残念なことに劇場はガラガラ。
はみ出し者の集団が仲間と信頼しあったり
一生懸命踊る事で活路を見出していく、とっても王道のベタなストーリー。
ダンス部を作る5人の少女はクラス内のヒエラルキーが低い「無視されている層」。
正確には主人公一人だけは「ぼっち」が怖くて作り笑顔で集団に紛れ込んでいる。
この5人の冴えないボッチ組が実にリアルに冴えない。
主人公石井杏奈は『ソロモンの偽証』の時同様、
地道に地味な顔で決定的なほど主役オーラがない。
逆にそういう子だから役柄にピッタリなのだが、
映画はそこの部分は意図的に嘘を付いてもいいのだ。
目を合わせる事のないだんまりの小芝風花。
ガリ勉真面目女の秋月美佳。
粗暴なヤンキー上原美矩。
虚言癖っぽい小野花梨。
この浮いてる5人は映画が終わっても本質的に変わっていない。
冴えないままだし、全体から浮いている。
でも、ダンスや仲間がいれば、「それが何だ」という支えになる。
いいなあ、リアルな正論だ。
【銭】
トーホーシネマズフリーパス14本目。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ガールズ・ステップ@ぴあ映画生活
PS 劇中での「エグザイル リスペクト」みたいな仲間褒め姿勢はちょっとなあ。
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