TVシリーズ未見。
劇場用第一作鑑賞。この劇場用第一作がTVシリーズの編集版で第二作が完全新作になるという構成なのだが、劇場用第一作はメインの彼氏彼女の運命との戦いを中心に据える事を第一義にした為、細かい傍流のドラマは一切、斬り捨てた。そして、劇場用第二作を理解する為には、その傍流ドラマ部分がないと、何でみんなそんな行動を取るのかって言うのが凄く分かりづらい。きっとそうなんだと思う。俺、TVシリーズ見てないから当て推量にすぎないんだけど。
もともと劇場用第一作に関してはバッサバッサ傍流のドラマ部分を切っても単独としてそれ一本で見る事はギリギリ可能だったと思う。だが、第二作は第一作が落とした部分の延長で話が語られるので、第一作・第二作のみ見ただけでは話がハッキリしないのだ。製作者のお前ら、普通に一見さんの事考えて、そういうの第一作と第二作で足並み合わせておけよ。まあ、正確なニュアンスは分からんが、話としてまとまるべき所にまとまったくらいの事は分かるには分かったから、それで良しにしろというなら良しにするけど。
自分の身体の中にゴジラ細胞を持った少年と、ビオランテ細胞を持った少女の、
それぞれの運命を乗り越えるピュア・ラブ・ストーリーが話のコアだろう。
野郎目線の物語なので、野郎側のダメなりの意地の貫き通し方が野郎に許され、
女の子側のどうにも「全方位萌え属性」っぽいフラグが、
野郎オタクにちゃんと届くように作られている事に抜かりはなく、ちゃんとしている。
最終的に彼女の記憶の扱いを誰がどうしたかったのか(もしくは単に自然にそうなのか)、ラスト意図した者の思い通りの結果になったのか、劇場用第二作のラスボスはラスボスとして適当だったのか。
どうも、よう分からん。
ただ、ダイジェストで脇目も振らずに全力疾走した第一作に比べると、
普通の速度で物語を語ろうとしている第二作のスピード感には好感が持てる。
あと、これはもともとのデジタル素材の作成不備とも思いづらいので、
映写機トラブルかと思うのだが、上映中、画面の中心部でピントが合わない部分が散見された。ピカデリー3は4K専用映写機を4Kデジタル素材『パトレイバー』の為に新規に用意した劇場だった筈なので、下手すると他の2Kデジタル素材を映写すると、システム的に弊害が出るという事だって可能性がない訳じゃない。
【銭】
映画1本見たら、次回は割引サービスというメンバーズカードの新制度を使って、今回はよく分からないが1100円で鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 未来篇@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 未来篇@だらだら無気力ブログ
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