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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『パトレイバー THE NEXT GENERATION 首都決戦』を新宿ピカデリー5で観て、不満はあるけどこれならOKふじき★★★★(薄くネタバレあり)

五つ星評価で【★★★★破綻してる部分はあるけど面白い事は認める】  
前回のエピソード12はやはり予告編でしかないからいらなかった。
あれを見てないと今回のが見れないという訳ではないだろう。

今回の評価観点は三つ。
・軍事論戦争論を土台にした都市伝説スリラー映画としては★★★★。
 「シミュレーションだからこそ出来る戦争」という脆弱性はあるのだが、
 見ている最中は全くそれを気づかせないのは悔しいながら
 押井の語り口が上手いのだと思う。
・パトレイバーのシリーズ映画としては★★。
 アクションシーンがあるのはいい事だが、
 この映画の中でのパトレイバーは人型である必要がない。
 今回の「THE NEXT GENERATION」シリーズ内で出た
 ロシアのレイバーもレイバーとは名ばかりの武装強化戦車だった。
 それ故、人型のレイバーが何らかの理由(例えば経済的な理由)で
 根絶されているなら、世界観的に矛盾はないのだが、
 今回のシリーズ内で土木産業用の酔っ払いレイバーとかを
 出してしまっているので、整合性が合わない。
 敵レイバーなどを頻繁に出す予算がないならないでないなりに
 用意周到に世界観を練るべきである。
・一連の押井守演出作品としては★★★★。
 「カス」とさえ呼べんダメ映画も作るから、ここまで作れれば上出来でしょう。
 ただ感性は古いと思う。
 今更、理念を主張するためだけにテロは起きない。
 理念を主張す為だけにテロを起こしたいなら、テロを起こす人間は
 戦前を知るルバング島の小野田少尉みたいな存在か、
 理論でだけ物事を遂行していく二進法機械のような人間だろう。
 この映画にはどちらも出てこない。
 テロを起こしているのは非現代的な人間か、仮想現実の人間という事だろう。
 なので、フィクションとしてはいいが、現実味は果てしなく薄い。
 押井の頭の中だけで構築された物語という感が非常に強い。
 アニメ劇場版第二作の直後に見たら、こうまで現実と乖離しているという
 違和感は感じなかったかもしれない
 (アニメであるという事時点が虚構だから)

灰原零って又、適当な名前を。
灰原哀+綾波レイの合算という趣味の悪さだ。
最終的にこの灰原零が何者か分からないというのは、パターンとして散々やられてきた気がするので、又かと思ってしまった。名探偵コナンの黒の組織とか、エヴァンゲリオンのネルフとかが現実に存在して、そっちから来てたりするのか。ルパンとコナンがコラボしたみたいにコラボしたら、いい経済効果生みそうだぞ。
だけど、ふと思った。この灰原零はマンガ版パトレイバーのバドに境遇が近いんじゃないか? そう思ったら一気にこの娘が好きになった。東洋系じゃなく中東系だったらもっと惹かれたかもしれないけど、今回の映画の設定上、それは無理だな。

結局、私はパトレイバーにリアルロボットアクションの夢を見ていたのだ。
旧TVアニメは未見で、マンガを通読しているとそうなるのかもしれない。


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▼作品詳細などはこちらでいいかな
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦@映画のブログ
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦@徒然なるままに
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦@だらだら無気力ブログ

PS カーシャ、泉野、灰原、高島礼子、戦闘最前線は女ばっかじゃ。
 押井って、いつも女に戦わせてるものなあ。
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