちゃいかんと思う。
インチキ(な面もある)主人公を出したのだから、もう一手、策が欲しかった。

全体的にチグハグだとは思うのだけど、それでも普通に楽しめる。
でも「すんごく我を忘れた」って風になりたかったし、
映画がツイッターとかで好評だったので、そうなれるかと期待したので
ちょっと残念な結果に終わってしまった。

誰も同意してくれないのだけど、ヨンドゥ(青い奴)は
本田博太郎に似てると思う。


【銭】
トーホーシネマズデーで1400円。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。

▼関連記事。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(二作目)@死屍累々映画日記
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『猿の惑星:新世紀』を新宿ミラノ1で観て、贅沢な映画鑑賞にウハウハふじき★★★★(ネタバレ)

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★★★娯楽として王道】  

単純に面白い。
いがみ合う二つの種族。
彼等にはそれぞれの正義がある。

「猿」という動物の姿をしているが、
これは異星だったり異次元だったり
別世界の知的生命体とのコミュニケーションをちゃんと描いた映画。
というより、猿社会の方が人間らしくて、
人間側はその猿に対応する狂言回し種族みたいな感じに扱われてる。

シーザーを演じたアンディ・サーキスはもちろん素晴らしいのだが、
敵役として君臨するコバ(トビー・ケベル)の分かる境遇と
それでいて許し難い忌々しさが素晴らしい。

ラスト、コバは「エイプはエイプを殺さない」という
シーザーの信条を楯に許しを乞うのだが、
「お前はもはやエイプではない」というシーザーの判断により処刑されてしまう。
ちょっとロボコップのジレンマを思いだした(会社に帰属する者を殺せない)。
では、コバはエイプでなくなったなら、何になったのか。
勿論、ヒトであろう。同種を殺す種はヒトくらいである。
そして、ヒトと断定したエイプ・コバを殺すシーザーも
また、エイプでいられないという悲しいジレンマが漂う。
民衆に支持されている事はその事実を見えにくくしているに過ぎない。

実に面白かった。
ミラノ座のでかい画面が爽快だった。
いやあ、贅沢な映画ファン感謝デーだった。


【銭】
映画ファン感謝デーで1100円。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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