面白いとか詰まらないとかではなく、ただただ「レア」なのが見る理由だ。
「レア」はオタク心を揺さぶってやまない。
それと、もう絶対、再映の可能性がないから、ここで見ておかないと見逃してしまう。
で、ほぼダメダメで、見終わってちょっとするとストンと全体的に忘れてしまう。
とっとと感想書かんとダメなんだ。にもかかわらずとっとと感想書かなかった2本。
◆『バレンタインナイトメア』

▲水谷果穂ちゃん
五つ星評価で【★★★今野恭成監督の手腕と低予算がせめぎ合う】
イジメでバレンタインに焼身自殺をした少女がイジメグループに呪いをかける。
そのイジメグループと同行する事になった転校生は両面からの狂気にさらされる。
音や効果音で不安を煽る演出がいい。
血を始めとする残酷描写は低予算がありありだが、
使わずに済む事はできない素材の映画だから、その辺は痛し痒しでしょうがない。
主役の水谷果穂はギュっと観客の心を掴むいい顔をしてる。
手袋も好きだけど、その手袋の下に隠された能力は映画内で強くいきていない。
彼女が事件の中心部分の浄化を成し遂げられないのが作品の弱さになっている。
いじめグループは各個人が個性的であろうと頑張っているが、
いかんせん人数が多すぎて映画としては混乱を招いている。
あまり少ないとリアリティーが薄いが、人数を多くするなら
メイン格の人間何人かと「その他大勢」でいい。
「その他大勢」に一人ずつ役割を与えようとしたところが上手く機能しなかった。
だったと思う(あやふやだ)。
◆『イースターナイトメア 死のイースターバニー』

▲都丸紗也華ちゃん
五つ星評価で【★★多分、人が死んでるからホラーだと思う】
ダンス部の少女はダンス部、家庭の人間関係でストレスが貯まりつつある。
彼女の周囲の者が死んでいく。
主役の都丸紗也華は「むちゃ」っとした感じで、まあ可愛い。
ダンスのシャープな服と私服のゾロっとした厚手の服のイメージが違って、最初同一人物っぽく見えなかった。この子を含む3人がダンスレッスンをしつつ、ストーカーとか出てきながら、内部で諍いが起きて人間関係悪くなったりしつつ、後半イースターパーティーを契機に人が死んでいくのだが、後半の死んでいく人たちが淡々と死んでいくし、彼等に対して強い感情も持たないので、前半のダンスと後半の惨殺がガッチリ結びついていないような印象を受ける。
ナレーションが煽るイースターの気持ち悪さみたいなのはよかった。
だったと思う(あやふやだ)。
大ヒット映画「青鬼」「デスフォレスト 恐怖の森」に続くホラーゲーム劇場版最新作!!
と、チラシのコピーで煽られているのだけど、私の知る限り、『青鬼』と『デスフォレスト 恐怖の森』は大ヒットは勿論、ヒットもしていない筈だ。いったいどこのパラレル・ワールドの話だろう。もしくはこれを手掛けた配給会社のヒットの境界線が果てしなく低いのかもしれない。
【銭】
どちらもユーロスペースの会員割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・バレンタインナイトメア@ぴあ映画生活
・イースターナイトメア~死のイースターバニー~@ぴあ映画生活
スポンサーサイト