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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』

一週間前に放映されていた最終回までをまとめて見た。
最初の数話は皆勤賞で観ていたが、
やはり時間的にきつくて(6人目の)スターニンジャ登場辺り
とかはゴッソリ抜け落ちてて見てないエピソードも適当にある。
そんな完璧にガッツリ見ていた訳ではない。

なんつか、おでも爺さんで涙もろくなったな、と思わされる事しきりだった。
ラストニンジャ笹野高史の孫5人が、その継承を争いながら、
悪の牙鬼軍団と戦うのがニンニンジャーのメインのストーリーであるが、
主人公の赤と妹の白の父親は祖父の愛弟子に「ニンタリティー」という要素を
抜かれてしまい、忍者としては何一つ役立たない存在だ。
もう、元々のこの設定が泣けてしょうがない。
それってインハイ目指してたら同じチームの相棒に
闇討ち合って手足折られたようなもんだろう。
普段、戦力外だが父さんたまに頑張る。
今回ラストに向けて奪われたニンタリティーが取り戻される。

で、その裏切り者の愛弟子が実は敵・牙鬼の実子(側室の子)である事が分かる。
牙鬼の実子は正室の息子をニンニンジャーに打ち取らせ、
今まで自分を目下扱いしていた幹部も正室も戦地に送り込み、始末させる。
おお、なかなかひどい奴でいいじゃん。流石、裏切り者。

牙鬼の総大将幻月と笹野高史の一騎打ち。
これがCGが厚くって本当にかっこいい。
そして、幻月と笹野高史が死力を尽くした直後、
物陰に隠れていた牙鬼の息子・新月が笹野高史を撃ちとる。
ラストニンジャの証は世代継承で前の世代を滅ぼした者の手に落ちる。
新月はラストニンジャの能力を手に入れる。

だが、笹野高史は死の直前、新月に対しても技の遺産を別に残していた。
裏切られて敵に付いた不肖の弟子でも、弟子は弟子。大きいぞ、笹野高史。

ラストニンジャ笹野高史もなく、全ての力を新月が手に入れたが、
ニンニンジャーの基本姿勢は変わらない。ラストニンジャの理を受け入れない事で
ラストニンジャを超える。それは理屈だ。
でも、理屈が通って、とりあえず気力で新月に打ち勝つ6人。

これまでかと新月を自らに吸収しようとする幻月。
この幻月、単にでかくて負けないってメタファー存在でしかない何ともつまらん奴だ。

ニンニンジャーが戦う中、幻月の中の新月の自我が目覚め、
笹野高史の教えなどを思いだしつつ、親父に対抗。最終的に幻月が破れる。

忍びの先輩にして裏切り者、十六夜九衛門が、
最終的に本当の敵であると競り上がってくるも、
彼も又、修行時代を思いだし、完全な悪にはなりきれなかったというのが複雑で良かった。
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『ボクソール・ライドショー 4DX2D』をUCT7で観て、これは白石監督のファンムービーだから一般にはすすめないふじき★★

五つ星評価で【★★その作りはあかんのんちゃう?】

天才ホラー映像作家・白石晃士監督作品だから、ファンとして這いつくばってでも見ないかん映画である事は確かだが、見終わって思ったのは「監督やっちゃったな」だった。作品が余りにいい時もそうだけど、期待ではち切れてる作品がそこそこの時も感想は手を付けづらい。ああもう。

はっきり言って私は楽しめないでもなかった。1300円という特別料金の価値があるかどうかは微妙だが、「コワすぎ」のファンムービーとして楽しめる構造になっているからだ。逆に「コワすぎ」の学校探訪ものを見た事がある人には、この作品を強烈に進めたい。つまり、この作品は「コワすぎ」のルールに乗っ取って作られすぎていて、「コワすぎ」を知らない人には単に整合性の取れていないお化け屋敷学校探検にしか残念ながら見えないのではなかろうか。別に何でもかんでも説明すればいいってもんでもないけど、普段と違う特殊な世界観が敷かれている事が観客が見る上での前提になっているにも関わらず、それが観客に何の説明もされていないのはやっぱりあかんと思う。

【今作を見る上で分かってる方が楽しい廃校内のルール】
・昼にロケした学校内なのに、真っ暗になっている場所があるのは「コワすぎ」シリーズでよくやってた特別な場所を通ると時間を飛び越えてしまうという事例。最悪、これで最初の時間より前に戻るとかアクロバティックな展開も起こしうるのだが別に不必要なら入れないでも良かった。廃校内で鏡でないにもかかわらず自分たちの姿が見れるのも学校内が過去とか未来とかが多重に重なっている空間だから。
・異界への扉が開いていて、異界ではみんなストップ・モーション動きになるのは「コワすぎ」標準。
・撮影してるのは「コワすぎ」キャラの田代(白石監督本人出演)だが、学校の番人は「コワすぎ」シリーズの主人公大迫茂生、女型のクリーチャーはサブ主人公久保山智夏。基本何でもやれるんだろうけどキャリアアップにならん役を「コワすぎ」陣で固めてきたなあ。

でも、25分ばたばたばたばたしてるだけだから、すぐ終わるし、不快ではない。
女の子3人はそう嫌いでもないけれど、見終わって誰にも肩入れできなかった。
そこは魅力をほじくりまくっていないからだろう。
エンドロールの人形は良かった。
大迫さんの汚さがリアルで、イヤな感じ。もちっとファンタジー寄りにシフトしてほしいかな。
「4DX」の色々な効果を試体験して見るにはいいコンテンツかもしれない。
「全身水が掛かる」みたいな告知があるが、ミストで全身撫でられる感じ。
座席がボコボコ動くのはともかく、映画を見ながら脛をパタパタ叩かれるのは初の体験なので笑ってしまった。


【銭】
4DX特別料金1300円

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ボクソール★ライドショー~恐怖の廃校脱出!!~@ぴあ映画生活