難しくて物語の全貌をつかめていない。
でも、だからつまらないかと言われると、
全てを把握してはいないが面白いと答える。
物語の全てが分かる事と面白さは単純に比例しあうケースばかりではない。
とは言え、難しい話に出あって全て納得理解できなかった時に、
「これが全て分かったならもっと楽しめたろうに」と心にシコリが残る事はままある。
まあ、それはしょうがない。分からないより分かった方が爽快だもの。
分からない事はコンプレックスを刺激するもの。
でも、だからと言って「分からない物語を作る物は尊大か無能」と言いきるのには抵抗がある。勿論、製作者側が尊大だったり、無能だったりする事もあるだろうし、できれば万人に物語が理解できるように作品を作ってもらいたいが、今回の『ガラスの花と壊す世界』なんて、絶対、私の父や母の世代には理解できないだろう。そこを理解できるように底辺を広げた作品にして冗長にするよりは、そこそこ分かる人を対象に説明もそこそこに走り抜けた作品にしたのは私は良かったと思う。
主人公はテンプレートな擬似人格、二体。
ハイテンションなドロシーと冷静沈着なデュアル。
彼女らの仮想空間に第三の擬似人格が送りこまれる。
彼女は何者なのか?
それにしても独創的な。
【銭】
バルト9特有、平日夕方割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ガラスの花と壊す世界@ぴあ映画生活
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