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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ターザンREBORN』を109シネマズ木場7で観て、バローズらしいよねふじき★★★

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▲ムキムキ。

五つ星評価で【★★★きっとこれはバローズらしいターザン】
E.R.バローズの冒険小説は好きで、若い時(かれこれ3とか40年前)には火星シリーズ、金星シリーズ、月シリーズとか読破した。
でも、ターザンには手を出していない。それは、SF要素が乏しそうで、刊行点数が多いので手を出しづらかったのだと思う。
でも、バローズが映画の「ミー、ターザン、ユー、ジェーン」みたいなターザンを怒ってるという話は聞いていた。小説の中のターザンは英国貴族の血筋で、その高貴な血筋からくる振る舞いと沸き起こる野生衝動に悩む英雄であるとも聞いた。つまり、常に自制を怠らない紳士である、バローズの主人公たちの一人なのだ。彼等はストイックすぎて、実にもう男が惚れる男達なのである。
前作『グレイストーク』も真のターザンを描こうとしていた(記憶曖昧)。
そしてディズニーの『ターザン』も単に猿人間野郎ではなかった筈だ。
どちらもブレイクしなかった。
大衆はターザンに癒される猿人間でいてほしいのかもしれない。

という訳で今回も原作寄りの造形である。
英国貴族になる為に、どう人間語を学んだとかザックリすぎるほど削ってある。
ターザンがどうターザンになったかより、今のターザンょお見せします。
でも、昔のターザンも申し訳程度にチラ見せしますよ、と。
物量で言えば2本分の話を無理やり1本にして、
省略した分はDVD特典とかにしそうだよな、って疑いすぎか?

基本的に悩むターザンは好き。彼のような出自を持ってしまったら悩まない方が不自然だ。悩むアレクサンダー・スカルスガルドの絵になる事。野生生活を忘れたいのに、彼の手首は四つ足時代の名残で変形してしまっている。悩みないように振る舞っていながら、この根底の哀しい事。そういう静の部分のターザンが男前で良かった。

静でないターザンはどうか。
ここ匙加減が難しい所で、今回のターザンは無敵ではない。敵に捕まるし、敵が多数なら勝てるとは限らない。最終的には勝利を勝ち取る。どちらかと言うと「ただ凶暴」というよりは「知将」に近い。これが小説だったら問題ないのだが、映画だと「ちょっと弱い奴」に見えてしまって少しキツい。なので、今回のターザンのアクション・シーンをディスりはしないが、もう一発かまして欲しい感はあったとだけ言っておきたい。
うん、でも、アレクサンダー・スカルスガルドはよくやったと思う。名前、長いから使い勝手悪くてあまりブログで取り上げたくない人なんだけど。
そのアレクサンダー・スカルスガルドのラストのアレ(予告で見せちゃってるアレです)は中々クレバーかつ彼がターザンでなければできない事を素晴らしいビジュアルで表現してて中々良かった。

彼の生涯の伴侶たるジェーンを演じるマーゴット・ロビーの従来のジェーンに収まらないオテンバぶりも良かった。最終的に「ターザン」の物語だから彼女はターザンに助けられるのだが、彼女主役のスピンオフとかできるくらい一人で活躍していた。ああ、この人『スーサイド・スクワッド』のハーレィ・クインの人なのか。そら、自由でステキだわ。

クリストフ・ヴァルツがなかなかいい感じにイヤな奴だ。まあ、悪役はいつも通りお上手なのだが、ヒゲや眼鏡や帽子で変装して、いつもの「オホホホホホホ」みたいなキャラ作りもなかったんでクリストフ・ヴァルツとは思わなかった。あの「オホホホホホホ」キャラなしでも演技できる人なのね。ちょっと見くびってた。

最後に、いつも通りにすぐ分かるサミュエル・L・ジャクソン。何ですぐ分かるかと言うと、ハリウッド映画に出てくる黒人の二人に一人は彼が演じているからだ。いや、それは流石に嘘だが、それなりのセリフを要する役だったら1/10くらいは出てるんじゃない? そんな気がする。ってーか、このサミュエルが正義側の人物なのに排除したくってたまらない。「黒人」だからという訳ではないが、サミュエル、目にも耳にもうるさい。存在がうるさい。最初、ターザンと会った時に語りかける侮蔑的な言葉とか、あー、もう、本当にイライラさせられる。そこそこターザンの危機も救うのだけど、彼が救わなくても他に誰か立候補で手を上げろよ、と。お荷物感この上もなし。


【銭】
109シネマズの毎週火曜日の小メンバーズデイで割引価格1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ターザン:REBORN@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ターザン:REBORN@Akira's VOICE
ターザン:REBORN@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ターザン:REBORN@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS あの大暴走、敵側に少年院時代の力石徹がいたら塞がれていたに違いない。
PS2 『ターザンREBORN』って邦題もどうか?
 原題は『ターザンの伝説』
 いっそターザンを双子にして『伝説兄弟ター&ザン』でどうだ!
 どうだ!じゃないよ、俺。
PS3 ジェーンがジェーンジェーン可愛いじゃないの(バカじゃないの俺)
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