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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『勝手にしやがれ!!強奪計画』『黄金計画』をシネマヴェーラ渋谷で観て、大満足ふじき★★★★,★★★★

特集上映「カンヌ凱旋 黒沢清レトロスペクティブ」の1プログラム。
軽い。この軽さが楽しい。

◆『勝手にしやがれ!!強奪計画』
五つ星評価で【★★★★だって七瀬なつみがかーいーんだもん】

何でも屋の哀川翔と前田耕陽がマドンナの女の子とその事件に振り回されては、女の子を幸せにしながら自分達は浮きあがらない毎日を送るというシリーズ。

シリーズ第一作(1/6)。
哀川翔はまだ若くていい感じにチンピラ兄ぃ風。
それにくっつく前田耕陽は犬みたいな感じで子分感満載。
マドンナは七瀬なつみで、一見常識人に見えながら、行動がおかしく、いざという時に突拍子もない行動を取ってしまう。おっとりした時限爆弾みたいである。彼女は決して悲惨な目に会う事がないサザエさんの世界から迷い込んだのだろう。最後、いつの間にかサザエさんの世界に帰っていってしまう。お別れで涙すら流さないのがやはりサザエさんチックだ。

あと、今や嫁を持つお父さん俳優である國村隼が若くて切れ味抜群。
切っ先が鋭いのに、ここ一番で間が抜けてるというのは又、凄い役だな。


◆『勝手にしやがれ!!黄金計画』
五つ星評価で【★★★★だって藤谷美紀がかーいーんだもん】

シリーズ第三作(3/6)。
マドンナの藤谷美紀が所有欲が一切なく、自分の物でも他人の物でも境なくすぐ売ってしまうという不思議ちゃんを演じる。でも、これはこれでいそうなんだ。そう、思わせる演出力かあるという事なんだろう。

あのハゲという感じで出てくる諏訪太郎。今作では二人組のギャングの片割れ。


【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
勝手にしやがれ!!強奪計画@ぴあ映画生活
勝手にしやがれ!!黄金計画@ぴあ映画生活
▼関連記事。
勝手にしやがれ!!英雄計画・成金計画@死屍累々映画日記
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『映画みんなエスパーだよ!』をトーホーシネマズ新宿12で観て、これは呆れるのが礼儀だなふじき★

五つ星評価で【★これは褒めなくていいでしょ】
超能力童貞コメディー。
原作マンガ未読、TVドラマ未鑑賞。

必然性のないパンチラは好きなんだけど、
園子温の撮るパンチラはどうにも体温が低くて
強い営業パンチラっぽさを感じてしまう。

はなからくだらないと分かっているので114分は長い。
園子温は用意周到に親の仇のように刈り込む時はキチっと刈り込むが、
やる気のない時はダラダラと放置したけど物になりませんでしたわ、
みたいな物をただ落としてくる。
全体ダメな感じがダダモレしているのだが、
それに抗うようにピンポイントで役者がいいから全てを捨てきれずに
イライラが高まっていく。

池田エライザ(美由紀)の突出ぷりに真野恵里菜(紗英)が肉迫し損なってるが、
ともかくエライザがいい。こんなん好きにならなくちゃ嘘だろ。
真野ちゃんは比較的、損な役どころだけど無難にこなしてる。
安定しているマキタスポーツと安定し過ぎている安田顕。

染谷翔太は演技うるさいからあえて脇に回すくらいの方がいい気がする。

あとはもう「その他大勢」でいいや。
あ、高橋メアリージェーンがいつの間にかかなり大人な感じになってた。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス13本目(よかった、こんなんにお金払わんで済んで)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画 みんな!エスパーだよ!@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
映画 みんな!エスパーだよ!@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
映画 みんな!エスパーだよ!@カノンな日々
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『カリフォルニア・ダウン』をトーホーシネマズ新宿8で観て、おーおーおー地震じゃんふじき★★★

五つ星評価で【★★★ロック様が出る事自体面白い映画と言ってるような物】
ロック様ことドウェイン・ジョンソンの映画は大丈夫、という下馬評が強い。
下馬評とおりちゃんと面白かった。やっぱ、地震とか津波は映画映えする。
そして、その天災の中で右往左往するロック様。
天災にいいようにやられてるだけなのだけど、
堂々としているからただ一人天災とがっぷ四つで戦ってるように見えてしまう。
ロック様は救急隊員だけど、妻と娘を助けに行くという、
とってもプライベートなレスキューに励んで挑む。
ええがな、ええがな。物語の中だから、
それくらい家族愛の強いレスキュー隊員がいたって。
何か『海猿』で要救助者の中に隊員の家族がいたら一番後回しにする、
みたいなエピソードもあったと思うが、
それくらいの考え持っていてくれた方が個人的には嬉しいな。

ロック様が別居中のダメ夫で、妻と娘を助けに行くのだが、
テンプレート通りに、妻の新しい男が金持ちでソフィスティケーテッドされてて、
いざという時、役に立たない。惚れ惚れするくらいテンプレート野郎である。
そんなん災害発生時のロック様に勝てる訳がない。
ホーキング博士に「大相撲で優勝せい」言うようなもんだ。
という事で、単に評判を落とすためだけに現われる間男が哀れで、たまらん。

多分、ヘリ一機で県内全域から一人見つけ出すような話だろうから、
これってけっこうべらぼうな話だ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス12本目。

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カリフォルニア・ダウン@ぴあ映画生活
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カリフォルニア・ダウン@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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『心が叫びたがってるんだ。』をトーホーシネマズ新宿5で観て、至極真っ当すぎる王手だふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★真面目な事を真面目に描こうとしてる所に好感を持つ】
凄く真面目で直球の話。
言葉は人を傷つける。
傷つけた過去がある為に会話でコミュニケーションが取れない少女。
少女が少しずつ、少しずつ、周囲に認知され、
彼女の会話が、劇中劇の物語として溢れだそうとする時、
話は最初に戻る。
発露の形式がどうであっても、言葉は人を傷つける可能性を常に持つ。
それが露わにされる。
だが、逆に傷つける可能性があるほど踏み込む事が出来るからこそ、
言葉は他人の心を揺さぶれる可能性も持つのだ。
メスは突き刺せば凶暴な刃物だが、用途に応じて使えば医療器具になる。
その気付きを知らせる映画。

ぼっち存在が周囲に認知される映画として『君に届け』『好きっていいなよ』などがある。両方とも元々少女マンガだ。少女にとってと言うより女性にとって共同体の中で自らをどう位置づけるかと言う事は、オスを狩猟に出し、複数のツガイのメス(女子供)が共生生活を送るヒトという種族で必要なもっとも原初的なルールのようなものだ。だから、少女マンガでは憧れの彼氏とラブラブになる愛情を最終的な目標としながら、それでいて、主人公が周りの友人たちと険悪にならない(なっても仲が復旧する)事を裏の目標にしているように思う。彼氏と結婚したけど、周囲の誰一人としてよい顔をせず、さげずまれながら一生を終えました、という少女マンガは成立しない。

極めて少女マンガ的な物語であるにも関わらず、
この映画では装置として「ラブホ」という性的な象徴を利用する。
「ラブホかよ!」と引いた。
共同体の中での友人ゲームをメルヘンのままにさせておいてくれないのである。
この「共同体の和を破壊するラブホというシステム」は、その設定から少女マンガでは、「入室した二人がただひたすら愛を確かめ合う場所」みたいに扱われる。後ろめたさを感じさせないよう、ラブホの入口とか出口とかがあまり描かれる事はない。いや、もともとラブホ自体ほぼ描かれないと思うんだけど。逆に少年マンガで「ラブホ」は下ネタのオチみたいな使い方で使われたりする事に違和感はない。これは「ラブホ」が少年にとってと言うより男にとって自分が傷つくことがなく異性を獲得できる御褒美ステーションだからに他ならない。

とても、少女マンガ的な文脈に現われる少年マンガ的な存在「ラブホ」。しかも、ここでの「ラブホ」は男性目線を少し集める役目を担いながらも、あくまで女性から見た「恐怖装置」として描かれる。この構造どこかで観た記憶があるなと思ったら原恵一の『カラフル』だった。あの映画の中では、更に女子高生が援助交際する場所としても使われていた。それを考えると、『心が叫びたがってるんだ。』は大人しい。少なくとも映画表面上では誰もセックスをしない。キスもしない。私が鬼畜かつこの映画の演出家だったら「こいつ、きっと叫び声もあげられないぜ」と言って主人公が廃ラブホに拉致されてとんでもない事をされてしまうだろう。でもまあ、この物語はそこが主眼ではない。ちなみに韓国映画の『ハン・ゴンジュ』はそこが主眼だと思う。「ラブホ」を出しておきながら主役の四人の男女に性的な役割を与えなかったのは、彼等4人が正しく大人になるのに失敗した子供だからだろう。野球少年は野球と言う世界に自らを隔絶した事で他者との関係も含めて子供のままだ。会話の出来ない少女はそのトラウマの開始から一切成長していない。他二名の男女は中学時代の事件が障害になり、恋に臆病だ。彼等が子供だから「ラブホ」は場所でしかない。残念なことに全くいやらしくない。逆に言えば、この物語で彼等4人がそれぞれ少しずつ成長したので、続編が出来たら彼等4人とも「ラブホ」を有効活用できるようになるかもしれない。まあ、そんな危険な道は踏まないだろうけど。

御託をいろいろ並べたが、
個人的には話せない少女のアニメートが
本当に感情表現が秀逸で、とても良かった。
「少女」として可愛いというより「幼女」みたいな動作をするのだ。
ロリコンとかとは別の次元で、一生懸命な子供を見るような視線で見れた。
まあ、リアルではもう孫みたいな年だろうけどね。

それにしても、話に突き抜けた所がなく、本当みたいな話だ。
この辺が製作スタッフ前作『あの花~』の熱狂的なファンがこの物語を推しきれないでいる一因ではないだうか? いーんじゃない。あれはあれ、これはこれでしょ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス11本目。

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心が叫びたがってるんだ。@だらだら無気力ブログ
心が叫びたがってるんだ。@ペパーミントの魔術師

PS 主人公の名前が「じゅん」なのは『太陽にほえろ』から
 引っ張ってきてるからだったりして(歴代若手刑事の名前が基本「じゅん」)
PS2 すると何かね、身体は叫びたがってないということじゃな。
PS3 ネタ
 「トトロが喋りたがってるんだ!」
 「ぐああああああああああああ!」
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『アントマン』をトーホーシネマズ日本橋5で観て記憶がない男ふじき

五つ星評価で【起きて観直した時に評価するよ】

ああ寝た。

それだけだ。

フリーパスで只で観れるからもう一回観るよ(堕落してるのう)


【銭】
トーホーシネマズフリーパス10本目。

▼関連記事
アントマン(起きて見れた2回目)@死屍累々映画日記
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『ピクセル(字幕版)』をトーホーシネマズ日本橋4で観て、何も残らんでええでふじき★★★

五つ星評価で【★★★くだらなくてグー】
宇宙人がテレビゲーム見て、挑戦状と勘違いして
ゲームキャラの形態で攻撃してくるってプロットが単純に馬鹿馬鹿しくてええわあ。
これ、企画が20年前でCGとか、よう使えない時代だったら、
みんな必死にコスプレしてて痛々しい映画になったろうなあ。
ドンキーコングなんか、邦画だったら竹内力、洋画だったらロック様辺りが
特殊メイク使ってなりきる。センチピード(龍の奴)とかパックマンは実寸大。
Qバードはゆるキャラ状の着ぐるみ。
デザイン状でかくなってパックマンとあまり変わらんかもしれん。

私は基本ゲームをやらんのだけど(負けるとイラっとするから)
映画的には上辺を見ているだけでも楽しめる。
あの、キューブのデザインがカラっとしていて清潔感があるのがいい。
そういう特撮って珍しい。特撮って普通の物を汚すのがベースなんだなあ。

アダム・サンドラーの達観しているヒエラルキーの低いダメ中年って設定に好感が持てる。友達が無駄にヒエラルキーが高いのに幸せそうじゃないのも、メンバーに一人だけ陰謀論者が入ってるとかも、とてもバランスがいい。アダム・サンドラーとぶつかり合わせるのに軍服女っていいね、上手いね。もっと下品なコメデイーにも出来たろうにグッと我慢したね。我慢しなくても個人的には良かったけど、配収的には我慢して正解だろう。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス9本目。

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ピクセル@ぴあ映画生活
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ピクセル@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ピクセル@映画のブログ
ピクセル@徒然なるままに
ピクセル@ペパーミントの魔術師

PS 誰かエロゲー版ピクセル作らんだろうか。
PS2 トリのオチは好きなんだけど、
 やっぱピクセルの人とアレをいたすのは
 キューブがあちこちにひっかかって痛そうな気がする。
PS3 脱衣麻雀に関係する何かを送ればよかったんだ。
PS4 ………単純にエロビデオ送ればよかったんだ。
PS5 吹替版の出来が凄いらしい。怖いもの見たさで只なら見たいけど、
 トーホーのフリーパスで吹替版やってるとこなさげなんだよなあ。
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『ハイキュー!! 勝者と敗者』をトーホーシネマズ日本橋8で観て、これは本当にいいコンテンツふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★総集編後編もおもろいで】
原作マンガ未読、TVアニメ未鑑賞。前編映画のみ鑑賞。

前編映画で登場人物の紹介は終わっているので、今回は試合を一気に見せる。
前編も後篇も試合を見せる事で失敗した作品がある。『弱虫ペダル』だ。
それは前編の試合と後編の試合にメリハリを付けられなかった。
そういう意味で『ハイキュー』の前後編は実によく出来ている。
試合その物の流れが全く別物で、
その試合を経る事によって、メンバーが獲得する物が異なる。
つまり、試合毎の道程と到着先が全く異なる。
これはもう、このまま何試合続いても飽きずに見ていられる盤石の体制だ。

後編第一試合の対鉄壁ブロック戦、
後編第二試合の対天才セッター戦、どちらも面白かったあ。

第二試合の控えセッターのエピソードなど胸熱である。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス8本目。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ハイキュー!! 勝者と敗者@ぴあ映画生活
▼関連記事。
ハイキュー総集編前編@死屍累々映画日記
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『進撃の巨人 エンド・オブ・ザ・ワールド』をトーホーシネマズ日本橋6で観て、話はしょーもないが、特撮は好きだふじき★★★

五つ星評価で【★★★アンフェアの尻に値するのが巨人の特撮。話だけの評価だったら星一つに満たない。星を三つも上げたのは特撮さん達に対するエールである】

シキシマをそう使うのかという面白さがあったけど、基本、話はつまらない。というより、構成がおかしい。皆が皆、弁論大会みたいに自説を主張して、その後、その自説を肯定する為に他者を武力で押さえつけようとして、最後には巨人が出てきて有耶無耶。こんなんどう考えても面白いとは言えん。『進撃の巨人』が映画化されると聞いた時点で、いろいろどんな映画なのかと頭によぎる物はあったが、少なくとも自分が見たい『進撃の巨人』はこんな舞台が廃墟の弁論大会みたいな物ではなかった筈だ。ピエール瀧なんて、脚本読み終えましたって所で処分されて、本当、情報を提示するためだけのキャラクターになってたし。愛がないよ。それは前作から分かってたけど。

なので、やりたい事をやりたいようにやってる特撮パートは気持ちいい。
あーあーあー、そうね。サンダ対ガイラね。
あの巨人の内部のビジュアルとかも凄くいいと思う。
意思のある巨人ばかりで通常の巨人が全然出てこなかったのは残念。
一度下っ端扱いされてしまうと、もう二度とスポットライトは当たらないのだなあ。

内壁壊したいなら爆発なんかに頼らず、あの力を使えばいいじゃん。
超大型巨人のような壊し方はできなくても、開閉部に特化した壊し方なら
普通サイズの巨人で出来ると思うぞ。
超大型巨人も、何故、あれだけ超巨大なのかの説明がなかった。
割とそれって大事だと思う。

水原希子ずっと睨みっぱなし。三浦貴大愚痴りっぱなし。
桜庭ななみと石原さとみは儲けものキャラ。
「最後には石原さとみが全て持って行った」という呟きを
ツイッターで読んだが、その通りだと思う。
草磲くんも随分、大人が板に付いた。
緒川たまきが母さんだったらいいよなあ。
結局、あの夫婦もあの後どうなったのか分からない。続きを作る伏線か?
太っちょ君のやってる塔崩しはロック様のやってる『ヘラクレス』だよな。
外壁修復チームにロック様が入ってたら盛り上がったろうな。
シキシマをステイサムがやって、隊長はスタローンでもいいよ。

チラシのコピー
「2015年、日本映画史に「進撃」がその名を刻む。」
良くない意味で、な。

上から下に上がっていくエンドロールの意味が分かって、
それは割といいアイデアじゃんと思った直後に、怒涛の蛇足ネタ。
本当にこれ徹頭徹尾計算された「炎上商法」なんじゃないだろうか?


【銭】
トーホーシネマズフリーパス7本目。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド@ぴあ映画生活
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
▼関連記事。
前編一回目@死屍累々映画日記
前編二回目@死屍累々映画日記

PS 「インド・オブ・ザ・ワールド」にして
 巨人がみんなターバンしてくるって設定にするってのはどうだろう?
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『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』を立川シネマtwo-dで再見して、なるほどデリカシー欠如なんだなふじき★★★

未レビュー撲滅運動対象記事。
時間のかかるTBとかもできるだけ避けてガンガン飛ばしたい。

五つ星評価で【★★★巨人が怖けりゃそれでいいや、だけでもないか】

巨人のビジュアルと、彼等が苦も無く「ひょい」と摘みあげて人間を捕食してしまう恐怖感は初見でも再見でも相変わらず怖くて最高。人間に近くて人間でない者の怖さが押し寄せてくる。彼等の瞳が濁っていてコミュニケーションが取れそうにないのも良い。前半、大挙壁内に流入してきた時は身長差のバリエーションがあったが、後半、みな同じくらいの体格になってしまったのは残念だ。そのままの顔を使っている場合もあるが、絶妙に町中とかで見たら引くだろうという顔に加工してある物もあり、不気味感を増している。超大型巨人と比べて、普通の巨人はただのおっちゃんおばちゃんやないかという意見もあるが、ただ巨大なだけの人間が普通の人間を食らう方が言い訳できなくて怖いと思う。「超大型巨人」は人を捕食しないが、あの巨人が捕食したら、人ダッシュ(人に似た別種)が人を食ってる、猿が人を食っているに似た状態になって怖さは半減していると思う。
という事で巨人の恐怖は初見同様、絶賛したい。

脚本は実写『ガッチャマン』の渡辺雄介(と評論家の町山智弘)。
渡辺は人間の感情を大袈裟な絶叫で理屈付けて叫ばせるのが好き。
別に観客はそう言うのを求めている訳ではない。
いや、決まればかっこいいが、そういうの連発するのってかっこ悪いし、くどい。
多めの登場人物が何かしらトラウマ持ってて一様に叫んでいる感じ。

そんな事に腐心したためか、話のあちこちにアラが目立つ。
細部に魂が籠らない世界は嘘くさい度が増してしまうのである。
前回は見るのに精いっぱいだったし、
私、基本、にぶちんだから気づかなかったけど、
二回目だとポロポロ「あれ、あれえ」が出てきてしまう。

何でお前らはそんな大音が生死の境を決める世界でバカみたいに叫び続けているの?
しかも、一度大声のせいで大虐殺が起こった後でさえも。
学習能力ないのか。

太っちょが斧を持ってるのはまだいいとして、
桜庭ななみが弓矢を持っているのは、
巨人退治(もしくは時間稼ぎ)のアイテムとして不自然だろう。
何か普通に狩りをするみたいな伏線でもあれば別だが。

エレンとシキシマとミカサの痴話喧嘩がうざい。他にやる事あるだろ。
ってか、その痴話喧嘩が「駆逐」の原動力って何かやだ。

立体駆動装置でちゃんと飛べよ。
訓練なしであれを付けさせてる理由はないから(資源だって乏しかろう)
飛べないなら飛べない理由をちゃんと明確にすべきだ(角度・位置など)。
そこを精神論に置き換えるなら、
彼等のほとんどが最初の巨人戦である事をもっと強調しておく必要がある。

巨人の弱点だけ分かって、何故そこが弱点であるかが分からないのは不自然。
あのウナジの部分を偶然、攻撃して、経験則で分かったというのは
普通に考えてありえない。

基本、人間サイドより、巨人が出ている部分の方が面白いのだけど、
悲惨なシーンで、キリストさんの宗教曲を借りてきたみたいだったり、
巨人から巨人が飛び出すあのシーンの「トテチテター」って
気狂い染みた劇伴盛り上がりが心地よい。

初見のトーホーシネマズは画面がうすボケてる気がしたが、今回は大丈夫だった。
何となく、トーホーシネマズは「どこでもいいや」と端っこ選ぶと
ハズレ席だったりする事があるのかもしれない
(シネコンならどの席でも大丈夫だろうという盲信があるが
 最前列とかはスクリーンが奥まってる非シネコン館の方が見やすくて良質)。


【銭】
立川の会員制度で平日鑑賞1000円。

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『キングスマン』をトーホーシネマス渋谷2で観て、マシュー・ヴォーンらしいなふじき★★★

五つ星評価で【★★★その「マシュー・ヴォーンらしさ」とは何か】

スタイリッシュ、かつ、モラルに興味がなく、小振りで小回りの効く話で攻めてくる。だと思う。

今回はスパイもの。
ロンドンの高級テイラー「キングスマン」は実はどの国家にも属さない
最強のスパイ組織。そのキングスマンと地球壊滅を目論む悪玉との戦いを描く。
『健全ロボ ダイミダラー』の美容室プリンス(美容室かつ地球防衛組織)
みたいなもんだな。
日本を舞台にしてリメイクするなら「しまむら」辺りか。

キングスマンが英国紳士というか白人。
敵対する紳士でない敵が黒人と東洋系の障碍者というのはわざとだろうか?
『戦場のメリー・クリスマス』で醜い弟への贖罪の為に
アジア人将校に優しく接する白人将校の構図とかを思い出した。
劣等種族の悪巧みに踊らされる白人は悪魔の指示に従って
自らの中に誘惑の実を仕込ませる(それは堕落の実アップル)。
ちなみにサミュエル・L・ジャクソン演じるヴァレンタインが
マクドナルドを美味しそうにパクつくシーンが印象的だが、
マクドナルドはユダヤ資本なんだそうな。
彼が根拠地とするアメリカその物がユダヤ人に牛耳られた国と解釈すると、
この戦いはユダヤを初めとする穢れた血の人々と
生まれ・家柄にこだわる白人純血主義者との戦いという事になる。

つまり「英国紳士」のように振る舞っているが、
その「英国紳士」的という外見を剥奪した時、
彼等はどの国にも属さない機関=自国を追われたナチスを指しているのではないか。
キングスマンは「マナー」が人を作ると言う。
だが、映画内ではどうすれば「マナーが身に付く」かは語られない。
「マナー」以上に感じ取れるのは「チームワーク」という名の「規律」。
だから言葉を置き換えて見る。「規律が人を作る」。
ナチス的、かつ、キングスマン的だ。

彼等の敵ヴァレンタインは無償でコンピューターのチップを配っている。
このチップはウィルスのように人を殺す。
彼の出自であるアメリカも滅んでしまう土地だ。
だが、逆にコンピューターのない土地は無影響だろう。
アフリカとかアジアとか。
最終的に、統制された白人社会に対して、無統制の有色人種系社会が勝利を収める戦争、それがこの映画で描かれた戦争ではないだろうか。

という絵解きはどうでしょう?

敵エージェント、ガゼルが無敵なのに顔がお芋ちゃんっぽいのが好き。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス6本目。

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キングスマン@ペパーミントの魔術師
キングスマン@或る日の出来事

PS 紳士を作るのは芦田愛菜らしいです。
PS2 王様に土下座して謝る映画「キングすまん!」
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