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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

旧ライブドア時代のコメント、TBについて

掲題の内容について、一つ一つ手作業ならFC2プログに移せるようです。
なんで、ちょっとずつ対応していきます。
(1) コメント、もしくはTBがある記事を選択。
ライブドア側で引越用カテゴリに移行。
(2) ライブドアからカテゴリ単位でバックアップ(エクスポート)
(3) FC2にバックアップを付け込み(インポート)
(4) 記事が多重するのでコメ・TBがない記事を削除。
(5) カテゴリ整備

(3)の作業の際に新着TB一覧にバックアップ分が乗っかってしまうみたいですが、実害はないと思うので「やってるな」と思ってくだされば幸いです。
画像ファイル付きの文書は更になんかやる事があるんだろうけど、それはそれにぶつかった時に考えますわあ。

『結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章 第三章』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、もう泣けて★★★★


▲なかよし。

五つ星評価で【★★★★こういうのに全然弱い】
TVアニメ「結城友奈は勇者である」未鑑賞。一見さん(前の劇場作は見てる)。

もう、こうなるのは分かっていたのだけど、やっぱ泣く。
オリジナルのTVアニメを見てないのだけど、
そこにそういう繋がり方をするのね、という事に関してはちょっと感心した。
それはオリジナルのTVシリーズを見ている人全員が知っている事なのかもしれないけど。


【銭】
特別興行1500円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
《『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』先行上映/第3章》@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
《『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』先行上映/第3章》@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
《『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』先行上映/第1章》@死屍累々映画日記
《『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』先行上映/第2章》@死屍累々映画日記

『ホワイト・バレット』『ヘッド・ショット』をキネカ大森3で観て、みんなケンカしすぎなんちゃうん?

キネカ大森の名画座企画「頭に銃弾!手には汗!強烈アジアン・アクション」

◆『ホワイト・バレット』

▲最右の人間を削った奴らがワンダー3だ!

五つ星評価で【★★★ジョニー・トーのスタイリッシュ・アクション。ラストの見せ方がそんなに好きじゃない】
原題が『三人行』、英題が『THREE』、邦題が『ホワイト・バレット』って、全然偽物の題名である。どこから「バレット(銃弾)」持ってきたんだ。まあ、最後に銃弾戦その物があるから、全く嘘ではないけど。とは言うものの邦題『三』ではちょっとなあ(せめて「ワンダー」とか付けんと)。
「三」は、治療を受ける凶悪犯、治療する医師、秘密を抱える刑事、の三人を指し、いやらしく絡んでいく関係は見ていてストレスがたまる。みんなギスギスして嫌な奴だし、近くにいる患者がストレス貯めるために配置されてるみたいでウンザリ。そしてラスト、これがやりたかったという感じに銃撃戦が展開されるのだけど、制約もなく、ドカンドカン撃ち込む様な銃撃戦に何となく燃えたり出来ず、ここを楽しまなくてどこを楽しむんだと言うのは分かりつつ、醒めてしまった。まあ、多分、誰が傷付いてもイーブンであって、感情移入できないからどうでも良かったんだと思う。


◆『ヘッド・ショット』

▲綺麗どころ。

五つ星評価で【★★★物凄いアクションには拍手を送りたいがカメラの近さと動きが嫌い】
笑っちゃうくらい単純なストーリーに乗る超絶アクション。
アクションがともかく凄くて、ずっと延々と続くし、主人公が不死身なので、いい加減見ていて最後には疲れてしまう。物凄く計算されたアクションが計算された撮影方法により色んなアングルから収められているのだが、いかんせん被写体とカメラの位置が近く、カメラがあまり意味もなく動くので見せる筈のアクションが見やすくないのが残念だ。しかも、その状態が長く続くのでけっこう疲れる。よいアクションは長丁場でもそんなに疲れない。例えば、ドニー・イェンなんかがそう。あれはドニー・イェンのアクション自体も凄いが、カメラアングルが被写体と適度な距離を保っており、本当に必要なところ以外カメラを動かさないで撮っているのだ。

インドネシア女優3人はみんなステキだった(一人子供だけど)。
チラシ見たら女優一人日本人だったわ。そうかアクション姉ちゃん日本人の女子プロなんか。

PS 女子限定で『バスト・ショット』でもよかよ。


【銭】
2017年4月始まりで購入したキネカード(名画座回数券)。キャンペーン期間中につき半年間で3回入場券付で2000円。うち2回目を使用。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ホワイト・バレット@ぴあ映画生活
ヘッド・ショット@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(今回TBだけ)。
ホワイト・バレット@銀幕大帝

『初恋・地獄篇』『ブワナ・トシの歌』をシネマヴェーラ渋谷で観て、シュンとナナミと清ったらもう!

特集上映「羽仁進レトロスペクティブ 映画を越境する」から1プログラム。

◆『初恋・地獄篇』
五つ星評価で【★★★恐怖としての初恋】
羽仁進と寺山修司がタッグを組んで
「初恋がレモン味だなんて言わせない」と号泣してるみたいな映画。
昔、ANで
『あらかじめ失われた恋人よ』『書を捨てよ町に出よう』『田園に死す』
あたりと一緒に見て今回が2回目。他が濃ゆい組み合わせだったので
内容は「青くせえなあ」というイメージ以外一切残っていなかった。

最初にまず連れ込み旅館で主人公とヒロインがいたそうとするものの失敗。
もうこの時点で定番的に痛い路線まっしぐらである。
主役の高橋章夫シュンはアングルによってはニノに似てるが、
アングルによっては柄本明の長男坊に似てるから、滅多な事を口にしてはダメだ。
お相手の石井くに子ナナミは化粧が濃いが現代的な顔立ちのカワイコちゃんだ。

で、どうもシュンがイジイジしたイヤな奴で、
不幸な出自はあるものの、ロリコン発症してたり、
ナナミの複数の男に対して焼餅全開だったり、
バカだったりで見ていけっこうキツイ。不愉快なんである。

劇中に高校の文化祭でかかる自主上映の8ミリ映画だけが
パートカラー。羽仁進バリバリ、パートカラーが好きなんである。


◆『ブワナ・トシの歌』
五つ星評価で【★★★渥美清それでいいのか】
日本人渥美清がたった一人アフリカで、現地人を使って家を建てる話。
渥美清が良くも悪くも日本人丸出しで哀しく面白い。
でも、日本人から抜け出せない渥美清のミスでプロジェクトは頓挫。
渥美清は国際人として巻き直しを謀る。

いつも通りの渥美清に親しみを持ちながら、その渥美清の頓挫に「日本人」が否定された気がしてならない。
1965年のカラー映画だが退色がひどくセピア色に染めたみたいな色になっていた。
ちょっと『世界ウルルン滞在記』っぽい。けど、あんな泣かない。
それにしてもほぼ渥美清一人だけ連れてってアフリカでよう撮った。


【銭】
会員割引-400円で、1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
初恋・地獄篇@ぴあ映画生活
ブワナ・トシの歌@ぴあ映画生活

『映画の教室2017(第三回)』をフィルムセンター小ホールで観て、やっぱ勉強はキツイ★★★

五つ星評価で【★★★長編になると短編とは勝手が違う】
フィルムセンターの企画上映。
全五回で今回のお題は「素材から観る日本アニメーション」
三回目は「セルアニメーション:東映動画」。
日本初の長編カラーアニメ『白蛇伝』を上映。
1958年の作品でスクリーンでは二回目。TVで何回か見てる気がする。

シュウセンとバイニャンの恋愛ドラマなのだが、
当の二人が単に「デスティニー」乗りで相手を運命の人と思い込んで
恋愛に猪突猛進する前提なのでキャラクターとしての味は激薄。
シュウセンはイケメンと言うより美形すぎて男装の麗人みたい。
バイニャンの顔立ちは美人だけどツンとしてて愛嬌がない。
恋愛経験の疎いアニメーターでは
思いを込められなかったんじゃないだろうか?
動物と子供は愛嬌たっぷりに描かれてる。

二人の仲は分からず者の僧侶に邪魔をされる。
この時の戦い方がイカシテル。念のぶつけ合いだが
直接相手にぶつけるのではなく、相手近辺に炸裂させ、
相手の活動範囲を狭めていく感じ。
他にこういうの見た事ないから、ちょっと新鮮。

恋愛の機微を描いてないのでアクション寄りなのだが、
頑張ってる視覚効果と印象的な劇伴でなかなか良い。

物語のラストが
「このあとムチャクチャSEXした」みたいなのも
まあ、俺っちモラリストだから「とうよ!」と思った。


【銭】
フィルムセンター一般入場料金520円。今回もほぼ満席。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
白蛇伝@ぴあ映画生活

羽仁進で『双生児学級』『法隆寺』『絵を描く子供たち』『教室の子供たち』『アフリカ物語』

特集上映「羽仁進レトロスペクティブ 映画を越境する」から3プログラム。

◆『双生児学級』『絵を描く子供たち』『教室の子供たち』『法隆寺』
五つ星評価で【★★★羽仁進がドキュメンタリーで撮る昭和の子供の魅力と法隆寺】
前から順に1956年、1956年、1955年、1958年、40分、38分、29分、23分、
白黒のドキュメンタリー、と言うよりは文化映画の範疇かな。
双生児ばかりを集めた学級で遺伝と環境の優位を探る『双生児学級』。一卵性双生児でもずっと見ていると見分けがつくカットもあったりするのが面白い。
『絵を描く子供たち』『教室の子供たち』はごくごく普通の子供たちを対象にカメラを学校に持ち込んで撮影。『双生児学級』もそうだが、羽仁進の撮る昭和の子供は純朴で大人が考える「純粋な子供」のままであり、愛くるしい。この子供たちをガキに変えたのはTVだろうな。TV恐るべし。『絵を描く子供たち』は子供達が描く絵のみがパートカラー。黒澤明の『天国と地獄』が1963年。効果としては羽仁進の方が7年早い。
『法隆寺』は、うーん、絵葉書みたいな映画。


◆『アフリカ物語』
五つ星評価で【★★物語の希薄さが凄い】
そう、ビックリするほど物語が薄い。
これ、今の製作委員会方式だったら確実に資金が集まらない映画。
製作のサンリオさん偉い(いや、偉くないか)。
んでまあ、実にのんびりした映画。
主演女優のキャティちゃんの伸び伸びした肢体がアフリカ向き。
ヨーロッパ系の美少女というイメージを持っていたが、
アップになる顔は割と日本人っぽい。ハーフかしら?
ストーリーとは全く別に挿入されるアフリカの動物たちの息吹は
独特で凄く良い。でも、どうせならスタンダードサイズではなく、
シネスコで撮ってほしかった。ちょっとカクっと来た。

とってもデトックスな映画。


【銭】
ドキュメンタリー中編が2本セットで各1100円の特別料金。組み合わせは『双生児学級』『法隆寺』と『絵を描く子供たち』『教室の子供たち』
『アフリカ物語』は夜間割引+会員割引で900円(ちなみに夜間割引のみだと1300円)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
双生児学級-ある姉妹を中心に-@ぴあ映画生活
絵を描く子どもたち@ぴあ映画生活
教室の子供たち@ぴあ映画生活
アフリカ物語@ぴあ映画生活

『兄に愛されすぎて困ってます』『夜明け告げるルーのうた』『夜は短し歩けよ乙女』『夜空はいつでも最高密度の青色だった』『オペレーション・メコン』

感想UPを5本終わらそうという目的のレビュー(何じゃそりゃ)

◆『兄に愛されすぎて困ってます』新宿ピカデリー2

▲左は鬼ぃ。中はビッチ。右は童顔S。ろくでもないトリオだな。

五つ星評価で【★製作委員会映画の頂点を極めんとする粗製乱造映画の一本】
予告があまりにもつまらなそうだったので(もともと土屋太鳳好きじゃないし)、堂々スルー宣言してたのに、ちょっと時間繰りが良いというただそれだけが追い風になって「つい見てしまった」どうでもいい映画。嘔吐とかする事もなく、思ったよりは普通に見れたけど、大の大人がブランデー片手に猫を愛でながら見るような映画ではなかった。ちっ、俺が女子高生だったらな(そういうもんでもないか)。
基本的に土屋太鳳は好きじゃないので、だったら見なけりゃいいじゃんと言われそうだが、ジブリだって、ハリーポッターだって、別に好きでもないのに見ていた俺だ。仮想敵に関しては面白くないとしても監視を怠ったりしないのである。おいおい、何の為に映画を見てるんだよ、俺。という訳で、顔立ちと演技が嫌いな土屋太鳳はまあ、特にいつも通りです。飛びぬけた事をやって、この映画で好きになるような事も特になかった。人生最大のモテ期に告白されまくりで、都度都度キュンキュンしてるが、直接接触みたいなのに弱く、良く言えば「恋愛体質」だが、悪く言えば「単に盛ってる女」じゃないか。どっちかと言うと謎のスカーフ巻き巻き同級生の大野いとの方が好き(まあ常識的にはそうだろう)。
彼氏候補軍団の中で一番有名なのは千葉雄大くん。初恋の相手だけどドS。千葉雄大くんはこういう作品で生活していた時期が長かったんだろうけど、もうそろそろ出来る限りこういう子供向けの恋愛映画のオファーは断った方がいいんじゃないだろうか。童顔なので、見ていて違和感はないが、ある程度の知名度を築いた後でもホストクラブの出勤をやめられない男みたいに見える。
血の繋がっていない兄役にGENERATIONSの片寄涼太。ホモじゃないから性的興奮は憶えないけど、かっけーんじゃね。

PS ツイッターで見る直前
 「俺は兄に愛されすぎて困っていますを見るぞJOJOーっ!」
 と呟いた。
PS2 『家族はつらいよ2』見に行った時、この映画の予告編が流れてきて、
 いくら何でも顧客層違いすぎだろと思った。
PS3 ノンスタ井上の役が美味しい。


◆『夜明け告げるルーのうた』池袋HUMAX4

▲トリオ・ザ・ルー大柴。

五つ星評価で【★★★悪くない】
まっこと悪くないのだが、俺の心にズケズケ踏み込んでくるほどには「ズーン」とは来なかった。
ルーは可愛い。宮崎駿の退屈な『崖の上のポニョ』よりはよっぽど好き。
ルーの父ちゃん設定はその宮崎駿の『パンダコパンダ』的ではあるが。
同級生の女の子の凄く地元から浮いてる感じ好き。
でも、あんな垢抜けた子いないだろ(ハブられそう)。
何でそんなにズーンと来ないのか自分でもよく分からないのだが、いろんな話が詰め込まれすぎててプロットが単純じゃないからかもしれん。あと、割と主人公の男の子に惹かれない。主人公の父ちゃんはあまりに大人に見えず、兄ちゃんかと思っていた。
終わる前に高い値段でも見ておくかと思って清水の舞台から飛び降りたら、賞取って凱旋公開が決まって全然清水の舞台から飛び降りる必要がなかった。


◆『夜は短し歩けよ乙女』トーホーシネマズ新宿9

▲テンガっぽい。

五つ星評価で【★★★実験精神が強いのは好み。星野源・男の童貞精神心象風景が恐怖っぽすぎる(のがいい)】
『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督の直前作。
先輩のダメダメなところにシンパシーを抱きながら、その先輩の心象風景の痛さに我が事のように恐怖を覚える。これも今一つ、その恐怖心象以外乗れなかったのは、おそらくヒロインの「黒髪の乙女」のキャラクターが好みではなかったからだろう。多分、彼女だけ実写の可愛子ちゃんだったらムチャクチャ好きな映画だったりしたかもしれない。元の小説の挿絵を描いた人には悪いが、個人的にはあの絵では抜けない(何が抜けないかは秘密)。


◆『夜空はいつでも最高密度の青色だった』ユーロスペース1

▲褒めちゃったな、池松。

五つ星評価で【★★★事件性がない映画はあまり好かない】
原作が「詩」と言うのは面白い取り組みだが、元が異形の短歌であるような寺山修司の『書を捨てよ町に出よう』の方が強く「詩」
っぽさを感じる。逆に消化不能な物としてはみ出ていないのだから、こちらの方が詩を上手く映画に取り込んでいるという意味では成功しているのかもしれない。でも「詩」の持つ「言葉による刺さる力」でもっと縦横無尽に刺さりまくられたかった気がする。その辺は弱い。
淡々と続く映画であるにもかかわらず、殊更つまらない訳でも退屈を誘う訳でもないのは、構築したキャラクターに血が通っているからだろう。
でも、石井裕也監督って熱くなりそうな題材をオフビートの笑えない系コメディーで処理しちゃう感じの人で、凄くつまんないとは思わないけど、殴られるような感じで「やられた」みたいなのは今回同様、今までもずっとない気がする。うんまあ、あんまり覚えてないや。
池松壮亮はこういう社会にくすぶってる人やらせると抜群。どの映画でもそんなに変わった事をやってる訳ではないけど、抜群のリアリティがその同じ演技を支える。いそうなんである、その辺に。染谷将太も同じような役をあちこちで演じているが、あれは熱くいつも毒づいているのが、とっても固有の人に見えてしまう。そして、その固有の強いイメージの人はそんなにそこいらにいそうにないから、あまり頻繁には見たくないのだ。池松壮亮が多弁でめんどうくさい奴という役で、同じ職場の松田龍平が普通の人役。通常のキャスティングだったら逆じゃないかと思うが、そこそこ世慣れしてる松田龍平もリアルにいそうな空気を醸し出しててよかった。
男の池松壮亮に対比される女の石橋静河。動いてると普通だけど写真写りが悪い。凄く失礼で根拠を明らかに出来ないのだけど「淀んだナマズ」っぽい顔をしている。


◆『オペレーション・メコン』新宿シネマート2

▲しまった。別れ話中のホモみたいだ。

五つ星評価で【★★★腐ってもダンテ・ラム】
「オペレーション・メコン」略して「オメコ」
言ったは言いが、全く拡散しなかったのも今となってはいい思い出です。
麻薬組織の摘発を狙う特殊部隊と麻薬組織の戦争映画。
ダンテ・ラムだから、またゾロゾロと登場人物いっぱい出てきます。
いつも通りです。
相変わらずサラっと凄いアクションや凄いアングルをかまされます。
でもまあ、そんなにビンビン来ないのは、
主役の二人にそんなに惹かれないからじゃないかな。
敵の麻薬組織が戦力として使うのはヤク中にされた子供で、
子供は警備施設とかそんなに警戒されずにすっと入り込めるのが
感覚的に分かるから、とっても怖い。

やってる事は凄いけど、「オメコ」ちょっと長いよ。


【銭】
『兄に愛されすぎて困ってます』:新宿ピカデリーの前回有料入場割引を使って1300円。
『夜明け告げるルーのうた』:一般正規入場料金1800円。
『夜は短し歩けよ乙女』:トーホーシネマズデーで1100円。
『夜空はいつでも最高密度の青色だった』:ユーロスペース会員割引1200円。
『オペレーション・メコン』新聞屋系招待券GET。ロハ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
兄に愛されすぎて困ってます@ぴあ映画生活
夜明け告げるルーのうた@ぴあ映画生活
夜は短し歩けよ乙女@ぴあ映画生活
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ@ぴあ映画生活
オペレーション・メコン@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
兄に愛されすぎて困ってます@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
夜は短し歩けよ乙女@映画的・絵画的・音楽的
夜空はいつでも最高密度の青色だ@映画的・絵画的・音楽的
オペレーション・メコン@ここなつ映画レビュー

『ざ・鬼太鼓座』をユーロスペース1,2、早稲田松竹で観てゲロご機嫌★★★

五つ星評価で【★★★ムチャクチャな映画。でも面白い】
区分的には「ドキュメンタリー」だけど、何故か脚本がある(笑)。
MTV以前のプロモーション音源映像集と思って見てもらうのがいいだろう。
褌一丁の太鼓叩きの集団で、冬場雪の中上半身裸でランニングしたり、
身体の鍛え方が半端じゃない。半端じゃないけど、
かっこよくマッチョという形には仕上がらず、
どことなく影のある不気味なマッチョ集団に仕上がってしまっている。
外部から見たらカルト集団にしか見えない。
神様ったらイケズ。

だがもう、太鼓とか三味線を奏でさせたらもう目が離せない。
音楽のドキュメンタリーにこの手法はないだろうという掟破りが
成功したり、失敗したりで、退屈を誘う部分もある。
ただ、ラストに配置されてる「祭囃子」と「津軽三味線」は必見。
特に「祭囃子」は演奏者個々が、部品として音に埋没し、
人が音楽の為にここまで「個」を捨てきれるかという実験みたいだ。
その捨て身の演奏は物悲しく、可笑しく、そして心を打つ。

「祭囃子」と「津軽三味線」のどちらも演奏時間は10分を
越えてると思うが、1981年に撮られたこの映画は当然
フィルムで撮影されている。フィルムはロールの長さに
制約があり、最長でも一度に10分くらいの映像しか撮れないのだ。
にも関わらず、カメラが一台しか用意されてなさげなのに、
演奏によどみがない。切っている場所が分からない。
どうやって繋いだんですか。よっぽど高度な編集でしょう、
と海外で質問されたらしい。
どちらもスピードが全く変わらない演奏を何回か
全く同じに演奏した、という事らしい。

見れば分かるが、それは全く不可能なチャレンジだ。
台風の中で全く同じお天気レポートをやれと言うのに近い。
それを成し遂げてしまうのだから気が狂ってる。
あー、おもろい。


【銭】
1回目:ユーロスペース会員割引で1100円。
2回目:ユーロスペース会員割引で1100円。
3回目:早稲田松竹夜間割引で800円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ざ・鬼太鼓座@ぴあ映画生活
▼関連記事。
・ざ・鬼太鼓座(1~3回目)@死屍累々映画日記・第二章
ざ・鬼太鼓座(4回目)@死屍累々映画日記・第二章

『けんかえれじい』を神保町シアターで観て、英樹明るいなあ★★★

特集「映画監督鈴木清純の世界」から1プログラム。

五つ星評価で【★★★昔見た時は最高だったんだけど今回はナポレオン睡眠に負けて乗れなかった】
1966年白黒、二回目。20年越しぐらい。前に見た時は確か名画座時代のシネマセレサ(かロサ)。

高橋英樹が若くってぼーっとしてて、ケンカずっとやってるのに明るくてハンナリしてていいんですわあ。何で「すっぽん」なんだか、喧嘩兄貴分の「すっぽん」川津祐介も活きがよくってイカス。ヒロイン浅野順子は今でも通用する感じのカワイコちゃん。彼女が高橋英樹の南部麒六を「キロクちゃん」と親しみを込めて目下のように呼ぶのも青春大盛りみたいでたまらん。鈴木清純鈴木清順の中で一番マトモな路線で面白いと評判の一本。うんうん、俺、普通だから普通じゃない(通常ラインの)清純清順はあまり好かないのよ。だから、これは好きだわあ。

【銭】
神保町シアター当日一般料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
けんかえれじい@ぴあ映画生活

『映画の教室2017(第二回)』をフィルムセンター小ホールで観て、わっ勉強を越えた★★★

五つ星評価で【★★★制作時期が現代に近づいたせいか見やすくなった】
フィルムセンターの企画上映。
全五回で今回のお題は「素材から観る日本アニメーション」
二回目は「人形アニメーション」。
三人の作家の短編作品を一本ずつ上映。

日本には昔、こんな技術が普通にあったのね。
そして後継者もなくすたれたのね、という事が分かる回だった。

持永忠仁の『ペンギンぼうや ルルとキキ』①。
川本喜八郎の『道成寺』②。
岡本忠成の『おこんじょうるり』③。

①リアルなペンギンの人形アニメ。1958年の白黒作品。まあ、ペンギンだからカラーでなくてちょうどいいか(いやいやそんなんやないやろ)。なんかとっても普通の人形アニメ。初見。
親ペンギンが子ベンギンに
「お前はずいぶん寒がりそうだからルルという名前にしよう」
と謎の名付けネタで場内に笑いがわく。
「寒がり」→「ルル」の関連性が分からんもんなあ。
一応ウィキで調べたら風邪薬の「ルル」は1951年発売だから、そっちからの連想という可能性はある。でも、連想するにはちょっと遠いよなあ。
②以前に見た事があるが、やっぱ凄い。
人形から浮かび上がってくる感情の数々。
「方便」という言葉が画面に大きく出て、
若い僧侶は旅先の女子を追い払うために嘘を付く。
いや、嘘を付いているという事を表現する為に「方便」という文字が
スクリーンにどーんと置かれたのだ。
そんなん日本人(しかも「嘘も方便」という諺知ってる人)オンリーやん。
狭っ!
③これは初めて。確か岡本忠成の遺作。
老齢のまじない師のお婆ちゃんと迷い込んできた化け狐の友情談。
川本喜八郎とは正逆に感情のだだ漏れが面白い。
川本喜八郎は一枚の絵を作って、その絵に感情を喋らせる。
岡本忠成はスコップで掘るようにザックリ感情を画面に乗せてくる。
川本喜八郎はシャープ、岡本忠成は猥雑。
もともと同じ持永忠仁に師事したと思えない出来上がりの違いだ。


【銭】
フィルムセンター一般入場料金520円。今回も満席だった。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
《映画の教室 2017/人形アニメーション》@ぴあ映画生活
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