
▲おねいさんたちが美人
五つ星評価で【★★★しんちゃんは変化球キャラだけど、その実正しい行動をする】
夢が何でも適うユメミーワールドが春日部にやって来た。
だが、個人の見る夢は搾取され、住民は悪夢の世界へと追放される。
このユメミーワールドは科学者が作り出した物で
森林破壊を前提とする焼畑農業のような移動を繰り返し、
色々な場所で夢を消費してきていた。
このユメミーワールドの恩恵を受けていたのが科学者の娘で、
しんちゃんの幼稚園に転園してきたサキだ。
彼女のせいで悪夢にさいなまれる周囲とも溶け合えずに、彼女は孤独に耐えていた。
この孤独が物語の後半に爆発し、サキは悪夢を見続けなければならなくなってしまう。
しんのすけ達、春日部防衛隊は夢の世界に彼女を助けに行く。
おバカと正論は必ずしも背反しない。
しんちゃんは常に悪ふざけをする道化師のようなキャラクターだが、
仲間や家族に対しては常にその関係がよく維持されるように動いている。
今回の正論は
仲間になった女の子が一人ぼっちで寂しいのはおかしい。
しんのすけ、なかなかイケメンであります(水着大会好きも全然いいぞ)。
春日部防衛隊の面々の夢と野原一家の夢も面白かった。
逆に言うと、この夢遊びを再現なく広めず、
しんちゃんの周り辺りでとどめたのはとってもクレバーな選択だった。
何が楽しいか分からない風間君やボーちゃんの夢や、
相変わらず幸せになれないマサオ君が楽しい。
ヒマと白も夢ではタガが外れて自由すぎて何か怖い。
安田顕のガンコ親父のちょっと曲がってる愛が、それはそれでいい感じ。
とにかく明るい安村の気持ち悪さがフィーチャーされてるのもいい感じ。
夢の話で、あの人のゲスト出演は妥当だけど、まあ、よく、あてて書かれてるな。
あの伝説のホストが未だにしんちゃんに出ていて、大した出番がないからか
アフレコがそんなに上手くなってないのも好感が持てる。
しかし、やっぱり今回一番ぐっと来たのが、みさえが乗り出す部分だ。
もう、正しくて、正しくて、泣いた。
そういう正しさや優しさをちゃんと落とさないのが、
しんちゃんの映画のいい所だ。
【銭】新聞屋系の無料鑑賞券を貰ってそれで見に行ったづら。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃@ぴあ映画生活PS ちょっと悪夢と戦うシーンが長目だったかな。
PS2 夢の世界の構成がちょっと分かりづらい。
魚の中が夢がかなうユメミーワールド。
魚の外は普通の夢空間の筈だが、悪夢が徘徊する恐怖空間になってる。

▲ロイドに似てるか?
五つ星評価で【★単にダラダラしてる映画じゃない?】
怖い父ちゃんがいる中、大人がやるような養蜂の仕事を任され、
大人のような苦労を強いられる少女ジェルソミーナには同情するが、
彼女の心情が都度都度はっきり打ち出されないので、話に乗っかりづらい。
なんだ、あの駱駝。
【銭】ギンレイホール、会員証で入場。同時上映の
『マイ・ファニーレディー』はそんなに二度見の欲求が高まらなかったので見なかった。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
夏をゆく人々@ぴあ映画生活PS ジェルソミーナの特徴のないのぺっとした顔をハロルド・ロイドみたいと
思うのは私ぐらいか。
PS2 やった事はないが蜂蜜プレイってあんなんだろ(地面から掬う場面とか)。

▲この仕草が可愛いわあ。
五つ星評価で【★★★ラストのストーリー展開はコテコテに意味がないのに、これでもかとおいおい泣かされてしまうのが非常に悔しい】
原典の韓国映画は鑑賞。それをリメイクした中国映画は未鑑賞。
通常、国が違うだけのあまりに公開時期が短いリメイク映画には存在そのものに疑問を持つのだが、これは稀有な例外で各国毎のリメイクがあった方が良い。と言うのは話の中心に鎮座する「懐メロ」が国ごとに異なるからだ。やはり、日本では日本の懐メロがかかる方が話にグッとのめり込める。
次の宣伝コピーがとってもイヤ。
・
『謝罪の王様』のスタッフが贈る、驚異の年齢詐称エンターテインメント!!!・
4.1[FRI] エイプリルフールに大暴露!「年齢詐称エンターテインメント」じゃないだろうし、
「嘘」を付く事が話の核ではない。
全く嘘を付かない訳ではないが、そこを大きく取り上げる必要性はさらさらない。
基本、日本人はうぶだから、嘘をつく人は好かれないだろう。センスないよコピー。
という事で、変な写真館で写真を撮ったらいきなり年齢が53才若返ってしまった主人公の婆さんが、若い時に謳歌できなかった青春を取り返そうとガムシャラに突っ走るが、取り返した青春や人生と、娘、孫の幸せを天秤にかける事態が発生、婆ちゃんは躊躇せず自分を捨てて後悔しない。凄い荒いホラ話なのに、観客が求める美談がビッチリ隙間もなく後半展開する。
悔しいのは訳も分からぬうちに若返ったり、血が抜けると元の老化した身体に何故か戻ったりと、説得力のカケラもない設定にも関わらず、そういうのがどうでもよくなってしまうラストの話運びの巧みさだ。これは原典が既に持っていた物で、逆にここの取り扱いさえ間違えなければ、この映画は大きく足を踏み外して失敗するような事にはならない。そして日本スタッフは間違えなかった。
前半のコメディ・パートを引っ張るのが、変身後を演じる主演の多部未華子だ。まあ、多部ちゃんがやるなら演技は何の心配もいらないし、現にそうだった。変身前の倍賞美津子と顔の作りが傾向的に違うのは残念だが、そこは深く考えずに見た。歌はビビるほど上手いとは思わないけど、聞く人に届く歌声だった。OK。「悲しくてやりきれない」の曲にかかる塩を投げつけられる昔の若い多部ちゃんがこの映画の中でのベスト。そこは日本人だから、責任を投げ打って遊んでる姿より、必死に人の為に労働している姿の方に惹かれてやまない。
原典韓国版の自分の映画レビューを見たら
「倍賞美津子-安藤サクラ」で日本版作ればいいのにと書いてあって驚いた。
あー、安藤サクラも確実に物にするだろう。彼女も凄い役者だ(歌は未知数)。
あと、小林聡美ももちろん上手かった。
【銭】トーホーシネマズデーで1100円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
あやしい彼女@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・
あやしい彼女@映画的・絵画的・音楽的・
あやしい彼女@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評・
あやしい彼女@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記▼関連記事。
・
怪しい彼女(韓国オリジナル版)@死屍累々映画日記

▲名演技する二人。藤原竜也よりこの子の出番の方が多くないか?
五つ星評価で【★★★リアルにいそうな殺人鬼のフットワークの軽さは良い】
原作未読。
主人公が持つ能力リバイバルの規定が極めて曖昧。
主人公にも分からない謎の能力であるとしても、
世界を修正できる無敵の能力であるのだから、
アウトラインはしっかり語るべきだろう。
長いリバイバル、短いリバイバルが散発して起こるが、
発生する契機や何をもって解消するか、
長短の差異理由など分からない事だらけで、
主人公が分からないのをいい事に、
この能力が好き勝手に物語を進めている気がしてならない。
犯人に関しては消去法で分かる。
こういうの割と分からない人間の私が分かってしまうのだから、
これに関してはキャスティングが失敗してるだろう。
藤原竜也は徹底してテンションの低い役で、いつも通り安心して見てられるが、
彼自身より彼を演じる小学生・中川翼の自然さが凄い。
後、彼と対になる雛月加代を演じる鈴木梨央の硬い演技も凄い。
どう考えても藤原竜也を産んだようには見えない石田ゆり子も綺麗だが、
徹頭徹尾、可愛いを体現する
有村架純がほんま可愛い。
ラストシーン、どこかで見たような気がすると思ったのだが、
それはあれだ。
『orange』のもう一つのラストシーンだ。
土屋太鳳に値する誰か(雛月加代の大人女優)が、
10年前の自分に手紙を出して、藤原竜也の死を防ごうとすると
『orange』が始まってしまう。
まあ、極度鬱の自殺を防ぐ
『orange』と違って、
加害者がいる今作では事件を防ぐように手紙を書くのは至難の業だろう。
と言うか、自分が殺されそうな状態で発動しないリバイバルって能力としてイビツすぎるだろう(確かに交差点の事故でも藤原竜也は外傷なしとは言え全くの無傷にも見えないから、自己に関する防衛は弱い機能であるかもしれないが)。
川から落ちた後(この辺りからが映画独自展開らしい)、もう、自然に普通に助かってる事になってるし、そら、用意周到な殺人鬼の仕事じゃないだろ。中途半端な。その間、時間が流れても意識障害のように「今」に戻るまで、殺人鬼をほったらかしって言うのも気持ち悪い展開だ。
まあ、それもこれもいろいろあるが、
有村架純が可愛いから全て許す。そういう映画だな、これは。
【銭】トーホーシネマズデーで1100円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
僕だけがいない街@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・
僕だけがいない街@映画的・絵画的・音楽的・
僕だけがいない街@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評・
僕だけがいない街@ここなつ映画レビューPS この子が名探偵コナンやるなら、凄く納得できる。
PS2 あと、石田ゆり子が若すぎてお母さんには見えない。
石田ゆり子の住む家に行って「奥さん」と言いながら押し売りしたくなるような
石田ゆり子だから性の匂いが希薄なんだけど、そこはどうにかもう一押し。
裸エプロンのまま、カレーとか作ってほしい。
五つ星評価で【★★ラストを知って見ているんだけど、都合よすぎだろ】
原作は未読であるが、トリックというよりアイデアとして有名な作品なので、犯人が誰であるかは事前に知っていた。いわゆる、そのアイデアだけで成立している推理小説なのだが、映像化する際に現実的に無理な部分を市川崑の金田一映画のように上手く隠しおおせなかった。映画冒頭いきなり誘拐事件の解説から始まって、これから起こる殺人事件はこの誘拐事件と関係がありますよと分からせてしまう。何て不器用な。おいおいおいおい、ちょっと頭悪くね?
事件の被害者は「殺される業」を背負っているのだけど、総合的にとても危機意識が低いと思わざるを得ない。勿論、彼が殺されてくれなくては事件にならないので、殺されてくれてありがとうとは思うのだけど、劇中、注意深い人物という位置付けにいるにも関わらず、殺されようとしているかのように、自分を追い詰めていってる。多分、一番悪いのは本人は認めないだろうが、クリスティー女史であろう。しかし、これが復讐を目的にした殺人と言うのなら、被害者をもっと扇情的に追い詰めて殺したくなるものではないだろうか? ただ、殺せればいいというのなら別にこのお膳立ては必要ない。
「灰色の脳細胞」の異名を持つポアロはイヤミなチンチクリンで髪のコロン油のギトギトが強すぎて火を付けたらよく燃えそうなのだけど、もともとこんなキャラ設定なんだろうか? そこそこ名声はあるが、他人からあまりよく思われない偏屈者が中心人物と言うのは見ていて、ちょっとイヤな感じではある。出川とか上島とか狩野英孝とかリアクション芸人っぽい空気が流れてくる。頭、悪いんじゃないの、本当は?
キャストが豪華なのは楽しい。
【銭】午前十時の映画祭価格1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
オリエント急行殺人事件|映画情報のぴあ映画生活PS あれだ。
俺が見たかったのは殺人事件の被害者も加害者も全てラブドールだったという
『オリエント工業殺人事件』だ。いや、ホント。
PS2 犯人はアンソニー・パーキンスで「ママに命令されて」でもOK
(という目くらましなキャスティングなんだろうな)。
城定監督の最新作目当てで再見。
しかし、無理なスケジュールで一週間に2回見る事になりつつの、
仕事が津波のように押し寄せてきーので、どうにか見には来れたが、
けっこうイネムリこいてしまって激・悔しい。
まあ、なかなか思うようにはいかんのが人生だ。
◆『汗ばむ美乳妻 夫に背いた昼下がり』五つ星評価で【★★★★★七海ななが映画史上類を見ないほどチャーミング(再確認)】
映画の冒頭からラストカットまで、七海ななさんが頭の先から足の指の爪の先まで、全て見事に演技を貫いている。ちょっと凄い。一つ一つのセリフも勿論だが、セリフ以前の「あっ」とか「ふっ」とか「んー」みたいに漏れる感情が、実は旦那の為にルールに隷属してはいるけれど、一個の生き物としてそのルールからすぐはみ出してしまう様を間近で見ているようで大変面白かった。
危機回避のため1分1秒を惜しんで現場回復しなければいけないのに、ふと漂ってくるズリネタからの甘美な誘いに肉体が乗ろうとして、「いかんいかん」と自覚するシーンとかほんとおもろい。そういや胸はちっぱいだった。まあ、それも良し。
七海ななの超絶演技からすると木下桂一(旦那)の演技はとてもつまらないのだが、この人の妻に対する受け答え演技が徹頭徹尾全く変わらないのはニュートラル(基準線)になって良い。この人が内面は別として外面が全く変わらない事で、ちょっとした妻のアタフタがダブル効果で楽しめる。でも、実際、この人が下手だとSMのシーンとか物凄く陳腐になるから、普通に上手い役者さんであるのだろう。
ハゲとアフロのSMなんかネタっぽくて面白いなあ。
ハゲが物凄く情を込めてるのに、
アフロがそんなハゲの情をビジネス的に突っ返す(あそこに情はないだろ)。
それでもギブ・アンド・テイクでこの関係はウィン・ウィンだという不思議さ。
輝彦さん(旦那)の相手がアフロだったら、
輝彦さん(旦那)がこの後、クラブに強制で行かされてアフロとプレイになったら、
この映画はハッピーエンドで終われなかったりするかもしれない。
他の城定監督の作品を思い返してみても「これは下手だわあ」みたいに思う役者は一人もいないので(『ホームレスが中学生』のホームレスだって別に下手だったという印象はない)、上手い役者を選んでるのかもしれないけど、城定監督自身の演技演出プランがすげえしっかりしてるのかもしれない。にしても、今回の七海ななは良かった。
◆『美人セールスレディ 後ろから汚せ』五つ星評価で【★★消化作品(再確認)】
ちょっと寝てる間に大体前と同じ前半分くらいの筋がすっ飛んだ。どうせすっ飛ぶなら後半すっ飛べばいいのに。まあ、でも、これくらい綺麗なお姉さんが脱いでくれるなら全然いいです。最近では熟女ラインみたいに、マニアックな女優中心だったりするピンクもあるから。個人的には普通の美人女優がいいもの。手入れがいいんだろう、@YOUちゃん乳も尻もとても綺麗だった。まあ、商売道具やけんね。
◆『本番不倫 七人の人妻』五つ星評価で【★★消化作品(再確認)】
うっすら均等に寝て、これは合わせて一本見れた感じ。結論的にはこれは寝てもいいな。濡れ場をしこたまつぎ込んだおかげで話らしい話もない。一応、オチはあるけど、やはり大した話ではない。こういうシカバネのような映画が山のようにあって、傑作のピンクがたまに遥か上方に鎮座する。だから、これはこれであってもいいだろう。もう一回見るのはつらいから勘弁してもらいたいが。
【銭】上野オークラ、一般入場料金1600円。スタンプカード貰った。次から捺印だそうだ。いや、そこは一個サービスしてくれてもいいんじゃない? 12個たまると劇場1回無料入場となる。
▼関連記事。
・
汗ばむ美乳妻 夫に背いた昼下がり1回目@死屍累々映画日記
五つ星評価で【★★残念だなあ】
いい役者がいっぱい出てて、いい演技をしてるんだけど、話が整理されていなくて、意外性がなくて、主人公に共感が出来ない。
主演の中村倫也は特に悪くないのだけど、
とっつき悪かったり、傍から見るとそんなに気持ちの良くないルールを持ってたり、感情に任せて友情踏みにじったり、主人公として好きになれる要素が少ない。佐々木希も杏も好きな女優なのに均等に出番が少ない。物語のキーワードは「家族」だろうから、母を奪った義理の弟(菅田将暉)や妹(佐々木希)、その母を脅していた疑いのある親交の乏しい兄(新井浩文)、家族の代用としてかのように仲良くなる友(市原隼人)など、必要な人材はちゃんと配置されている。でも順番にそれぞれのパートを均等に回っているような話の進め方で、主人公の家族に対する熱がよく分からない。伝わってこない。
そして、母の死因も主人公が主張する他殺説を明確に覆す論証もないまま、取って付けたように新事実が分かっておしまい。それは一般的に証拠として嫌がられている状況証拠でしかないんじゃないか?
何か、とても残念。
【銭】ユナイテッド・シネマの会員ポイント2ポイント使って1000円で鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
星ガ丘ワンダーランド@ぴあ映画生活PS 何で「星ガ丘」の「が」は「ガ」なんだろう。
漢字変換してて凄く違和感がある。
PS2 じゃあ
星ガ丘
星ガガ丘
星ガガガ丘
星ガガガガ丘
星ガガガガガ丘
とかでもよくない?
チェリーコークとペプシSAKURAだったら断然ペプシSAKURAを推す。理由は融合の密度が高いからだ。ある意味、これは企業の考え方の違いが商品に反映してるように思う。チェリーコークはコカ・コーラにチェリーの風味を付けたもの。コカ・コーラその物は変えずにサクランボウの香りをそっとお化粧のように後付けした。結果、厳格なコカ・コーラの味は残り、あと味でチェリーも感じられるような、チェリーのお客さん感覚が非常に高い味になった。これは近作のオレンジ風味のコーラに付いても同じである。対してペプシはペプシコーラその物を切り裂いて味の改変を加える事に躊躇がない。「こんなもん、単にサイダーを黒く塗っただけのもんやんけ。かまへん。かまへん。壊れてもどないかなる」みたいなマイペンライ精神でペプシコーラその物に「ドクドク」サクランボウのエキスを注ぎ込んだ。その結果ゴジラと薔薇と沢口靖子が合体したビオランテも負けじとする合体度の高い飲料が出来上がったのである。頑張れペプシ、失敗に臆するな。失敗作がまずかったらお金は出さないけど応援だけはしてるから。GOGOペプシ。
五つ星評価で【★★★ラストはちょっとポカーンとした】
原作マンガ全体の2/3強くらい読んでる。マンガのラストは知らない。
完全密閉された廃校で、閉じ込められた7人の男女が
[毒虫同士を争わせて最強の毒虫を決める=蠱毒]のように殺し合いを始める。
驚いたのはラストが映画独特だったこと。
まあ、そういうラストに持って行く事も出来るね、とちょっと感心した。
マンガだと、中盤の展開で、もうこのラストはありえない事が分かる。
ただ、このラストがベストの選択かと言うと疑問が残る。
「思いきった」事は確かだが、こんな雑な思い切りで果たしていいのか?
いくら何でも説得力ないよというラストである
(あと、最後のあのパスタは何が言いたいのか全く分からない)。
主演の村井良大のとても小人物チックなところよし。
W主演の武田梨奈のおとなし気な顔立ちでビッチなところもよし。
顔立ちがガツガツしてないから下品に見えない所が美点でもあり、欠点でもある。
常に上から目線の秋山真太郎も異彩な感じでよし。

▲村井良大

▲武田梨奈(目つきがヤバい)

▲秋山真太郎
朝倉加葉子監督、監督作品の傾向が見えないなあ。
『クソすばらしいこの世界』ではおとなしく脱帽したのに
『女の子よ死体と踊れ』は呆れてしまったし。
今回のはちゃんと飽きずに見てられるけど明らかに雑い。
脚本が監督自身じゃないから雇われ仕事なんだろうけど、
こういうので評判さげるのは惜しい。
【銭】2週間限定特別上映に脅されて劇場へ。松竹系の前回有料入場割引で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
ドクムシ@ぴあ映画生活
「蠢く“それ”に喰い尽くされる」2本立て
◆『グリーン・インフェルノ』
▲複数人数で「三瓶です」をやろうとして失敗。
五つ星評価で【★★★★うひひひひひひひひひひ】
ツイッターでの次の呟きに基本おおよそ詰まっている。
うわ何じゃ最高。日本では難しいジャンルだけどこれを製作委員会方式で公開できたら邦画も安泰なのに。アナ雪と一部繋がってて笑った。あと土人の娘が可愛い。うん、とっても面白かった。
ファースト・シーンの土人の赤い肌を見て、
赤色人のデジャー・ソリス(火星シリーズ)とかこんな色じゃないかと夢想した。
けっこう綺麗な赤だよね。顔だけ黄色い人の黄色もいい発色。
あれ、あの人しか使えないんだから高貴な色なんだろうな、きっと。
インディアンって言っちゃいかんのか。
土人(もっとあかんか)アジアっぽい顔立ちが親近感。
女の子とか絶対、可愛いよね(時節柄、監禁したいとか言わないから)。
こんなおもろいけど、ドギツイ映画を今、日本では作れないだろう。
色々、横槍の多い製作委員会方式で
『進撃の巨人』の残酷描写を通したのは偉いと思うが。原寸大の人間が禁忌もなしに人を食う映画は流石に作れないだろ。うんまあ、映画がドぎついかどうかは大きな問題ではなく、単純にこの映画は面白い。例えば、この話の背景を未知の惑星にして、土人を異星の原住民(角の一本も付けとこう)にしたとしても、大きくこの物語の面白さは減じない。危機の立て方がムチャクチャ上手い。
あとねーアナ雪。劇中、主役の姉ちゃんが土人に向かって「Let me go! Let me go!」と何回か叫びます。でも、よく考えたらアナ雪は「Let it go!」じゃないか。いや、どっちも同じような意味に使うらしいんだけど。今回の映画の中では「ほっておいて」って意味みたい。でもアナ雪も「ほっといてよ(ありのままに生きるんだから)」という意味じゃないのかな。あな雪が「 ♪ ほって~、おいて~、勝手に、生きるから~」だったらやっぱヒットしなかったろうな。
ラストのあのオチとあのオチには感心。
監督のイーライ・ロス。彼の綴りを見る度にエリ・ローズちゃんを思いだしてしまう。イーライ・ロスが世に出た頃に売れていた少女モデル。もちろん、たいそう可愛い。日本人の血が入ってるので本名が「荒川エリ・ローズ」ってドサ回りのストリッパーみたいな濃ゆい名前で、それが可哀想でまた可愛いと思った。元気にしてるかな。いや、イーライ・ロスはいいよ。こんなん作ってるんだから元気だろ。

エリローズちゃん。今でも元気にモデルやってるみたいです。▲
写真は当時のエリ・ローズちゃんの写真をネットで拾ったもの。
ちなみにイーライ・ロスはELI ROTH、エリ・ローズはELLI ROSE
◆『イット・フォローズ』五つ星評価で【★★★★うひひひひひひひひひひ】
二回目。
あー、やっぱ楽しい。
青春映画ってナイーブだよね。
あのウラナリのナイーブくんに全力で感情移入。イケメンはさっさと死ね。
マイカ・モンローって若い頃(
『クロスファイア』とか)の矢田亜希子に似てる気がする。屋根の上に立つ全裸のあいつが俺の中ではジョージ・ルーカスに似てる。本人がエキストラとかしてたりして(しねーって!)。
童貞や処女が結婚するまで保持すべき物であり、一度婚姻を結んだら死ぬまで添い遂げるべきというキリスト教的な厳粛さを怪物化したと言えば言えるような気もする。
【銭】2016年4月から9月までの間にキネカ大森で3回使える名画座専用回数券を4月中は特典期間と言う事で2000円で購入。そのうち1回分を使って鑑賞(今期はシーズン切替特典や、期間特典であるサービススタンプ捺印はなし)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
グリーン・インフェルノ@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・
グリーン・インフェルノ@Mr.Bation▼関連記事。
・
イット・フォローズ1回目@死屍累々映画日記PS 何となく、
『グリーン・インフェルノ』は
ロッテ・グリーンガムとコラボすればよかったのに。
『イット・フォローズ』はツイッターとコラボすればよかったのに
(してる気がする)
前のページ 次のページ