FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』『パリ3区の遺産相続人』をギンレイホールで観て、どっちもピンとこないぜふじき★★★,★★

不動産映画二本立て。

◆『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』
五つ星評価で【★★★おもろい夫婦・海外版】
特につまらなくもないし、ふんふんと見てられる。
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンの夫婦って組み合わせがおもろい。
その名優組み合わせ以外は何とも普通のお話で、
普通のお話なのにキラキラ輝いてるのがいい役者使ってるという事なのだろう。
多分なんとなくなのだけど、ルーク・スカイウォーカーの育ての親にも
冒険はないけど、素敵な一日一日があったんだよ、みたいな感じの映画。

ダイアン・キートンの若かりし頃の肖像画、ヌードでビーチクも出てる。
いや、そこは若い女優使ってるんだから実写でビーチク出していこうよ。

内覧会でぶつかる眼鏡の女の子かわゆし。

PS クマネズミさんの「映画的・絵画的・音楽的」
 のコメントで暴れてしまいました。
PS2 とりあえずドクター中松のジャンピング・シューズとか穿くと
 少し若返ったりする気もするけど、あれ穿いて犬の散歩はできんだろうなあ。


◆『パリ3区の遺産相続人』
五つ星評価で【★★後半の鬱展開が好みじゃない】
本人たちにとっては「恋のアバンチュール」だったかもしれないが、
そのアバンチュールで壊されたものがある事を老境で知るのはキツイお仕置きだ。
主役のケヴィン・クラインが、何となくいつもの如く(そんなイメージ)
魅力的な人物として描かれていないので、彼の企みが成功しそうなのは不愉快。
マギー・スミスちっちゃくなっちゃったなあ。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります@ぴあ映画生活
パリ3区の遺産相続人@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります@映画的・絵画的・音楽的

『ゴジラVSメカゴジラ』を神保町シアターで観て、そうそうこんな感じでつまらないのふじき★★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

133814_1
▲「だれもがこの戦いを待っていた。」いや、そんな事はない。

五つ星評価で【★★そうそう、このつまらなさが90年代のゴジラ】
1990年代のゴジラはどれも均等につまらなかった。
「vsキングギドラ」「vsモスラ」「vsスペースゴジラ」「vsデストロイア」
「ミレニアム」はちょっと特殊だけど、どれもこれも話がつまらんし、
ご都合主義が多い。
なんだか懐かしいつまらなさだった。

「vsメカゴジラ」も舐めた話だった。
ゴジラとラドンが托卵の関係にあるなんてのは思いもよらないアイデアだが、托卵は普通に考えて生活力のない雛を別の成鳥に保護させる為に行うのであって、親鳥(親ラドン)の姿も見えないのにそんな不確かな事をするのはおかしいし、托卵した直後に成鳥(親ゴジラ)が子鳥(子ゴジラ)を庇護下に置こうとするのもおかしい。何の為の托卵なんだ。
卵もしくはベビーゴジラに対するゴジラとラドンの動きが何でそんな動きをするのかもよく分からない。ゴジラはベビーゴジラ(放射能汚染されていないゴジラザウルスの子供/ゴジラとベビーの間に親子関係が成立するかどうかは不明)を執拗に付け狙う。ストーカーのようである。最終的には自分の庇護下に置くのが目的だったようだ。ラドンはベビーゴジラと義理の兄弟関係にあり、ベビーゴジラの危機になると駆けつける。托卵の雛同士の関係ってそんな人間の兄弟のように甘い物ではなく、自分が親鳥の餌を効率よく摂取する為に托卵した卵から孵った雛が元々の親鳥の雛を巣から落としてしまったりする。という事でこの辺はもう「托卵」というシステムを見かけ上使っているに過ぎない。ゴジラやラドンに対子供怪獣に対して「愛情」を持たせるというのは、それにしか頼る事が出来ないという能力の欠如を感じる。

ゴジラはベビーに対して後ろ盾になりそうな兄ラドンも攻撃してるし、おそらく「托卵」その物が人間側の勘違いなのだろう。

「ぺっ」と唾を吐かれるような話なのだが、特撮は見ていて豪華。
超技術でハイテクなのに伊福部昭だから、おどろおどろしい風合いのメカゴジラのテーマはやっぱり何かとてもゴジラ映画っぽい。新曲はこのテーマだけじゃないだろうか。

怪獣側の「痴情のもつれ」みたいな事件とは全く別に
メカゴジラは建造され、その武力でけっこうゴジラを追い詰める。
今回のメカゴジラの表皮はゴジラの放射熱戦を忌避する為に「ぬろん」としており、そこはちょっとかっこ悪いと思う。丸みを帯びたフォルムはゴジラというより犬とかAIBOっぽくて兵器の実用性から遠く見えてしまってオモチャっぽい。で、ジェット・スクランダーのように背負いメカと合体するのだがどこをどう考えても合体の必要性は全くない。そのメカゴジラに搭乗するのが原田大二郎と宮川一朗太ってバリバリ夢がない人選だ。中小企業の威張りんぼ部長とマイホーム係長みたい(でも、この後『ゴジラvsスペースゴジラ』の予告見たら柄本明が必殺兵器の搭乗員みたいなのになってて派出なヘルメット被らされてて笑った)。
殴る蹴るみたいな動作を全くしないので本気で開発するならメカゴジラに手足はいらない。今回の戦いの中では、多様な火器を搭載し、防御力を高めた移動銃座としてしか使われていない。ゴジラ型である必然性は全くない。

主役は高嶋政宏。今は意欲的な役に取り組む面白い俳優になったが、この映画ではひたすら大根。で、脚本のキャラクターが幼稚でこんな主役は好きになれない。ヒロインとして出てくる佐野量子はアイドルだからもちろん可愛いけど、ダメなお話に振り回されてこちらも可哀想。なんか出演者の誰一人として得をしていない感じだ。こんな可哀想な状態を連投してシリーズを全うした小高恵美には本当に感謝したい。

ベビーゴジラが気持ち悪くもなければ(登場シーンは別)、可愛くもない。生物感がなく、アトラクション用に作った着ぐるみっぽい。ムチャクチャなデザインのミニラの方が生物としていそうな空気を出してるのは何でなんだろう。

ラドンが熱線吐いちゃったりする。あー困った。
モスラが熱線を吐かないのは口がないからでしかないんだな、きっと。
それぞれの個性を重んじろよ。
ラドンが飛行すると衝撃波で街が破壊されるのはいいんだけど、爆発はしないだろう。火事くらいにはなっても街の建造物に爆発するような建材が一律組み込まれてるとは到底考えられない。
ラドンの顔が旧作と違って妙にキモいのは良くも悪くもない。
死を迎えたラドンがゴジラにエネルギーをって元気玉みたいな展開はもうどうにもならないダメ加減。これがOKなら、死にそうなラドンの下に千人の末期癌患者並べたら快癒してしまうに違いない。あーもーラドン温泉浴かよ。いや、でも、命をエネルギーとしてやり取りするような構図は本当いかん。そんなの何でもありになってしまう。

話に絡まないチョイ役で中山忍が出てる。中山忍の役は翼竜プテラノドンマニアの高嶋政宏から、ゴジラ攻撃翼竜機ガルーダを引き継ぐ何か誰でも良さそうな女の子(はっきり顔を特定できなかったけどこれしかないから多分この役だと思う)。そのままガルーダでギャオスを退治に行けばいいのにガルーダは高嶋政宏に不当に乗り逃げされてしまうから、そういう展開にはならないのだ。いやまあ、会社が違うからそうはならないけど。
ちなみに、会社が同じ『ガンヘッド』のカットがこの映画の予告に無断流用されたらしい。あー、あれもつまらなかったなー。

演出側の助手として手塚監督の名前が見られる。メガギラスを監督する7年前。
ちなみにメガギラスは話は突飛だけど傑作の方よ。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴジラVSメカゴジラ@ぴあ映画生活

PS うおおおお、悪口だらけになってもたあ。まあ、そーゆー映画だよね。

『ゴジラ2000ミレニアム』を神保町シアターで観て、西村雅彦が良かったりするぞふじき★★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

133765_1
▲ただ何となくそこにいるゴジラ。

五つ星評価で【★★後半の怪獣プロレス以降はテーマも迷走。でも今とのギャップは楽しめる】
公開17年目にして見直し。
もっとかなりはっきりつまらないのかと思っていたが、そこそこ面白く見れてしまった。それでも通してみると「何か変な映画だなあ」とつぶやかざるを得ない。

今回のはゴジラ目線で見ると、
自分のシマ内をいつも通りブラブラしてたら、
変な石野郎にインネン吹っ掛けられたので、
その息子ともどもギッタギッタにしてやったぜ。完全勝利でエンドだ、いえーっ。
ビーバップハイスクールか、お前!

ゴジラが退治されないで、帰るでもなくいきなり終わるエンディングってコレくらいじゃない? そのエンディングの後、「ゴジラ2001製作決定」とか出る。そんなこと先を制して考えるより、今、ちゃんと映画を終わらせる事を考えようよ。

割とゴジラについてはこの映画は良い。首が太いなあとか思うがまあ良い。
近景でも遠景でも割といいショットがある。

問題は敵側。
敵が単に石っころと言うのは見せ方も斬新で実は面白かったと思う。
問題はこの石が人間の電子データをハッキングしてから、
その情報を元に大気の組成を変えたり、ゴジラの情報を得たりするのだ。
何かダサイ怪獣だな。そんなの有無も言わさずやればいいのに。
で、そいつがモニターとか操って勝利宣言とかする。
画面に浮かぶ「millennium」の文字、
怖そうなフォント選ばれてるのが逆にダサい。
『ガンツ』みたいに「くだちい」とか言ってくれた方が逆に怖い。

石が身体を持たない知能生物らしい事が分かり、
不死身のゴジラ細胞から自己の肉体を再創生しようとするが、
ゴジラ細胞はゴジラの身体にしか根付かないのだ。
そこで知能生物は嫌が応にもゴジラ化していってしまう。

「ゴジラ」と「ゴジラ’」の戦い。
そこに「ゴジラ’」の勝機はないが、何故ないかは明確にされない。
「自分の身体をゴジラ化するあまり、オルガは知能を捨て去った
 闇雲に立ち向かうだけではゴジラには勝てない。
 奴は生き残る為に最大の武器を捨てたのだ」くらい言わせればいいのに。

阿部寛が最後に叫ぶ「ゴジラーーーっ」は今、見直しても全く意味が分からない。

一番かっこいいのは自衛隊隊員でミサイル戦の指揮を執る西村雅彦
(古畑任三郎の今泉くん)。もう、徹頭徹尾、軍人にしか見えなかった。
ただ当時は古畑任三郎バリバリだった時代なので、劇場で笑いが起きたそう。
いやあ、いい演技してるんだけどね。

オルガは人類の電子情報にアクセスして、
物凄い万能の存在にでもなったかのように描写されるが、
それはまだ1999年という時代だったからだろう。
今、2016年の自分には、ネット空間に叡智が集まっているとは思わない。
ツイッターとかFBとか屑データばっかりである。
1999年にはまだ電子情報にアクセスできる人間が少なく、
この頃は比較的にいいデータがあちこちのサーバーにあったのかもしれない。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴジラ2000・ミレニアム@ぴあ映画生活

PS ゴジラを災害として扱い、観測しながら、生命体としては生かしておく
 「ゴジラ観測ネット」という考えもインターネットの並列性が徐々に
 浸透してきた時代を反映してて面白い。
 ただ、ドラマとしてはそんな甘っちょろい考えの村田雄浩を地獄に落とすべく、
 ゴジラが娘を殺してしまうくらいやれれば話は面白くなったろうに。
PS2 ゴジラの調理法は「レア」「ミディアム」「ミレニアム」から
 お選びください。

『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』をトーホーシネマズ府中6で観て、萬斎さん推しふじき★★★

168275_5
▲今、気で地球を暖めています。

五つ星評価で【★★★残念な部分と推せる部分が拮抗する惜しい映画】

けっこう好きだ。
野村萬斎の出自に今回、答を出さなかったので(その事自体は問題なし)、
本当はシリーズ化したいというところだろう。
もっとも今の映画興行でシリーズ化を嫌がる作品なんて一本もない。
みんなあわよくば二匹目を釣れればと考えているに違いない。
野村萬斎の出自が『陽だまりの彼女』だったら笑う
(でも発見時のカットはソックリ/そう言えば交通事故をスキャンする下りも…)。

ちょっとこれは困ったなと思ったのが説明セリフの多用。
普段はそーゆーのは私、気にならない方なのだが、この映画は分量が多い。
「スキャニング」の理論や理屈を一々言葉で説明する萬斎。
確かに情報をちゃんと出しておかないと正しく伝わらない部分もある。
でも、最低限、必要な解説以外は全部セリフから外しても構わない。
その方がスムーズだし、それで充分伝わる。

あと服装が気になった。
萬斎の人の手がかかってなさそうなアースカラーの服を肌を守るように厚手に着てるのは正解。ただ寝てる時にナイトキャツプを被せたのはどこの馬鹿か。この映画は萬斎を異能を持った普通の人として描かないと成功しないと思うのだが、ナイトキャップ被ってる人は少なくとも私の中ではかなり変な人だ。町中でシルクハット被ってるレベル。
宮迫の薄いアロハは萬斎の厚着と好対照で良いが、出て来る度に違うアロハだったので、せっかくならもう少し色の統一が欲しかった。
子供服は「綺麗なオベベ」を着せられた感が強く、生活感に欠けている。

で、野村萬斎が面白いのである。
私は個性を殺してただ生きている時の殻に籠ってる感と、
殻から出てしまったが故に、臆病なのに前に進まなくてはいけないジレンマと、
ここは外してはいけないという臆病者の中のギリギリの勇気とかが
ないまぜになった、みっともない彼の姿が実によかった。
どちらかと言うとアクの強い演技だし、主役がみっともなさを振り撒くので
これが嫌いな人がいるのも納得は出来る。

バディー役の宮迫博之は「自然体」だけで出来ている。
話を進める狂言回しとしてそこにいるだけで、彼からは強い感情を感じにくい。
彼は動かない萬斎を動かし、動きすぎて壊れそうなら止める制御弁である。
萬斎の分離人格みたいなものでしかないのだが、
バディー組合せのバランスとしては良かった。
残念なのはこのバディーに推理以外のバディーらしい会話がないので
単に仕事上の薄っぺらい同僚にしか見えなかった。
そこはもう一歩踏み込めないか?

依頼人を演じる杉咲花はかーいー。でも実年齢はどうあれ18には見えない。
失踪者の木村文乃の説得力が凄い。
もう一人、美少女を配置しておきましたという「ちすん」の空気も好き。

風間杜夫、高畑淳子あたりはいい脇、押さえてるな~。

166955_1
▲もう一人スキャナー発見(『恋人たち』


【銭】
トーホーシネマズデーで1100円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
スキャナー 記憶のカケラをよむ男@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
スキャナー 記憶のカケラをよむ男@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
スキャナー 記憶のカケラをよむ男@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
スキャナー 記憶のカケラをよむ男@だらだら無気力ブログ

PS 野村萬斎が風間杜夫をスキャニングすると無数のオッパイが見え、
 父親の嶋田久作をスキャニングすると帝都を滅ぼそうとする大魔人が見える。
PS2 宮迫博之もスキャナーになって、スキャナーズになったら頭ボン。
PS3 スキャナーとスキャンティーは語彙が似ているが内容は異なる。
 空気中の微粒子からスキャンティーを感じ取る能力ってちょっと欲しいな。
PS4 割と犯人誰でもいいような感じだったな。あの嘘は切なかった。
PS5 接触した部分から徐々に過去記憶に変わっていくCGはよく出来てました。

『ゴジラ×メカゴジラ』を神保町シアターて観て、もちろん釈ちゃん大好きですふじき★★★★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

139589_1
▲「砕け散るまで戦え」というコピーがかっこいい。

五つ星評価で【★★★★釈由美子無言の業】
公開14年目にして見直し。
設定上はこの世界でのゴジラは二匹目。
サンダ、ガイラ、モスラを自衛隊が撃退した世界。

初見時はええのう、ごっつ傑作と思ってたが、
今、見なおすと釈ちゃんの青さが目に付く。
ただ、自分が不利な事でも一切抗弁せず、自分を甘やかそうとしない
高倉健のような追い込みは日本人だったら嫌いにはなれない。
でも、もちっと上手くやれよと言いたくもなる。

三式機龍もかっこいいのだが、
どちらかと言うと自衛隊の名もない(本当はある)戦車やメーサー車など、
ゴジラの対抗戦力にならない武器を使って黙々と仕事に励む自衛隊が涙を誘う。
手塚監督はこういう地味なシーンと、
エキセントリックな絵心溢れるカットの両方が上手い。

孤独な女戦士、釈由美子と交流する女子小学生が何かジャリん子チエっぽい。
その親で釈ちゃんに一目惚れする博士の宅麻伸はこの時点ですっかりオヤジだ。
確か有名になった頃はマダムキラーみたいな位置づけだった筈なのに。

人間パートのドラマといわゆる怪獣プロレスが、
釈ちゃんが機龍に乗り込む事によりスムーズに一体化している事を評価したい。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴジラ×メカゴジラ@ぴあ映画生活

PS 伊福部昭のGテーマを使ってないのだけど、この映画の曲も重厚で好き。

『ゴジラFINAL WARS』を神保町シアターで観て、俺は菊川怜ちゃん好きよふじき★★★★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

143163_1
▲見返りゴジラ。背びれが重すぎだろ。なんぞ刺さってるみたいだ。

五つ星評価で【★★★★ゴジラっぽくはないけどいい馬鹿騒ぎです】
公開12年目にして見直し。
ゴジラの映画ってゴジラが中心に鎮座してないとゴジラっぽくないのだけど、
この映画のゴジラは安い何でも屋のようにあちこち引きずり回されてこき使われて
最後にいくばくかの代金を請求しようとしたら子供を楯に取られて泣く泣く
田舎に帰るような、、、、そりゃゴジラ映画じゃないよな。

同じようにゴジラ濃度の薄いゴジラ映画はビオランテだと思うけど、
あれは演出がゴジラっぽくないだけで、物語の中心は泣けるほどゴジラである。

でもまあ、これはこれでおもろい。
俺、北村龍平監督の知能指数の低げな所が好きだわあ。
怪獣映画なのに自分の好きなものてんこ盛りに入れて
反省してなさそうな所が母性本能くすぐってマダムとかに好かれそう
(母でもマダムでもないっす)。
現場でプロデューサーにいろいろダメ出しはされてるらしいのだけど、
北村龍平は強いプロデューサーか正しくダメ出ししてなんぼの監督だと思う。

やけくそのように怪獣がバリバリ出てくるのと(の割に対決は御座なり)、
無意味にキャスター&ドクター姉妹が美脚でセクスイーなのがたまらん。
菊川怜の東大卒以外、キャラと身体しか取り柄のない爆弾的存在感。
水野真紀は「お・も・て・な・し」と言ってトップレスくらいになってほしい。
水野真紀が宝田明をペテンにかけるシーンは今だったら
宝田が宇宙人じゃなくてアルツなんですという自然な言い訳が出来る。
アルツついでに宝田明に「ほう、この子があなたのバター犬ですね」
とか言ってもらって真っ赤になった水野真紀が見たい。

北村一輝が全て口に出してしまう『猫侍』みたい、かつ、
『ドラゴンボール』のベジータで、既存のゴジラ映画にないキャラで、
ラスト一発らしい狂い咲きだったなあ。
『テルマエロマエ』もそうだけど、北村一輝の演じた人間は
全て根の所で繋がってる気がする(ってそれは北村一輝ってだけか)。

主役(そうだった)の松岡昌宏とケイン・コスギの肉体労働的な
キャスティングも今までのゴジラ映画にないなあ。なくてもいいけど。
ドン・フライには思い入れも何もないのだけど、
牢破りに同行した美女二人を見て「お土産まで持ってきて」と
とことんセクハラ発言したのが気持ちよかった。
松岡昌宏よりはドン・フライの方が主役っぽいな。

ドン・フライもゴジラ映画に注ぎ込まれた妙な血だが、
エンディングのキース・エマーソンが無茶苦茶「そうじゃないんだよ感」が強い。
あの曲一曲だけ独立して聞くと普通にキース・エマーソンの曲なんだけど、
ゴジラの曲にはなってなくて、祭の終りみたいにテンションが下がる。

ガイガンがとっても好意的にブローアップされてるにも関わらず痩せぎすで、
東宝怪獣はでっぷりしてて人間のフォルムを想起させない所がいいんだけどなあ。
元のガイガンが狂気のオヤジなら、新ガイガンは神経質な浪人生みたいな印象。
あと怪獣ではジラ(エメゴジ)とキング・シーザーが良かった。
どっちもフォルムが変で違和感強いのが逆にこの変な映画の中では活きている。
キング・シーザーなんて足が長くてまんま人間みたいな動きなのが新鮮。

カイザーギドラは、、、、、その前段階のモンスターXがかっこ悪くて。
ウルトラセブンの宇宙人みたいなデザインでゴジラに勝ってもらっては困る。
完成形については初見時「そう来るのね」とは思ったが驚かされた印象はない。
落ち着く所に落ち着いた間の方が強くて、それなら最初からその形で良かった。

ラストシーンの泉谷しげると須賀健太とミニラという家族的なゆるい顔の組み合わせは松竹映画っぽいと言おうか、サザエさん的と言おうか。この二人一体で帯の5分番組くらい作れそうである。別に見たい訳ではないけど。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴジラFINAL WARS@ぴあ映画生活

『劇場版響け!ユーフォニアム』を新宿ピカデリー9で観て、相変わらず京アニさんは豪腕だふじき★★★★

169313_2
▲主役の久美子(真ん中)の声の「ヘッ」みたいな捨て声がステキ。

五つ星評価で【★★★★アニメでこれだけの人体表現の再現を試みるのは贅沢極まりない。音も】
原作小説、総集編の元になったアニメシリーズ未読未見。
あまり程度の高くない吹奏楽部が新人教師の指導を受けメキメキ実力が上がっていく。高みに登ろうとする彼等を追いながら、「人柄と実力」や「劣等感とプライド」、「人と人との距離感が調節されあっていく事」などが瞬く光のように交差する。

いやいや、どおれ、何とも大した物を見せられてしまった。
高校生の部活が直球でズバーンだ。
極めて真面目に作られており、少年少女たちは自分達が軽く言ってしまった
「目標は全国大会」に、精神的にも肉体的にも追い詰められていくのだった。
追い詰められるのは別に悪くない。ようは吹奏楽をスポコンとして、
そして今の子目線でライトに明るく、そして、抉る時は無茶苦茶深く描いてる。
TVシリーズの編集物で、どう考えても長い長いお話なので、
ぶちぶち細切れになってるなあ、とか、ちょっと聞き足りない感じだとかはある。
もう、それはこの長さに決めた時に、拾い上げようとする両手から
漏れるエピソードが山のようにある事は分かり切っていただろう。
そういうエピソードはごまんと切られているのに、話の幹がしっかりしていて
見ていて一本の映画としてちゃんと完成していた。凄いのう。

多分、これはアニメより実写向きの題材。
ダメ・オーケストラが生まれ変わる話って幾つもある。
『リトル・マエストラ』『マエストロ』『スウィングガールズ』
そして『楽隊の兎』
『楽隊の兎』なんてドンピシャに似てる。
成長を描くのに実写は適している。
ほっといても努力すれば成長してしまい、それが自動反映するのだから。
アニメだと、その差を描写しないといけないのだが、
それをちゃんと描くのには確かな技巧が必要だ。
そして、そういうのは時間もお金もかかる(←これが一番の問題か)。
にも関わらず果敢に挑んてちゃんと結果を出してるから偉い。
ただ、あまり明確な差として見えづらくはあった。
でもまあ、いいたろ。それだけを描くのが目的の映画でもないから。
アニメが得意なのはカリカチュアと感情表現の強調。
カリカチュアはリアル寄りだから、そんなに強くやっていない。
感情表現は、各々の個性のぶつかり合いがやはりリアル人間でやったら
引きかねないというくらい強めてある。
そういう意味ではアニメでやる方が素直に見れるかもしれない。

「ライディーン」ってかっこいい曲だ。
先生がマニアックでヒカシューとか選んでたらどないだったろ。

時間がないからバリバリ切りましたはしょうがないけど、
センターの話に精一杯で脇のキャラとか一切話に参画できない感はある。
きっと、彼等独自のエピソードとかもいっぱいあるのに違いない。

出てくる男女がみんなけっこーイケメンイケジョ。
『ちはやふる』の肉まんくんクラスのブサメンがいないのは息苦しい。
いや、肉まんくんもあの世界では美形になってしまうという事か。
息苦しそうだから、おではこの世界でいいけど。

女の子の脚がなんか「ぷるんぷるん」してて妙になまめかしい。
かと言って、エロに振り切る気は一切なさげだ。超「生殺し」感。

「もっと、うまくなりたーい」と叫んだ久美子が、
いきなり戦国時代にタイムスリップして、
綺麗な低音を出さないと殺すと言われ、
ユーフォニアムで法螺貝の音を出そうとする
エピソードとかないのか!(ないだろ)

もう、バリバリ京都アニメーション制作のアニメなのだけど、
京都アニメーションの出世作が『けいおん』だったことを思えば、
彼等も随分、遠い所まで来たのだなあという風に感じる。
正反対の話じゃん(別に正反対の話でなんら構わないのだけど)。


【銭】
新宿ピカデリー会員のバースデイ特典割引で1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~@だらだら無気力ブログ

俺が見たい映画。

『ちはやふる 髪の毛、下の毛』

おおおおおおおお、真っ当な映画レビューを仕上げてる時間がない。
今、寝ないと明日の仕事に差し障りがある。
と言う訳で、ごめんなさい。こんな体たらくのネタ記事です。

だがまあ、冗談ではあるが見たいは見たいぞ。
カナちゃんの実家が下着屋だったらとか思ったしね
(いや、そんなんのみんな思うんちゃう?)。
ああ、ちはやさんにエアパンツ穿いて欲しいっておいおいおい。
ああああ、「髪の毛」もとい「上の句」もレビューあげとらんわ。

なぞなぞ

「ピン芸人がいっぱい集まる映画館どおこだ?」
「ピン芸座」

『ゾンビスクール!』『ゾンビーバー』をキネカ大森2で観てゲラゲラふじき★★★★,★★

「可愛い顔したゾンビの復讐」2本立て

◆『ゾンビスクール!』
168263_2
▲教師の面々(一部生徒を含む)。

五つ星評価で【★★★★生き残りのクズ率の高さがうひひひひひひひひひひ】
子供がどんどんゾンビになって、小学生教師達を襲い出す。
身を守るために、教師たちは子供をバンバン殺していく。こここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここここ
失礼。ここで寝落ちした。
子供を殺すのには異論があるかもしれないが、そもそもゾンビ映画その物が人間を殺すタブーを人間でなくなってしまったモノという置き換えによって行なっている娯楽なので、タブーが一階層深くなったに過ぎない。大きな問題ではない。そう言えば、教頭先生とイジメっ子という二大嫌われキャラが大人子供にかかわらず、ちゃんと殺されて整理付けられてるのは、精神衛生上とてもよろしい。生き残るのはいずれも一長一短なクズ教師連なのだが、彼等のような弱者かつ愛されキャラが死なない未来というのは割と明るい未来なのかもしれない。

「教頭先生を襲ったろ。
 君たちが教頭先生を嫌いなのはよくわかる。
 私だって嫌いだ。
 でも、殺してはいかん」

いいな、この辺りの教頭先生のディスられっぷりや、最後の正論。
教頭先生って洋邦問わず、大体嫌われキャラじゃないかな。

大人の癖に子供みたいな体格のイライジャ・ウッドは実に適材適所。ホラー小説を書いているのはあまりいい伏線にもなってないし、ウザいから割愛した方が良いと思う。この金も力もない童貞ちっくなイライジャ・ウッドが、力はあるけど金や人望がトコトンない体育教師レイン・ウィルソンと徐々に分かりあってく様子が広義のバディ・ムービーとしてもなかなか良い。

ヒロインのアリソン・ピルはちょっと微妙な容貌なのだが、真剣に愛を語ったりSEXしたりという映画ではないので、これくらいの線で大丈夫。この人そのものがなまっちろくて挙動不審でゾンビっぽいんだよな。あ、あれ、ウルトラセブンのキュラソ星人に似てる。
yjimagea
▲参考(ネットから拾ってきたキュラソ星人画像)

あと、教師なのにコミュ障、かつ、幼少時の大怪我で科学知識が豊富になった理科教師リー・ワネルも良い。こういう理性的な変人は好き。

ゾンビ映画なのに、あまり無駄な死人が出ないのも健康的でよい。


◆『ゾンビーバー』
167747_3
▲この絵面だけ見るとビッチがビーバーを誘ってるようにしか見えん。
いや、そんなんでもいいけど(でも、この金髪はタイプじゃなかった)。

五つ星評価で【★★うひひひひひひひひひひ。バカ】
ただのダジャレだ。

3人の女子会女子に追っかけてきた彼氏軍団3人がソンビになったビーバーに理由もなくおそわれけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけける。失礼。後、猟銃持ってるハンターとか、近くの住人も襲われるが、田舎で人がまばらなのでゾンビ感染者の拡大が凄くゆっくり。感染拡大の恐怖が煽れない分、ビーバーとダメ男女が延々と争そい続けてる。どうでもいいチープな映画だけど、どうでもいいチープ具合が半端ないので、楽しくだらけて見てられる。『テラフォーマー』ごときのチープさで怒ってる人は是非この映画を観て更なるチープさに激怒してもらいたい。そうだよな、21世紀に作られた映画とは思えないよな。

3人の女子は、グラマーメガネ、失恋金髪、口が悪い美女で、
それぞれヒゲ、マッチョ、男ブスが恋人の役。
外見は口悪女がタイプだけど、性格悪くてその点、挽回もしない。残念な事だ。
いや、誰一人として友達になりたいようなのが出てこないな。
もう本当いいよ、全員やっておしまいで(ビーバーもいい加減ダメ具合高いけど)。
168263_2a
▲口が悪い美女。

はあ~ビバノンノン。


【銭】
2016年4月から9月までの間にキネカ大森で3回使える名画座専用回数券を4月中は特典期間と言う事で2000円で購入。そのうち1回分を使って鑑賞。前回、お金を払ってるので今日はロハ感覚。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゾンビスクール!@ぴあ映画生活
ゾンビーバー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ゾンビスクール!@だらだら無気力ブログ
ゾンビスクール!@映画三昧活字中毒
前のページ 次のページ