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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『リヴァイアサン』を早稲田松竹で観て、こんなのは単に映像素材なんだがふじき★★

忘れちゃいそうだから、軽くポコポコ映画の感想潰していっちゃうぞ祭。

五つ星評価で【★★映画になる前の映像素材である】  

基本、撮ってきた物を「生」と言い張って、映画にしてしまうドキュメンタリーは好みではない。そんな手法は演出家が自分の演出に自信がない事に対する言い訳にすぎないだろう、と真剣に思っている。
ただ、この映画の場合は切り出し方が上手い事と、切り出した映像を多少なりともエッジを聞かせるために露出加工や音響加工を施してる(ように見える)事から、「かっこいい生」になっているので、全ダメ出しをするほどでもない。

映画その物よりも、チラシやポスターにくっ付いてくるコピーが奮闘していて、その結果、観客が単なる映像素材を映画と思い込む構成になっているのだと思う。
コピーいわく

「それは映画か 怪物か?」
「自然と人間のかかわりの深淵へ 狂っているのは世界か、人類か」
「圧倒的な映像と音響の本流 もはや黙示録の体験である」
「人類がはじめて体感する海洋ドキュメンタリーの極北」

ただ漁船が北洋で雑音まきながら漁をする様子をここまで壮大なコピーで飾ったコピーライターの仕事はちょっと偉い。このコピーライターの仕事こそが『リヴァイアサン』という映画の本質だろう。観客にとっては本質が映画本体にあってもなくても、それが感受されさえすればいい。だから、商品としてはそんなに過不足ないと思う。なので、あまり目くじらは立てたくないのだけれど、それにしてもやっぱり単なる「かっこいい(=オシャレな)映像素材」だなあ、これ。


【銭】
早稲田松竹のラスト1本割引で800円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
リヴァイアサン@ぴあ映画生活

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。
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