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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『ベクターボール 第1~2巻』雷句誠、講談社コミックスを読書する男ふじき

ちょっと買いそびれていたのを二冊同時購入。
マンガ自体は少年マガジンで連載を都度読んでるので内容分かってるのだが、
単行本でまとめて読むとやっぱり面白い。

ブスを爽快に笑う「おかか」の狂ったキャラと
どう考えても普通の人間に見えない魑魅くんが良い(何も説明されないのが◎)。

でも、アクション場面は死ぬほど真面目。
そのギャップにやられる。
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『RWBYvolume2』をシネ・リーブル池袋2で観て、男子三日会わざれば刮目して見よふじき★★★

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▲左からルビー、ワイス、ブレイク、ヤン

五つ星評価で【★★★アメリカ発萌えアニメ第二弾】
アメリカ製の3DCGアニメの続編。
で、前作を興味半分で観て(興味半分で観る率高いな俺)
自分達のやりたい事と、やりきれない分捨ててるところとかが分かって、
好感を持ちながらも、ちょっと中途半端な物を見せられたなと思った。

前回、不足していたのは主に二点。
一部アニメートの稚拙さと、モブシーンなどの興味のない作画への徹底的な省力化だ。
これらの欠点が第二作では補正されていた。
それどころか、稚拙だった歩きのアニメートなどは、
女性が歩く際のヒップの揺れとかをしっかり描き、
マニア(俺)が拍手を送るレベルに達している。
ぷりんぷりん、エロいやらしく歩くよ。
そして影扱いだったモブキャラもちゃんと一人一人書くようになった。
こっちは当たり前だけど、まあ、おめでとうと言ってやりたい。

前回でも発芽していた各キャラへの製作者の思いが、今回は花を咲かせていた。
主要4キャラみんな可愛さに隙がない。
作ってるスタッフの愛情がヒシヒシと伝わってくる。
話がどーのこーの以前のいい仕事である。

難を言うなら(いや言わんでもいいんだけど)、野郎キャラは見た目も似ててつまらん。

今回主要4キャラの推しキャラは変わった。
ルビーから獣娘ブレイクに(無駄に悩む娘って好き)。
全体の中では出番少ないけど、トッポい感じのペニーがやっぱ好き。

次がまた、そこそこ楽しみだ。


【銭】
テアトルの会員割引+曜日割引で1000円で鑑賞。

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RWBY Volume2@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
RWBY Volume1@死屍累々映画日記
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『GANTZ:O』をトーホーシネマズ日本橋1で観て、ぼいんぼいんだけどええのんかそれだけでふじき★★★

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▲ロボコン0点!

五つ星評価で【★★★ビジュアルやアクションはOK。ただ薄い】
原作未読。実写映画2本のみ鑑賞。

女の子のおっぱいの動きがリアルすぎて凄い。
やっぱ普通に考えて他にやる事あるやろとは思うものの
「そんなんあらへん」という潔い結論を出したようだ。悪くない結論だ。

まず、描きたい絵があって、それを繋ぐ形で言い訳のように話がある。
なので、それぞれのキャラクターが実に薄い。
関西人は汚い大阪弁を使う人非人が3人と引きこもりチックな関西女しかおらず、
残りの者は偉そうにしていたのに、いつの間にか
その死に際すらクローズ・アップもされず静かに死んでしまった。
ガヤとしての存在を全うしたつーか、何つーか。

主人公は関西女からひたすら「偽善者」呼ばわりされるが、
この関西女が主人公と似た境遇なのに、主人公と逆の行動を取るだけのキャラで、
大の大人が恥ずかしげもなく、すぐに主人公になびいてしまうのである。
この映画の中のキャラはみな、大した意見も持たず、流れに身を任せる。
主人公以外は、環境が人間の形になってるようなもんである。
人としての重みや個性が乏しい。

逆に言えばCGキャラに難易度の高い「人間としての重み」みたいな物を描く事を最初から断念して、単に怪物と人間の殺し合いを濃密に描く方を選んだのかもしれない。その本気のビジュアルには酔わされる。それなのに、各キャラの感情表出が微妙でビジュアルの足を引っ張ってたりするのは皮肉な結果かもしれない。

百鬼夜行の妖怪とガンツスーツの戦いは一つ一つ切り出すとどれも面白い。
ただ、ラスボス「ぬらりひょん」を退治した跡地から出てきた悪鬼みたいなのが、
「実ぬらりひょん」なのか、その辺の関連性が分からない。

あと、画面のトーンが暗い。明度が低いというか、
ジメっとした夜の空気を表現する為に、全体もやがかかったような処理が施され、
見ていてストレスが溜まる。もっと「銀残し(フィルム撮影・現像の手法。コントラストをクッキリとさせる)」みたいに強調すべき物を明確にすればいいのに。実に全体「のぺっ」としたゲーム画面みたいなんである。


【銭】
東宝シネマズ会員サービス週間で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
金メダル男@ぴあ映画生活
GANTZ:O@ぴあ映画生活
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GANTZ:O@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS エンドロールの曲がムチャクチャ、ハイテンションで、
 あのテンションで本編も見たかった。
PS2 黒い球体にパンツを穿かせて『PANTZ』でも、おでは構わないぜ。

PS3 ツイッターでフォロワーさんと話してるうちに気づいたのだが、
 行儀のいい東京チームにも、行儀の悪い大阪チームにも、
 覗き見して状況を伺う彼女にも、もちろん百鬼夜行にも、
 登場人物の誰一人として感情移入(没入と言った方がいいか)できるキャラが
 いなかった事が面白さを損なっているのではないか。
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ガラケー電池交換

2016年10月27日 旧ガラケーから新ガラケーへ機種変して以来(2014年.8月)、
初の電池交換。
バッテリー疲労で出先で電池切れる切れる。
切り替えた後、まだフル充電してないから、
本当に状況が改善されたのかは実はまだよく分からん。
あまりダメな理由がないから(フリーメイソンの陰謀とか)
多分、夜が明けてからはごく普通に持ち直して使えるだろう。
料金はドコモポイントで賄えたので発生せず。
しかし、あかんなるのは1年程度と聞いてたから2年2か月もよく持ったな。
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『金メダル男』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、どーにもあかんねんふじき★

金メダル

▲ネットで拾った写真。多江ちゃんが一番っす。

五つ星評価で【★面白さにグッと来たかったんだけど】
ほとんど笑いの波がやって来なかった。
主人公がそこそこ珍妙な出来事に巻き込まれるのだが、何でだか笑えないのだ。

何だろう、ボケに対してツッコミが足りないのだろうか。
形式としてはボケる事態に対して
ウッチャンによるナレーションが静かに落とす形になっているが、
これが話を「納得」させるだけで「笑い」としてほぼ機能していない。
笑わせるつもりはないのか? 
なら笑いでいっぱいに見えるようなビジュアルの宣伝は不誠実だろう。

主役を演じた内村光良、知念侑李ともずっとニュートラルで感情を大きく表すタイプではないので、感情は主に周囲の人間が色づけていく事になるが、その周囲の人間が主人公に対する「プラス」の感情をほぼ持たない。
これはキツイ。
そんな状態にも関わらず、主人公はその性格から釈明さえさせてもらえないのである。
周りが冷たいのなら、冷たさを跳ね除けるような強いキャラにする必要があったのではないか。そういう強いキャラ(ナンチャンだったりして)にしないのなら、微かな感情でも観客に伝わるようにもっと親切丁寧に主人公の心情を汲み取ってやるべきではないか。その辺がどっちつかずだったと思う。観客には主人公の「どんな賞でも一等賞」になりたいというモチベーションは「設定」である以上に伝わらないし、その獲得すべき一等賞の数も山のように用意されていなければ、獲得できなかった一等賞(挫折)の数も山のように用意されていない。チャレンジャーとしての一等賞の数が少ないので、主人公は漫然と生きて、漫然と何もなしえず、たまに一等賞関係に寄り道みたいな人にしか見えないのだ。

客演者が人脈を使ってワラワラ出ているのは楽しい。
でも、ほぼ出てるだけだ。
ウッチャンは女好きなのか(男好きではなかろう)、女優は小さな役でもなかなかいい。
一番いいのはやっぱり木村多江。
木村多江の酔っぱらいの演技は、ここだけは見に来てよかったと思った。
木村多江きっちりスーツとメガネがかわいくてかっこいーな。
ああもう木村多江と添い寝したい。

部活の後輩土屋太鳳は短くて設定も何もない役なので今回はOK。
土屋太鳳アンチの私になかなかいいと思わせるのは偉いかもしれない。

水泳部の先輩って上白石萌花ちゃんか。あの上白石萌音ちゃんの妹さんじゃないか。
って視点でもう一回水着をいやらしい視線で舐めまわすように見つめなおしたい。

アイドル役は清野菜々か。いい感じの無駄遣い感がある。

謎の美女、山崎紘奈。あーもーでっかい身体だけの水商売に馴染むっつか、
もうちょっと生活のランク落としたら風俗で働いていそう感があって、
クズとしてぐっと来た(来るなそんなんで)。

劇団の先輩、森川葵。なんか演技らしい演技をつけられない所が森川葵らしい気がする。
凄い濃い密度で役にハマるか、凄い薄い密度で役が横を通り過ぎてしまうか、
この人は二つに一つで今回は後者な感じ。

長澤まさみ、柄本時生、宮崎美子、手塚とおるは安定してていい。
柄本時生は刺身包丁持ってキレて大暴れしたらすぐに映画一本作れそうな外観がいい。
手塚とおるとか全く繋がりがないのに夜の繁華街で山崎紘奈の乳揉んでそう。

鶴瓶は安定してるってよりはグルーの東京弁以外は
いつも素の釣瓶だから、可とか不可とかはない。

ムロツヨシはこういう毒にも薬にもならないような映画(ひどいこと言うな俺)には、実に向いている。そういう毒にも薬にもならない空気に同調して一番違和感がない。

ウッチャンが映画に向ける情熱は拍手を送ってあげたいのだけど、
やっぱり監督に向いているとは思えない。
何か別のやり方で映画に絡んだ方が良いと思う。


【銭】
東宝シネマズ会員サービス週間で1100円。
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金メダル男@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 銀メダル男、銅メダル男と三人でサンメダリオンで悪を倒せ。
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マンガ『上野さんは不器用 第一巻』tsugeneko、ヤングアニマルコミックスを読書する男ふじき

ごくごく普通に面白いのだが、
好きな男の子に好かれるために
(と言うか好きな男の子に性的な目で見られたいが為に)
ギリギリな事をやって自滅してしまう上野さんが痛々しくて
どうも気軽に見てられない。

マンガは「気軽に見れる」事がある意味、武器なのだから、
どーにも、うーんと唸ってしまうような状態に陥っている。
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『雲のように風のように』をギンレイホールでそうやったなあふじき★★★

五つ星評価で【★★★主人公に共感できない】
主人公の銀河は容貌的に美しくもなければ可愛くもない。
彼女は子供であり、子供特有の大人をイライラさせる無分別を持っている。
ともかく子供なのだ。成長していないかと言えばそんな事はなく、
作品の中で、ちゃんとした意見を言えるようになってはいく。
だが別に作品はその成長を描く事が主眼になっていないので、
突然ませた事を言うように見えてしまわなくもない。
彼女の声は佐野量子。上手くはないが、目くじら立てるほど下手ではない。

銀河の相手、皇帝のコリューン。
演じるのは市川笑也。こっちは明確に上手くない。

皇帝コリューンの姉に今をときめく高畑淳子。
普通。アニメなのでご尊顔の拝謁は不可能だが、若い時があったんだなあ。

革命勢力の参謀コントンに小林昭二、上手い。上手い事がハッキリわかる。

話全体は「長く数奇な物語+青春学習塾」みたいで悪くない。

この作品はもともとテレビ用に作られたCMのない長編アニメで、
初見はテレビ放映時にライブで見てる。
その時には配役陣の上手い下手とかは特に気にならなかった。
テレビってソフトの芸術性を磨り潰し、批評眼をゆるくさせる機械だ。

だから「映画」に近い「映像ソフト」は
映画館で上映されると、テレビモニターでは感じられなかった情感を得られるだろう。
いい部分が高まると同時に悪い部分も強調される。
両刃の剣かもしれない。
とは言え、映画よりTVの方が後に出来たのだから、
その点について文句を言われる筋合いはない。


【銭】
ギンレイホール特別企画。一本立てで一般が600円のところ、会員割引で300円。
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『七人の侍』をトーホーシネマズ日本橋6で観て、そら面白いだろよふじき★★★★

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▲映画観た後だと、でっかいアップの二人は野武士っぽいなと思う。

五つ星評価で【★★★★当たり前のように面白いずら】
10年に1回くらいのスパンで見直してる。
確か、最初に見たのは公民館でだ(下手すれば16ミリかもしれん)
おもろい。
でも、やっぱ実際の戦いの前にあたる前半部分の方がおもろい。
侍探しでようような侍が選別されたり、少しずつ集まったり、
雲助らしい髭面の男が辛辣な事を言いながら、内心百姓に同情してる事が分かったり、
あと、左卜全の顔の破壊力は凄いなあ。
あんなのどう見てもどん百姓じゃん、反則もいいところ。
勧誘の最初の四人に選ばれているって事は、村でそれなりに人望があるのか?

村オサの顔のアップが強すぎていい。

ラスト13人を越えてからの戦略は実は杜撰。
死に物狂いで来る敵を分断せずに一気に取り込む事はやはり危険ではないのか?
そう言えば死んだ四人は全て種子島で死んでいる。
3丁のうち2丁まで奪っておきながら攻撃に使えなかったのは痛い。
勘兵衛に銃の素養がなかったのかもしれないし、
銃はあったが弾がなかったのかもしれない。
野武士がけっこう重装甲で来ていたから、効果は疑わしいが
弓矢や石つぶてはもっと使われてもよかった。

あと、若武者・木村功に迫るしの、
野武士に捕えられていた利吉の妻の最後など見るにつけ、
お前ら「女なんて怖くてたまらんのだから惚れたりするんじゃないぞ!」
みたいな感じの黒澤の童貞マインドが聞こえてくる気がする。

若くてピョンピョン跳ねる感じの田舎娘しのは黒澤が好きそう。
利吉の妻のあの演技は凄かったなあ(昔、見た時はそんな意識しなかったけど)。


【銭】
午前10時の映画祭価格1100円。
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七人の侍@ぴあ映画生活
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『ゼーガペインADP』を新宿ピカデリー7で観て、すんげーの観た感ずっしりふじき★★★ @pad299

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▲とりあえず、こいつが男子水泳部員なんだが、
 男子の水着を見て興奮したりはしないからな。
 というか、あの設定はどこまで大事なのかが
 総集編である今回だけ見てると、よく分からない。

五つ星評価で【★★★ゼゼゼゼゼーガペイン・アダルトぴんくぅ?】
ではないらしい。
元となったアニメ作品は未鑑賞。私、一見さん鑑賞が多いなあ。
で、自他ともに認められた一見さんには大変な作品。

ロボットアニメにハードSFと量子力学を持ち込んだ作品。
そんなん分かるか!(ってほど分からなくはなかった)
そこはやっぱり物語として分かるように構築されているからだろう。

私のツイッター友達SGA屋さんによると

「マジレスすると『マトリックス』です。ただ『マトリックス』では
 まだ肉体があったけどこちらそれすらなく、情報とホログラムでしかないという」


だそうです。

私的に把握した物語は、こう↓

物語は主人公が本当の生活を送っていたと信じる仮想世界から始まる。
この世界はサーバー内に構築された仮想現実であるが、容量的な限界があり、
一定期間を経過するとリセットされ、スタートラインに戻る事になっている。
この仮想世界の上層には現実世界が存在するが、そこでは人類はもう滅んでおり、
それぞれのサーバーをどうするかという二つの勢力が覇権を争っている。
彼等のどちらにも肉体はない。情報同士のぶつかり合いであり、
そこで雌雄を決するのは情報の量的投入。
彼等は自分の身体や死体(いずれも情報)を切り崩して戦い続ける。

やはり、分かったつもりではいるが、あまりピンとは来ない。
自分の現実と遠すぎるからだろう。

仮想世界のループは極ミクロの輪廻ループみたいだ。
そこにはループ(輪廻)に左右されない仏陀(解脱者)がいる。
彼等は仮想世界と現実世界の両方に同時に存在しながら、
世界の構造を変えようとしている。

敵を攻撃する為に彼等自身が情報であるのに、情報そのものを使用するというのには
レゴブロックを思いだした。かって「人」だったブロック(記憶)を組み直して
敵にぶつける。そこにはもう、それが「人」であった痕跡はないのだ。
何かユダヤ人を資源として使用した第三帝国を思いだす。
樽にギッシリ詰め込まれた金歯。あれを資源として抽出する事に内実は似ている。

見終わって、終わったとは思ったが、ハッピーエンドなのかどうかもよく分からなかった。私は単細胞だからハッピーエンドが好きなのだけれど。


【銭】
松竹会員制の前回有料入場割引+ネット割引で1200円で鑑賞。
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『エンド・オブ・ホワイトハウス』『エンド・オブ・キングダム』を新文芸坐で観て、不謹慎におもろいなふじき★★★,★★★

二本立てタイトル「大統領、あなたを何度でも守ります!」

◆『エンド・オブ・ホワイトハウス』
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▲ホワイトハウスで遠藤太津朗が殺される映画ではなかった。

五つ星評価で【★★★★おもろいやん】
初見。2013年に見逃した作品。こういうアクション映画を新旧二本立てで上映してくれるような名画座も新橋、浅草、三軒茶屋と閉鎖が相次いで、今でも気を張ってるのはこの新文芸坐くらいじゃないだろろうか。元々、アクション映画は専門館にしかかかりづらいジャンルなのかもしれないが。

特殊部隊に在籍した経験のある(定番(笑))SSにジェラルド・バトラー。
彼が守る大統領にアーロン・エッカート。アーロン・エッカートが大統領かあ。目つきが悪くってどちらかと言うと詐欺師っぽい顔立ちだったのが、『ハドソン川の奇跡』といい、最近立派な役が多くなった。いい年の取り方をしているのかもしれない。
彼等と戦うのは謎の朝鮮人。米軍の対韓国支援を打ち切る事で北朝鮮韓国間の戦争を再開させ、韓国を武装占拠する、ついでにアメリカは気に食わないから全滅させる、という計画的だか、誇大妄想だか分からない策を立てる。ホワイトハウスの占拠計画は堂々としたものだったが、戦いが起これば韓国は北朝鮮に必ず負ける、と言うのは韓国がなめられすぎてる気がする。もっとも、この映画の韓国はテロリストに警護役を許してたり、「やられ国家」としてしか機能していない。
で、このテロリストの統率力が凄い。命をも惜しまないというのもあるのかもだけど、ワシントン.D.Cホワイトハウスに現地集合で車で駆けつけて、プロのSS集団を壊滅させてしまうのである。そんなに入国しとったんかい。ジェラルド・バトラーも彼等の有能ぶりは認めていた。

まあ、でも単純におもろい。
ケルベロスなんちゃらについてはよいアイデアだなと思った。
ハイドラなんちゃらも、よう分からんが強くてよかった。
ヘリに人質運ぶところは頭悪いな。全員、足撃てよとか思った。


◆『エンド・オブ・キングダム』
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▲大英帝国で遠藤太津朗が殺される映画ではなかった。

五つ星評価で【★★★こっちもおもろいやん(前作には及ばんけど)】
大統領警護の為、イギリスくんだりまでやって来たら、またまた超強いテロリストと戦う羽目になるジェラルド・バトラー。今度の相手は謎のインド人である。えーと、正確な国は分からんけどインド人っぽい。「♪隣のインド人、なにしてるぅのぉおおおおお ズガガガガ!」みたいな感じ。このテロリスト達の息のあったフラッシュ・モブ大作戦みたいな戦い方が面白かった。前回の韓国人、今回のインド人ともども悪い人たちは勇猛果敢。お金の関係かもしれないけど、命を賭けてあれくらい主人公に楯突いてくれるのは人間として尊敬に値する。というか、今回はアメリカを含め西洋諸国さんがドローンで民間人ともども虐殺したのが、事の始まりだからどっちが悪いとも言いきれない。勝った者が偉い。勝てば官軍的な一本。
キャスティング的な問題か、敵の殺された親族との対比を避けるためか、大統領の息子は画面に出てこない。前回の事件以来、精神疾患に落ちて入院して、大統領にあてがわれているのはスマホでしか連絡を取れないバーチャル大統領の息子だったりして(んなこたあない)。この大統領も病みが増えてきてる感じで、前作ではしょうがなしに自衛の為に敵と戦っていた調だったのが、今回は明確な意思を持って自分から応戦している。きっと次回作が出来たら、大統領の方がジェラルド・バトラーより強いかもしれない。いや、ラスボスが実は大統領という方が燃えるか。

見終わって三日目でもう、何も細かい事を覚えていない抜けっぷりだが、見ている最中はともかく面白かった。見終わってすぐ、あれ、でもモラル的には西洋諸国の方がよろしくないよな、と。

いや、ちょっと待て。その前に韓国の首相が来てなかったけど、それは韓国の首相が来ると又、テロリストを連れてきてしまうからか。韓国の前首相の葬式では間に合わなかったのか? いや、時間をかけて準備してたみたいだから韓国の葬式では間に合わないか。時間をかけている間に前作の事件でアメリカが全滅してしまったら「インド人もビックリ」だよなあ。

韓国人、インド人、次に敵になるのはどこの民族だ!?


【銭】
新文芸坐会員入場料金、250円安い1050円で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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