脚本が原作のさくらももこ、という訳で笑いを抑えた一本になった。
イタリアから来た少年アンドレアの日本での祖父の足跡探しが映画の中心に据えられている。この命題から問題の解決に至る何段階かの道程の設定が上手い。難を言えば、まるこ達が「呑気屋のん兵衛」を発見した際、アンドレアの祖父と彼等がどんな仲間であったかが「ともかく仲が良かった」みたいに曖昧に表現されているのはよろしくない。わざわざ探し出した「呑気屋のん兵衛」ならではの一番熱いエピソードがある方が良かった。でなければ、大阪のお好み焼き屋のおばちゃん止まりでも足跡探しとしてはいい訳なので。
タレント吹替えは4人。
インド人ホームステイ:劇団ひとり
ブラジル人ホームステイ:渡辺直美
ハワイからのホームステイ:パパイヤ鈴木
香港からのホームステイ:ローラ
劇団ひとりは上手い。だ特殊な声当てなのでノーマルで上手いかは別問題だ。
ローラはバリバリ素人の声(ローラそのもの)なんだけど、ホームステイした
外国人という役なのでトツトツとした喋り方に大きな違和感はなかった。
ただ「あ。ローラだ」と言うのは聞いててすぐ分かるので、
ドラマとしてはマイナスだろう。大して出番ないので最終的に問題にはならない。
【銭】
トーホーシネマのメンバーズカードポイント6回分使用でロハ入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年@ぴあ映画生活
PS 『ブラジルから来た少年』ってヒットラーのクローンの映画があったから、
アンドレアはムッソリーニのクローンかも。
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