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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『WE ARE Perfume』をトーホーシネマズ新宿4で観て、仕掛けはないが素材が良すぎるふじき★★★

五つ星評価で【★★★あーちゃん、のっち、かしゆかという奇跡】

特別料金2000円の映画。
なんで、なんで、2000円なんよーとツイッターで囁いたりもするのだけど、心では何となく「Perfumeなんなら2000円でも仕方なくね」とかもう全然分かってる気がする。そういう「格」があるのだ、Perfumeには。それは「格」でもあるし「信頼」でもある。あのPerfumeが通常料金より余計にお金を取ると言ってるのだから、そこにはそれ相応の理由があるのだろう。あまり、観客と彼女たちの間に悪い大人が多数いてお金を巻き上げてるイメージが湧きづらい。そういう存在なのだ。彼女たちの周りに本当のところ悪人がいるかいないかなんて分からない。でも、いてほしくないと信じるだけの魅力といい人オーラと性善説パワーが彼女たちにはある。昔、乙葉ちゃんに対して感じたのと似ている感覚だ。

「乙葉ちゃんがどんなビッチだって構わない。乙葉ちゃんが乙葉ちゃんであるという夢を俺に見させてくれるなら、実態がどうであれ、それで本望だ」みたいな。まあ、対象に完全降伏して土下座する喜びというか、それって宗教っぽいな。

な背景があるから、2000円その物が高いとは思わない。
でも2000円取るには映画として雑だと思う。

体裁としてドキュメンタリーで、武器は「密着映像」。
極めて撮影者の発言権を抑えた映像。編集意図が見え辛い。
監督は節目になるライブツアーに対する彼女たち、そして観客の反応などから
Perfumeのその時点を描く事に注力したらしい。
監督は既にPerfumeのドキュメンタリーを何本か撮っているらしい。
なので、これはPerfumeを知る人に対する映画になってると思う。
Perfumeにあまり強く接して来なかった者に届きづらいやり方だ。
それをやるのに不特定多数から観覧料を徴収する映画という媒体で
シリーズの一篇ではなく、一発勝負としてやるのか?
多分、そういう一見さんに対する優しさのなさが私は嫌いなのだ。
もっと彼女たちの凄さを「ライブ」の映像以外で描けなかったのか?
多分、それを全く正反対にやってのけたのが
バラエティ「アメトーク」の「Perfume大好き芸人」回だった。
勿論、「じゃあ、それを映画館で掛けろよ」というのは暴論で
それも間違いだけど。

それでも、このライブ・ドキュメントを見ると「凄い」と思う。
でも、それは映画が凄いのではなく、その時の彼女たちが凄かったのだろう。
ああ、なんか極度に作った人を信用してない気がする、自分。

ドキュメンタリー演出として特に気になった点を二点。
・ライブとライブを繋ぐ移動がBGMが一緒で
 全て同質みたいに演出されてるのは「止せよお」と思った。
 それぞれの場所で、それぞれの思いがある事を彼女たちが語ってるのを壊してる。
・ナレーターはハリセンボンの近藤春菜。
 Perfumeと仲が良い、、、、、けど技術的に下手だ。そこはプロを使おうよ。
 起用しちゃった後に「しまった」という状態かもしれないけど、
 仲がいいなら謝って妥協しない物を作る方向で行ってほしかった(浸れんやん)。

という事でPerfume好きだ。映画としてのダメ出しはするけど
それで素材や音楽やダンスの良さが失われる訳ではない。
素材の彼女たちに対して「グッジョブ」と言いたい。


【銭】
額面2000円のムビチケ前売券を1800円でチケット屋でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT@ぴあ映画生活
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