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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『ヒストリエ 第九巻』岩明均、アフタヌーンKCを読書する男ふじき

待った。

けど、それほどでもない。
戦略より謀略の方が強い話は底が見えづらく盛り上がりづらい。
今回の巻の最後の方から始まる戦争に望みを込めて
出たばかりだけど、早く次の巻、出ろ。

『メイズ・ランナー』をトーホーシネマズ六本木2で観て、ふんふんおおおふじき★★★

五つ星評価で【★★★最初から三部作をうたうのは偉い】

坊やたちが巨大な迷路に閉じ込められて右往左往。

凄く雑なアイデアだと思うのだけど、形にしてみたら面白く仕上がった。
迷路その物にビックリするような仕掛けがある訳でもなく、集団組織の中での社会ドラマが中々魅せてくれるのだ。自分があの中にいたら、とりあえず多数派に鞍替えする風見鶏だろうなあ。映画的には途中であの「ガルル」にやられて、ラストシーンを見る事がないくらいの役だろう。

この映画が売りづらい時代に、最初から三部作で作りますと宣言してるのは道義的には偉い。でも、次がそんなに面白そうに見えない。砂漠って・・・砂漠はマッドマックスに任せておけよ。三部作が四部作(第三部の前後編化)とかにならないなら、見てあげたいなとは思うんですけどね。

実際の脱走劇としては、あの機械のキーや暗号には通常、気づかないだろう。最悪、そこで手にできなくてもエレベーターでキーや情報をあげてやればいいから致命的な問題とも思わないが。

『進撃の巨人』の巨人が出ない奴って、
最初の予告見た時に感じた思いはそれほど間違えてなかった。


【銭】
映画ファン感謝デーで1100円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
メイズ・ランナー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
メイズ・ランナー@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
メイズ・ランナー@流浪の狂人ブログ
▼関連記事。
メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮@死屍累々映画日記
メイズ・ランナー 最期の迷宮@死屍累々映画日記

PS 三部作が全部作られた後、業界が日本なら、
 迷路に閉じ込められるのは全部、少女という括りで新三部作が作られると思う。
PS2 主人公のトーマスは決められたレールの上を走らされている。
 奴は機関車トーマスの生まれ変わりに違いない。

『ピッチ・パーフェクト』をトーホーシネマズ六本木9で観て「アナはアカペラの女王」とか宣伝すればええやんふじき★★★

五つ星評価で【★★★よか佳作じゃ】

アカペラ・アカデミー的な一本。

とっても気持ちいい映画であるし、大きな落ち度もないのだけど、期待感が大きすぎて実際に観たら思ったより普通に感じてしまった。という訳で、つまらなかったりはしない。断然、面白い。ラストも盛り上がる。しかし、何か、盛り上がりを冷静に見てしまった。何となくあれだな。最後、あのイヤな男子がスカウトされた舞台で盛大に嘔吐したら完璧だったかもしれないな、ってゲロ映画かよ。

アナ・ケンドリック可愛いわあ。
もともと事務所系地味子みたいな感じが好きなのだけど、歌、上手いのね。
ゲロ吐いてほしいわあ(ってそればっかかよ)。
いやいや、多分そこそこの年なんだと思うけど、
小柄な体でスーツ系のユニフォームが似あう人なのね。
イメクラにいたらいいわあ(いないって)。

オタクマジシャンのエピソードもちょっとホロリとさせて、
最後にドーンと女子アカペラ部が個性バッチリでやるかと思ったら、やるのだけど思った以上にハッチャケなかった感。いやいやいや、予定調和に充分ではあるのだけど、核弾頭並にもう一発ドーンとかますのが欲しかった。赤毛の女の人のニューボイスももっとちゃんと聞きたかった。最後に盛り上がって乱交くらいしてほしかった。

良作に関わらず、宣伝が控えめなんで、できるだけ多くの人に見てもらいたい。興行チェーンが小さいから元から大きな売り上げを期待はされてないのかもしれないけど、そういう場合って宣伝費も掛けられず、マイナスがマイナスを呼んでしまう。全米で現在公開されてるPART2がDVDスルーされないくらいに頑張って貰いたい。


【銭】
映画ファン感謝デーで1100円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ピッチ・パーフェクト@ぴあ映画生活
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ピッチ・パーフェクト@或る日の出来事

PS ッチ・パーフェクトの方が個人的には好みだな、きっと。
PS2 濁音の題名↑だと石井隆が撮りそうだ。

『イニシエーション・ラブ』をトーホーシネマズ六本木3で観て、まずまず苦しゅうないふじき★★★

五つ星評価で【★★★「騙し」については途中で分かったが、それでも楽しめた】

ちょっと「勿体ないな」と思ったのは、予告編等でさんざん「騙される」という表現を使ったが為に、ドンデン返し的な落ちがあるということが事前に分かってしまった。まあ、原作がベストセラーなので、その辺を「隠しおおす」のを断念したのかもしれないが、何にも知らずに見たらビックリしてたかもしれない。今回は警戒して観たため途中で「騙し」の内容に気が付いてしまった。勘違いしないでほしいのは「騙し」に気が付いてしまったからつまらない訳ではない。面白い。ちゃんと出来ている。

堤真一堤幸彦なんて本当に信用できない監督であるが、今回はそれなりにいい仕事をしている。

「騙し」の内容がはっきり分かった後の、ネタ晴らしの丁寧さに好感が持てる。そして、ラストシーンの何一つ表情が読み取れない物語の渦中にいる前田敦子の演技がズバンと秀逸。前田敦子といい、木村文乃といい、この映画の女子は猛禽類みたいだ。近寄ると牙で噛み砕かれて無傷では済まない。

チラシに「原作と異なる衝撃のエンディング」と書いてある。
原作の「衝撃のエンディング」を否定したら凡庸な終わり方になるのでは?と推察してしまうが、この辺は実にうまくできている。読んでないけど、原作以上と太鼓判を押してもいい。ネタバレなし記事として書いているので、ここでの記述は避けるが、原作のネタバレをググってみれば上手い事をやらかしたのが分かる。

もう一つ、チラシに「※これを読んでいるあなたは、すでに騙されています」との言葉も書かれている。どこだろ。「あなたは必ず、2回観る」という部分だろうか?2回はいいや。


【銭】
映画ファン感謝デーで1100円均一。

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イニシエーション・ラブ@ぴあ映画生活
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イニシエーション・ラブ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

マンガ『もぐささん 第四巻』大竹利朋、ヤングジャンプコミックスを読書する男ふじき @tomoyaharada

五巻も出てるけど、やっと四巻を読んだ。

フードファイター多部ちゃん登場。
なんか色々考えなくっちゃいけなくて大変だなあ。

もぐささんって、結局、誘惑に弱い女の子がその誘惑に弱いことを恥ずかしがりながら、誘惑そのものを楽しんでしまうという構図が、実はセクシャルな軽さを暗示しているのじゃないか、という気がずっとしてる。

『ソレダケ』をシネマート新宿1で観て、爆音だけでもいいじゃねえかふじき★★★

五つ星評価で【★★★石井岳龍(石井聰互)のトンガリに笑う】

いくつだよ、石井聰互というぐらいのトンガリ具合に笑う。
こんなの、爺さんの作る映画やないよ。
「爆音3chバズーカ音響」がビンビンすぎて楽しいよ。

全編にじっとり絡みついてくる物語が残念な事につまらないが、
このつまらない物語を捨て去って、単純にテンションの高いアクション映画
に落ち着いてたら最高点付けそうな映画(なので残念)。

主役は染谷将太。この人、上手いけど流石に出過ぎだ。
割とどの演技も似通った役どころが多いし。
その主役をいきなり追いかけまわすテンションの高い悪役に渋川清彦、
いいねいいね、この人が出てくると、映画全盛期の頃のように
イカレタ出来事が頻発しても違和感がなくなる。
その渋川清彦と同列にいるテンションの低い悪役に村上淳。
ぞっとする表情を見せる。この人は何でもできる。
そしてボスキャラに綾野剛。ここ最近は観客を安心させるヘタレ役が
傾向として多かったが、こういう硬派なクズもちゃんと似あうのは良い。
ヒロインの水野絵梨奈は頑張ってるが、申し訳ないけど外観が好きじゃない。

そして、主役は彼ら彼女ら以上に「音」である。
合う合わないがあるので、音のでかい劇場でやってるうちに見てもらいたい。
そういう意味でシネマート新宿1は随分頑張った爆音になっていた。
音がでかくて、重低音が響くのに、音そのものは潰れていずにクリア。やるじゃん。

うん、理屈ではダメな映画だけど、動物としてこの映画は推す。


【銭】
シネマート火曜メンバーズデーで1100円。

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ソレダケ/that’s it@ぴあ映画生活

PS それにしても宣伝も何もない。
 石井岳龍監督の最新作公開って知らなかったし。
 ポスタービジュアルのタイトルはアート線強すぎて読めないし。
 今は公開される映画が多すぎるから、
 ちゃんと宣伝をしないと間違えてお客がいっぱい来るなんて絶対ないのに。

『カラフル』『エスパー魔美 星空のタンシングドール』をキネカ大森2で観て、ええがなぐーぐー★★★★.★★

◆『カラフル』
五つ星評価で【★★★★立派】

二回目。相変わらずちゃんと出来ているなあ(そら変わらんだろうけど)。
宮崎あおい演じるブスの女の子キャラの容貌が宮崎駿に似てて、演技演出も見ていてムチャクチャいらいらさせられて、情け容赦なくて凄いなと改めて思った。
友達の彼は鼻がでっかくてチンコでかそう。
都電写真がなごむ。


◆『エスパー魔美 星空のタンシングドール』
五つ星評価で【★★やっちまった】

こっち目当てに来て長さも『カラフル』127分、『エスパー魔美』41分なのに
気が付いたら眠りに落ちてた。人生ってそんなもんだ。


【銭】
キネカ大森3回使える名画座専用回数券を使って1000円で鑑賞。

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エスパー魔美 星空のダンシングドール@ぴあ映画生活
▼関連記事。
カラフル一回目の一つ目@死屍累々映画日記
カラフル一回目の二つ目@死屍累々映画日記

『這いよれ!ニャル子さんF』を新宿バルト9-5で観て、値段は高いがおもろいやんけふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★一見客をも逃さない用意周到な萌えアニメ】

邪神で宇宙人のニャル子さん含む3名の美少女が高校生の少年八坂真尋にベタベタするハイテンション・ラブコメ。

原作ラノベ、アニメ、コミカライズ等全て未読未鑑賞。
完全新作OVAの劇場先行上映ということで特別料金を課金して金をふんだくられる。約60分で1600円はレート破壊な高さ。しかも、その60分のうち20分ほどがアニメ2シーズンの粗筋を編集したものなのだ。一見さん的には大変助かるが、マンガ、アニメと踏んできた人にもVJとしてニャル子がずっと喋りとおすので「損」をしてる感覚はそれでもまだ小さいのではないだろうか。「また、しょーもないやり方で攻めてきやがって。よしよし」的な制作側とファン側の分かり合えてる間の信頼を感じる(本当はどうだか知らないけど・・・憎みあったりはしてないだろう)。

そしてニャル子さんおもろい。
悔しいけどたいへんよく出来たコンテンツだ。


ラブコメの主体となる女の方が一芸に秀でているが欠点てんこ盛りで恋愛には積極的、野郎はその恋愛を躊躇しながらも少しずつ受け入れていくという構図は昔のラブコメの男女置き換え構図なのだが、これは今の世相にピッタリ合ってると思う。
バカで果敢で時にリリカルでもあるニャル子さん他2名がとっても可愛い。
お約束なんだろうけど、宇宙最強の邪神が使う武器にバールを選ぶのはやめろ。


【銭】
正規料金1600円支払って入場。

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這いよれ!ニャル子さんF@ぴあ映画生活

『天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬』を新宿バルト9-2で観て、改革案としてこんなのどやふじき★★★(ネタバレあり)

五つ星評価で【★★★FROGMANの長編は割と山場設定が適当なのでもっと退屈すると覚悟していたら思った以上に善戦。でも、あの話の閉じ方はいけない】

赤塚不二夫先生にせよ、藤子不二雄先生にせよ、もう少し味はまろやかである。
まあ、藤子不二雄先生は今回関係ないのだけど。
なんか赤塚マンガの「ナンセンス」だけ抽出して、
FROGMAN仕様に加工して、そのどぎつい原色そのままに
「ナンセンスです。これナンセンスです。どうですナンセンスでしょう」
と無理やりお客を納得させようとした風に見える。

「ナンセンス」とは意味をなさない。ばかげているさま。
主人公のバカボンのパパの存在そのものが「ナンセンス」として機能するので、
映画全体はちゃんと「ナンセンス」が描かれたものとして成立する。
だが、ナンセンスが際立つためには、
対立する「意味をなしている」「ばかげていない」物らが
しっかり描かれていないといけない。
この辺、赤塚マンガではバカボンのパパ以外は世界の常識にのっとった存在だ。
目ん玉つながりの警察官やウナギイヌなどは非常識な存在ではあるが、
世界そのものの原理と真っ向から対立しているかのようなパパに比べれば
相対的にはおとなしい存在だ。
映画はこの対立する普通がフラフラしている。
世界的な犯罪結社や怪物化するネロが悪いと言っているのではない。
突飛な設定であっても、その世界の中で突飛に見えないように表現すれば
それはその世界の常識にのっとった存在に収まる。

収まりが悪いのは次の二点。
・FROGMAN特有のFLASHアニメ画風で赤塚キャラ以外のキャラクターが
 適当に描かれていること。この適当な作画が世界の輪郭を不明瞭にしている。
 世界の規範その物が大きく揺らいでしまうのだ。
 FROGMANと赤塚不二夫の世界観が喧嘩をしていると言ってもいい。
・「太陽が西からのぼる」
 言わずと知れたTVアニメ主題歌の名フレーズ。
 今回、このフレーズをパパが努力したから成し遂げた事にしてしまった。
 それはありえない。そんなお伽噺展開は認めがたい。
 だって、それはドラキュラがラスト日光を浴びても灰にならずに
 「乗り切りました」って言っちゃうようなものだ。
 伏線でも貼ってあるならまだしも、物理法則を覆してはいけない。

という事で、ラスト近辺はこういう風にすればいいのじゃないかと思う。

バカボンを人質に取られたパパは遂に本名を敵にあかしてしまう。
敵「はっはっは、これで我々のコンピューターは全能だ」
バカボンのパパ「本当か?とてもそんな事は信じられないのだ。
 もし、それが本当なら太陽を西から登らせてみるのだ」
 いろいろやったすえ西から昇る太陽
バカボンのパパ「すごいのだ。コンピューターの君は実によくやったのだ。
 本当は万能じゃないのに」
コンピューター「?」
バカボンのパパ「さっきのわしの名前は本当はウソなのだ」
コンピューター爆発

こんな流れの方が全然、自然だろう。


【銭】
東映の株主権を常設ダフ屋で500円でレンタル。

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天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~@流浪の狂人ブログ

PS そう言えば筋少の歌で「これでいいのだ」というのがあったな。

『小さな世界はワンダーランド』をトーホーシネマズ新宿12で観て、予告通りだふじき★★

五つ星評価で【★★しっかりしろ俺】

予告に何一つ足さないこの感じは誠実なのか無能なのか。というか、そろそろそこういうの苦手って察して避けていこうや自分。

ネイチャー系のドキュメンタリーなので、絵は綺麗だけど、
絵心以上に知識としてワクワクを誘うものを強く感じない。
『ビューティフル・ピープル ゆかいな仲間』とか観直したいな。


【銭】
一般1100円。

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小さな世界はワンダーランド@ぴあ映画生活

PS まあ、ワンダーランドと言うなら、白塗りのジョニデくらい出してもらわんと
 (それ違っ!)
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