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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『寄生獣 完結編』を109シネマズ木場5で観て、演技に気圧されるふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★深津絵里の演技必見】

原作を読んでいるので、やはりダイジェスト版的なイメージは強いのだが、
一作目と比べると驚かされる展開も少なからずあった。

見事な話の切り込み、切り出し、貼り直しによって、
田宮良子の粛清事件と子供誘拐、パラサイト殲滅作戦、後藤との対決までが
一気に描かれるのは凄い。逆にここまでが大きな山場なので、
その後のまとめ部分は原作もそうであったように、
付け足しに見えてしまわないでもない。

やはり、驚くべき、褒めるべきは、各役者の演技であろう。
その二台巨頭は深津絵里と浅野忠信。
浅野忠信は寄生獣のアイコンである偉大な化け物「後藤」。
浅野忠信自身が特別な何かを演技でやっているとは思わないが、
その存在感無敵感に果てしなく説得力がある。
そして深津絵里にはどう見てもパラサイトが憑依している
「人間以外の何か」にしか見えない。
粛清事件の際に三体のパラサイトとただ歩くシーンだけでも、
かって人間であった田宮良子ならそうは歩かないだろうという
とても理路整然とした機械のような歩き方をする。
『猿の惑星』のシーザー同様のリーダビリティ。
この二人は原作マンガのキャラクターを人間が演じる事により凌駕した。
やはり、人間が演じる事による面白さはある。

堂々とした北村一輝も良かった。
人間として「しもじも感満載」の大森南朋。
特に多くを語らないが説得力が強いSAT隊長の豊原功補。

橋本愛は原作の村野とはタイプが違うが、
等身大のカワイコちゃんとして問題なし。

パラサイトの表現として、田宮、後藤の超パラサイトを除けば、
市長庁舎にいるパラサイトは軽く揺らいでいる。
原作では媒体がマンガである事もあり、捕食時以外はパラサイトは
ピッタリ静止しているイメージだったが、この変更は成功。
新井浩文の殺人鬼がパラサイトと人間の見分けが付く「らしさ」を醸し出している。同時に止まっていれないというのは動物の属性なので、この方がリアルだ。

ミギーは演技ではなく、CGがちょっと良くない。
新一の右手からの伸び方が多少不統一なのが気になった。
ミギーはどんなに伸びてもいいが、伸びた分細くならないとおかしい。
細くならないなら薄く見えるようにすべきだ。


【銭】
毎週火曜日109シネマズのメンバー割引日で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
寄生獣 完結編@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
寄生獣 完結編@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
寄生獣 完結編@ノルウェー暮らし・イン・原宿
寄生獣 完結編@Akira's VOICE
寄生獣 完結編@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
寄生獣@死屍累々映画日記
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『バードマン』もういっちょ(ネタバレ)

『バードマン』について、風呂に入りながらちょっと気付きがあったので、
一つ記事を加えて書き添えておく。

ネタバレ注意

冒頭、マイケル・キートンの空中浮遊で始まり、
ラスト、エマ・ストーンの表情から空を飛んでいるであろう
マイケル・キートンが想像できる。
映画内で隕石が落ちて来たり、竜のようなものが現れたり、
ヒーロー、バードマンの姿が現実に現われる所はあくまで
演出として妄想と分かるように描かれている。

だが、冒頭、ラスト、
それとチョコチョコ細かく映るテレキネシス(念動力)映像については
妄想に偽装されている部分もあるが、それが現実であるとしてもおかしくない。

とするなら、マイケル・キートンはあの世界で超能力を使える男なのである。
色々な技法により、自分を他人に見せる、それが演技であるなら、
若かりし彼が演じたバードマンは、誰よりも彼的な存在であるため、
演技とは言えないかもしれない。素の状態でセリフを喋っているだけ。
彼が役者として生きるためには彼と全く違う存在を演じなければならない。
そこで、彼は舞台に出て、等身大の超人でない人間を演じる。

彼は等身大の人間を正しく演じられる。
それは彼が異常な人間(超人)である為に、
自分と等身大な人間の差異をはっきり自覚できるからだ。
だが、無知蒙昧な観客は、その差異を曖昧な空気としてしか認識できない。
だから、彼は観客に自分が超人ではなく、
等身大の人間である事を骨の髄まで信じ込ませなければならない。
彼は実弾の銃を使い、死ぬかのように演じて見せた。
彼は超人なので、死なない事が分かっているにもかかわらず。
観客は度肝を抜かれた。
舞台の登場人物の彼と、役者の演技が完全に一致したからだ。
だが、それは実は死なないのに、死の演技を巧みに演じている彼に負かされている、
そういう状態なのだ。
彼は観客や批評家に演じ勝った。
批評家の舞台しか見ていない狭隘な審美眼では
彼が本当の超人である為に死なない事など分かりはしないだろう。
仮にそれが分かったとしても、それを発表する機会やメディアは
彼女に微笑んではくれまい。
巨大でヒステリーな流れの前では、
一人の評論家の本当に正しい言説があっても届きはしないのだ。

という物語なのではないか?


▼関連記事。
バードマン一つ目@死屍累々映画日記
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『超能力者』をシネマート六本木1で観て、時間を忘れる面白さじゃんふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★これ見ると日本版のクズ度が上がる】

邦画『MONSTERZ』の原作映画。

邦画については、周りの評価がとことん低かったので、
そこまでじゃないだろうという気持ちでいい所を掬って褒めた。
のだけど、ごめんなさい。
こんなにオリジナルが面白いとは思わなかった。
これ見た後だったら『MONSTERZ』は確かにクズだ。
ただ、けなしてる人がそんなに全員『超能力者』を見てはいないだろうから
やっぱり、そこまで貶さんでもいいだろという気持ちはまだある。

日本版の藤原竜也に位置するのがカン・ドンウォン。
うお、相変わらずナメクジっぽい。
背負う負のオーラがなみなみない感じがよく出てる。
演技としては藤原竜也も嫌いではない。
日本版独自の変な設定が付いてしまった事が藤原竜也の脚を引っ張っている。

日本版の山田孝之に位置するのがコ・ス。
ますだおかだの岡田を美形にした感じ、ってそれは褒め言葉じゃないな。
単に世渡りが下手だけど実直な兄ちゃんって単純な設定が良い。
極めて善人という設定は異能の普通人を基盤に据えた山田孝之の演技で
薄まってしまって、それは何とも勿体なかった。
日本という国に「善人」が合わないのかもしれない。

日本版同様、「なんで」という答は明らかにされないのだが、
「なんで」の解明はそんなに大きな問題ではない。
人は原因の分からない運命に晒されても、
結局、その運命に対峙し、行く道をどうするかを決めなくてはならない。
物語として描くのは、そのどうするかだけで充分だろう。

赤ちゃんを使った場面とか、
日本版の方が撮り方も、最後に赤ちゃんを取り上げられる際のやり取り追加も
きめ細かくなって、良くなってる。
カットカット見ると上手く良くなってる部分も多い。

にも関わらず、圧倒的に韓国版の方が面白いのは、
対比される二人の超能力者の明らかに異なるキャラ差の妙と、
短い時間でポンポン進むテンポの良さ(話が止まらないのが凄くいい)と、
善側の友達二人の分かりやすい協力ぶりと有能ぶりと無能ぶりだ。
日本版で追加された悪側の余計な設定とか本当いらない。
何となく面倒そうだから画面に義足を出したくなかっただけじゃないだろうか。

あと、韓国版と日本版、女優は石原さとみの方が全然グーであるとは言っておきたい。


【銭】
シネマート六本木サヨナラフェスティバルの一環で1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
超能力者@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
超能力者@銀幕大帝
超能力者@いやいやえん
▼関連記事。
邦画リメイク『MONSTERZ』@死屍累々映画日記
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『群盗』をシネマート新宿1で観て、マカロニ韓国グーふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★単純明快に映画的快楽がとても強い】

マカロニな音楽の中で行われる
極悪非道な外道への復讐劇


そら、こんな鉄板だけで作った単純な物語は面白いに決まっている。
その単純なストーリーに負けない音楽の強さ、絵の強さ。いい。とてもいい。
音楽がマカロニウェスタンで、その音楽に負けないアクションが気持ちいい。

激突する二人の男に
サバンナ高橋をとことん美形に作り替えたようなカン・ドンウォン、
番長清原っぽいハ・ジョンウ。

カン・ドンウォンが殺したくても、殺したくても、どうしても殺せない
悪魔のような技巧の剣使いの外道を演じる。
いいなあ、カン・ドンウォンのナメクジのようなじめっとした空気感。

対するハ・ジョンウのボコボコで硬そうな皮膚感も良い。
似てはいないのだけど、『ベルセルク』のガッツの皮膚ってこんな感じ
なんじゃないかと思う。

ラストまで息が抜けないアクション映画。
あ、137分もあったのか。体感90分くらいだ(当社比)。

という事で見ろ


【銭】
シネマート、25日はシネマートデイで1000円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
群盗@ぴあ映画生活

PS これ、知られんで伝説になっちゃう映画のような気がするわあ。
PS2 ぐぐぐぐーんと。
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2014年邦画の言い訳

一本ずつ短評したくなったので。

01.「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標
  今まで生きてきて見たアニメの中で一番かっこいいアニメ。
02.「劇場版テレクラキャノンボール2013
  バリバリにくだらない競争の中に人生が凝縮されている。
  より道を踏み外したり、辛い事に直面した人の方が点数高いのも壺。
03.「殺人ワークショップ
  マエストロ白石晃士のエグい傑作。
  後味のちょっといい『ある優しき殺人者の記録』よりは自分的にはこっち。
04.「パズル
  頭をすっからかんにしてラストのダンスに酩酊したい。
  決して映画は理屈だけじゃないという凱歌っつか、狼煙的な傑作。
  そして夏帆ちゃんが頭から最後まで(見せてないケツまで)全て素晴らしい。
  俺も夏帆ちゃんの手首をベロンちょと舐めたい。
05.「こっぱみじん
  俺だって、こーゆーのも好きなんだってアリバイ作るために選出。
  ………いやいや、主要登場人物への愛が伝わってくる映画はいいわ。
06.「太秦ライムライト
  主人公のストイックな生き方に惹かれる。
  福本清三の妙技を堪能できる映画としても素晴らしい。
07.「滝を見に行く
  おばさんを集めるだけで面白い映画を作れるってのは凄いなあ。
08.「いっツーTHE MOVIE 2
  城定監督ウォッチャーとしては、今年はこれが一番。
  小明・ザ・グレート!
09.「マウント・ナビ
  エイリアンがチンチン剥き出しにして女を犯す映画を
  ベスト10のどこかにねじ込みたいというふじきの露悪趣味の現われ。
  好き嫌いは分かれるだろうけど、まあね、あははははははは。
10.「楽園追放
  乳や尻がぷりっぷりのアニメ絵を前面に出しながら、
  三つ四つの文化の折衝をアクションで描いたなかなか侮れない快作。

最後までとっかえるかどうか悩んだ次点群。
『小さなおうち』『白ゆき姫殺人事件』『無知の知』『るろ剣最期編』

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2014年洋画の言い訳

一本ずつ短評したくなったので。

01.「ポイントブランク
  『この愛のために撃て』のリメイクがこんな素晴らしいだなんて!
02.「新しき世界
  これが推されないなんて間違えてるというレベルの傑作。
  女子ウォッチャーとしては囲碁の先生と奥さんに目が釘付け。
03.「ライズ・オブ・シードラゴン
  まだまだ死なんぞツイ・ハーク的な御馳走満腹な感じの一本。
04.「猿の惑星・新世紀
  まるで哲学のような猿惑(💛)。
05.「なんちゃって家族
  すんげーくだらないんだけど、
  こーゆーくだらないのを褒めない訳にはいかない。
06.「オッド・トーマス
  ボロ泣きしたがもうこの映画をあまり覚えていない。
  自分的にいい映画とは抜けがいい映画なのだ。
07.「ファイ
  もうちょっとな部分もあるけど、大した娯楽映画だ。
08.「イントゥ・ザ・ストーム
  職人的傑作。
09.「テロ・ライブ
  巻き込まれてドキドキ。ええやんええやん。
  ラスト他にあるんじゃないのみたいには思う。
10.「LEGO・ザ・ムービー
  凄い脚本というのはこういう脚本の事を言うのだな。
  演出的には、メタ視点が取り入れられるまでは、
  けっこう冗長と思わなくもない(視覚的なメリハリが薄いせいか?)。

他の次点群
『RUSH』『スノーピアサー』『悪魔は誰だ』

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『天才スピヴェット』『ビッグ・アイズ』を目黒シネマで観て、子は鎹になる映画とならない映画だふじき★★★,★★★

◆『天才スピヴェット』
五つ星評価で【★★★スピヴェットのショタなところが可愛い】

スピヴェットの父ちゃんは荒野のカウボーイちっくな人物で、日本でいえば侍。
彼の二人の息子は兄スピヴェットは母に似ていて、弟レイトンは父に似ている。
幼い大五郎の前に刀と手毬を置き、生き方の選択を問う、
『子連れ狼』の父と母の選択を思い出した。
弟レイトンは刀を選択、兄スピヴェットは手毬を選択したと言える。
『子連れ狼』では、母を選択すると、天国にいる母の元に送られるのだが、
今作では兄が弟の死に関与する。カインとアベルかな。
実は彼の姉を見ると父と母のどちらも色濃く反映されていない事がわかる。
スピヴェットとレイトンの場合、二人いる事によって、
混ざって一つになるはずの個性が際立って分化したのかもしれない。
その半身をなくす悲劇。
スピヴェットは彼の亡くした半身を探す旅をしながら、
失っていない彼の気にかけられない半身を他者に探させる旅を経験する。
この展開が『くちびるに歌を』の兄を気に掛ける弟を思い起こさせたりもする。
スピヴェットくんのオドオド具合がショタしてて可愛い。
昔の神木隆之介くんがこの役やったら、やっぱり全米が泣くと思うな。

変人ぶりが滲み出るヘレナ・ボナム・カーターが出色。

最終的に、みんな変なキャラばかり集めたように見えながら、
その変なキャラがお互いを支えあう、とてもちゃんとした家族映画だった。


◆『ビッグ・アイズ』
五つ星評価で【★★★巨大な会津】

クズを演じるクリストフ・ヴァルツの輝きはどうだ?
腐りながら盛大に輝いている。

妻を演じるエイミー・アダムスのただただ耐える姿がイライラした。
被害者が、いい人であるが故に、
耐える必要のない部分まで耐えてしまうのにはゲンナリ。
かかあ殿下の群馬県だったらこんなこと起きないに違いない。
そして、ティム・バートンっぽくない一本。


【銭】
目黒シネマ二本立て正規料金1500円支払って入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
天才スピヴェット@ぴあ映画生活
ビッグ・アイズ@ぴあ映画生活
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天才スピヴェット@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記ビッグ・アイズ@映画的・絵画的・音楽的
ビッグ・アイズ@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS 目黒シネマええわあ。
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『シェフ』をシネパレス渋谷2で観て、楽観的もいいもんだふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★とても空気感が良く、「面白い」と言うよりは「つまらない」が希薄、みたいな感じ。でも、とても気持ちよく、ずっと持続してほしい感じが続く】  

「これ、あれの映画だろ。松田聖子の愛人の・・・」
「それは『ジェフ』!ってか、奴は映画になってないし!」
「ちなみに、劇中のフードトラックに書かれているのは『EL JEFE』」
「ジェフじゃーん」
※ 映画内で松田聖子やジェフは出てきません(多分)。

物語のコアとして、
いい音楽聞いて、いい物食えれば幸せだってのが貫かれていて、
なるほどそりゃあ反論できないよなって気分になるゴキゲンな映画。

監督兼主役のジョン・ファブローは『アイアンマン』の一作目、二作目を監督した才人。このバターン、『テッド』のセス・マクファーレンを思いだす。ジョン・ファヴローは着ぐるみの中に入らなくても熊っぽいけど。そして、着ぐるみも着ずに下ネタを言うと、この映画みたいに吊し上げにされてしまう訳です。『アイアンマン』繋がりで、脇役陣が豪華なのもセス・マクファーレンの『荒野はつらいよ』を思いだしたりする。

PART2は、ネットのならず者にフードトラック内で大便された動画により、売り上げが激減したシェフがフード・トラックを身に纏う形に改造。手からジェット噴射しながら空を飛んで販売し、再起するまでを描く。ついでにならず者も退治だ。そこに現われるフードトラック・トランスフォーマー軍団は敵か味方か? 最後はチャウ・シンチーの食神が来て、全てに勝ってハートを飛ばして去っていく。


【銭】
シネパレス木曜メンズデー割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~@ぴあ映画生活
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シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~@ここなつ映画レビュー
シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS ダスティン・ホフマンに言ってほしいセリフ
 「何がアイアンマンだ。俺はレインマンだ!」
PS2 とりあえず『料理の鉄人』に出てほしい。
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『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語』を109シネマズ木場5で観て、殿様相撲ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★星一つはギリオマケ。泣かせは強くないけど、充分娯楽だ】  

今回のしんちゃんは春日部を離れ、転勤でメキシコにという思い切った展開。
そこで繰り広げられる殺人サボテンとの死闘。

フォーマットが無茶苦茶ホラーに忠実。
いやあ、分かってる。
そのホラーテイストの中でもバシバシ入ってくるしんのすけのおバカギャグ。
劇場いっぱいのお子さんと一緒に見てください。
面白い映画を年齢関係なく一緒に見れるのは幸せだよね。
子供はリアクションいいからノリよく楽しめるぞ。

サイドストーリーで入るシロやしんちゃんの友情エピソードも又、
短い時間によく入れたとばかりな入れ漏れがない感じ。

サボテン(ゾンビ)から逃げるのはしんちゃん一家と、
町の発展しか目がない町長(『ジョーズ』の町長みたいなの)、
グラマーラテン系美女、戦力にならないマリアッチ、
ITに詳しい理系少女、臆病者の怪力男。揃ってる揃ってる。
ホラー物で乳児(ひまわり)を出したのは画期的かもしれない。
もっとも守るべき存在だが、ゾンビを引き付けてしまう厄介者でもある。

ラテン系美女カロリーナは坂本真綾。すごいボン・キュッ・バーン。
しんちゃんの世界で痩身のすらっとした巨乳でデザインいいのが凄いなあ。

スマホちゃんは指原莉乃。普通にプロだと思って見てたので上手かった。

あと、日本エレキテル連合がセルフな役で出てた。
彼女たちはこの辺がキャリアのてっぺんじゃないかと思う。


【銭】
毎月19日は109シネマの会員サービスデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~@ぴあ映画生活
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『劇場版ペルソナ3第三章』をシネ・リーブル池袋1で観て、またまた安定した駄作っぷりにわっはっはふじき★★

五つ星評価で【★★ゲーム原作アニメの底力を見せつけてやれ・・・れ・・・れ・・・こりゃ今回もまたまたひどいで?】

原作ゲーム未接触。

つまらないキャラがつまらない話を演じるのだから、つまらないのはしょうがないかもしれないけど、その上、前作までの粗筋もなくたいへん不親切。間隔あくから前の話なんて覚えてないわ。とにもかくにも盤石のつまらない感は揺るがないのだが、3本目ともなると、そこそこの共犯感覚が沸いてちょっと握手したくなるようなシーンも挟み込まれてくる。あ、内容のなさに反比例して絵と音は精度が上がってきてるからバトルシーンとかは割と楽しい。

主人公の結城は1作目で感情なしキャラ。対シャドウ戦で友達関係を構築していくが、2作目でシャドウ戦が終わると友達関係も消えると戦いをサボタージュ。3作目では消える友達関係なら最初から結ばなければいい、などと悩んでいる。
青い、青いわ。
つまり、幼稚園前の情操教育みたいなキャラなのだ。
その結城に友情を押し売りする転校生がやってくる。エヴァのカヲルくんかよ。そして、どうやらこいつもそんな感じのキャラに落ち着きそうなそぶりを見せながら次章に続いてしまうのである。この引きを次回、見る時、覚えてなさそうだなあ。

前回カサ増しした犬のペルソナ使い、子供のペルソナ使いはどっちかっていうと邪魔。割とみんな大したメンタリティを持ってないので、誰彼なくちょっとずつ邪魔なんだけど。大体もともとあの人数を揃えてる理由も特にないだろうし。彼らみんな他のアニメだったら群衆要員だ。しかも主人公なんて一番のモブ要員だ。

そんな中、山岸風花は好きなキャラ。押しが弱くて美脚で美声だからだろう。コンプレックス抜けないな、俺。
ロボットのアイギスが頓珍漢な中に真実握ってたりして面白い。これも普通じゃない変キャラだから際立ってる。

まるまる無駄なシーンである事は分かっているが風呂のシーンは楽しい。

亡くなられた田の中勇(鬼太郎父ちゃん)が今回もまだ当て声してます。
1本の出番が5分に満たないから、4本分、全部、撮りを済ませてたんだろうな。
そんな長期展望が聞く割には、話が甘いのはどうしたもんなのかな。


【銭】
テアトル系のシネリーブル水曜割引で1100円。

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「PERSONA3 THE MOVIE」 #3 Falling Down@ぴあ映画生活
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PERSONA3 THE MOVIE」 #3 Falling Down@だらだら無気力ブログ
PERSONA3 THE MOVIE」 #3 Falling Down@beatitude
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