TVシリーズ未見。
TVシリーズ編集で1本、完全新作で1本の2本構成で作る映画らしく、今回はTV編集の1本目。長い長いTVの生活感を削ぎ落として(おそらく削ぎ落としまくり)、話の核だけをゴリゴリ貫き通したら、ボーイ・ミーツ・ガール的な話が、どっちがどっちをより思うかを尻をぶつけながら延々と競う持久走を見せられるかのような妙な映画になってしまった。自分も含めた観客はそういう勝った負けたみたいな力関係が見たかった訳ではないと思うよ。
愚図でノロマな亀タイプ、かつ、実は巨大な力を持つ呪われた血族の末裔でいながら、そうそうそうにも見えない美少女眼鏡タイツキャラの栗山未来は圧倒的にOK。バッチリ。作り手のあんたらの思惑通り、こんな女の子は好きです。
そのお相手になる半妖で、極めて通常の青春キャラの資質を持ちながら、世界を滅ぼすような化け物を内包する、欠点も多い不死身のナイスガイ、秋人もまあ、いいだろう。
他のキャラはTVではいざ知らず映画では添え物。ろくろく説明もされないし(それは主役二人もそうなのだけど)、主役二人の方向性を整えたりこそすれ、一定線以上、二人の間柄に踏み込んでこない。逆にその為に、主役二人に話が集中するのだが、その集中がゴッソリ勝った負けたみたいな話に置き換えられてしまうのはつまらない。
でも、多分、続きは観に行く。栗山未来が可愛いから。
【銭】
映画1本見たら、次回は割引サービスというメンバーズカードの新制度を使って1300円で鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 過去篇@ぴあ映画生活
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