ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

森永「おっとっとアイス」

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▲おっとっとアイス。

ちあんと「おっとっと」の味がするよ。
いや本当、食ってみれば分かる。
アイスなのでカリカリ感はないが、
味は呪いのように「おっとっと」だ。

ファミマ限定商品なので、まずは近くのファミマを探せ。
ファミマってファミリーマートの事で、
「ファック・ミー・マザー」の省略形じゃないから間違いを犯すなよ(犯さんて)。

140円で、思った以上にするする入ってしまって食い応えはないです。
アイスに食い応えを求める人は少ないかもしれないが、
もう少し食べ続けていたかった。
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『怪獣総進撃』を神保町シアターで観て、私達は愛しあうべきだったのよふじき★★★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

五つ星評価で【★★★怪獣がいっぱい出るのは豪華】
にっかつで泉じゅん主演で『愛獣総進撃』って作ったら面白かったのに。夢オチで『オール愛獣大進撃』でもありよ。
TVで見た事はあったが、劇場で見るのはどうも初見っぽい。
侵略もの。
敵はキラアク星人。
レナウンな感じの(分かる人には分かる)衣装に包まれた女性(にょしょう)軍団。
ウルトラの宇宙人達と違って、彼女たち自身は戦わず、戦闘はもっぱら現地調達の生き物をコントロールして行う。どうにもこうにも鉱物系らしく、鉱物系の彼女と言ったらシリコンのラブドールが有名だから、もっと、うっふーんなファッションで悩殺を念頭にやって来たら「共存しよう」という呼び掛けにもいい答がもらえたかもしれない。
基本、石だからそんなに繁殖力が強いとは思われない(繁殖するかどうかは不明)。彼女達にプレイ以外の意味で支配されるのは悔しいが、普通に住み分けはそんなに難しくなくできそうな気がする。
石だというのに、最後、自分達の基地が破壊される時には実に悔しそうな顔をする。意思の彼女たちに「悔しそうな表情をする理由」は考えづらいから(悔しそうな石とか見た事ない)、人間とコミュニケーションを取る為に勉強したのだと思う。勉強屋さんじゃないか。努力する女の子は好きだよ。

という訳で、野蛮人(=地球人)を追い詰めると、その暴力性からひどい目に合う事もあるという教訓も得た所で、彼女たちには地球各地でラブドールとして頑張って生きてもらいたいと思う。

暴れまわる怪獣はこの映画内ではどれも怪獣ランドで飼われている「制御しうる個体」なので、怪獣映画としての破壊のカタルシスは薄い。
たくさん怪獣が出てくるのは嬉しいが、キングギドラを出すなら、新怪獣を出してほしかった。まあ、一作前貸ししてガバラに出られても困るのだけど。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴジラ・ミニラ・ガバラ/オール怪獣大進撃@ぴあ映画生活
怪獣総進撃@ぴあ映画生活

PS オマケに付いてた予告編大会で『宇宙大怪獣ドゴラ』がどう見ても
 つまらなそうなのが笑った。ドゴラなんて、どこにも客演してないしなあ。
 キングギドラの代わりにドゴラがボス怪獣で出てきても瞬殺されそうだものなあ。

『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』を神保町シアターで観て、Qっぽいなふじき★★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

五つ星評価で【★★初見。ゴジラ映画というよりウルトラQみたいなテイスト】
カラー、いわゆる総天然色なのに白黒のウルトラQを見たような感触。
怪獣が出てくる夢(驚く事に本当に夢なのだ)のパートの色身は濃いが、
少年が主人公として活躍する現実パートは工場街のスモッグで明細色は掠れ、
少年たちの昭和な地味風体と合わせて、とっても色身を感じない。
昭和のガキって貧乏くさくてやだな。おでもそうだったから尚いやだ。

それにしても、怪獣が出るから「怪獣映画」なのか?という命題を突きつけられて、
次作は『ゴジラ対ヘドラ』になる。なるほど、ヘドラは全然、怪獣映画だ。

少年が悪漢と追いかけっこをするシーンは『ホーム・アローン』を思い出す。
少年に退治される犯罪者と、ペンキ塗りは顔を白く塗られてしまい、
『バットマン』のジョーカーを思いだす。
この後、二人が邂逅して少年専門の殺人鬼ユニットになったりしたら面白いな。

夢だから、少年とミニラとゴジラの大きさなどがメチャクチャで、少年20メートルくらい背丈ある事になってしまうが、そこは非現実だからいいのだろう。何と言ってもミニラが流暢に日本語を喋る世界なのだから、殊更、現実的である必要もあるまい。

ガバラ、デザイン悪いなあ。
その前にミニラのデザインもひどくて、二体並ぶと目も当てられない。
ガバラって余りにも扱いがひどくて、出たのもこれたけだよなあ。

ガバラがかっこ悪い代わりに天本英世がかっこいい。
文化系の成れの果て的なかっこよさ。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴジラ・ミニラ・ガバラ/オール怪獣大進撃@ぴあ映画生活

PS 主題歌の「怪獣マーチ」が強烈。
PS2 まあ、でも大人になってから見たから、つまらない訳でもなかったよ。
 面白い、というよりは、恥ずかしいが感想として一番あたまに来てしまうけど。

マクドナルド「ロコモコバーガー」

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▲勿論、お店で手渡される実物はこんな背高のっぽさんなビジュアルではない。
CMは外国のモデルだが、現場には川谷拓三みたいな違いはいつも通りで
ある意味安定している。

単品400円でこれならまずまず(本音はあと100円くらい引きたい)。
具に玉子が入っていればおっちゃんは納得しちゃうのである。
その玉子が濃いソースで全然バーガーの中で何の味の主張をしてなくてもだ。
玉子は極端な例だが、ソースの味が全てを覆っているのは確か。
ソース+ケチャップで洋風仕様のお好み焼きっぽい味付け。

天井のバンズのビジュアルを見て、
戦場跡みたいに禍々しさを感じてしまうのはおでだけだろうか?

『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』をトーホーシネマズ府中プレミアで観て、君はもちっと出来る子と思ってたぞふじき★★

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▲姫野愛子だけにお姫様だっこ。

五つ星評価で【★★前作の分かりやすさを越えられなかった】

ゆるい映画なので、尻尾を捕まえてギャーギャー言ってもしょうがない。
これに限らず福田雄一は無駄な尺を切れない監督なので、そこは自省してほしい。
福田雄一のどんな映画も30分くらいは切って大丈夫だろうと思う。
軽くしろよ。見やすくしろよ。

この映画のジャンルはヒーローもののように見せかけた、
鈴木亮平と清水富美加のエロ含みのラブコメだ。
清水富美加がパンツ(劇中ではパンティー)を盗まれてモジモジしながら鈴木亮平をなじりにいくと、鈴木亮平が犯人ではないと言いながら興奮を抑えられない。あの馬鹿馬鹿しい教室のシーンでもう本当ニヤニヤが止まらない。
好感度の高い清水富美加はかなり下に傾倒しても下品に見えず、
鈴木亮平がエロに対して驚くほど真面目にストレートに悩むバカを演じるのが微笑ましい。そう、基本的に人はみなバカに対しては優しくなれるのである。
前作が鈴木亮平の出世作だと思うが、高校生役はきつかった。今作で大学生になって楽になった。しかし、福田雄一の描く大学生って、とことんモラトリアムで何の実学もそこで学べてなさそうである。日本の大学生ってそういうもんなんだろうけど。

バカに優しいと言ったのも束の間、ムロツヨシのバカはつまらない。
前と同じなら、キャラが似あう「永野」に変えても良かったのではないか?

柳楽優弥は「何でこんなんに出ちゃったんだ」ってメタな笑いでしかないので、
じゃあ、柳楽優弥よりもっと適役がいるに違いない。
彼には悪いのだけど、つまらなさがビンビン伝わっててくる感じだ。
そんな居たたまれないのを推してまで出なくてもいいよ、お互いの為に。

片瀬那奈さんは盤石。
安顕さんはやや盤石。
水崎綾女はエロい限りにおいて盤石。

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▲このシーンが好きなのだなあ。


【銭】
トーホーシネマズデーで1100円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス@だらだら無気力ブログ

PS 物語内で女性下着を全て「パンティー」と呼称させたのは男の夢的によかった。

『機動戦士ガンダム ジ・オリシンⅢ』をトーホーシネマズ日本橋7で観て、残念今一ふじき★★★

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▲物語の中で一番真っ当な男。『ドズル・ザビのトラック野郎』とかあったら見てしまうに違いない。

五つ星評価で【★★★今回は驚くような展開がなかった】  

エドワウ兄さんが軍隊で一番になってく様子を丸々一本使って描く。
こんなんそんな時間かけんでええんちゃうみたいに思った。
予告を見てて想像できる話で終わる。
やんごとなき血の問題なのか、シャアの能力が万能すぎて面白味に欠く。

いい人ドズル・ザビと、のび太っぽい資質のガルマ。
ミノフスキーさんの怪しげな自信がなかなかよろしい。


【銭】
特別価格1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起@ぴあ映画生活
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起@徒然なるままに
機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル@死屍累々映画日記
機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア@死屍累々映画日記

PS ララアが出る次のが早く見たい。その後のルウム戦役も。
PS2 ネタ
 「あかつきのほうけ……」
 「弁士中止!」
PS3 ジオンもギレンとキシリアに退陣してもらって、
 ドズルが辣腕振るうようだったら、土建王国みたいな感じで
 いい国家になる気がする。

『亜人 第二部 衝突』をトーホーシネマズ日本橋5で観て、うんうんふじき★★★

五つ星評価で【★★★第一部も第二部も面白い。完結篇になる第三部も期待充分だ。星三つで済ませてるのは、話の途中っぽさが強いから】
原作マンガ三巻くらいまで読んでる状態は変わらず。
そろそろマンガ読んでる範囲を越えてきた。

第一部では亜人は永井圭(主人公)、佐藤(帽子)、田中(帽子の部下)
の三人がメインだったので、亜人=精神的に普通の人間ではない、と思っていたが、
第二部を見て、コミュ障っぽかったり、妙に無感情だったりのメンツが
傾向として多いけど、それでも普通の人間同様の感情を持つ者がいる事も分かり、
ちょっとホッとした。
そして、第二部で亜人の登場人物が増えるとともに
IBMも含めたそれぞれの個性が分かれる事でキャラ立ちが強くなってるのもいい。

そして、自分がマンガで読んでない部分に踏み込んだ事から、ともかく、
物語の展開が良く出来ている事がよく分かった(ワクワクだ)。

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▲下村泉(最右。左の三人はダンスユニット(嘘))

キャラクターの中で一番好きなのは戸崎の部下、下村泉。
巨乳であるのはともかく、戸崎に脅されているようでいて、
一番普通の人間らしい感情を持っていそうだから。
主人公がゲス野郎というのはトリッキーで面白いが、
ドラマ内で動く人間の中に真っ当な人間もちゃんといてほしいのだ。
永井圭の友達カイはあれはあれで普通じゃないっぽい。
その延長で「おばあちゃん」がひどい目に合わないで良かった。
その逆に垂れ込みをした偉そう爺がひどい目に合わないのはスッキリしない。

物語とCGで描写されるIBMの動きはとても良いのだが、
人間のアニメートがちょっと頑張ったフラッシュアニメみたいで好きになれない。
無駄にリアルな感じがするのはモーション・ピクチャーで
人体の動きを取り込んでるからだろうか?

田中って狩野英孝に似てる。ああもうそれだけで残念な奴。
佐藤チームの新人三人の個性が薄すぎるのは何かの伏線ではないかと思う。


【銭】
東宝の有料鑑賞ポイント6回分を使って無料鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
亜人 -衝突-@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
亜人 -衝突-@だらだら無気力ブログ
亜人 -衝突-@beatitude
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亜人 -衝動-@死屍累々映画日記
亜人 -衝戟-@死屍累々映画日記

PS と或る日の命令「俺のち〇ち〇を優しく撫でさすったりするな!」
PS2 ♪ ねえ、あ~じん、こっち向いて。

『どたんば』『総会屋錦城 勝負師とその娘』をフィルムセンター小ホールで観て、どちらもおもろいよふじき★★★★,★★★★

特集上映「アンコール特集」の1プログラム。
アンコール元企画はどちらも「生誕110年 映画俳優 志村喬」

◆『どたんば』
五つ星評価で【★★★★喜怒哀楽の見本市】
炭鉱の落盤で地中に閉じ込められた作業員の救出劇。
事故で現場はしっちゃかめっちゃか。
喧々諤々、怒号や悲鳴が飛び交っている。
この怒ったり泣き叫んだりの光景が実に映画にとって魅力的だった。
責任問題に参ってしまう加藤嘉(炭鉱の持ち主)、この人参らせると日本一。
焦りに怒鳴る声の大きい現場作業員、東野英治郎
いぶし銀なのに役立たずでいいわあ。
救出される側は実はあまり大したドラマがなく、最年長に志村喬。
最若手に江原真二郎。ああ、確かに若いし、メリケンっぽい顔だ。
なんか年取った後との間がスポっと抜けてるので実に不思議。
その江原真二郎と淡い恋模様を漂わせる中村雅子の色気のない感じがいい
(この人よう知らんけど)。

しかし、よくもまあ、叫んだり怒鳴ったりするものだ。
それだけでも気持ちいい。今、同じ題材で映画作っても
こんなにみんな叫ばないのではないか?
それだけ「叫んだり怒鳴ったり」という身体表現が遠いものになっている。
多分、本宮ひろ志のマンガに関する違和感はそこにあるのだ。
あんなに昔のようにみんな叫んだり怒鳴ったり喧嘩したりはしないだろう。

でも、そんな風に叫んだり怒鳴ったり喜怒哀楽を爆発させてる方が
人間としていくらか幸せそうである。

豪腕でまとめ上げたのは内田吐夢。


◆『総会屋錦城 勝負師とその娘』
五つ星評価で【★★★★志村喬で綴られる不器用な男の人生に痺れるわあ】
老境の総会屋、錦城に志村喬。
総会屋は大企業に食らい付くダニのような存在だが、
志村喬は自己の正義観に基づき正しく総会の運営を行ってきた。
もう引退し、アドバイザー的な立場に身を置く彼だが、
娘と孫の為にもう一度死線に担ぎ出される事になる。

志村喬演じる錦城が酸いも甘いも嚙み分けたよくできた一角の人物で、
その大人度と信念にぐぐっと吸い寄せられてしまう。

モノクロ画面で照明を自由自在に扱うダークな画面作りが素晴らしい。
演出は島耕二。名前聞いた事があるからきっと名匠。
まあ、面白いわ、これ。

平日昼の回と言うのに満席出してた。凄いなあ。


【銭】
フィルムセンター一般料金520円を支払ってそれぞれ入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
どたんば@ぴあ映画生活
総会屋錦成 勝負師とその娘@ぴあ映画生活

PS この二本の素晴らしい映画を観た同日に勢いを借りて
 神保町シアターの『ゴジラVSスペースゴジラ』を観に行った。
 変わらずつまらなかった。まあ、そうだろう。

『ゴジラvsスペースゴジラ』を神保町シアターで観て、おそらくここがゴジラ映画の底だふじき★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

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▲「なんとなくクリスタル」なスペースゴジラ。

五つ星評価で【★ここが最底辺。vsデストロイアも似た程度だったと記憶するけど】
昔、見てつまらなかったけどそれが本当につまらなかったのか、
自らの体調のせいなのか自信が持てずに確認の為にもう一度みると
本当につまらなくて安心する。そんな一本。
22年越し。やっぱり本気でつまらなかったあ。

まず、スペースゴジラって敵の存在が適当だ。
宇宙に散逸したゴジラ細胞がブラックホールに吸い込まれ
ホワイトホールから排出されると宇宙怪獣になるってどんなオカルト科学だよ。
多分、評判が良かったら、スペースモスラとか
多様なスペース怪獣軍団とかも作りたかったんじゃないかなあ。
スペース小美人はちょっと見てみたい気がする。衣服クリスタル透け感強で。
この辺りの三作の怪獣「スペースゴジラ」「デストロイア」「オルガ」は
顔の造形がゴジラに似てる。顔はでかくてトータルバランスが悪い。
特徴薄くてただ凶悪な顔だけが頼りのダメ・パターンだ。

特撮は良いけど本編悪しという映画群の多いゴジラ映画の中で、
珍しく特撮パートも同じくらい良くない。ダメは目立つが特に褒める点もない。
宇宙空間でのクリスタル成長のCGは粒度が荒い。
光源の光が合成マスクから漏れてるのか、宇宙空間が無駄に明るい。
これは夜の地上戦も同じで、光源の光の明るさが周囲に漏れてる。
結果、コントラストが弱く、画面が煩雑になって見づらい。

NASAの宇宙船の遺留映像はデジタル映像だと思うが、
お金がかかってなさすぎて教育テレビの寸劇みたい。

モゲラは嫌いじゃないけど、合体・分離システムはある必然性がない。
初代モゲラの重厚さが失われたのは勿体ない。
機能としてはvsメカゴジラ同様、移動銃座でしかない。
G対策として地中を潜る必要はどこにもないので、
デザインはメカゴジラのままの方が正しいと思う
(オモチャ売らんかながあるんだろうけど)。

特撮パートは技術的に良くないのだが、ドラマパートはこっぱずかしい。
陽光明るいゴジラ島で人間6人と怪獣だけと言う環境で繰り広げられる
人間側の恋愛ドラマ。どんな客層がこれを見たいのか全く分からない。
ともかく登場する人間の数が少ないのでスケール感の小ささが半端ない。
ゴジラを遠隔操作しようというプロジェクトに投入された人員が総勢6名で、
そのうち1人はプロジェクト反対で規律違反の行動をし、
そのうち1人は反国防組織(海外マフィア)と通じている。
世界の命運を賭けるような計画ならせめて二桁ぐらいの人間を使おうよ。

髪をショートにした小高恵美は妙に原田知世っぽくなって
『天国に一番近い島』みたいでもあるのだが、
妙にウェストを絞った服を着て、けっこうスタイルいいのである。そら、いい事だ。

ゴジラ憎しの柄本明は行動が行き当たりばったりで、
その無責任な行動を何故か国防長官のネジネジ中尾彬が評価して、
モゲラをお前の好きなように使えとパイロットに指定。
モゲラは今まで一度も操縦経験のない3人のパイロットに操縦されるのだ。
この辺のロジックが全く分からない。自殺行為だろ、普通に。

あと、色々な方向に媚び媚びしながら作ったであろう、
リトルゴジラのデザインがファンシーで嫌い。マンガっぽいんだよな、顔立ちが。

そう言えば小高恵美が超能力を使うとイヤリングが動くという謎の演出はいったい何だったんだろう。同じく、ラスト近くだけ着せられる小高恵美と吉川十和子女博士のメタリックな衣装も謎だ。

最終的に「ゴジラってなかなかいい奴かもしれない」って結論はおかしいだろ。
確かに、あれだけ建造物を破壊していながら、驚くべきことにこの映画で、ゴジラもスペースゴジラも一人も人間を殺していないかもしれない。いや、あ、斉藤洋介がいるか。あれは事故死でいいだろ。人間側だって海外マフィア殺してるだろうし。

モゲラ・パイロットは大きな黄色い「M」がかたどられたヘルメットを着用するのだが、あれはマックを想像させられる。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴジラVSスペースゴジラ@ぴあ映画生活

PS うおおおお、『ゴジラVSメカゴジラ』に続き、悪口だらけになってもたあ。
 いや、俺は悪くない。

『ちはやふる上の句』を109シネマズ木場2で、『64前編』をトーホーシネマズ府中3で観て(64にネタバレ記述あり)、どっちもグーふじき★★★★★,★★★★

前編同士ほんに傑作。
私は、映画の中のキャラが立ってて役者がステキな映画が好きなのだ。
どっちも条件バッチリ。
ちなみにどっちも原作未読、派生物未鑑賞です。

◆『ちはやふる上の句』
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▲人を殺すような視線(かっけー)。

五つ星評価で【★★★★★みんなかーいーのう】
カルタ部の5人がもうみんなかーいくてたまらない。
広瀬すず(ちはや)のカルタを取る線の美しさはどうだ。
アップの目力はどうだ。白目の思いきりの良さはどうだ。
全部たまんない。
でも映画が彼女でいっぱいいっぱいにならないよう
広瀬すず自身がまだ余力を残してる感じが凄い。
野村周平(太一)のウジウジがまた、たまらん。
自分が神様から見放された時を知ってるなんて泣ける。
実際、この前編の主役はブルドーザーのように邁進するちはやの横で
壊れそうになりながら並走する自転車の太一だろう。
矢本悠馬(肉まんくん)の罪のない強さもいい。ここはいいアンサンブルだなあ。
森永悠希(机くん)のボッチ感覚も痛いほど共感できる。
上白石萌音(奏ちゃん)は宣材見た時、統制の取れた広瀬すずの横に置くには
可哀想なプロポーションだなと思ってたが、何、この可愛い珍獣ぶり。
奏ちゃんはもうこのままの奏ちゃんで全然よし。優しいし。
自分が野郎だからかもしれないけど、太一や机くんの砕けて折れる姿にいたく共感する。

あと、清水尋也(どSの須藤)がいい黒光りっぷり。

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▲岩っぽい表情の奏ちゃん(右)。

PS それにしても作品の密度が凄い。
PS2 東急の後付けアイマックスシアターで2D通常プリントで鑑賞したが、
 余計な知識が入っているせいか、何となく音質良くない気がする。
PS3 奏ちゃんの家が下着屋であってほしい私。
PS4 新の携帯番号をちはやが先に知ってたみたいな形になってない?
 あそこは失敗。
PS5 お楽しみはここカラださんのコメントで暴れてしまった事を告白します。

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▲このシーンの直後にペロっと耳を舐めてパニックに落ちるちはを見てみたい。


◆『64前編』
五つ星評価で【★★★★みんなごっついのーう】
たいそう評判が良かったが、やるねー。
とりあえず全く知らないので面食らいながら面白いと思ったのは広報室という存在。
こういう仕事をしている人たちがいるのね。
話の中でズンズン登場人物を立てていって組織の説明をしていないので、
誰がどこでどの人とどうしたいうのは実は分かりづらい。
そこは演出上の不備だろう。
チラシに見開きで乗ってた人物相関図がなかなか分かりやすい。

県警には大きく捜査を行う刑事部(奥田暎二、三浦友和)と
庶務や総務を行う警務部(滝藤賢一、仲村トオル)に分かれ、
主人公佐藤浩市のいる広報室は警務部に所属しながら
マスコミの記者クラブと情報戦(に近い取引)をしている。

映画は広報部、記者クラブの軋轢は分かっても、
刑事部、警務部は説明は入るが、いきなりなので分かりづらかった。

だが、その中での役者は熱演に次ぐ熱演。いやあ、いい役者使ってるわあ、山ほど。

広報室
佐藤浩市 もうすっかり初老で、こういう渋い役ができるようになったんだなあ。
 まあ、顔は昔から老け顔であるが。
 基本的に辛い顔してる時の佐藤浩市は盤石。
 顔の作りから腹芸(悪巧み)もできれば、善人も出来るのでお得。
綾野剛 佐藤浩市の手足。ちゃんと仕事をやってる人。
榮倉奈々 佐藤浩市の手足。
 この娘みたいな女の子をエロとか談合に使わないのが佐藤浩市の良心なのだが、
 それは佐藤浩市の独善と彼女自身に突っぱねられてしまう。
 佐藤浩市と比べて経験も浅く、対応するマスコミへの甘さもある筈なのだが、
 「正しさ」に関して佐藤浩市と視点の違うセカンド・オピニオン
 として機能するのは面白い構造。
 あと、勿論のことながら榮倉奈々だから可愛い。

警務部
滝藤賢一 一番イライラさせられる。
 こいつに何か不幸があるとスッとするに違いない。
 奥さんが癌になるとか(そら『はなちゃんのみそ汁』や)。
仲村トオル 何気にイヤな奴っぽい。
 こいつも何かあるとスッとするに違いない。タカとユージが部下に付くとか。

刑事部
奥田暎二 奥田暎二も最近善人ってやらないなあ。
 心の底は善人でも、癇癪ジジイみたいな役ばっか。
三浦友和 もう本当に顔が大人でいいなあ。
 この人が出てくるだけで映画に説得力が出る。
小澤征悦 この人は心が通じない壁の象徴を役者としての仕事にしている。

警察関係
菅田俊 この人が出てきて悪事の一つや二つやってない筈がない。
吉岡秀隆 押しが低そうでいい。
窪田正孝 押しが低そうな吉岡秀隆より更に押しが低い役を好演。
 こういう役も出来るのねと思わされた。
椎名桔平 のっぺりしてやらしいわあ。
 田中哲司が脱毛と化粧して出演してるのかと思い込んでた。

記者クラブ
海千山千がウジャウジャ。
筆頭でイライラさせられるのは瑛太だが、その部下が坂口健太郎という関係だとは思ってなかった(チラシに載ってる)。他では、今回は弱い処方で配分されている宇野祥平、斬り込み隊長みたいな菜葉菜が目に付く。まあ、ここはいっぱいいすぎてよう分からんというのが本音。


夏川結衣 佐藤浩市の奥さん。何気にノーメイクがズシンと来る。
永瀬正敏 誘拐事件の被害者。このボロボロの体現は凄い。

ああ、早く後編が見たい。
この後、ネタバレ話題
しかし、韓国映画『悪魔は誰だ』に似た展開だなと思ったら、
『悪魔は誰だ』がドラマ版の『64』をパクってるらしい。
おいおいおいおい、本当かよ。
流れ見えちゃった気がするけどチラシによれば
「映画ならではのエンディング」になるそうなので
自分の予想を覆すような映画に仕上げてほしいです。
ネタバレ話題終了

PS 『64 後編』公開舞台挨拶で『ちはやふる 下の句』舞台挨拶みたいに
 続編の発表があって、佐藤浩市がなき崩れたらおもろい。


【銭】
『ちはやふる 上の句』:109シネマズのメンバーズデーで1100円。
『64 前編』:トーホーシネマズデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ちはやふる -上の句-@ぴあ映画生活
64-ロクヨン- 前編@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ちはやふる -上の句-@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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