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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『orange』をトーホーシネマズ新宿7で観て、139分は長いだろふじき★★★

五つ星評価で【★★★いや、普通におもろいけど見る前に時間聞いてちょっとゲンナリした】
おもろいし、見てる間は時間の長さとかそんなに意識しなかったし、ちゃんと楽しませてくれたのだけど、「やっぱり2時間20分もあるのお~」って見る前は憂鬱だった。長い映画は通常ダレるし、この題材でこの長さは異例だから、やらかしてるくさいなと邪推した。

10年後の未来から届いた手紙を元に、未来に起こる後悔を消す為に今の生活を変えていく少女の話。思った以上に恋愛寄りよりは友情寄りの話だった(そっちの方が好みなので良かったけど)。役者は主役二人か精彩を欠き、仲間になる他の4人はとても良い。

土屋太鳳:主役菜穂役。手紙の送り主かつ受け主。ちょっとよろしくないのは『希』が終わった後、そこで溜め込んだお菓子作りの脂肪がそのまま残っていて、何か丸いままだった。主役なのに話の中心になる3人娘の中で一番容姿が劣ってしまっている(そら商品としての映画にとって大問題だろ)。予告編の中のカワイコちゃん喋りは心の中の独白の抜き出しなので、映画になると特におかしくはない。ただ、内気な子がここ一番で勇気を出すという役どころなので、ずーっとウジウジしてて、要所要所で同じテンションで「カケル!」と叫ばされるのは、何か土屋太鳳勇気発生システムみたいでいたたまれなかった。せめて、もう少しなだらかに演技を変えるか、心の流れの起伏を優しく演出で汲み取ってあげればいいのに。
山崎賢人:もう一人の主役カケル役。クールな役で優しさを心に秘めつつ態度はそっけない。感情が表に出ないのでボソボソしてる風で、それはとっても等身大の男子なんだけど、そういうの主役にするのは映画としては精彩を欠いてしまう。野郎は明朗快活の方が分かりやすい。いや、ごくごく普通に明朗快活くさい空気は出しているのに、土屋太鳳に対する時だけボソボソしてる気がする。映画内で学園のクィーン(真野恵里菜こと真野ちゃんがイヤな女子を普通に好演してます)に交際を迫られるが、それが土屋太鳳の一人相撲に終始し、山崎賢人の感情が一切語られないのが、どうも一人の人間として少しイビツな気がする。
どうも主役の二人が、映画の脇を固めるようなキャラ造形なのだけど、その二人を中心に持ってきたから、話としては周りがちゃんとしなければいけないという友情譚がより効いたのかもしれない。

多分かっこいい方の男の子、竜星涼。ホモじゃないけど彼は普通にいい奴でよかったよ。
多分哲学的な変人系男子、桜田通。彼も筋が通ってる感じで良かった。
男子に負けない強い女子二人に山崎紘菜と清水くるみ。表に出ない土屋太鳳の逆目として、とてもいいバランス。山崎紘菜なんて東宝シンデレラで、東宝系シネコンの場内告知を任されているのだから、出演映画はもうちょっと東宝さんが気にかけて目をかけてやればいいのに。

ラスト近く運命を変えないように吹き荒れるダメ押しの一打はかなりよく考えられている。


【銭】
トーホーシネマズデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
orange-オレンジ-@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
orange-オレンジ-@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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