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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『キング・アーサー』を109シネマズ木場8で観て、絵と音がずば抜けてるオマヌケファンタジー★★


▲帝銀事件の真相みたいな絵

五つ星評価で【★★極めてプロモーションビデオっぽく、そんな意味でガイ・リッチーっぽい】

絵と音に凄く魅せられる。
グチャグチャで何が描かれているか分からんキライもあるけど、予告通り絵が凄くかっこよく、ケルト風なのに重くてズシンな感じの劇伴もかっこいい。でも、その絵と音に話が付いていってない。イギリス王国の始祖の話とは言え、魔法や怪獣が跳梁跋扈するファンタジーな設定なので、リアリティーみたいな物は捨て去ってくれても構わないのだが、物語のコアになる「聖剣のパワー」に関してだけは御座なりにしてはいけない。のに、その辺、てきとーだ。
王家の正統な後継者が振るうと莫大なパワーを出す。
剣が人を選ぶのである。
えーい、剣の癖に生意気な。
と言うか、その剣が何故、そんな力を秘めているかが「みんな知ってるでしょ」とばかりに何の説明もない。何だよ、呪いか?魔力か?王様(アーサーの父)正々堂々みたいな顔して、そこを魔力に頼って補うのはどういう物か。正義が遂行されさえすれば手段は選ばないのか? そもそも聖剣が正義の象徴のように描写されているが、正当後継者が正義であり神に祝福されているというのは王族側の都合だろう。

弟が兄に下剋上して、その息子に討たれるって『キング・オブ・エジプト』がそんな設定だったな。まあ、そもそも物語としてはこっちの方が古いんだろうけど。このジュード・ロウが特別にゲスい悪役に見えない。だから、そうまでして退治されなくてもみたいに同情しないでもない。ジュード・ロウの「どろろ」ラインみたいな心情に深入りせず、野蛮な王子アーサーのトラウマ回復ドラマがそんなに面白くないので、物語はもちっと整理して伐採してほしかった。

『うしおととら』の獣の槍みたいに「剣よ来い」と言うと飛んできてくれるようにならないかんやろ。

PS 日本だったら「草薙の剣」をこんな感じでかっこよく映画にしてほしい。
PS2 聖剣の力で40メートルの巨人になって剣劇みたいなのが見たかった。

【銭】
109シネマ会員感謝の日(毎月19日)、会員割引で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
キング・アーサー@ぴあ映画生活
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テーマ:洋画 - ジャンル:映画